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『ライ麦畑でつかまえて』J・D・サリンジャー

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サリンジャーは、英米文学でもっとも好きな作家。
私がサリンジャーと最初に出逢ったのは、短大の英文学の教授から『The Catcher in the Rye』を原文で読んで、
英語で感想を書いて提出するという宿題を出されて、四苦八苦した思い出までさかのぼる。

それから、その文章の魅力にひきこまれ、『フラニーとゾーイ』ほかグラース家の物語りに入っていった。

こんな伝説的作家が、つい最近の2010年まで生きていたことに仰天した。享年91歳。

『ライ麦畑でつかまえて』The Catcher in the Rye(1951)
・『ナイン・ストーリーズ』Nine Stories(1953)
(一番のお気に入りは『バナナフィッシュにうってつけの日』独特な哲学を持つ長兄シーモアが一番好き
・『フラニーとゾーイ』Franny and Zooey(1961)
・『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア-序章-』Raise High the Roof Beam, Carpenters, and Seymour: An Introduction Stories , 1963
・『ハプワース16、一九二四』Hapworth 16(1924, 1965)

読んだのは、上記の順番ではないけれども、もう一度ノートをひっくり返して感想メモを探して、
改めてブログに載せていきたいと思う。

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『The catcher in the rye』宿題用のメモ転載

兄(D.B.):作家
僕(ホールデン・コールフィールド):本当に馬鹿、意気地なし、浪費家 17歳
妹(フィービー):可愛い、利口 10歳
弟(アリー):天才、白血病で死

子どもを理解出来なくなる大人
金はいくらでもある

129,133,137p

将来や現実にピンとくるまでにヒマがかかる
インチキくさい光
生を代表とする大人たち

大人はヒトを信用しない(『星の王子さま』とよく似ている

"Good Luck!"→ひどい言葉だよ
ウソツキ→寂しさ
所々こっちを笑わせる本が好き(この本もそう

主人公はずっと気が滅入った状態→無意識にそれに憧れている
窓から外を眺めるのが好き

気がのらないとうまくいかない
疲れてもいないのにベッドに入るのが一番嫌い

からかっちゃいけない人間がいる。それがたとえからかわれても仕方のない人間であっても

◎セントラルパークサウスの湖のアヒル2人のタクシードライヴァーに聞く
意気地のないところもあり、別にたいして気にならないタイプの人間

「ステキ」一番嫌いな言葉、インチキ臭い
映画は人をダメにする(it's true

貧乏に対して“多少の同情”と“多少の嫌悪”を持っている
本物嗜好、脇役が好き

180p ようやくすっかり気が晴れる→なんでもない歌をなんでもなく歌う少年
181p フィービーを喜ばせようとする

大人ぶっていて、時々子どもっぽい

いつまでも今のまんまにしておきたいものがある
→フィービー、アリー、恋人、幼少期の自分(大人になる過程での心の揺れ

190p 突然気が変わる

死んだら川へ捨ててくれるような良識ある人がいないかな

サリーの返事「同時にあんたにも分かってないんじゃないの?」
206p 作者がサリーに言わせている

インチキ
映画を観て泣くような奴は、心の中がイジワルな連中さ
伝言はいつも伝わらない

269p this is good
292p アントリーニ先生の言葉
学識のない思想家より、学識ある思想化のほうが謙虚である。

330p 幸福になる



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