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増える小学生の校内暴力@週刊 ニュース深読み

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なぐる・ける・すぐキレる... 小学生にいま何が?@週刊 ニュース深読み
 

 


小学校での例


ちょっと注意しただけで教師を蹴ったり、1人の子を褒めたら、後ろの子が「あの子ばっかり」とキレて友だちに机を投げつけたり、
ハサミで襲ったり、、、フツーの子が暴力行為をするという傾向がある。

 

 

日本の教師は世界一多忙
「40人学級」→「35人」にして、また戻った?
その理由は、「財政上の問題」+「生徒数を減らしてもトラブルは改善しなかったから」
教師も、親も忙しくて、じっくり相談もできないばかりか、普段の会話もままならない状況。



子どものストレス要因


授業時間、科目の増加

「ゆとり教育」制度が改正され、授業時間が増えた上、昔はなかった教科も増えた。
家に帰っても、夏休みになっても宿題、塾に追われ、子どもの自由な時間がない。



1人っ子が多く、両親は長時間労働

「共働き」「核家族化」
共働き家族は5年前の600万世帯→1000万世帯に増えた。
長時間労働のため、親子のコミュニケーションが減り、食事や睡眠等、生活習慣も乱れている。

昔も「鍵っ子」はいたが、今は異年齢の交流も減った。
疲れて帰ってきた親は、子どもの一面しか見ないで「ちゃんと勉強した?」くらいの会話しかできない。

「イイ子プレッシャー」が強い
手がかからない「イイ子」でいて欲しいという思いは、子どもに伝わってしまう。
勉強ができる、「イイ子」に育てること=親の評価にもつながっている。
視聴者FAXでは「家のしつけの問題では?」「甘やかしすぎ」なんて声まであった

「空気を読む」ことを強要される
子ども同士の関係でも、全員横並びで、ちょっと変わった行動をしたり、意見を言うと、
「KY(空気を読まない)」と非難されるため、自分の気持ちを素直に出せない。


 

両親は大卒が多い世代で、親よりさらに上を目指すことを強いられる。
その実、雇用・給与等の労働条件は不安定で、子どもの貧困は6人に1人とされている。



騒音の苦情などによる遊び場の禁止/遊具は危険だとされて撤去

公園なのに「ボール遊び禁止」って看板、ほんとに見るよね。何の意図なのかまったく意味不明




専門家いわく、
「国の調査では、その背景までは分からない。
 2011年、大津のいじめ自殺事件以来、それまで見過ごしてきたことも厳しく捉え、暴力件数としてカウントするようになったのも、
 統計が右肩上がりになっている要因の1つ」

「2006年に“いじめ”の定義が変わり、年間30日以上学校に来なければ“不登校”とみなす、など、
 認知自体が変わってきた。実態を徹底的に調査するのがポイント」


対策例その1

 
「ソーシャル・スキル・トレーニング」でコミュニケーションを体感して学ぶ

 

こうしたプログラムは、社会人も受けていて、効果がある。
トレーニングだけで終わらせるだけではダメ。単なる「ガス抜き」では、根っこのストレスは減らない。
ストレスは1人1人違い、感じ方も違う。「気持ちの共有」が大切。


 

“価値観はみんなそれぞれ違う”“ある子には気にならない言動でも、ある子は傷ついてしまうことがある”ということを体感させて学ぶ。

小さな子どもは傷ついても、なかなか言葉で上手く表現できないため、怒りをためがち。
「そんなことでも傷つく人がいるんだ」という気づきが生まれ、他人や自分を客観的に見る経験となる。

ヒトはそれぞれ違う。


対策例その2
「ユーモア詩」を書かせたところ、子どもたちの本音の声が聞こえてきた。






それを学級通信に載せて親に読ませたところ、とくに父親が変わった。



親の大多数の意見は「子どもが言うことをきかないからいけない」

「言うことをきかないと、犬小屋に寝かせるわよ!」という口ぐせも多数見られた/驚

親にも余裕の時間が必要ユーモアのある言い方に変えればいい(ドン小西さん

視聴者FAX「あなたたちが子どもの頃は、カンペキでしたか?」


[さいごに]
「理想の子ども像」を強要しない。
「自分は認められている」「人の役に立っている」などの感覚を持てる、どんな子も活躍できる環境が必要。
「いつもニコニコ元気」ではなく、「ネガティヴな感情」も認めてあげること。



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