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フィギュア女子シングルフリー@ソチオリンピック2014

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羽生くんのメダル授与式が行われた。

 


「今こうやって首に(金メダルを)かけさせてもらって、すごい嬉しいです。
 僕にとってオリンピックの魔物は、多分オリンピックにいたのではなく、
 オリンピックに挑む自分の心の中にいたと思っているので、
 さらに経験を得たのは、ものすごく大きなものになったと思います」

ZIPでアクセルジャンプの難しさを紹介してた。
これまで伊藤みどりと、真央ちゃんしか女子では跳べないトリプルアクセル。
エッジの先のギザギザ部分で踏み切るため、バランスがとりにくいため恐怖心が大きいことと、
前で踏み切って、後ろ向きでおりるため、3回転半の“半回転”分多く跳ぶのが難しいとのこと。

選曲にもポイントがあると荒川さんは言う。
1.観客が知っている曲を選ぶ:会場が盛り上がることで、審判も高得点をつけやすい。
2.アイスダンス以外は、「意味のある歌詞」が入った曲は減点の対象。
3.開催地ロシアの作曲家、ロシア民謡を使ってる選手が多い。

こんなに主観が入り込むスポーツって他にないよなあ。

昨日はさんざん真央ちゃんのニュースが流れて、見かけるたびに気分が沈んだけど、今日はどう調整してきたかな?
アルメニアでの練習から、移動時の1時間半の間に体が冷えないのかな?
何度も何度も各国のインタビューに答えて、擦り切れてしまわないかな???



【第1グループ】
●パク・ソヨン(韓国)

衣装に合わせた紺色のピアスが蝶で可愛い。ルッツは転倒。2×3は落ち着いて挽回、
ループはステップアウト、後半ループ、ルッツはシングルに抜けた、ダブルアクセル。

●ブルックリー・ハン(オーストラリア)

♪映画「言えない秘密」より 3×2、ルッツは転倒、3×2、サルコウ、
赤一色のシンプルな衣装だけど背中のカットがキレイ。後半トゥーループ、ダブルアクセル、
気合いの入ったステップ、3×2×2ちょい詰まった、スピードが落ちず、スタミナもある選手だな。

●ガブリエル・デールマン(カナダ)

3×3は手をついた、2×1、3×2×2は両手を上げた。コンビネーションジャンプは3つまで入れることができる。
ルッツ、ダブルアクセル、サルコウ、肉感的な選手だね。ループは軸がズレた。実力が出せずに涙目。

●エリザヴェタ・ウコロヴァー(チェコ)

ワンピみたいな衣装。3×2、♪シング!シング!シング! 3×2×2、サルコウ、踏み切りで転倒。
緊張の面持ち、トゥーループ、途中でつまづく場面が多い、ルッツで転倒、1×2、持ち直せるか?
スピンでフィニッシュ、タイムオーバーか?

●アンネ・リーネ・イェルセム(ノルウェー)

♪ウエストサイド・ストーリー ピンクリボンが巻かれたような衣装。ループ、3×2×2ちょい詰まった。
トゥーループ、3×2、スピンが揺れた、後半ダブルアクセル、3×2崩れた、ダブルアクセルは2回までOK。

●ニコル・ライチョヴァー(スロヴァキア)18歳 初出場

♪タンゴ・アモーレ 抽象画みたいな衣装。ルッツで転倒、3×2、生き生きとした表情がイイ。
3×2手をついた、トゥーループはダブル、サルコウ軸が傾いた、1アクセルが2回続いた。疲れたかな?



【第2グループ】
●ケイトリン・オズモンド(カナダ)

♪クレオパトラ 3×2、2×3、ルッツ、時計回りのジャンプが特徴、サルコウ、目の色気がハンパない。
2フリップ、トゥーループ転倒、3×2×2、いつかの美姫ちゃんのプログラムを思い出す。
片脚持ってクルリと頭の上を通すラストの部分好きだな。
団体も出たため中9日とはいえ、4回目の演技はそうとうタフなこと。ピークの調整が難しいという。
そういう意味でのアンフェア感もあるよね。

(あ、羽生くん、女子もちゃんと応援してエライねえv

●エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)

3×2、1回転倒、サルコウ、彼女も目力のある情熱的な選手。スパイラルからの2×2、2×2、
トゥーループ、ワルツのリズムでダブルアクセル、この辺疲れてるんだろうなあ。スピンがゆれた。

●キム・ヘジン(韓国)

♪ブラックスワン 3×2ちょい詰まった、3×2、トゥーループきれい、キレ、しなやかさもあるステップ。
後半ループ、フェンス脇でひかかって転倒、ルッツが抜けた。フリップで挽回、2×2×2、ひきずらないのがスゴイ。
終わって顔を覆って、キス&クライでは泣き笑い。

●村上佳菜子

肩の力を抜くはずのストレッチで「力が入ります」てアナ(ほんとだねw 3×3よし! ルッツはステップアウト、
2ループ、ゆったりした曲調で確実にステップを踏む。後半3×2、フリップ、ダブルアクセル、3×2、最後はスピンで締め。
会場から歓声があがり、カナちゃんもホッとした表情。山田コーチも両手で迎える。115.38。

●チョウ・カキン(中国)

3×3高さがあって自信を持って跳んでる。ルッツ、ループ、柔軟性のあるスピン、生真面目さが表れてる感じの演技。
後半2×3、フリップ、3×2、タンゴ調になってステップ、ダブルアクセル、スピンで締め。

●浅田真央
今日の目標は「6種類の3回転をすべて決めること」
♪ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 真央ちゃんの闘いが始まった。

3アクセル決まった!祝 3×3! ルッツ、スピンちょいゆれた、表情が変わって、後半2×3、サルコウ、
3×2×2スゴイ! ループ、よしって感じに拳を握った。もうひとつの見所のステップでは大きな拍手が起こる。
並々ならぬ気合いがこもって、真央ちゃんのキャリアの意地、負けず嫌いな一面が覗いた。

 
素晴らしい! 思わず涙! よかったねー! こんな感動を与えてくれるのは真央ちゃんだけだよ。
静かに見つめる佐藤コーチも映った。バンクーバーに続いて4回目の3アクセルが認定された。
実況中継ブースのタラソワさんもスタンディングオベーションだったらしい。
142.71点はPB! 198.22点! この後に滑る選手に大きなプレッシャーをかけた。


真央ちゃんインタビュー
「できるって思ってやって、これが自分がやろうと思ってた構成なのでよかったです。
 朝の練習もそこまでよくなかったので、自分に集中して自分がやりたい演技をしようと思いました。
 いろいろあったんですけど、一つ一つクリアにしていったので、今回もジャンプ1つ1つをクリアしようと思った。
 昨日はとても残念で取り返しのつかないことをしてしまったと思ったが、
 フリーは4年間やってきたことを観客に恩返しできたのではないかと思います。
 OPという大きな舞台でメダルとしては返せなかったが、結果としてはよくなくても、私なりの恩返しはできたかと思います」

カナちゃんインタビュー
「うーん・・自分では全然望んでた演技はできなかった。昨日はかなり落ち込んで、今朝もひきずっていて、
 最後なので思いっきりやろうと切り替えた。
 ここで一番いい演技がしたかった。悔いが残ったが、世界選手権では「これは誰?」という演技がしたい。
 自分が感じないプレッシャーをOPは感じるんだなって思いました。
 リベンジはできたらいなと思います。見せるスケーターになりたいと思います」



【第3グループ】
●リ・シクン(中国)

♪コッペリア 人形が動き始めたよう。3×3安定してる。2×3、大会や状況によってブレない選手。
ルッツ、スピンも軸がしっかり。3×2、フリップ、ループ、ダブルアクセル。
身長が伸びて、細身、たおやかな滑り。舞踏会のような曲でステップ、「動きが流れてしまっている」(八木沼)。
いつもの花のような笑顔がなかったな。緊張でも体力を消耗するんだ。

●マエ・ベレニス・メイテ(フランス)

♪We will rock you ダブルアクセル、3×3、ルッツ、女子でスカート履かなくてもいいルールなんだね。カッチョいい。
フリップ、ループで転倒、クイーンからブルースに。選曲のセンスも好き。後半3×2×2、2×3、
ロックスターといった雰囲気は異色。エアギターで決めポーズ。気持ちよく滑れたという表情。

●鈴木明子 28歳

昨日は足に血豆が出来てたのか ♪オペラ座の怪人 このフッと目覚めるようなオープニング好き。
3×2×2、2×2、ルッツでフェンスに当たりそうになった。柔らかい表情で見せどころのステップ、
フリップで転倒、ジャンプは本調子じゃないみたい。3×2、その他の要素で充分カバーできる選手。
サルコウ、加点のもらえるスピン。ハッとして振り返る最後の決めポーズも美しい。

(カナちゃん泣きはらしたような顔で観客席で見てた

●バレンティナ・マルケイ(イタリア)27歳 初出場

♪Mission impossible 2 チラ見せみたいな仕草からスタート。2×3、ループ、フリップ高さがあった。
ダブルアクセル、ジャッジにアピりまくりなステップ。後半難しい入り方の3×2、
2×1×2、最後の見せ場でちょい失敗して頭を抱えた。彼女も団体戦から中10日で参戦。

●ポリーナ・エドムンズ(アメリカ)15歳
 
15歳がフリーに3人。ショートでも度胸のある演技だった。3×3まっすぐ跳んでるねえ!
「怖い選手が出てきましたねえ」と八木沼選手もゆってた。3連続、バレエのような美しいポジション。
ダブルアクセル、見ていて不安を感じさせない。優しい音に合わせてステップシークエンス。
ルッツ転倒、ルッツ、つなぎも見せる。3×2、ダブルアクセル、スピンも美しい。これは高得点が出そう。
透明なバッグにぬいぐるみ入れてて可愛いv 122.21点。

●ナタリー・ヴァインツイール(ドイツ)

♪ラプソディ・イン・ブルー ルッツ、1×2×2、ジンクスかブルーを基調とした衣装も多い。
ルッツは転倒、2トゥーループ、2ループ、スピンは安定感ある。サルコウは崩れた。
リンクを大きく使うこともポイント。3×2をギリに入れて。悔いの残る結果に涙。


鈴木インタビュー
「できなかったこともあるが、今できる精一杯は最後まで諦めずにやれてホッとしている。
 足の痛みがあったが、リンクに入れば何も感じなくて、病気でリンクに立てなかった頃もあったので、
 ここにいれるだけでも幸せで、大げさだけれども生きてるなって思いました。

 ここまでの年齢まで続けられるとは思わなかったし、今ダメだからと諦めるのではなく
 遅咲きでも頑張れると、未来のスケーターにも伝わればいいなと思う。
 ソチはいい経験になりましたし、今後の人生にも生きると思います」

「私自身も鈴木選手からいろいろなものを受け取りました」と八木沼さん。



【第4グループ】
●ユリア・リプニツカヤ(ロシア)
 
またまた大歓声。リンクに入る前は天才少女とは思えないくらい真剣な面持ちで、コーチが激しく励ましている様子が毎回見られる。
♪シンドラーのリスト ほんと、みんなに頑張ってベストの演技をして欲しい。3×3お見事。
2×3×2、前半のジャンプは2つのみ、あとはすべて後半に入れたプログラム。
ストーリーを感じるステップ、後半フリップ、ちゃんと調子戻してる、ダブルアクセル、
ループはつかえた、サルコウは転倒/珍、3×2、そしてキャンドルスピン、
コマのように回ってフィニッシュ。リンクには花束が飛び交う。真央ちゃんを上回った。


確実に次世代を担っていく少女の大舞台。彼女の成長をみんなで大事に見守っていこう。

●カロリーナ・コストナー(イタリア)27歳

♪ボレロ この曲好き。ルッツ、2×3、フリップ、1つずつの要素を確実に見せる演技。
ループ、3×2、このゆったりしたリズムにのってサルコウ、3×2×2ジャンプすべて決めた。
だんだん盛り上がる曲調に合わせたステップ、手拍子、歓声にも力が入る。
3回目のOPで完璧にプログラムを滑りきった。素晴らしいなあ!
感激の涙。142.61点。PB大幅に更新して216.73。イタリアはこれまでメダリストはいない。

●アデリナ・ソトニコワ(ロシア)
 
ヨナとの点差が0.28という僅差の戦いが続く。3×3、フリップ、ループ、跳ぶごとに大歓声!
独創的な振り付けがロシア選手の魅力の1つ。後半2×3、3×2×2は詰まった、サルコウ、
ダブルアクセル、片手で脚をあげるスピン、テンポアップしてステップ。
観客にアピールし、手を振る余裕まである/驚 ノッてる感じが伝わる。大感激でフィニッシュ。
149.93点! 224.59点。

●グレイシー・ゴールド(アメリカ)18歳

♪眠れる森の美女 3×3、みんなベストを出すと気持ちがいい。2×3すんなり跳ぶねえ/驚
ループ、いつものごとく朗らかな笑顔で、華やかなステップはまさにおとぎ話のお姫さま。
転倒でアナが「あああああああ!」て叫んでたw 3×2×2、失敗を全然ひきずってない。
しんと静まり返ってスピン、ダブルアクセル、堂々としたスピンでフィニッシュ。転倒以外はほぼ完璧。
136.90点。高得点が続々と出て、高レベルの接近戦。

●アシュリー・ワグナー(アメリカ)
 
♪サムソンとデリラ 彼女の勝気なところを見せてほしいね。3×3いつもの安定感がちょいブレた。
ダブルアクセル、サルコウ、曲調がスローに変わって、ループ、ダブルアクセルのシークエンス、
ルッツ、ループ、また戦闘態勢なステップ、3×2×2も決まった、スゴイなあ、この力強さと冷静さ。
彼女もほぼノーミスに近い演技で思い切りガッツポーズ。アドレナリン大放出!
全米で4位ながら、結果を確実に出す勝負強さ。127.99点。思ったより伸びないのはなぜか。

