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『マンガで分かる心療内科』2巻(少年画報社)

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『マンガで分かる心療内科』2巻(少年画報社)

・色彩の効果〜病院の白衣には意味がある
白:「純粋さ」「清清しさ」をイメージさせる。
黒を好むヒト:感受性が鋭く、他人から指示されるのを嫌う傾向があると言われる。
赤を好むヒト:行動力はあるが、感情の動きが激しく、情緒不安定になりやすい。
青を好むヒト:物静かで安定した気持ちを持つ。上下関係などを重んじる。
ピンクを好むヒト:穏やかで安定した気持ちを持つ。依存心が強い面がある。
紫を好むヒト:高貴なものへの憧れが強い。うぬぼれが強い。

寒色系:時間を短く感じさせる。
暖色系:本当の時間より長く感じる。バーや飲み屋に赤の配色が多いのは、回転率を上げる戦略
(マンガには逆に書いてなかった???

“そうなりたい色”を身に着ける、身近に置くとよい(これやってる。今は森の緑

[Y医師のよく分かる解説]
ピンクな情報は、男性の攻撃心をやわらげる効果がある。


・適応障害
明確なストレスが原因で、生活に適応できなくなること。一番の治療は「休息」
ストレスから離れれば、通常6ヶ月以内に改善するとされる。
退職、転職、引越し、結婚、離婚など大きな決断はせず、「休職」などで1ステップおく。
医師にも「開業ブルー」という言葉があるんだ/驚


・バウムテスト
木の絵を描くことで心理状態を把握する(短大の時にやった
診断例:木の大きさ=自我の大きさ、ほかにも幹=エネルギー、樹冠、枝などで判断する。


・パニック障害
パニック発作(動悸、汗が出る、震え、息苦しさ、胸部の不快感など)を繰り返して起こす状態。

「予期不安」
またパニック発作が出たらどうしようと心配になることが1ヶ月続くこと。

「広場恐怖」
予期不安が続くと起こる。「agoraphobia」のアゴラ=古代ギリシャ語で“人々が集会をする場所”のこと。
他にもヒトがいて、逃げ出せない場所。例:エレベーター、電車、会議、ライヴハウス・・・
場所の広さ、人数は関係ない。広場恐怖になると、治療に時間がかかる。

治療法:抗不安薬、抗うつ剤、カウンセリング


・露出症
約6ヶ月間にわたり、警戒していない見知らぬヒトに、自分の性器を露出することに関する空想、性的衝動、行動が反復し、
それによって著しい苦痛、対人関係上の困難が生じていること。
大半が男性で、性格的には、大人しく、女性と付き合うことに臆病な一方で、男らしさを示したい欲求がある。

対処法:過剰に反応せず無視する(この『臨床精神医学ハンドブック』大丈夫だろうか・・・?

「自己開示の法則」
ヒトは互いのココロの底を見せ合ったほうが、より親しくなりやすい。


・オイディプス・コンプレックス×エレクトラ・コンプレックス
フロイトが提唱。ヒトは同性の親をライバル視する
オイディプス・コンプレックス:男児は母を愛し、父を憎む心理のこと。
エレクトラ・コンプレックス:女児は母を憎み、父を愛する心理のこと。

家族関係がいいヒトほどストレスを受けにくいと言われる。
もし家族仲が悪い場合は、「いつもありがとう」など、認めたり、褒めたりすると、気持ちが少しずつ変わる。


・SAD(季節性感情障害、季節性うつ)
季節に感情が障害を受けること。

「夏季うつ」:5〜9月。食欲低下、不眠。
「冬季うつ」:10〜3月。食欲増強、過眠。
など寒くなりはじめの時期に抑うつ的になる人も増える。
年末年始、お盆等、休暇が続く時は患者さんが減る傾向がある(私が通うクリニックは逆だ

明確な原因は不明だが、メラトニンなどが日光に影響を受けるとされる。
朝、起きられないヒトほど孤独を感じやすく、抑うつ的になりやすい傾向がある。

治療法例:「照射療法」で一定時間、光を照射する。朝はカーテンを開けて日光を浴びることで、体内バランスも整う。


追。
水着の「ビキニ」って原爆実験されたビキニ島からきてるのか!?→ウィキでは否定されてるじゃん


・窃視症
約6ヶ月間にわたり、警戒していない人の裸、衣服を脱ぐ行為、性行為を見る行動が反復し、
そのことによって、著しい苦痛、対人関係上の困難が生じていること。
(下着を盗む、一度のぞきをしただけでは窃視症じゃない!

窃視症患者は、自分が見ている相手から見られることは好まない。
恋人や妻がいてものぞきで逮捕される男性もいる。
ストレス、欲求不満が原因の場合、服薬治療。認知の歪みを修正する。



40年前に比べて患者が激減→アダルトサイト、ポルノビデオ等で欲求が満たされているからではないかと言われる
窃視症は「本人が治したがらない」のが問題。治療に来る理由は「逮捕」され、
ニュースになって、仕事を解雇され、社会生活ができなくなって決意する。


・睡眠障害

「レム睡眠」※レムとは、「急速眼球運動」のこと。
脳が起きて、体が眠っている状態。夢を見ている時。金縛りも(「あさイチ」でやってたな

「ノンレム睡眠」
体は起きていて、脳が眠っている状態。深いと眠りの質も高い。
高齢になると浅くなり、4段階あるうち、2〜3で止まってしまうため、不眠が増える。


・不眠の2つのタイプ
「入眠困難」ベッドに入っても寝付けない。ストレスが原因。
「早朝覚醒(中途覚醒)」明け方に目覚めてしまう。
他にも、昼夜逆転、眠りが浅いなどがある。

慢性的な睡眠不足になると、、、
・集中力の低下
・判断力の低下
・血圧の上昇
・免疫機能の低下
・食欲抑制ホルモン「レプチン」の分泌が抑えられ、過食してしまう

治療例:薬局で売っているのは「抗ヒスタミン剤」。慢性的な服用は勧められない。
ほかには、「照明を消す」「耳栓をする」「睡眠の記録をつける」「室温をやや上げる」
「就寝前の風呂は38〜39℃」「布団の温度は33℃、湿度は50%が最適」

問題は「ノンレム睡眠」が深まらないこと。ヒトの休息で大切なのは「脳が休むこと」。ヒトの体は基本的に「セーブ」している。

「日中にココロが疲れる」→「不眠」という悪循環。「ココロが疲れている」ことを認識し、その上で「休む」こと。
体を動かせば、相対的にココロの悩みの占める面積は減る。


プロスペクト理論

 

 



ヒトが迷った時、「同じ価値」だから迷う。どちらかを選べば、もう一方を失うことになる→「後悔する」
同じ後悔なら、「自分で決めて、その方向に進むほうがよい」(これをゆったけど、ヒトはカンタンには変わらないな



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