■『風立ちぬ』(2013)
監督:宮崎駿
声優:庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート、風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎 ほか
小雨降る中、こんな日ならお客さんも若干少ないんじゃないかってことを期待して、やっと観に行ってきたv
そしたら、水曜レディースデイにも関わらず、17時って時間帯だったからか、
シネコンの2館で時間差上映だったせいか、空席もちょこちょこあった感じ。
1時間前にチケットを買った割りに、後ろの通路側がとれてラッキーv
長々とした予告と、なぜか男女2人組のダンスユニット?の歌を2曲も聴いてからやっと始まった
「風立ちぬ、いざ生きめやも」
●trailer
●story(ネタバレ注意
堀越二郎は、幼い頃から飛行機に憧れ、イタリアの設計技師カプローニを師として、たびたび夢に見ていた。
夢では、カプローニが設計した旅客機の原型のような飛行機に乗せてくれて、
自らが後に設計することとなる飛行機が飛んでいる。
「飛行機は戦争に使われるという皮肉な運命を背負っている。
しかし戦争はいつか終わる。そしたら旅客機の時代がくる」
その後の夢にもたびたび彼が出てきて、「風は吹いているかね?」と聞いてくる。
「創造的人生の持ち時間は10年だ」
二郎は、大学で学ぶため上京し、その汽車の中で後の妻・菜穂子と出会う。
そして、あの関東大震災が起こる
地鳴りと、地面がめくれあがる描写、見る見る炎に包まれていく東京の様子はリアルだった。。
菜穂子の世話をしている女性が脚を折ってしまい、二郎は背負って山に登り、
菜穂子を実家に届け、名も名乗らずに大学に向かう。
そこでは、同級生の本庄らが書物を外に救出して、火の粉を払っていた。
その後、二郎に女性から届け物があるがすれ違って会えなかった。
二郎は、本庄の紹介で名古屋の三菱に入社。
秀才設計士として最初から有望視され、本庄と一緒にドイツ研修にも指名された。
ドイツの技術を集大成させた鉄製の飛行機に圧倒される2人。
「われわれはドイツに20年も遅れをとっている。それをわずか数年で追い越さなければならない」
ドイツ語、英語、あらゆる詩句なども暗誦している、昔の知識人て筋金入りのインテリだなあ!
本軽井沢のホテルに行く途中、菜穂子と彼女の父に再会する。。。
生々しい戦闘シーン、廃墟となった町のシーンは最小限に抑えながらも
戦争をその身で体験した宮崎さんが作った今作で、戦争の底知れぬ恐ろしさ、
決してもう二度と繰り返してはならないということが子どもたちにもキッチリ伝わったのではないだろうか。
実話を基にした登場人物たちの手を借りることで、これまでの宮崎作品の少年少女たちが、
ようやくここで等身大に成熟して、結ばれることができた。
まさにジブリの歴史の集大成ではないかと感じた。
何度もキスシーンがあって、それがとても自然なのがよかったなあ!
これを観た女の子は「ああゆうお嫁さんになりたい」なんてまた夢をみてしまうかもしれない
あくまで2人の経済状況がもともと恵まれていたことと、
なにより互いに精神的に完全に自立していたことを考慮しなきゃいけないんだけれども。
それにしても結核療養とは名ばかり。
こんなに寒い山の、しかも外で、布団にくるまって静養しているだけで治るはずもない/涙
今回のもう1つの見所は豪華な声優陣。
いつからアニメの声優は有名タレント、俳優がやるようになったんだろうね?
庵野さんの朴訥な声は、声優初挑戦にしては合ってたと思うな。
若い女性のお客さんの中には、鑑賞後「すごい棒読み!」て笑ってゆってたけど
もう1人気になっていたのは本庄役の西島秀俊さん。
「八重の桜」でモーレツ忙しいだろうに、きっちり役に合わせてくるところはさすがの役者魂。
制作者のテロップがすべて可愛い手書き文字なのも手作り感が一貫していてイイ。
ユーミンの♪ひこうき雲 が、さて、どのタイミングで入るかにも注目していた。
ラストのラスト、たった数分間のこの曲が流れた時、
このストーリー、この映画のために書かれたんじゃないかってほど奇跡のコラボになっていた
ロバート・ウェストールが大好きで、戦闘機マニアの宮崎さんが『紅の豚』で見せたファンタジーや郷愁でなく、
飛行機そのものへの尽きぬ情熱、愛情のかぎりを今作で昇華させきったのではという思いがした。
追。
基になった小説「風立ちぬ」は、なんと久我美子さん主演で映画化されている 観たかなあ???→ウィキ参照
シネコンが入っているイオンに久々来たら、すっかりどの階もリニューアルされてて驚いた。
激安子ども服や子ども雑貨、ペットショップにはわんこ&にゃんこもいた!