●キム・ヨナ(韓国)

彼女はいつでもポーカーフェイス。連覇のかかった最終滑走。
3×3そりゃ決めるよね。フリップも高さがある。彼女のキャリアにとっても集大成。
3×2、強いタンゴ調の曲でステップ、しっとりとしたダークな色気が持ち味。
後半ルッツ、2×2×2、サルコウ、なにも問題なく進んでいく、ひとつのショーを観ているようだ。
ダブルアクセルがラストジャンプ。完成されたスケート、これが女王なんだ。終わってもクール。
クマ2人ももらってた。144.19点、219.11点は2位。

なんと、ソトニコワが金メダル、2位ヨナ、3位コストナー。
真央ちゃんは6位、鈴木8位、カナちゃん12位。

 
ソトニコワは廊下を走って、感激をわかちあい、ただただ涙、涙。地元ファンも嬉しいだろうなあ。
コストナーもすぐに優勝者を祝って「Are you all right?」って気遣う姿も映ってた。
さすがOP。見応えのある試合に感動した。

 
女子も世代交代劇が見られた。こうしてどんどんステキな選手が出てくるんだな。
表彰台でも嬉しくてジャンプw ほんと三種三様の個性のぶつかりあいでもあった。
コストナーも引退を表明してるのか/寂

ソトニコワ試合後インタビュー

「家族やコーチが気持ちを盛り上げてくれたので、精神的に落ち着くことができた。
 スケートを始めて13年間、様々な状況があった中で、自分に打ち勝つことができるようになった。
 あれほどの声援がなければ、最後まで滑りきれなかったと思います」

ヨナ試合後インタビュー

「今大会を最後に引退する選手が何人もいたので、私も同じ寂しさを感じていました。
 ようやく終わってホッとしているし、とても満足しています。
 韓国では多くの若手が順調に育っています。
 ピョンチャン五輪での彼女たちの滑りを楽しみにしています」

 

 

今大会でも改めてショートの点数の大切さが際立った。
当たり前だけど、ショートとフリー、どちらもベストを出してこそ、点数の積み重ねの結果がともなう。
真央ちゃん、これで終われないんじゃない?


notes and movies(2004.2〜 part3)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづきで、このノートのラスト。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『つか版 忠臣蔵』(1991)

監督:つかこうへい 出演: 松坂慶子、風間杜夫、田中邦衛、萩原流行、石丸謙二郎 ほか
面白かった! 年末特番かなにかかな? 全く新しく現代風にリニューアルされた忠臣蔵で
演じるほうも、スタッフも楽しんでる感じ。

妙にハイテンションにぶち切れてる流行さんが男色w
その後も笑える「萩原流行は、この後、老いた母と2人きりでの恒例の初詣に参ります!」
ほか出演陣の近況報告で締めw

やたら熱い涙、涙の風間さん×松坂さんの芝居の後も「回想シーンはこれぐらいでいーだろう?」
とか急に現実に戻される。映画というより劇場で観ている臨場感がある。


■『修羅のみち』(2001)
監督: 出演:哀川翔、渡辺裕之、夏八木勲、小西博之、力也 ほか
さて始まりました新シリーズ。とはいえキャスト、大まかなストーリー等は前シリーズとほぼ同じ
こっちのほうが流血度高めで、久々翔さんの血みどろ&絡みシーンが観れたのがお得?

「これは千葉の海岸で拾ったタダの石だが、水は岩をも砕き、次第に丸くなるともう簡単には割れない。
 ゆっくり一枚岩に人を育ててゆけ」ってタダの石じゃんw

「いい女房になったな・・・」なんて泣かせるぜ。おっと泣いちゃいけないんだった!

銃撃戦で胸に弾を食らっていったん心臓が止まったのに生き返った吉田。
きっと地獄の門番にもあの調子でナシつけてきたんだろう
松田は相手方の組員で、つい吉田とのシーンでも「徳丸!」って叫びそうになるw


■『餓狼の群れ』(2000)
監督:渡辺武 出演:松方弘樹、高島礼子、萩原流行 ほか
修羅のガラ悪い松方さんとはまた随分と違って・・・でも、やっぱガラは悪いか
つい最近の作品とあってタイトでこずるいイメージ通りの悪役の流行さんが堪能できるw
この“こずるさ”が流行さんの持ち味か!? ストーリーは普通。
2人とも人殺しといておとがめなしかい?
てか海にそんなモノ流したら東京湾の魚がみんなヤク中にならないか?!


■『マークスの山』(1995)

監督:崔洋一 出演:中井貴一、萩原聖人、名取裕子、小林稔侍、古尾谷雅人、萩原流行 ほか
極上のミステリー。ベテランの役者が地味ながら各パートをリアルに演じている。
とくに警察ドラマには描かれない地道な捜査、内部での競争、駆け引き、
ラストは荘厳な冬山ロケでのマークスの死によって完結するまで。

「刑事は楽しい稼業だ」とつぶやく中井のセリフには、やるせなさが感じられる。
正義感だけじゃ勤まらない。人間のドロドロとした部分と常に向き合い、
事件解決後も決してスッキリ片づくワケでもなく、また次々と犯罪は起きてゆく。
1人で無心にスニーカーを洗ってる時がこの男の至福の時なのかも。

エンドロールの終わりに、夜の冬山が風の地鳴りのような音とともに浮かび上がるシーンは圧巻。
実際に登ってるシーンもあるし、撮影は厳しかったろうなあ!

流行さんは、いつものハイテンションな悪役ぶりとは正反対に
静かな中にも犯人逮捕に全力を尽くす男を演じていて、これもイイ!


■『寒椿』(1992)

監督:降旗康男 出演:西田敏行、南野陽子、高嶋政宏、萩原流行、かたせ梨乃 ほか
女性の原作らしい、しっとりとした味わい深い文芸作品。
昭和初期の、まだ明治・大正ロマンの残っていた時代、南田の匂い立つ若い美しさが際立つ。
髪を洗ってるシーンも美しいし、必要ならヤクザに頭を下げ土下座する父も、いざとなったら
男を張って闘う姿になって、息子が見直す、父と息子の男同士の関係も見所。
バイクで走ったり、バイバイと手を振ったり、アメリカ文化がもう相当定着している時代背景も面白い。


■『蒲田行進曲』(1982)
監督:深作欣二 原作・脚本:つかこうへい
出演:松坂慶子、風間杜夫、平田満、高見知佳、蟹江敬三、原田大二郎、萩原流行 ほか
今作も何度か観て、強烈な印象が残ってるけど、流行さんまでは記憶に残ってなかったなあ!
なんといっても監督は深作さんだし、原作・脚本はつかさんで、俳優陣は先日観た『忠臣蔵』のメンツ。
製作は角川で、松竹映画、ロケがかつての撮影所のあった蒲田で、今でも駅ではこのテーマ曲がかかってるし、
歌は松坂、風間、平田、挿入歌は桑田の書いた♪恋人も濡れる街角w
テンション上がりまくりで熱い芝居、濃い〜〜人情もの。

命を賭けた階段落ち・・・アレ?この平田さんの代わりに落ちた人は一体誰?
階段の撮影現場に皆揃って手を振って、タイトルのプラカードまで持っちゃってるところがつか作品のノリ?

流行さんは、銀ちゃんの取り巻きNO2か3くらいで、水色のジャージやピンクのジャージ着たりしてちょっと変キャラ?w
現代コメディも嬉々として演じてる、こんな時代もあったのねえ〜!


■『ムーンライトマイル』(2002)

監督:ブラッド・シルバーリング 出演:ジェイク・ギレンホール、ダスティン・ホフマン、スーザン・サランドン ほか

“亡き人、そしてまだ出会えぬすべての愛する人に”

イイ脚本、俳優、音楽が揃えば感動しないはずがない。
『ドニー・ダーコ』で強烈な個性を出してたジェイク、好きだなあ!
ボブ・ディランとヴァン・モリソンを出されちゃ参るよ

「君に分かってもらいたいから。僕はもとの自分に戻って大事な安らぎを見つけた。君だ。君も早く見つかるよ」

母が夫婦関係について話すシーンもイイ。
「どんなにケンカした後でも、ベッドに入ってお尻をつきだすのがサイン。
 彼の腕に包まれると安らぐの。31年間ずっとそう。毎日。彼が私の安らぎ。
 色やスタイルの違いはあってもね」

「君の60%も分からない。40%残りが肝心なのに」ってセリフもよかった。




  

photo1:部長の企画プロジェクト「日本総合悲劇協会」の旗揚げ公演らしいw
photo2:スカパラ展を観に行った時のメモ。
photo3:「BIG SHOT 2004」この時のメンツよかったなあ! いまだに思い出すv



【歌詞をメモした曲】
♪その後の世界/YO-KING
♪恋のかけら/奥田民生


【イベントメモ】
「押井守監修 球体関節人形展」@東京都現代美術館
「スカパラ展」@池袋P'パル


【ライヴレポ(追加で別記)】
冷牟田竜之presents "Taboo"@O-EAST 2004.2.14
勝手にしやがれ@下北沢SHELTER 2004.2.27
PE'Z REALIVE TOUR 2004 春〜今回は多めに回ります。〜@渋谷クアトロ 2004.2.28
インパスターズ@下北沢 2004.3.6
ROCKING TIME ラストライヴ@渋谷クアトロ 2004.4.2
PE'Z REALIVE TOUR 2004 春〜今回は多めに回ります。〜最終公演@野音 2004.4.3
SHINJUKU LOFT 5TH ANNIVERSARY BIG SHOT 2004 Special Ultimate Cut@新宿LOFT 2004.4.25


notes and movies(2004.2〜 part2)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『修羅がゆく10 北陸代理決戦』(1999)劇場版
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、鶴見辰吾 ほか
プロットは前作とまったく同じなんだが、鶴見さんも今シリーズに絡んでいたとは。
今作のキーマンは、むしろ「オリンピックに出れなかった男」名高のニヒルな殺し屋と本郷との撃ち合い。
今どき帽子を斜めにかぶっちゃってるところが、すでに10年の長いムショ暮らしのタイムラグを感じさせる
むしろ奥さんのほうが強腕と見た!w

周りを囲む組員の面々が「この次、オレが殉死して次作に出れなくなるかな〜」って思っていたかは別として。
伊能は、なんとヘリで逃亡。1人ぽっち残された翔さんがさみしそ〜〜〜

ボートで逃げるシーンもあったが、あんな近くでなぜ撃ち合わない?
弾はそんなに遠くまで飛ばないのか? てかいつも思うが確実に殺すならレーザーガンででも不意に狙えば一発だろうに。
じゃなきゃバズーカとか・・・何十億も儲けてるって設定でも、映画の資金が追いつかない邦画の泣き所か?

力也さんもずっと組内で様子うかがいのシーンのみ。
徳丸はアゴヒゲ生やして、得意の首へし折りの上、飛び蹴りも見事!
逆に大和さんは、フシギな短髪に・・・
「ところで兄弟、髪切ったんかい?」て誰もツッコまないのが不自然なくらいw
アレ? 鶴見さんのコメントはなしかい?


■『修羅がゆく11 名古屋頂上戦争』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、甲賀瑞穂 ほか
今作では女性が活躍。伊能と本郷が組んでた鉄砲弾時代のエピソードも貴重v
今作の伊能のスーツはテカテカ黒と朱色? 前は思い切った赤とかで度肝を抜かれたけど、
どんどん顔もシャープになって、ますますカッチョえーのう!

体を武器にしてのし上がってきたズルい女役がなかなかハマってる
フィリピンにはこんなヒットマンが多いのか?
金で雇われ、最近はヤクザ抗争に利用されているのは事実らしいし。
伊能を目前にして撃てない本郷って・・・やっぱお人好し?

伊能「組員を自分の手足のように思っちょる、本郷はそーゆー男よ。でも、そこが奴の弱点よ」

2人で組んで、組長はじいた時に聞こえた赤ん坊の泣き声で止まった本郷と、逆に撃った伊能。
情に溺れないで常に冷静でいるってのが伊能のポリシーだ。

ボロボロになって土に埋められてた戸沢も命はとりとめたみたいで、さすが!?
まあ徳丸のこんなエピソードも観てみたいけど、ここまでの芝居ができるか・・・?
イヤイヤ、若頭だから本郷のそばを離れることはないだろーなw


■『嵐が丘』(1988)

原作:E.ブロンテ 監督:吉田喜重 出演:松田優作、田中裕子、名高達郎、石田えり、萩原流行 ほか
流行さんサイトで自薦されてた1作。前に観たかもだが、改めて感動・・・黒澤映画みたい。
久々素晴らしい芸術、美しいものを観た満足感。でも流行さんはちょい出
松田と田中が本物の役者だというのが分かった。

E.ブロンテ作を日本の武士時代に舞台を置き換えたところからすでにスゴイ!
枇杷、尺八の音が風の音と混ざって、薄暗い画面に炎や鏡の光が効果的に使われ、
演出も脚本も役者の動きも素晴らしい。


■『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(2004)(劇場にて
監督:ピーター・ジャクソン 出演:イライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン ほか
難解だった1、2と比べて、キャラの多さや、攻防の複雑さは変わらないが、
戦闘シーンのド迫力(様々なファンタジックな怪物が迫る感じと、
ドルビーサウンドの立体音でディズニーのアトラクションみたいな体感ムービー)
+フロド&サム&ゴラム3人組のリングを還すまでの、自分との闘いのクライマックスのドラマが交互に入って飽きさせない。

長時間で、トイレとお尻の痛さを心配してたけど、気にならなかったw
むしろ原作が気になった。いつか読みたいが、時間がなあ〜


■『遊びの時間は終らない』(1991)
監督:萩庭貞明 出演:本木雅弘、石橋蓮司、萩原流行、斎藤晴彦 ほか
まだまだファッション的にも、感覚的にも、キャスティング的にも'80代の匂いを残しつつ、'90に移りつつある感じ。
犯人役の青年の緻密さ、完璧さが物語をハラハラドキドキの面白さにしている。
警察があまりにマヌケキャラだからなあ・・・まあ、それが今作のテーマなんだろうけど。
あえてラストをいいところで知りきれトンボにして観客に考えさせるのはズルいな
そして流行さんは、“ちょっとキレてるレポーター”役でクール、存在感ある演技。

ヘリからの景色で作品はthe end.
私の考える結末としては、本当の事件ならもっと警察官も切羽詰って、偶然の気のゆるみを逃さず撃って解決。
どのみち悪行は裁かれたことだろう。でも訓練だから誰も死なないし、マスコミ向けにカッコつける連中ばかりで
今回ばかりはうまくチベットまで行けたかも?
緊迫感を切らさずにテンションを上げ続けたモックンがイイ顔してる。


■『修羅がゆく12 北九州死闘篇』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、中野英雄 ほか
再び北九州、それも小倉! で、また中野さん!? 出演者が足りないのか?
ラスト前にして、かなり激しい動きがあった、それもあっちゅー間!
いつのまにか光和会会長になっちゃってる伊能、ここハショるか?w

再び伊能と一騎打ちに! いつもは遠くからでも頭や心臓を百発百中なのに、
なぜか伊能には当たらないんだよね 勝負は13ラストへ持ち越し。

本郷も岸田組員に撃たれるが、今回はケータイにすくわれた。
え?ケータイって弾よけにもなるの?スゴイ・・・w
そのせいで女からの電話が通じない。13にも彼女が出そうな感じ。

私だったら即コピーいっぱい作って組長連中と警察・マスコミにも送っちゃうがなあw
復讐も本人がやらなきゃ意味ないって変なこだわりか。


■『修羅がゆく13 完結篇』(2000)

監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、渡辺裕之、大和武士、小西博之 ほか
そっかぁ・・・本郷以外、全員逝ってしまったか・・・涙
それにしても見応えのあるスピード感あふれるラスト。
伊能との対決も臨場感があって、まさに死闘の末、首まで飛んでも、なお手が動いてるシーンに
彼の執着心が見えて、壮絶にして納得?の最期でした。

血だらけで闘う2頭の龍、いや2人の修羅。
伊能もこれじゃ、もう起き上がれないし、憎まれ口も叩けない/涙

「ここで倒れるワケにはいかねぇ、死んでいった者の魂も背負ってるんだ。
 オレが倒れたら、また他の誰かが修羅の道を歩むことになる」
たった1人になっちゃって彼はこの後、全国制覇できたのだろうか?


■『里見八犬伝』(1983)

監督:深作欣二 出演:薬師丸ひろ子、真田広之、松坂慶子、千葉真一、萩原流行 ほか
いや〜懐かしすぎ 映画館で観たのって10代の頃だもんねぇ!
角川春樹製作映画の全盛期で、封切られるたびに劇場に観に行ってたっけ。
今観ても新鮮に感動。監督は深作さんなんだよねぇ・・・しみじみ。

CG技術も今ほどないのに、ここまで壮大なスペクタクル、ファンタジー、
エンタテイメントしてるって、やっぱ深作さんスゴイ!
原作もたしか読んだ。意外にドロドロだった記憶が

当時も、流行さんの蛇っぽいキャラは、すごいセクシーだなあって思ってたんだよね。
妖艶で、真っ白い肌がツヤツヤしてて、中性的美しさ炸裂。

今やハリウッド進出か?てゆー真田広之さん、
最近はコミカルな演技も多い薬師丸ひろ子さんがなんとも初々しい!
アイドル映画にしてはドアップの絡みシーンがけっこう今観てもドキドキだし

しかも脇を固める俳優陣が豪華!
成田三樹夫さんまでラストちょこっと出てたんだ/驚 まだ健在で同時代に生きていたなんて知らなかった!

昔観た映画をもう一度、年齢重ねてから観直すのもなんだかイイもんだねぇ。
こないだの『魔界転生』といい、今作といい、イイ作品はいつ観ても感動できるんだな。
某評論家じゃないが「いやあ、映画って本当にいいものですね」w
週末の夜にいにしえの時代の夢幻の世界に入り込んでしまったよ・・・
映画ってフシギなマジックだなあ。


■『怖がる人々』(1994)
●第一話「箱の中」
監督:和田誠 出演:真田広之、原田美枝子、佐野史郎 ほか
何気にブキミな原田さん

●第二話「吉備津の釜」
出演:熊谷真実、杉本哲太、清水ミチコ、筒井康、でんでん、マルセ太郎 ほか

●第三話「乗越駅の刑罰」
出演:斎藤晴彦、萩原流行、花王おさむ ほか

●第四話「火焔つつじ」
出演:小林薫、黒木瞳、三谷昇 ほか

●第五話「五郎八航空」
出演:唐沢寿明、渡辺えり、名古屋章 ほか

以前観たのを思い出した。原田美枝子さん出演作シリーズの時かな。
けっこうインパクト強い作品ばかりだから印象に残っていたけど、
昔のを今改めて見るのも一興。もう亡くなってしまった俳優さんも多いし。。

後には丁寧に出演者の挨拶シーンとメイキングまで入ってる。
流行さんの若々しいこと! 怖い駅員さんの役なんだけどw
それぞれどこかファンタジーの妖しさがあって、3話はとくに宮澤賢治っぽい雰囲気。
怖さにもいろいろで、このオムニバスは恐怖映画ではなく、コワイ中にもプッと笑ってしまう面白みがある。
メイキングを見ると、皆プロ集団でエンタテイメントで観客を楽しませようとする人たちばかり。
「楽しませようとする人々」って感じv


■『ナイル』(1999)
監督:和泉聖治 出演:渡瀬恒彦、ラニア・サイエド・ユーセフ、哀川翔、津川雅彦 ほか
ちょっと“シベ急”に通じる要素がなきにしもあらずって感じだけど、
吉村教授の考古学&エジプトへの熱い情熱は認めようw
しかし翔さんもエジプトロケ大変だったろうなあ、熱血ジャーナリスト役は若々しくて新鮮
そいえば流行さんも一人旅でエジプトを訪れている。

奴隷を駆使して集めた財産を墓と一緒に埋めても、あの世に持っていくことはできない。
あとは後世の人間の欲望のままに墓荒しに遭うのみの遺産たち。
手に余る金は災いを呼ぶっていましめか。

notes and movies(2004.2〜 part1)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は勝手やレピッシュの切り抜きが貼ってある透明なルーズリーフからご紹介。
まだまだ翔さんブームはつづいておりますv
でも、途中から萩原流行さんにハマったんだよねw

  

photo1:Taboo2回目の参戦v
photo2:バンバンバザールの切り抜き。福島さん若い!
photo3:『ゼブラーマン』は劇場で2回観たv

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『修羅がゆく5 広島代理戦争』(1997)
監督:佐々木正人 出演:哀川翔、萩原流行、清水宏次朗 ほか
この副題、思い切り「仁義なき」シリーズ意識してるねw
若頭は血だるまになって野獣ボブ・サップ並みの暴れよう!
腕はちぎるわ、首へし折るわでスゴイ見せ場作ってる 
翔さんは、あくまでクールに刀さばきv
女組長は民衆のために働いたとさ、めでたし、めでたし・・・
てか、あんたらも一般人から金巻き上げて暮らしてるんならあ〜!

監督が変わるとスポットの当て方、撮り方も随分印象が変わるもんだ。
今作の翔さんは主演張ってても一役者、一つの駒として見せてる感じ。
とにかく脂の乗り切ったイイ仕事して充実してる男の花盛りの顔ってまさにコレ!
どこから撮っても艶っぽいシーンが絵になる翔さんでした〜。


■『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』(2002)

監督:三池崇史 出演:哀川翔、佐野史郎、徳井優、室井滋、キムラ緑子 ほか
久々映画観て熱い涙をボロボロ流した。しかもあの三池監督で
こんな人情話もじっくり撮れる人なんだ。
ちゃんとした風景画も描けるのにキュビズムやってたピカソみたいな人だな。しかも大阪人か。

翔さんと佐野さんの関西弁は、もろウソっぽいけど、ちゃんと大阪人の温かい人情が効いてる/涙
それにしても今作のホームレス翔さんもキョーレツ!
ホームレスなのに元殺し屋で、お風呂も入ってるからイイ香りの時もあるってのが可笑しい。
ヅラとるとスキンだし(それも別撮りのw

「この話を書けば売れる! 印税が入るぞ」「何に使うんだ?」
「・・・みんなでラーメン食おう

村長に惚れてる美容師の室井さんもいい助演。諦めるために他の男の子どもができたってウソつくけど
「やっぱりムリみたい」ほとんどお金をたかられてる状態なんだけどね

金の天国と地獄を知るホームレス仲間は、金が欲しいんじゃなく
一緒に損得なしに付き合える仲間が必要なんだっていうところがなんともあったかい。
社長役は引越しの境の人?! 演技派なんだ。


■『SUPER 8』(2001)
監督:エミール・クストリッツァ 出演・音楽:ノー・スモーキング・オーケストラ ほか
あの『アンダーグランド』を撮った監督作品で、しかも裏打ちに乗せてオーケストラを名乗る中年バンドの話!
見逃せまいと気にしてたけど、フィクションだと思いきや、実在のバンドのドキュメンタリーだったと
途中からやっと気づいた時は、疲れで朦朧と眠ってしまい、2度観てやっと構成が見えてきたw

ツアー映像+♪ウンザ・・・PV撮影風景+メンバ1人1人の育った背景等のインタビュー(回想?)
+写真家?が写したメンバの写真披露をつなぎ合わせているってワケ。

ステージ本番中に腕を脱臼したベーシスト。
彼らの寸劇は評判となってTV番組にもなった。ネタはMPばりの政治風刺もの。
歌にも出てくるがユーゴスラヴィア出身なのか?

バスでの移動、他愛の無いおふざけ(ブルース・リーの物真似は爆)、酔って意味のないケンカ、
演奏についての意味ある口論等々、もしかして3月発売のスカのロードムーヴィもこんな感じ?
と思わせる大所帯バンドの日常が伝わってくる。

スカだけじゃないな。ルーツはそれぞれだが、結婚式や葬式に呼ばれるような独特な民族音楽の魅力もある。
いわく「英国にワンサといるバンドみたいにはやれないが、エキゾチックなルーツをもつ独自の音楽がある」

チューバやらのホーンもいるし、何でも弾いちゃうバイオリニストもいる。
アコーディオン弾きもいれば、踊ってるだけみたいな人もいるw

で、クライマックスはPV一気流し。田舎町に棺を乗せた霊柩車が来て、みな列車に乗る。
堅い尼さんも2トーンの速いリズムに思わず踊りだし、ヤギは紙を食べてる。
棺の中の男も手を打ってるw そのうちトンネルを抜けるごとに1人ずつ消えてゆく。
メンバは逃げるが、結局は誰もいなくなったってオチ。

フシギな異次元世界に招き入れちゃうこのバンド、タダ者じゃない


■『獅子王たちの夏』(1991)
監督:高橋伴明 出演:哀川翔、的場浩司、香坂みゆき、そのまんま東、白竜 ほか
チンピラから出世して組長の弾よけボディガードまでなるが、結局落ちぶれて、組長を殺るまで、
ゴリゴリのヤクザじゃない、スカしてカッチョいい、軟派だけど筋の通った翔さんが観れて◎。

上手に鞠をつきながら♪あんたがたどこさ を歌うのが可愛い。
香坂さんとのドキドキなベッドシーンもある
結局、男をあげるにも帰った時に待っていてくれる女がいなきゃサマにならないってことだ。


■『デブラ・ウィンガーを探して』(2002)
監督:ロザンナ・アークエット
ロザンヌ・アークウェットが40代に入って、老化、仕事を失うことへの不安、
家庭と育児、女優業を両立させることは可能かに疑問と不安を感じ、
リスペクトする女優らに聞いて回るロードドキュメンタリームーヴィー。

まず、デブラが5年も前から引退していたことにビックリ
アンチ・ハリウッドでショービズ界向きではないとは思っていたけど、
やっぱりこれから先観れないのは寂しい・・・

「若くて脚光を浴びるのはハード。最初は半分死んでたけど、過渡期だった。
 40代は休むべき。そこから、またパワフルに生きられる。
 私はNOじゃなくYESって気持ちで辞めたの」

他のゲストも多彩!
メグ・ライアン「私はセクシーとは無縁だったから、今叩かれて怖いと分かった」
ローラ・ダーン、シャーロット・ランプリング(『まぼろし』は皆絶賛「ランスは全然違う」)
ウーピー「デッカイ尻がストーカー/爆」
パトリシア・アークエット
ホリー・ハンター「『ピアノ・レッスン』に感動したって有名な女優から手紙をもらったのは一度きり
テリー・ガー
シャロン・ストーン
「ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェットはスゴイ!
 落ち込むけど、“スゴイ”と認めて、自分も同じように言われるようにすることでレベルを上げていく」
ハリポタの?「ダメ男が急に外車乗って、モデル連れて・・・そんな集まりで、会議では“あの女はヤレるか”」

必ず挙がるリスペクト女優、メリル・ストリープは出演なしで残念。
圧巻は大女優ジェーン・フォンダの話。

「ひとつだけ未練は、辞める前、何十本も出て8本しか訪れなかった瞬間、“この女優は高いギャラ相当の演技が観れるのか?”
 すごい磁場の中、街が明けて行く道は針のむしろ。でも、すべてが噛み合った瞬間はどんなlove makingよりも最高。
 でも、心は豊かになっても神経がヤラれる。私は神経のほうを選んだ。自分の明かりで生きることを」

「(母の墓前で)5人の子どもをクリエイティヴに育て、俳優の父も支えた母。がんで亡くなったけど、
 本当に彼女を殺したのは、女優として自己表現しきれなかったことじゃないかと私は思っている」

ロビン・ライト・ペン
「1年に1本にしてるけど母だけ数十ヶ月やってると表現したくなる、どうしても!
 後悔じゃないけど断った作品が当たると、自分がやらなかったことに喪失感を覚えるのは仕方ない」

整形するかしないかでは、ある女優が「しないことで50代になった時、50代らしい女優が必要になって役を独占できる!」
『スプラッシュ』のダリル・ハンナもいたな。

社会的にも文化的にも閉塞感の出てきたアメリカで、プレスの前では華やかな顔を見せる有名女優たちを
同じ視線から撮ることで、女性であることの永遠のテーマについて語るドキュメンタリーというアイデアからして面白いし、
いろいろと考えさせられる1本。


■『ゼブラーマン』(2004)(劇場にて2回観た

監督:三池崇史 脚本:宮藤官九郎 出演:哀川翔、鈴木京香、岩松了、大杉漣、渡部篤郎 ほか
前半笑って、中盤怖くて、後半はヒーローアクション! 親子のシーンでは泣けるし、ほんとアッパレ!
42歳で新境地。まったく新しい翔さんがココにいる。コスプレにハマってる気弱なお父さん、
実は全速力で走っちゃうし、ワイヤーアクションもギュインギュイン
キーワードは“Anything Goes”(成せば成る)。

「浅井さんって呼んでいいですか?」w
「これでジュース買いに行っちゃおーかなぁ」とか、少年に会いに出かけるシーンは爆笑。
あ、TVでやってる「注意!」て謎のヒーローと貞子の対決も笑う!