フードコートが1階から3階に移って、丸亀製麺もあったしv
カルディ的な店(カルディではないw)もあった。
夏休みってことで、めいっぱいオシャレした女子、めいっぱい背伸びした男子らで賑わっていた。
監督:宮崎駿
声優:庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート、風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎 ほか
小雨降る中、こんな日ならお客さんも若干少ないんじゃないかってことを期待して、やっと観に行ってきたv
そしたら、水曜レディースデイにも関わらず、17時って時間帯だったからか、
シネコンの2館で時間差上映だったせいか、空席もちょこちょこあった感じ。
1時間前にチケットを買った割りに、後ろの通路側がとれてラッキーv
長々とした予告と、なぜか男女2人組のダンスユニット?の歌を2曲も聴いてからやっと始まった
「風立ちぬ、いざ生きめやも」
●trailer
●story(ネタバレ注意
堀越二郎は、幼い頃から飛行機に憧れ、イタリアの設計技師カプローニを師として、たびたび夢に見ていた。
夢では、カプローニが設計した旅客機の原型のような飛行機に乗せてくれて、
自らが後に設計することとなる飛行機が飛んでいる。
「飛行機は戦争に使われるという皮肉な運命を背負っている。
しかし戦争はいつか終わる。そしたら旅客機の時代がくる」
その後の夢にもたびたび彼が出てきて、「風は吹いているかね?」と聞いてくる。
「創造的人生の持ち時間は10年だ」
二郎は、大学で学ぶため上京し、その汽車の中で後の妻・菜穂子と出会う。
そして、あの関東大震災が起こる
地鳴りと、地面がめくれあがる描写、見る見る炎に包まれていく東京の様子はリアルだった。。
菜穂子の世話をしている女性が脚を折ってしまい、二郎は背負って山に登り、
菜穂子を実家に届け、名も名乗らずに大学に向かう。
そこでは、同級生の本庄らが書物を外に救出して、火の粉を払っていた。
その後、二郎に女性から届け物があるがすれ違って会えなかった。
二郎は、本庄の紹介で名古屋の三菱に入社。
秀才設計士として最初から有望視され、本庄と一緒にドイツ研修にも指名された。
ドイツの技術を集大成させた鉄製の飛行機に圧倒される2人。
「われわれはドイツに20年も遅れをとっている。それをわずか数年で追い越さなければならない」
ドイツ語、英語、あらゆる詩句なども暗誦している、昔の知識人て筋金入りのインテリだなあ!
本軽井沢のホテルに行く途中、菜穂子と彼女の父に再会する。。。
生々しい戦闘シーン、廃墟となった町のシーンは最小限に抑えながらも
戦争をその身で体験した宮崎さんが作った今作で、戦争の底知れぬ恐ろしさ、
決してもう二度と繰り返してはならないということが子どもたちにもキッチリ伝わったのではないだろうか。
実話を基にした登場人物たちの手を借りることで、これまでの宮崎作品の少年少女たちが、
ようやくここで等身大に成熟して、結ばれることができた。
まさにジブリの歴史の集大成ではないかと感じた。
何度もキスシーンがあって、それがとても自然なのがよかったなあ!
これを観た女の子は「ああゆうお嫁さんになりたい」なんてまた夢をみてしまうかもしれない
あくまで2人の経済状況がもともと恵まれていたことと、
なにより互いに精神的に完全に自立していたことを考慮しなきゃいけないんだけれども。
それにしても結核療養とは名ばかり。
こんなに寒い山の、しかも外で、布団にくるまって静養しているだけで治るはずもない/涙
今回のもう1つの見所は豪華な声優陣。
いつからアニメの声優は有名タレント、俳優がやるようになったんだろうね?
庵野さんの朴訥な声は、声優初挑戦にしては合ってたと思うな。
若い女性のお客さんの中には、鑑賞後「すごい棒読み!」て笑ってゆってたけど
もう1人気になっていたのは本庄役の西島秀俊さん。
「八重の桜」でモーレツ忙しいだろうに、きっちり役に合わせてくるところはさすがの役者魂。
制作者のテロップがすべて可愛い手書き文字なのも手作り感が一貫していてイイ。
ユーミンの♪ひこうき雲 が、さて、どのタイミングで入るかにも注目していた。
ラストのラスト、たった数分間のこの曲が流れた時、
このストーリー、この映画のために書かれたんじゃないかってほど奇跡のコラボになっていた
ロバート・ウェストールが大好きで、戦闘機マニアの宮崎さんが『紅の豚』で見せたファンタジーや郷愁でなく、
飛行機そのものへの尽きぬ情熱、愛情のかぎりを今作で昇華させきったのではという思いがした。
追。
基になった小説「風立ちぬ」は、なんと久我美子さん主演で映画化されている 観たかなあ???→ウィキ参照
シネコンが入っているイオンに久々来たら、すっかりどの階もリニューアルされてて驚いた。
激安子ども服や子ども雑貨、ペットショップにはわんこ&にゃんこもいた!
フードコートが1階から3階に移って、丸亀製麺もあったしv
カルディ的な店(カルディではないw)もあった。
夏休みってことで、めいっぱいオシャレした女子、めいっぱい背伸びした男子らで賑わっていた。