「白黒つけたぜっ」て決めゼリフv その後、捕まっちゃったんだろうか?
イジメられっ子の息子との微妙なやりとりも見せる「お父さん、がんばって」「おう!」
宇宙人、その名も「スモール義男くん」。小さいうちはキモカワイイんだけど、
人の顔を溶かしちゃうのは三池ワールドだな
オレの背中に立つんじゃねえ! 白と黒のエクスタシー、ゼブラーマン!


■『修羅がゆく6 東北激闘篇』(1997)

監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、渡辺裕之 ほか
シリーズ中一番面白かった! 渡辺裕之を迎えて、子弟、男女、兄弟同士の愛情がムリなく流れ、
しかもここにきてついに伊能と本郷の一騎打ち そこになんと春田が仲裁に入って・・・なんでやあああ!
前言ってた3人で世の中分け合おうってこと!? 京本も交えて見所満載。感動で涙。

監督が変わるとこうも作品が変わるものか。本作はたくさん名ゼリフ、名シーンがある。
渡辺裕之の熱いベッドシーンもあり、女にすがりつかれて「女を抱くための手足じゃねえ!」
と言いつつも、岸田組員にレイプされ、自殺を図った時は、殴って
「痛いか? それが生きてるってことじゃないのか!?」

T組長からもらった刀に映る本郷の眼。ラストもこの刀との怖い顔でキマリv


■『修羅がゆく7 四国烈死篇』(1998)劇場版
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、清水健太郎、夏目玲、永島敏行 ほか
6同様の監督で人情ものに仕上がり、舞台は高知。翔さんとダブル主演の如き対バン張るのは、
昔フォークシンガーとは思えないヤクザ役にハマりすぎの清水健太郎。

今作で本郷組組員・平山が殉死。翔さん曰く「シリーズものは回を追うごとにハードになる」
皆前作を超えようと全力投球。少ない組員でまさに死闘。
組長2人が乗り込むシーンも迫力。迎え撃つ萩原さんも充分な悪役の色気ある演技!

前作での名ゼリフ「組長の命も組員の命も目方は同じだ、それが本郷組のやり方だ」にもつながる。

伊能「オレは大阪に戻らなきゃならん。本郷がいるかぎり進まんのじゃ!
「なんで金にもならん戦に他の組は手を貸すんじゃ!」彼には理解出来ないんだよね、友情とか

春田「足音が確実に聞こえてくる」と脅威を感じる。
修羅シリーズ観ながら四国も探訪w 今度はどこへ行くのやら。


■『修羅がゆく8 首都血戦』(1998)
監督:澤田幸広 出演:哀川翔、萩原流行、にしきのあきら、大和武士、青田典子 ほか
ついに東京での対戦、しかも伊能が光和会会長まで殺っちゃって、自分が仕切るべく確実に駒を進めてきた。
にしきのあきらが意外とクール?に一癖あるヤクザを演じ切ってる。

伊能「一度出した金は引っ込めるワケにもいかん。薪にでもしてくれ」ってカッチョいい。

京本「昔を思い出すなぁ。伊能が策を立て、オレと本郷が道具持って・・・」
本郷「今も変わらねぇじゃねーか」爆
3人にも、こんな仲の良い若い頃があったのね、なエピソードがチラリ。

さて、伊能は光和会会長になれるかな? なれそうだな。他のメンツがいかにも弱そう
新宿を颯爽と歩く翔さんも似合うv


■『修羅がゆく9 北海道進攻作戦』(1999)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、石橋保、川地民夫! ほか
どんどんクライマックスに向けて進んで、早く先が観たいよーな、終わりたくないよーな
今作は助演が梅沢富美男のせいか、時代劇ってゆーか演歌歌謡でもバックに流れそうな作り。
川地民夫の起用がシブイ!

「本郷みたいに筋の通った極道目指します! 妻にしたい女性もいて、諦めません」
て、それは別に言わなくてもいーんでないの?w

なんかヒーロー視してきてるよね。ヤクザなのに地域に貢献してるってこともあるのか?
改めてSの焼香に来た本郷が、さり気なく未亡人に札束置いてってる気づかいも憎い。

真心ブラザーズ ライブ『今年も中野で会いましょう 2014』

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■真心ブラザーズ ライブ『今年も中野で会いましょう 2014』

今回は、真ん中からせり出すような「余興」はなくて、シンプルに名曲をたくさんやるとのこと
それでも合間、合間のMCが毎回面白いから、会場内はつねに笑いの渦v

♪サティスファクション
♪少しも冷めていない
♪消えてない絵

珍しく桜井さんのほうから衣装いじり。互いにオレンジ色がかぶってた。
YO-KING「どんだけ」の代わりに「How many!」て新しい/爆 「How many いい顔」とかゆってるしw

桜井さんのなで肩の話になって、
Y「右肩に30万、左肩に32万かけて整形してますから」爆

♪突風
♪胸を張れ
最初、珍しくYO-KINGさん歌詞かみかみだったな

Y「中野が売れ行き良かったから、ドームやっちゃう?」
桜井「怒髪が武道館なら、真心はドーム?」
Y「ごめん、真心は武道館にして、ドームは桜井ソロにして。ドームツアーとかやればいいじゃん」
桜井「桜井てゆったら別のほうに間違われませんか?! 文字とかわざと分かりづらくしてね」

Y「オレも鈍感だけど、桜井は輪をかけて鈍感だからね。舞台人になるべくして生まれてきた男」
桜井「YO-KINGをして、そんなことをいわしめますか?」
Y「別に褒めてないよ。どっちかってゆったら、遠まわしにちょっとディスってるのに気づいてほしい。
  だって、このオレの後によく歌えるなあ!」出ました、YO-KINGさんの自分好き炸裂

♪スイート・フォーク・ミュージック
桜井さんのヴォーカルで、YO-KINGはドラム、ドラマーがギターを弾く曲。

♪情熱と衝動
♪この愛は始まってもいない
♪マイバックページ
♪傷だらけの真心

♪うみ
2人きりでアコースティックに演奏。

Y「どうぞ座って腰を休めてください」
桜井「せっかくね、ビロードの豪華なイスがあるんで」w
Y「みんな座ったら“圧”がスゴイね。あれ? 桜井さんムセてる!?」
桜井「“圧”が面白くて。お客さんに向かって“圧”てw」
Y「えへん虫? ゆう前に“古いぞ”って思ってるのに、言わずにいられない」
桜井「だんだん体のコントロールが効かない。駅の階段で右足か左足か分からなくなる」って同じ!!!


♪I'M SO GREAT!
これが噂の「猫侍」のテーマ曲。

Y「(才能が)掘れば出る温泉みたいな。YO-KING springs。」
立って聴いてもらいたいってことで「すいませんね、立ったり座ったり。ギックリ腰になったりしてね」
桜井「こんなにライヴで腰、腰ゆってるのも珍しいよね」
かなりアゲアゲなナンバー

Y「どう、売れそう? お客さんに聞くのも変だよね。売れたらいいね。晴れたらいいね(by ドリカム)」w

♪素晴らしきこの世界

♪STONE

Y「デートで来てた方、スイマセン。 あと、子連れの方。あとはもう大丈夫です、多少危ない曲もありますが」
桜井「いい大人が、こんな歌でコール&レスポンスしてくれて、涙出そうになりました」
Y「これ歌った人は大体、尿管結石になります。呪いをかけた。なった人は、さらにこの歌の良さが分かるっていう」

♪25周年の歌(仮)
かくし芸的なものはないってゆったけれども、サビだけ決まってて、あとの歌詞は2人でその場で決めるっていう曲。

Y♪真心の結成はバンドブームの頃〜同期はXと、B'Zとドリカムでぇえええす!
  桜井のなで肩がデビューの頃よりキツくなった気がします〜
ようこちゃんのバンドも同期なんだ/驚 「もう言わんといて!」てあとで照れてたw

♪どかーん
♪サマーヌード
♪EVERYBODY SINGIN’LOVE SONG
♪拝啓、ジョン・レノン


【anco.】
♪あれあれ、あの、あれ
♪空にまいあがれ

せっかくメンバが新譜の告知をしたのに、ものすごいハウリングして、
「もう1回いい?」てもう一度ゆったら、またかぶせるようにハウリング2回目。バタバタとこけるメンバ/爆

Y「今日やめとく?」
桜井「今日売らないほうがいいんじゃない?」w

♪RELAX〜OPEN〜ENJOY
この曲大好きv

Wアンコールはなかったけど、今回の中野も楽しかったあ!
真ん中へんの席でちょいドキドキしたけど、クスリ飲んで行ったから大丈夫だったv

真心ブラザーズが立ち上げる新レーベル「Do Thing Recordings」からTシャツなんかも物販で売ってた。

「本能寺の変 明智光秀と家族の運命」@歴史秘話ヒストリア

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「悲劇の父娘 反逆の果てに 〜本能寺の変 明智光秀と家族の運命〜」

光秀は、もともと貧しい武家の出だったが、信長にとりたてられ、
人生経験を生かして、交渉役として活躍し、数年で大きく出世した。
妻・照子との間に3女誕生。玉子は、絶世の美女と言われたのちの細川ガラシャ。

光秀は、再三の反対も空しく、信長より比叡山延暦寺の焼き討ち(なできり=皆殺し)を命じられる。
この時の死者は数千人、そのほとんどが無抵抗な人々だった。

出世とともに次々と縁談が舞い込み、長女は荒木村重の嫡男(!)、末娘は信長の甥・津田のもとへ嫁いだ。
玉子は、信長の仲介で細川忠興に嫁ぐ。




【本能寺の変・その謀反のワケとは?】
天下統一を目前にした、信長の急激な「組織改革」にあると言われる。
本能寺の変の数年前、家臣の大リストラを開始。その領地・ポストを息子たちに分け与えていた。
村重は謀反を起こした1人だが、信長はすべての謀反を武力で鎮圧。

本能寺の変を起こした時、光秀は67歳。
生死の境をさまようほどの大病をしたり、跡継ぎの十五郎はまだ元服前とあって、先々への不安が大きかった。
信長の家臣が各地に配置され、京に来た信長も少人数だったため、これぞ好機と思い、兵をあげて、たった2時間で討ち取った。
本能寺は、入念な工事をした、いわば小さな城。そこに攻め入るというのは、よくよく考えた作戦だったと思われる。

光秀は、その後、安土城を占領。早速、朝廷の使者を迎え、近畿を占領するなど、トップの座を固めようとする。



【家族の離散】
娘婿・津田は、襲撃を受けて戦死し首をさらされ、娘も行方不明になる。
玉子は、子どもを残して離縁される。



光秀は十五郎を坂本城に残して、重要な拠点・天王山に向けて出陣する。
本陣は、高台にある古墳を大規模に改造。万全の準備をする。





【羽柴秀吉の逆襲】

信長は生き延びたと偽り、「大義名分」を掲げて、毛利軍ほか援軍を募る。

「山崎の戦い」

勢いのある秀吉軍は、淀川沿いの湿地帯をも進軍。
形勢不利とみた光秀は、秘かに数人の供を連れて城を脱出する。
城に残した十五郎と再会して、兵力を整えようとするも、落ち武者狩りに遭い絶命する。

秀吉軍に包囲され明智一族は坂本城で自害。十五郎も命を落とす。
生き残ったのは、幽閉されていた玉子1人。後に復縁し、6人の子を産んだ。



【「明智軍記」における光秀像】

「信長を殺したのは、信長自身であって、明智光秀ではない」
謀反を起こした武士というよりも、さまざまな功績が伝え残っている。

「上杉謙信の折れない心 〜義の武将 知られざる苦闘〜」@歴史秘話ヒストリア

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「上杉謙信の折れない心 〜義の武将 知られざる苦闘〜」



【70戦2敗。この強さのワケ】

当時、「仁義礼智信」を重んじる儒教の教えは武士道に大きく影響した。
上杉は、宿敵の武田軍にも「塩を送る」という、「義の人」という評判だった。


わんぱく坊主だった少年時代。「林泉寺」で厳しい修行を受けて生まれ変わる。
父・為景の葬儀の最中に攻め入る敵軍に憤りを覚えた。
家督を継いだ兄・晴景は病弱なため、謙信が戦の指揮をとり、
「私利私欲で矢は取らぬ。道理のためにのみ戦をする」と宣言。



【上杉軍8千人のワケ】

現代の軍備の視点から見ても、非常に「機動性」にすぐれた部隊編成といえる。
兵が多いと部隊の動きが遅くなり、少ないと攻撃力が落ちる。

素早く動いて、敵を粉砕したら深追いはしない。
一撃して離脱するのは、負けるリスクをとらないということ。
謙信は自ら最前線に出ることで、刻々と変わる戦況を見極めて命令を下していた。

「入れ代わり戦法」
部隊長がヤラれたら、他の部隊長を素早くもぐりこませる。



【謙信は生涯、独身だった】

敵将の娘・伊勢姫に心奪われたことがあったが、信仰をとった。



【織田との親密な友好関係が突如壊れたワケとは?】
 
織田から親交の証として贈られたという「国宝 上杉本洛中洛外図屏風」。
きっかけは、織田が謙信に「鷹狩りのためのタカを譲ってくれ」と書状を送ったこと。
立場も歳も上の謙信だったが、快くタカを送った。

「遠交近攻」
遠くの相手と交わって、近くを攻める。つまり、お互い武田軍を敵とすることで意気投合していたと思われる。

織田は、決定的な服従を表すために、「息子を養子にしてくれ」と頼む。
しかし、織田が足利義昭を京都から追放したことが謙信の逆鱗に触れる。
信長は、自分より強い相手には下手に出るが、勝算があれば仕掛ける。

謙信は一気に攻め、七尾城を落とす。撤退する織田軍に追撃戦を開始。
雨で鉄砲が使えない上に、川の増水に溺れる者が多数出た。

しかし、謙信はあっけなく亡くなる。49歳。
少年時代に修行した林泉寺に埋葬された。
その亡骸は鎧をまとい、太刀を帯びていると伝えられる。
山門には、謙信が書いたとされる「第一義」の文字が残る。



信玄は「自分が死んだら、謙信を頼れ」と言い、
北条氏康は「ただ一人、謙信のみが骨になっても義理を通してくれる人だ」と言ったという。

 

山形県長井市には、謙信愛用の観音経が残されている。
これをお守りとして、つねにサラシの中に入れて戦に持って行っていた。


泥足毘沙門天像@山形県米沢市の法音寺


「戦国ボス・武田信玄 最強の秘密」@歴史秘話ヒストリア

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「戦国ボス・武田信玄 最強の秘密 〜ダメ上司から名将への道〜」

【武田二十四将の結束】
 
信玄の父・武田信虎は、強い武将だったが、家臣から不評。飢饉の時も構わず隣国との戦を続けた。
信玄の養育係・板垣信方から、自ら指揮をとるよう勧められ、
父が甲斐を離れた際に追放し、信虎は二度と故郷に戻れなかった(あらら



しかし、信玄はまだ若く、家臣は言う事を聞かなくなり、昼間から遊ぶようになった。
信方にたしなめられ、家臣の意見に耳を傾けたり、働きをこまめに評価し褒美をあげたりして信頼を勝ち取った(モノで釣ったのか

【信玄の隠し湯】

戦で傷つき、疲弊した家臣を癒すのが目的。山梨を中心に、今も20ヶ所あまりある。



【軍師・山本勘助との出会い】

信濃を制圧し、越後の海産物、外交に使う港が欲しかった信玄。
村上義清に惨敗し、勘助から戦の心得を教えてもらう。

1.戦いのためのはかりごと
2.軍勢の配置
3.戦況の見極め

 
信玄は「気」を信じていた(フシギ・・・

 
勘助は、いわゆる呪術者的な軍師だった(なんだか官兵衛と似てる・・・



【川中島合戦】
 
断続的に12年も続いた。相手は、上杉謙信。
戦国時代とは言え、実際は、味方をムダに死なせたくはないし、軍事費も抑えたい。

 
上杉軍が妻女山に移り、武田軍は二手に分かれて奇襲したが、もぬけの殻。
もう一方の川岸にいた武田軍に奇襲をかけた上杉軍。


勘助は戦死。信玄もあわやというところで軍配に傷がついたという伝説が残る。
そこに別働隊が帰ってきて、上杉軍は退陣。両者引き分け。

だが、武田軍が勝利したという説がある。
幕府にムリヤリ信濃守に就任を認めさせ、金品・領地をあげて味方を増やしたため、実質、信濃は手中にあった。
家康を破り、全国制覇を前にして、信玄はあっけなく病死。53歳。


子孫に軍配が残されている。

信玄の残した言葉


「人は城
 人は石垣
 人は堀
 情は味方
 あだ(恨み)は敵なり」



「戦国のプロフェッショナルたち 〜己の腕で乱世を生きる〜」@歴史秘話ヒストリア

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「戦国のプロフェッショナルたち 〜己の腕で乱世を生きる〜」

【忍者】

伊賀・甲賀を含む紀伊半島一帯には山岳信仰の聖地で、山伏の修行の場だった。
厳しい山での生活や修行の経験を戦いの技に応用していった(信仰を戦争にしちゃダメじゃん
小さな村の集落が多く、小競り合いも多かった。

薬の知識、護摩焚きによる火の扱いにも長けていた。
幕府軍に攻められた時、地の利、火薬などの忍術で、軍を退け、その名が日本中に高まった。
戦国武将は忍者を使って情報収集、暗殺なども企てた。

「兵粮丸(ひょうろうがん)」

5〜6粒で1日の栄養がとれたという。戦の時に携帯した(いいなあ、手軽に摂れる栄養食!



【国産の鉄砲】

「国友村」

この地域一帯は古くから武器、農耕器具をつくる鍛冶職人がたくさん住んでいた。
幕府から銃が届き「これとソックリのものを作れ」と命令された。

 
当時、日本には「ネジ」がなかったため苦心したが、
大根を欠けた刀で切り抜いたら、同じ形になったのをキッカケに真似した/驚

信長は、近江の大名・浅井氏を滅ぼして国友を手に入れ、銃を大量に作らせ、武田氏との戦で使用して大勝利を収めた。

 
その他にも、「脇差鉄砲」(小刀に見せかけて油断させる)や、「二十連斉発銃」(連射できる)なども作った。



【船の達人】

同盟関係にある毛利から援軍要請を受けた「村上水軍」は、小早船を駆使して信長軍をも打ち破った。

秘密その1:舟に乗るより潮に乗れ
 
複雑な潮の流れを読み、敵より上流にいることで攻めやすくなる。

秘密その2:舟は小さなものを使え。
 
小早船は、スピードが速く、小回りが利く。

 
楽器を使い分け、さまざまな陣営を組んで戦った。



【石垣の達人】
「穴太衆(あのうしゅう)」は、数々の名城の石垣等を造った。
今でもその子孫が修復等を行っている。



穴太の教え
「石の声を聞き、石の行きたい所へ持っていけ」


「よみがえる幻の安土城」@歴史秘話ヒストリア

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「よみがえる幻の安土城 〜最新研究 発掘された信長の謎〜」
上記の回と多少ダブってたけど、さらにいろんなことが分かった。

謎1.いびつな形の天主?
 
どんな城も上から見れば正方形。でも安土城は八角形。


「信長公記」に記された部屋の総面積と計算が合わない。

答え1.中央に吹き抜け空間があった→遺跡調査の結果、中央からも礎石が発見された。


答え2.中央が部屋で、周りは廊下だった。


安土城天主は、高層御殿。
 





謎2.11mもの石垣をどのように積んだのか?

「野面(のづら)積み」自然石を積み上げる技法。3mが限界と言われる。

答え:4工程ほど作業を繰り返した。
 

その後、石を切る技術が生まれ、加工石は30mほど積むことが可能となるが、
「孕みだし」(石垣内部に雨水がたまり外側に膨らむため、随時、修復が必要)
安土城の石垣は、430年間、孕みだしが起きていない。





謎3.フシギな柱の跡

天主台の真下から2列に並んだ礎石が見つかった。石垣に密接した建物は異例。

記録物には「正月に大勢の見物客が押しかけ、信長自らが挨拶しに出てきた」と書かれている。
皆から見えたということは、高い場所から?
外国人が描いたスケッチから想像して、バルコニーのようなものだったのでは?

 

最後に信長自ら1人当たり100文(今の5000円)の見物料を直接手で受け取ったというw
観光地としての歴史も、安土城がはじまりと言われる。

信長を尊敬していた伊達政宗の仙台城も似たようなつくりとなっている。
 


 「魔王が棲(す)む魅惑の城」@歴史秘話ヒストリア

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歴史秘話ヒストリア

しばらく予録したまま放っておいた番組をちょこちょこと見てみた。
大河ドラマ「軍師 官兵衛」つながりで、戦国時代に的を絞って見たら、当時の武将の姿がよりリアルに見えてくる。


名作選 「魔王が棲(す)む魅惑の城〜最新研究!織田信長 美しき城づくり〜」
織田がつくった3つの城のビックリなしかけと、謎について。
土地に思い入れを持つよりも、目標に合わせて城を移す効率重視。

「天下布武」天下を武力で統一する、という意。


【那古野城】

【清洲城】信長22歳
 
平地で水に弱かった。
ふつうは防御のためくねくねにするところを、城までまっすぐな「大手道」が通る。


道の左右に家臣の屋敷を作り、殿は頂上てっぺん。上下関係をヴィジュアル化した。


【小牧城】信長30歳

小牧山に「城下町」の元祖を築いた。
城下町はそのまま、現代の街づくりに生かされているため、近代都市のルーツだった。


【岐阜城】信長34歳
 
濃尾平野が一望できる。
地下通路など、館群は迷路のようなつくりで、多くの客が招かれた→接待で味方を増やす意図。
12〜15歳の家臣の息子を身近に置いて、主君を守るよう教育した。


【安土城】
 
八角形? 天主は7階建て30m。後の「天守閣」のさきがけ。当時は水に囲まれていた。

 
湖周辺には、ほかに3つの城を築き、1つが攻められたら、ほかの3つから援軍が送れる。
安土城が現存したのはたった3年。

信長の遺志は秀吉により「大阪城」に受け継がれている。

 
琵琶湖に「動く城」のごとき巨船を造らせた。


●盂蘭盆会のライトアップショー

「本能寺の変」の1年前、ひとつの催しがひらかれた。
色とりどりの提灯、松明で、あたりは真昼のように明るかったという(宣教師ルイス・フロイス「日本史」より

科学のアルバム『鉱物 地底からのたより』(あかね書房)

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科学のアルバム『鉱物 地底からのたより』(あかね書房)
塚本治弘/著

鉱物・・・高まるぅ〜 自然が造り上げた芸術品


【内容抜粋メモ】

鉱物のあつまりが岩石。
石は、まわりの地層、地形と深い関係がある。

いま地球上で知られている鉱物は、約2500種あり、うち約700種が日本でも採集されている。

川原の石は、上流の地下にどんな鉱物があるか教えてくれる。
山はそれぞれに特有な岩石や鉱物からできている。
鉱物は、たいていどこの山の地下にも埋まっている。

「鉱床」「鉱脈」:とりたい鉱物をたくさん含む岩石が多量にかたまっているところ。
鉱物を含む岩は、ドリル、ダイナマイトで崩し、坑内から運び出してよりわける。

「ずり山」:掘り出した石のうち、いらない石は、鉱山の近くに山積みする。



富士山の近くでは、火山灰が積ってできた地層が見られる。
火山灰の中の鉱物は、風が運んでくれた地底からの便り。
火山灰からはマグマに含まれていた鉱物も見つかる。


地球内部のしくみ


******************************鉱物と人類のであい

鉱物には、自然のままで役立つものは多くない。

●石器時代
ナイフ、槍、斧などをつくって利用した。

●土器の時代
粘土の中の鉱物は、火によりくっついて固まる。
土器のおかげで、土の種類を知り、火の温度を調節する技術が発達した。

●銅、青銅の時代
約5000年前、銅の利用を発見した。

「冶金術」
銅を含んだ石を溶かして銅をとりだす技術。クジャク石が多かった。
石を溶かすには、焼き物をつくる窯でもじゅうぶん/驚


●鉄の時代
約3000年前、銅や青銅より硬くて丈夫、いろいろ加工できる鉄が発見された。
現在、鉄をとるために利用している主な鉄鉱石は「磁鉄鋼」「赤鉄鋼」。

地底からの便りを読んで、実験を繰り返し、地底世界がだんだん分かってきた。
その成果を生かして、水晶、ルビー、ダイヤモンドなどが合成できるようになった。

●現代
コンピュータの心臓部分には、たくさんの種類の鉱物が使われている。

セラミックス
陶器、磁器などの焼き物のこと。つまり鉱物のなかま。
宇宙船、人工骨、歯、関節などに利用される。


******************************鉱物のなまえ

黒曜石:破片は硬く鋭く、割れ口は貝がらのような模様。


噴気孔に見られるイオウの「針状結晶」。

水晶:石英の結晶。


「方解石(ほうかいせき)」:規則正しい方向に割れる。


海底から採集されたマンガン塊
マンガンは合金に使われる代表的な金属鉱物。

鉛:スズと合金にしてハンダになる。

アンモチン:やわらかい鉛を硬くする。活字、バッテリー部品になる。

ホタル石、リン灰ウラン石:熱したり、紫外線をあてたりすると、フシギな光を発する鉱物


花のような形の重晶石の結晶。「砂漠のバラ」と呼ばれる。

水銀:金属鉱物のなかで唯一、常温で液体の形をしている。

「貴金属」:金や銀。
銀:7割以上は写真フィルムなどの工業用、残りは貨幣に使われている。


メノウの断面。2つと同じ模様はない。混ざっている不純物によって、縞模様を描く。

「晶どう」:結晶ができている空洞。中に大きな結晶が成長していることが多い。

「緑柱石(りょくちゅうせき)」:マグマが地下深くでゆっくり冷え固まる時にできる鉱物のひとつ。


オパール

●宝石
色、輝きが美しく、少ししかとれない鉱物。

紅玉:ルビーやサファイア。ダイヤモンドの次に固い鉱物。

ヒスイ:日本が世界に誇る宝石。日本、ビルマなど限られた場所にしかない。

真珠:貝がらをつくる炭酸カルシウムが、芯になる球のまわりを結晶しながら包み込んでいる。



******************************鉱物の性質

鉱物は、目に見えないごく小さな粒が集まってできている。

●水、動物の骨や歯、貝がらも鉱物/驚
どんな鉱物も水と同様、「固体」「液体」「気体」の3つの姿になる。ただ姿を変える温度が違うだけ。

「固体」粒同士がしっかり手をつないでかたまっているもの。
「液体」粒同士がところどころで離れているもの。
「気体」粒がバラバラに離れている状態。


●鉱物の性質をしらべる
色、光沢、重さ、硬さ、割れ方、結晶のかたちなど。


モースの硬度計
互いにこすりつけ、傷がつくかつかないかでしらべる(意外とアバウト?w

「へき開」:結びつきの弱い方向に割れる。雲母、氷洲石など。

「条こん色」:塊で見る時と、細かい粉にして見る時で色が違うものがある。


色がよく似た鉱物しらべ

注意:
・採集の際、岩石を叩いて鉱物をとることは、一種の自然破壊。最小限にとどめましょう。
・あとから来る人の研究のさまたげになるため、とりすぎたからといって、他の場所で捨てない。


『メカニック大図解10 原子力発電所』(福武書店)

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■『メカニック大図解10 原子力発電所』(福武書店)
ケルビン・ゴズネル/著

1992年初版だから、今から22年前ってことは、今ある原発の初期の頃の話かな。
図解してくれても、その仕組みは全然分からないんだけど、
アインシュタインさん、天才なんだから、安全な廃棄の方法まで教えてくれたらよかったのに


【内容抜粋メモ】

「火力発電所」
石油や石炭を使い、炭坑での事故では、たくさんの人が亡くなってきた。
吐き出すガスは大気を汚染し、タンカーから石油が漏れれば海を汚す。

「原子力発電所」
火力発電所に比べて、造るのにとてもお金がかかり、核廃棄物の後始末がとても難しい。
もっともお金がかかるのは、核物質を扱う装置や機械の開発、試験をすること。

 
核分裂


コントロールされた反応(必要なエネルギーを取り出す)

原子炉:核分裂をおこさせるところ。
炉心:原子炉の中心。
格納棟:放射能が外に漏れないようコンクリートと鋼鉄でできている。
制御棒:制御室からリモコンで動かす。緊急事態の際は、数秒以内に原子炉を止めることができる。

ウラン
たくさんあって、安く手に入る。核燃料に使うのはウラン235。半減期は7億1000万年。
地中から掘り出し、精錬した後、ペレット(小さな粒)にして金属の管につめる。


【放射線の種類】

アルファ線:薄い紙1枚でも防げる。
ベータ線:アルミニウムなどの薄い金属板で防げる。
ガンマ線:鉛など重い金属で厚い壁をつくらないと防げない。

ガイガーカウンター:放射線を調べる機械。


************************いろいろな原子力発電所


加圧水型原子炉

いちばん多く、世界に190以上ある。もとは潜水艦を動かす力だった。

改良型ガス冷却炉


高速増殖炉

いちばん多くエネルギーをつくれる。燃料は「プルトニウム」。複雑なつくりで取り扱いが難しい。お金もかかる。


************************エネルギーをつくる方法

さまざまな発電所があっても、方法は同じ。
核分裂でできた熱を蒸気にかえて、タービンを回し、電気をつくる。
蒸気でプロペラを回す力が発電に使われる。蒸気は、復水器に入って水に戻り、繰り返し使われる。

発電所による違いは、核分裂をどうコントロールするか、出た熱をどんな冷却材で運ぶか。
濃縮ウラン燃料のほうが、高い熱が出て、エネルギーを安くつくれる。



発電機


************************電気を送る

原子力発電所は、少ない費用で24時間運転し、ずっとある量の電気を流している。

電気は「変圧器」に行く。


 


************************使用ずみ燃料

ウランは、だんだん弱くなるので、新しい燃料と取り替えなくてはならない。
使い終わったウラン燃料は「使用ずみ燃料」「高レベル放射性廃棄物」と呼ぶ。


使用ずみ燃料は、貯水池で数ヶ月間冷やされる。

使い終わっても、つくりなおして燃料にする。作業はすべてリモコンで行う。
こうして残るのは、もとの使用ずみ燃料の約3%で、数千年にわたって放射線を出しつづける。

使用ずみ燃料からとりだされたプルトニウムは、原子力発電所か「核兵器」しか使い道がない。


核廃棄物(放射性物質)
原子力発電所から出る廃棄物。高中低レベルに分かれる。
貯蔵タンクで、冷やされ、工場に運ばれ、ウランの棒を酸で溶かす→ステンレスのタンクに入れる。
※すべての核廃棄物を貯蔵すると、原子炉1基で1500億円かかるといわれる。

 
核廃棄物を扱うリモコン/厚いコンクリートの格納ドームを造っているところ

低レベルの危険が少ないものは、地中に埋められる。
 
(ドラム缶て・・・

イギリスでは、特殊な地下トンネルをつくって埋めようとしている。
また、コンクリートで覆い、地中に埋め、放射能がなくなるまで135年待つという計画もある。


何年も取り壊しを待つ廃炉(使わなくなった原子力発電所)


************************原子力発電所の事故

いちばん多いのは、原子炉から放射能が漏れること。
原子炉を冷却する仕組みが故障すると、自動的に運転を止める安全装置が働く。

「メルトダウン(炉心溶融)」がもっとも恐ろしい。
もし、地下に燃料がもぐりこみ、地下水にぶつかったら大爆発が起こり、大量の放射能が広範囲を汚染する。


メルトダウンまであと1時間という事故を起こしたアメリカのスリーマイル島の原子力発電所


防護服を着ていても、わずかな時間しか放射能を防げない

チェルノブリの事故後、「国際原子力機関(IAEA)」は、世界共通の安全基準をつくることにした。
安全のためにも、とてもお金がかかる

多くの国が、原子力発電所の建設計画を取りやめるようになった。


************************未来の原子炉は核融合炉


核分裂とは逆に、2つの軽い原子が融合する時にもすごい熱が出る。
太陽は、核融合でエネルギーを生み出している。

核融合では、ヘリウムと中性子が生まれるが、放射能はない。
燃料の「三重水素」は放射能物質で、半減期は12年。100年ほどでもう一度使えるようになる。
(どのみち放射能物質かい

1991年、ヨーロッパの研究所で、初めて磁場核融合でエネルギーを取り出すことに成功した。



日本の原子力研究所にある、熱核融合炉の実験装置


「潮力発電機」
クリーンエネルギーのひとつだが、海辺の生物への影響が懸念される。


************************原子力の歴史

1905年 アインシュタインが「特殊相対性理論」を発表。
原子核を組み替えると、ものすごいエネルギーがとりだせると予言した。

1929年 太陽は核融合で燃えていると発表。
1938年 核分裂を発見。
1942年 アメリカのシカゴ大学で初めて原子炉がつくられた。
「マンハッタン計画」でがスタート。原爆に必要なウラン235、プルトニウムを生産。

1945年 原爆が完成し、広島・長崎に落とされた

1950年 アメリカで、平和目的の核融合の研究が本格的となる。
1952年 水爆を完成(全然平和じゃないじゃん

いま、世界には、アメリカ、ヨーロッパ、日本に「三大トカマク」という実験装置がある。
制御された核融合のエネルギーとして、人類が初めて手にしたもの。



星野源@情熱大陸

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源くん@情熱大陸

●普段のまんまで仕事入り
「小さい頃、『スノーマン』を観て、あまりの切なさに寝込んだことがあります」
「休みの日は、買い物か、ジム行って鍛えるか」へえ/驚



ナレーションで
“ギラギラした存在感とは縁遠い”とか
“強烈な個性こそないが・・・”とか、何気にえらい言われようされてたのが笑えるw


●俳優業
ナレーション:
“ドラマ『ゲゲゲの女房』で脚光を浴びた”
“俳優、星野源は、目下のぼり調子にある”
(そーなのかw

舞台『テキサス』、映画『地獄でなぜ悪い』『箱入り息子の恋』など紹介。ここで部長も登場!
 


●文筆家

「ざわついてたほうが集中できるから、いつも喫茶店とかで書いてます」

「アウトプットしなくてもいられるならそのほうがいいと思うけど、ダメなんですよね」

「面白いものを作るぞっていう人たちが集結して頑張って作ったものを見ると、
 ものすごく元気になるから、自分もそういう風に思ってもらえたらいいなと」


●こども時代


空飛んでるw

小3の時にお漏らししちゃってイジメられたエピソードはどこかで読んだ気がするけど、
その後、パニ障や不安神経症になって、精神科に通って安定剤飲んだりしてた話はビックリ。



クレイジーキャッツの♪だまって俺について来い って曲を聴いて、
「そのうちなんとかなるだろう」て歌詞がものすごい命綱になった。
笑いも、音楽も、自分もそういうことを思ってもらう側になれたらいいなあと思う。


●くも膜下出血で入院

 

「レコーディング全部終わって、お疲れーて言ってる時にクラクラってなって」

「(入院中は)自意識で爆発しそうになった。今までこうしてたから、これがいけなかったのかな、とか」
病院内での写真は痛々しかったなぁ

バナナマン・日村に書いたバースデイソングもシンプルだけどじぃーんときた。


「体を休めなきゃいけない感じがやっと分かりました。
 前はとにかく詰め込んでくれって感じでしたけど」
そーだよー! みずがめ座さんたちって、ワーカホリックが多い気がするな。

「辛いことの中には、意外と面白いが混じっている。そっちのほうが個人的には魅力的」
そんな感覚もちょっと分かる


●復帰ライヴ@武道館 33歳の誕生日

リハで「コード譜しか書けないんですよ。音符も一応勉強したけど、全然頭に入ってこなかったw」

ライヴ友さんも行った話をこないだ聞かせてもらったり、
看護婦と一緒に登場したシーンはZIPでも紹介されてたw

 

「腫れ物に触るような感じにならないほうがいいと思って」
タミーからも花束が来てたね

ライヴが終了して、楽屋に倒れこむ。
「疲れたあああ! なんだろ、この達成感のなさ! 感動は・・・ないっス!w」

また全国ツアーとかすぐにやったりして、いきなり働きすぎなのでは?
どうか、ファンのためにも、ほどよくブレーキかけてね〜v



エアコン取替え

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日曜だっけ、土曜だっけ? 急にエアコンが動かなくなった
電源とタイマーのランプが点滅して、室外機が動いてない。
ネットで調べて、いったんプラグを抜いたりしてみたけど・・・ムリです
くぅううう、また大家さんにヘルプのパターンすか?!

電話したら、またまた息子さんと来てくれて、見た感じ、2000年製造だし、取り替えようってなった。
すぐに電気屋さんに連絡してくれて、来週工事に来てくれることに相成りました/礼

電気屋さんいわく、先日の2回にわたる豪雪で、室外機の故障が増えてるらしい。
そんな気はしてたけど、やっぱりか

上に積るほうじゃなくて、底の部分を雪や豪雨に浸ることでイカれるんだって&効率も悪くなる。
だから、一応、屋根があるベランダに置いたほうがいいって言われて、
たしかに洗濯機の横があいてるんだけど、そこはいつもノラにゃんが昼寝しにくるスペースだから、
うるさい室外機がどーーーーんって置かれたら、もう来なくなっちゃうよなぁ・・・寂


その他のトピックス。

●オリンピック閉幕式

 

あっという間のウィンタースポーツ祭りが終わって、フィギュア選手らのリラックスした顔がやっと見れたv
入場行進で、日本人選手がカメラで撮影しまくってたのが、なんだか国民性を感じたなw

 

男の子が本のページをめくるごとに、勝利者、敗者、名シーンの数々を振り返る演出もステキだったが、
なんといっても、ゆるキャラ&動物好きとしては、やけにリアルな表情のクマさん、ウサギさん、トラさんが可愛かった!
炎をフゥ〜っと吹き消すと、外の火も消えて、寂しくて涙が出るって凝ってる/驚

 

音楽にピッタリ合った花火の連発もコンピュータ制御なんだろうな。
選手ら1人1人の首からかけたメダルが光り輝いたり、お金かかってる。

 



変顔写真も公開。真央ちゃんの弾けっぷりもメダル級/爆


「もっと泣いてよフラッパー」

ちょこっと動画が見れたv 黒川さん&ペットのコウさんも、しっかり映ってた!


宇宙博2014−NASA・JAXAの挑戦@千葉・幕張メッセ(7月19日〜9月23日)
ステキ・・・でも混みそう・・・


『鷹の爪7 〜女王陛下のジョブーブ〜』4月4日から期間限定&無料公開
相変わらず手づくり感満載な面白いことをしてるなあ、蛙男さんw

オフィはこちら。


ドラマ『蜜の味』(2011)

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ドラマ『蜜の味』(2011)
脚本:大石静
出演:榮倉奈々、菅野美穂、ARATA、溝端淳平、市川知宏、木村文乃、近藤公園、森廉、山崎樹範、西山茉希、阿南健治、キムラ緑子、升毅、佐野史郎 ほか

『セカンドバージン』を書いた大石静さんが、たまたまつけたTVで内容深い対談をしていて、
そこで紹介してた井浦新さん出演ドラマが気になった。紙ちゃんも出てるし!
大石さんは“禁断シリーズ”が好きなんだね。

●1話
外科医のマサトは、病理のアヤと付き合って5年。
マサトは結婚したいと思っているが、キャリア志向でデキる女アヤはその気なし。
マサトの姪ナオコは、高校生の夏、田舎に帰ってきたマサトと相合傘をして腕をつかまれた時以来、
マサトを男として好きになっていた。

マサトのそばにいたい一心で「私、医者になる」と言って医科大に入り、上京するが、婚約者のアヤを紹介されて呆然。
工事現場の鉄骨の下敷きになった少年を助けるアヤを見ていた様子から、ナオコの本心を見抜くアヤ。

「あのコずっと見てたのよ。私が失敗するのを見たかったのよ」

セリフが使われているエンディングはオシャレ。思いきり蜂蜜垂れまくりだけど
榮倉奈々ちゃんのロングヘアはエクステ? なんだか馴染んでいないような???


●2話
アヤはナオコに見せつけるように、マサトとの結婚式を急速に進める。
アヤに見抜かれたことが分かって、マサトに素直に告白するナオコ(すごい勇気/驚
同時にアヤの競争心をナオコは恐れる。


●3話
マサトはアヤと同居して初めて、2人の方向性がまったく違うことに気づく。
そんなふさいだマサトを見て、ナオコも「私は負けた。まさ兄ちゃんも負けた」と知る。

マサト「夫婦なら日常のささいな会話も大切にしたい」
アヤ「夫婦なら一番の理解者であるべき」
マサト「一番愛してる人間と語り合いたいはずだろ?!」



女性がバリバリキャリアを持つと、こうも風当たりが強いかって見方もできるよな。
昔ながらのドラマの男女を逆転させたような構成。

しかし、しょっちゅう雨が降って、しょっちゅう女が泣いてるドラマだな
アヤにしても、両親がワーカホリックな家庭で育って、愛情表現が分からないだけなのに。
夫を取り戻そうとして迫る菅野美穂さんがゾクッとするほど色っぽい 新境地かも?


●4話
アヤはナオコの家に行く。
「あなたたちは叔父と姪なのよ。犬や猫と違うんだから、人間としての節操を持ちなさい」ってスゴイ圧!

マサトに責められて
アヤ「ナオコさんの家には行ってない、彼女は妄想が激しいから一度心療内科に行かせたほうがいいのでは?」
ライライはナオコを心配して、家を交換しようと提案する。禁断の恋を友だちに話したら、もう禁断じゃない感じだな。

小さい頃の思い出と真向から張り合おうとしてもムリだよね。
そして、また雨。梅雨なのか?


●5話
ゴタゴタから逃げるようにマサトは、ピッツバーグ行きを決める
送別会としてドライカレーを作るナオコ。それが練習と本番の2回だと知って感激する。
(やっぱ料理か・・・女は料理できないとアカンのやねぇ。いっそ男に生まれりゃよかったか
激情に駆られてマサトはとうとうナオコとキス。

一気に8年後/驚 ナオコはあっさり外科医になってノリスギと半同棲、ライライは病理、アヤは准教授。
マサトはある極秘プロジェクトのために帰国する。ものすごい七三分けになってw
榮倉奈々ちゃんのショートヘアもやっぱり馴染んでいないような???




●6話
やっと離婚届にハンコを押したアヤ。「私が出しとくね」って、そこ信用しちゃイカンてば
病院の医学部長選でタキノハラとキリシマは一騎打ちとなっている(院内の派閥争いって空しすぎ・・・
タキノハラ教授はがんを患い、マサトとナオコを執刀医に指名して、10日間海外出張と偽って入院する。
ナオコは岩手出張ということになっているが、ぶくろでライライ&細川に見つかってしまう。

ぶくろにホテルマリナーズなんてあったっけ?w
てか、2人が一緒に手術しただけで、どうしてそんなに嫉妬心を燃やすんだろ?
医療ドラマは、どんどん手術シーンが生々しくなってきて、血ドロドロ場面をいきなり見せられるから気が抜けない/怖×1000


●7話
マサト「二度と戻れないと思ってピッツバーグに行ったが、日本もやっぱりイイな」
アヤの触手も動くよね、そりゃ 離婚届を破っちゃう(だからゆったじゃん

アヤ「人間なんて存在自体が寂しいものなのよ」
アヤがライライにハンパない圧力をかけたために、ナオコに「注意してね」と言いにくる(ええ友だちやなあ!

マサトが家に食事に来て、運悪く?ケータイを忘れて取りに戻ったノリスギは、マサトとのことを知って嫉妬爆発。
8年も前のことを、しかも「私の中ではもう終わってるから」て言われてもダメか。
ナオコも彼がつなぎだったことをあっさり認めちゃってるし


紙ちゃんのAKBダンス可愛い
マサトは、プライベートでは前髪をおろすのか?


●8話
酔っ払ってどーにかなるってゆー黄金パターンか!?と思いきや、翌日マサトの買い物に付き合わされる。
ピンクのニットに「オードリーみたい」てw で、結局買ってるしw

ナオコ「8年前のあのキスは何だったんですか?」
マサト「可愛かったし、愛おしかった」
ナオコ「もしオンコールがなかったら帰っちゃいましたか?」
マサト「帰れなかっただろう。でもピッツバーグには行ったよ」



アヤ「負けっぱなしは教授も私も性に合いませんから」
「あなたは一生、私の夫よ」「私が私であるためよ」って自己愛か?
マサトは訴訟を起こすと言い渡す。離婚裁判もアメリカ式か

ノリスギ「やり直したいって泣けよ! そしたら受けとめてやるのに」て何様?

アヤ「あの人たちには、もう勝てないわ」
「ゴールが永遠にないのに惹かれあってる。だから敵わないんじゃない。
 あの2人にはタブーというアドバンテージがある。
 それは真っ当な私たちが、どんなにあがいても敵わない力なのよ。
 離婚しないってゆっても何の意味もないわ!」

ノリスギ君に見せた素直な涙を、マサトにも見せればよかったのに。
自分たちにはまったく非がないって言い切るのもスゴイ自信
ノリスギ×アヤがタッグを組んでさらにパワーアップか

患者の容態が急変。ナオコが処方したクスリのデータが書き換えられていた/怖×5000
マサト「誰が信じなくてもボクは信じるよ」

医師って、なるのに何年もかかって苦労するから、免許を剥奪されないために、
やらなくてもいい罪を重ねちゃうってドラマがけっこうあるね


●9話
アヤは、ノリスギからデータの改ざんを知る。

「捨てられるだけの理由がある、あなたには」

医師としてのプライドや理性は失わないところが立派。
投薬ミスと禁断の愛まで週刊誌にネタを売る。こんなイッちゃってる産婦人科医はイヤだ・・・

「先生に嫌われたくなかった」とナオコに言われた時のマサトの嬉しそうな顔がよかった

マサト「幸せも祝福も求めない。ただ一緒に生きていたいだけだ!」

・・・この2人の年齢差ってどのくらいだったっけ? 緑子さんは一体何歳でナオコを産んだのですか?


●10話
岡山からナオコの両親が上京。週刊誌ネタの真相をアヤに訊ねる。
「最後の賭けに出るわ」マヤは、悲劇の妻役を熱演
「2人を認めてあげてください。それが私のマサトへの愛情です

2人を説き伏せようとする両親。
母「自分も東京の人に惚れたことがあるが、家族のために諦めた」
父「大切な娘と、大切な弟が、世間から後ろ指さされるのを見ていられると思うか

この両親の男女の態度の違いにも注目。女性のほうが状況に柔軟。
お父さんの弟か。「おねえさん」てゆってたから、ずっと母の弟かと思ってた

ひと昔前のドラマなら、2人はこのまま会えないだろうけどね。
アヤは仕事中に倒れる。

しかし、みんな週刊誌のスキャンダル好きだねえ・・・ウソかホントか八卦みたいなもんだろうに。


●11話
アヤ「私は一体何と闘ってたんだろ? 人は許すことを学ぶために生きているのかな」

キリシマ教授も離婚して「池澤と正式に離婚したら、俺と結婚しないか?」て、急にキャラ変わってる/驚

マサトとナオコは、噂に阻まれながら病院を転々とする。
無医村でもダメ? 『雲の階段』のあの島に行けばいいのに・・・大歓迎だと思うよ。免許あるしv

ノリスギを諭すアヤ。
「今までも潮時は何度もあった。今度逃したら、あなたは医師としても終わるわよ。これが私の餞よ」てかっちょいい

ナオコの母が脳腫瘍で倒れる(ヒトはいろんなストレスから病になるんだな
アヤ「あなたの一途さは、そうゆう残酷な一途さなのよ」

潔くてすっきりしたイイendingだった。
キリシマさんらがやってた研究って、ピロリ菌なんだw





notes and movies(2004.5〜)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は勝手にしやがれのフライヤが貼ってあるピンク色のルーズリーフからご紹介。
ライヴレポのほうが多くて、映画は以下の10本のみだった/驚

  

photo1:翔さんを観にアボルダージュへ。
photo2:PE'Zを観に学祭へ。
photo3:グル魂の切り抜きv

昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『勝手にしやがれ!! 強奪計画』(1995)
監督:黒沢清 出演:哀川翔、前田耕陽、七瀬なつみ ほか
BSの翔さん特集を友だちに頼んでたその第1弾。毎回作品前にインタビューが入ってて“翔のひと言”が有り難いv
これが前、知人が絶賛してたシリーズかなあ〜? でも、たしか貧乏な探偵役とか言ってたから違うか。
久々若き日の翔さん見た。ヒロインがあまりに天然ボケで、あり得ないコテコテ感のある脚本だが、
チンピラ役でも一本筋を通す“らしい”作品。
♪森のくまさん をなぜか歌いながらおしまい。てか、こんな歌詞だっけ?


■『28日後・・・』(2003)
監督:ダニー・ボイル 出演:キリアン・マーフィー ほか
『デモンズ』系のゾンビもの。好きだな、わたしも
ドキドキコワイだけじゃ気分悪いが、どっちかというと倫理や哲学を語るシーンや、ほのぼのシーンが多いのは英国風味?w
2通りのラストがwhat if...て形で入ってるのはビックリ!
監督は“せっかく撮ったし”って決められなかったのかな?
誰もいない街の撮影は一体どうやったのか?
誰もいないスーパーって憧れるけど、結局は友人を探す旅に出ちゃうんだろうね。

森で呑気にピクニックしちゃうところが欧米人らしいw
希望はわずかに残ってる。なにせ女のほうが生命力が強いんだから。

少佐「4週間前も、その前もヒトはヒトを殺してきた。変わらない。殺られる前に殺る。サバイバルなんだ」
てまさに軍人的意見。一方殺された兵士は

「ヒトが全滅すれば地球は元のノーマルな状態に戻るだけだ」と平和的意見を出すがこれは却下される。

ゴッキー同様、まだまだヒトもしぶとく生き延びていきそうだ。


■『トロイ』(2004)(劇場にて
監督:ウォルフガング・ペーターゼン 出演:ブラッド・ピット、オーランド・ブルーム、ピーター・オトゥール ほか
さすが金かかってる。ブラピも他メンバも来日して、大作らしい大作。ハリウッドっぽい時代もの。
ギリシア神話をモチーフにしたのがイイ。トロイの木馬ってトロイ軍のだって勘違いも晴れたし
オトゥールの父親の心情を訴えるシーンがさすがに泣けた。
こうして、どんな強い支配者も名を残しても残らなくても今は昔、跡形も無し。
何万人という兵士はCG? 剣での戦闘シーンは、『ロード〜』ほどではないにせよ、スゴイ迫力。


■『永遠のモータウン』(2002)

監督:ポール・ジャストマン 出演:ファンク・ブラザース、スティーヴィ・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、
チャカ・カーン、ブーツィ・コリンズ、ベン・ハーバー ほか

渋谷シネ・アミューズは、狭くて100人入れないくらい。で、スクリーンもホームシアターサイズ!
席に段差も少ないから左端にしてみた。余った客に座布団が渡されて通路に体育座りはビックリ!爆
そんなアットホームさがイイ。音の反響も良くてライヴ感覚。

'60-'70一世を風靡したモータウンミュージックのほぼ全曲を演奏したのがTHE FUNK BROTHERS
だがブーム中も後も彼らの名と顔、存在すら知る人はいない。
当時のフィルムを観れると思ったら、あくまで現在の彼らをおさめたドキュメンタリーで、
MTVっぽいステージで男女数人のシンガーを迎えて、往年の名曲を演奏。

大画面で観ると、まるで自分がその場にいるような臨場感で、ライヴハウスに来たみたい。
立って歌って踊りだしたくなる名曲、名演奏ばかり。
♪Cloud Nine 、♪悲しい噂、♪What become bloken hearted、チャカ・カーンの貫禄の♪What's going on etc...
話に出るのもS.ワンダー(いつもスタジオAにいて、楽器をすごいイイ!とか言ってやってたらオレらより上手くなってたw)、
M.ゲイ、S.ロビンソン、テンプス、フォー・トップス、アレサetc...多彩なスターばかり。

もともとは車の製造に来た労働者が多く、「ボクシングとトランペットで悩んだ」とか言うメンバーは、
文字通り朝から晩までSNAKE PITて愛称のSTUDIO Aに入り浸って、即興に近い曲を作り、
夜はJAZZ CLUBで演奏、そのアイデアもふんだんに入った。

途中メンバがドラッグで他界、ツアーもハードで、ついにはモータウンレーベルがLAに移ると
貼り紙1枚で夢はあっけなく終わってしまう。

「ひと言もアナウンスメントなどなかった」

忘れられたビッグバンドは、イギリスで起きたブラックミュージック復刻で表彰される。
ビートルズ、ストーンズなど多くのバンドが彼らの演奏を真似た。
そして老齢で亡くなるメンバも数人。ようやくアメリカの音楽祭で功労賞をもらう。
久々全員集まってのライヴ。亡くなったメンバも紹介され、写真が置かれてゆく。
これで正しい評価が受けられるようになったかは?だけど、♪マイ・ガール ほかの名曲は永遠。
世界中の音楽を愛する人々の心の奥底に響き続けることは間違いない


■『トーク・トゥ・ハー』(2002)
監督:ペドロ・アルモドバル 出演:レオノール・ワトリング ほか
複雑に重なり合う男女の縁。そのどれもがスレ違っているのに、密接に支えあっている関係。
自分が愛だと思っている感情が、本当に愛なのか?
自分が気づかずに接している人々の間にこそ愛は隠れているのかもしれない。
フシギなシチュエーション+フシギな前衛演劇+フシギなサイレント映画で織られた物語の展開に釘付けになる。

男が女の患者の身体をマッサージするってどーなのかな・・・
2人の新たな関係が始まろうとして物語は終わる。

イスをどけながら踊る女性2人の劇や、実験で小さくなった男が妻の陰部に入って帰らなくなるサイレント映画、
などフシギなペーソスがふんだんに使われている。

結局妊娠させたのはBなのかも不明。
彼とAの気持ちが通じていたかも不明。一見すると単なるストーカーだし
“究極の愛”と言うのなら、AとBの友情は本物だ。
たとえ罪を犯しても一度心を通わせた友のために駆けつける損得のない気持ち。
それが異性となると、様々な欲望や誤解が生まれて真直ぐ進まない、どうしても。


■『RUSH!』(2001)
監督:瀬々敬久 出演:キム・ユンジン、哀川翔、柳葉敏郎、大杉漣、阿部寛、麻生久美子 ほか
金を巡るヤクザものと思いきや、あらゆる人が絡まりあうリワインドムービーv
翔さんは『DOA』よろしく髪をまっ黄色に染めて、なぜか野球のユニフォームで軽いコメディを演じてる。
多彩なゲスト出演が何気に豪華で、2通りのラストが交錯するところに胸がギュッと締めつけられたりもする。

やっぱしSとKは死んで、その金はYからバーでヒマそーにしてた女に渡ったってことか?
Yの投げた石で2人が死んだんじゃないのに、関連づけてるからトリッキーだ。
撮影裏話で日本語の分からないキムに翔さんが優しかったとか
気の弱いサラリーマン役のギバちゃんと、イッちゃってる警官役の大杉さん、阿部ちゃんコンビがイイ味出してる。


■『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)(劇場にて
監督:ローランド・エメリッヒ 出演:デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール ほか
CG技術+音のリアルな演出もここまで来たか
現代の環境問題をすぐ今日、明日起こる大災害として見せて、初めて、日常のゴミ捨てや、
フロン、排気ガス、石油もろもろのことも、もっと真剣に取り組まなきゃって思う・・・かも?

『ドニー・ダーコ』で異様な個性を放っていたギレンホールが、本格的パニックで“頼れる男”を演じている。
人間ドラマは薄いけど、大自然の巨大パワーの中では、人の文明なんてひとたまりもない儚さなのが印象的。

深い雪に覆われた自由の女神の画がスゴイ。台風の目に入って、一瞬で凍っちゃうのもビックリだし。
本当に古代のマンモスは氷河期に一瞬で凍ったのか!?
アメリカは自分らの横柄さに反省しはじめてる??
いろいろ災害時の心得を学んだ。まず、鳥やネズミが大量に逃げてたら、とりあえずそっちに逃げるべし、これ鉄則


■『Dead BEAT』(1999)
監督:安藤尋 出演:哀川翔、村上淳、真野きりな、根津甚八 ほか
久々Vシネ〜〜〜! が、なんかテンション低いヤクザもの
ハウス?系の音楽使ってるのはイイけど、前衛もどき?
ヒロインの顔が怖い・・・魔性とゆーよりホラー系(失礼だ/謝
でも元ヤクザのバーテンダー役・翔さんのミステリアスで控えめな演技は堪能v

「いいね、幸せそーで」「お前は?」「幸せだよ、家庭あるし、借金あるし」と決めゼリフ。

とにかくワガママな女に振り回された男3人の話。
眼帯のワケは「この左目はあなた以外見ない」と約束したから。重い・・・
結局その左目をUに撃たれて死ぬんだが、嫉妬で殺されて彼女は嬉しかったのかも。どこまでも乾いた映画。
Sは情熱もプライドも、他への関心も失ってしまった男だ。人を殺した罪を背負って生きる屍。


■『ヴェロニカ・ゲリン』(2004)(劇場にて

監督:ジョエル・シュマッカー 出演:ケイト・ブランシェット ほか
ケイトの安定した確かな演技力と、作品選びにハズレなしっ
実話で、麻薬問題と闘った女性記者という社会派ドラマだけあって、観た後もいろいろと考えさせる作品。

「自分の書いているのはクダラナイ同情話よ。もっとやりがいのある記事を書きたいの。
 毎日、子ども達がドラッグで死に、ディーラー達はベンツを乗り回してるのに誰も気にも留めない。
 私が書きたいのは、このことよ!」

2ペンスの注射器のために身を売る少年少女たち。
ヴェロニカが撃たれて死亡した事件から国民はやっと動き、アイルランドの麻薬法が大幅に改訂されるまでとなり、
のちに麻薬犯罪は激減したらしい。が、世界では、まだまだ根強い問題だ。


■『テッセラクト』(2004)(劇場にて
監督:オキサイド・パン 出演:アレックス・ガーランド、オキサイド・パン ほか
気になるタイトルの意味は「四次元」。思ったほどの斬新感、ドキドキする期待感ほどじゃなかったが、
言ってみりゃリワインドムーヴィ。
麻薬事件に居合わせた他人同士4人の行動が時間軸を解体して組み合わせてある。

「だから危ないって言ったじゃない。なんでやめなかったの?」

これで彼は懲りたろうか? 舞台はタイ。
渋谷シネセゾン。客少な〜20人くらい。




【イベントメモ】
「アボルダージュ」@日本武道館
キロさん占い@反町


【ライヴレポ(追加で別記)】
YO-KING presents TODAY 6@クアトロ 2004.5.22
PE'Z LIVE 若葉祭@女子栄養大学 2004.5.30
スカパラ@NHKホール 2004.6.2
ROLLINGSほか@下北SHELTER 2004.6.27
勝手にしやがれ TOUR 2004 フィンセント・ブルー@クアトロ 2004.7.17
グループ魂@野音 2004.7.18
2004 LIVE FACTORY 721@お台場冒険王 冒険ランド内冒険ステージ 2004.7.19
奥田民生 okuda tamio OT10@渋谷公会堂 2004.7.26
The Miceteeth Live Tour 2004 Babyish@O-EAST 2004.8.6
ROCK IN JAPAN FES.2004@国営ひたち海浜公園 2004.8.8
ROLLINGSほか@新宿ACB 2004.8.13

過去のライヴレポまとめ3

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過去のライヴレポをまとめてアップしていく予定なり。

過去のライヴレポまとめ1はこちら。
過去のライヴレポまとめ2はこちら。

今回は、以下の18本。

2006-01-26 23:55:55
LIVE REPORT:冷牟田竜之presents "Taboo"@O-EAST 2004.2.14

2006-01-27 23:55:55
LIVE REPORT:勝手にしやがれ@下北沢SHELTER 2004.2.27

2006-01-28 23:55:55
LIVE REPORT:PE'Z REALIVE TOUR 2004 春〜今回は多めに回ります。〜@渋谷クアトロ 2004.2.28

2006-01-29 23:55:55
LIVE REPORT:インパスターズ@下北沢 2004.3.6

2006-01-30 23:55:55
LIVE REPORT:ROCKING TIMEラストライヴ@渋谷クアトロ 2004.4.2

2006-01-31 23:55:55
LIVE REPORT:PE'Z REALIVE TOUR 2004 春〜今回は多めに回ります。〜最終公演@野音 2004.4.3

2005-12-14 23:55:55
LIVE REPORT:SHINJUKU LOFT 5TH ANNIVERSARY BIG SHOT 2004 Special Ultimate Cut@新宿LOFT 2004.4.25

2005-12-15 23:55:55
LIVE REPORT:YO-KING presents TODAY 6@クアトロ 2004.5.22

2005-12-16 23:55:55
LIVE REPORT:PE'Z LIVE 若葉祭@女子栄養大学 2004.5.30

2005-12-17 23:55:55
LIVE REPORT:スカパラ@NHKホール 2004.6.2

2005-12-18 23:55:55
LIVE REPORT:ROLLINGSほか@下北SHELTER 2004.6.27

2005-12-19 23:55:55
LIVE REPORT:勝手にしやがれ TOUR 2004 フィンセント・ブルー@クアトロ 2004.7.17

2005-12-20 23:55:55
LIVE REPORT:グループ魂@野音 2004.7.18

2005-12-21 23:55:55
LIVE REPORT:2004 LIVE FACTORY 721@お台場冒険王 冒険ランド内冒険ステージ 2004.7.19

2005-12-22 23:55:55
LIVE REPORT:奥田民生 okuda tamio OT10@渋谷公会堂 2004.7.26

2005-12-23 23:55:55
LIVE REPORT:The Miceteeth Live Tour 2004 Babyish@O-EAST 2004.8.6

2005-12-24 23:55:55
LIVE REPORT:ROCK IN JAPAN FES.2004@国営ひたち海浜公園 2004.8.8

2005-12-25 23:55:55
LIVE REPORT:ROLLINGSほか@新宿ACB 2004.8.13

ドラマ『緊急取調室』(6話〜)(2014)

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ドラマ『緊急取調室』(6話〜)(2014)

1話見たごとに追加していく予定なりv

●第6話
ゲーム会社の社長・山本を誘拐した、開発者の北原。
動機は、難しすぎて発売中止になったシリーズを山本が侮辱したから?
キントリに来ても「ロールプレイングゲームは、何百通りもストーリーを考えるんだ」と余裕。
今回は温和な善さんが熱くなる。北原が少年の頃、万引きで補導したことがあったから。

「山本の居場所のヒントは、ゲームの中にある」という供述から、徹夜でゲームするユキコ。
山本は死体で発見され、殺人は否定する北原。
母1人、子1人で育った北原自身が、ゲームのキャラに反映しているのでは?とユキコは想像する。

「君は悪いことをした。でも君は悪い人じゃない。私はそう信じる。大人になれよ。生き直せ!」

郷原部長は「真相解明するためじゃなく、真相を作るためにキントリをつくったんだ」という。
最後は飲み会→梶山とユキコの会話って、なんだか水戸黄門並みな黄金パターンがあるな

 
カワイイわんこ出てきた


●第7話
今回の取調べは、3人を殺した元記者のサナダ死刑囚。
暴力団に脅されて、3人を殺して海に捨てたと供述したが、
向井のみ長野の山中から白骨死体でが発見され、他の2人が銃殺なのに、彼だけ刺殺。

昔、部下がサナダに情報漏えいをそそのかされて、人生を台無しにされた恨みを持つ春さん、
同じ暴力団に因縁を持つ菱本が名乗りを上げるが、郷原部長はユキコを指名する。
警察内部の本を書きたいというサナダに協力しつつ、向井の妻ケイコとサナダの関係について暴いていくユキコたち。
夫からDVを受けていたケイコは、サナダと不倫の関係にあった・・・

サナダの取材手帳には、ユキコの夫に関する重大な秘密が書いてあるという。
サナダから教えられた電話番号にかけると、以前、警察を辞めさせられたという春さんの部下に通じた。
次回、なにやら急展開の予告だったな。


「俺は君を守りたいだけだ。あいつの代わりに。俺じゃ代わりにならないか」


スペシャルドラマ「恋」(2013)

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スペシャルドラマ「恋」(2013)
原作:小池真理子 監督・脚本:源孝志
出演:石原さとみ、原田美枝子、井浦新、田中麗奈、斎藤工、渡部篤郎、柿澤勇人、風間トオル、石橋蓮司 ほか

井浦新さんの作品選びはなかなかいい。
久々、原田美枝子さんの出演作をじっくり観れたのもよかったし。

終始、'70代のヒットナンバーが流れていたのがステキ
♪Heart of Gold/N.Young
♪Julia/J.Lennon
♪Rainy days and Mondays/The Carpenters
♪Clair/Gilbert O'Sullivan
♪Just like a woman/B.Dylan etc...




▼story
ルポライターの鳥飼は、浅間山荘事件に隠れて話題にもならなかった、ある女子学生の殺人事件について本を書こうと、
15年の刑期を終えた殺人犯・矢野布美子に会いに行く。
一度断られるも、3年後、彼女から本を書いてほしいと頼まれる。
フミコは、子宮がんで余命1ヶ月と申告されていた。

「裁判でも話していないことがある・・・」

1972年。英文学の優秀な生徒だったフミコは、『ローズ・サロン』という官能小説の翻訳を手伝うため、
大学教授・片瀬信太郎の助手のバイトをはじめる。



苦学生だった信太郎は、二階堂財閥の娘・雛子と結婚し裕福な暮らしをしている。
ヒナコは、信太郎の教え子と付き合っていることをオープンにしていて、疑問を持つフミコ。

信太郎の母は、ある男に捨てられ、信太郎を産んだ後、小さな旅館の主人の妾となった。
高2の時に母は亡くなり、義父も死んだことで、やっと自由になれたと思った矢先にヒナコと出会い、衝動的に駆け落ち。



毎年、夏になると、夫婦は軽井沢の別荘で過ごす。その年は、フミコも誘われる。
ヒナコは、レストランオーナーの副島とも付き合っている。同じ夜、フミコは信太郎と一夜を過ごす。



翌朝、「彼女は素晴らしかったよ」と平然とヒナコに話したことにショックを受け、
家を飛び出したフミコは、駅で観葉植物を売る男性から「マルメロ」をもらう。
15年経ってようやく香り高い実をつけるというマルメロを3人で植え、「15年後にまたみんなで集まろう」と約束する。

しかし、ヒナコが電気屋のバイト・大久保勝也に本気で恋をしてしまったところから、3人の微妙なバランスは大きく崩れ始める・・・




「どちらかではダメなんです!」

「愛してる。でも愛の中身が違うの。わたしは勝也の心が欲しい」





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