■全豪オープン2015 男子シングルス4回戦「錦織圭×ダビッド・フェレール(30)」@メルボルン
ついにベスト8を決める試合。解説は、福井烈さん。
1回戦の記事はこちら。
全豪オープンテニス2015 男子シングルス1回戦「錦織圭×ニコラス・アルマグロ」
2回戦の記事はこちら。
全豪オープン2015 男子シングルス2回戦「錦織圭×イバン・ドティッグ」
3回戦の記事はこちら。
全豪オープン2015 男子シングルス3回戦「錦織圭×スティーブ・ジョンソン
大会は2nd weekに入った。ここからトップ選手は、さらにペースを上げてくる
また放送は昼12時~になったけど、まずはセリーナ・ウィリアムズの女子の試合をやって、
男子はその後ってことで、女子は3セットマッチだから、男子よりは若干短いだろうけど、
1~2時間じゃ終わらないだろうと思って、予録して、14時過ぎ頃から見たら、ちょうどセリーナが勝って、男子が始まるところ。
でも、放送予定時間は15時まで。絶対ムリだけど、どーなるの!?
このトリッキーな放送予定時間についてゆくのが難しい
選手も予定より2時間押しで、コンディションの調整も大変。
普段はあまり映らないロッカールームから選手2人が歩いているところからすでにカメラが入っていて、
通路の両側には、ハリウッドのWalk of Fameの如き、歴代のチャンピオンたちの写真がズラリと飾ってあって、それを観ただけでも上がった
レンドル、グラフ/ベッカー、ヤナ・ノボトナ
クーリエ、サンプラス、セレス
入場
なぜかキレイな女性2人が入り口に立ってる(必要?w/今大会、初めてのセンターコート「ロッド・レーバー・アリーナ」
記念写真、対戦成績
圭くんは、今度は左足にもテーピングしてたけど、試合中に支障はなかった/チャンコーチと圭くんサイドのファミリーボックス
世界ランキング
世界ランク3位までいったことのあるフェレールとの対戦成績は、去年はほぼフルセットで4連勝して、圭くんが有利。
19歳で初めて対戦して、勝って、圭くんが世界から注目された経緯もある。
全仏優勝経験もある、とにかく粘り強さが持ち味の選手(もう雰囲気からしてクレーコート向き!
クロスの打ち合いから、どちらが早くダウンザラインなどを仕掛けるかが見どころ。
リターンも上手いが、サービスはダブルフォルトが多いとのこと。
圭くんとしては、長引くほど相手ペースになるから避けたいところ。
4大大会、12年間フル出場って記録もスゴイなあ!
「読み合いの戦いでもある」(福井)
【試合内容メモ】
1st set
トスで勝ってサーブを選んだフェレール。
3ゲーム目でダブルフォルトが出て、圭くんの1ブレイクアップv
4ゲーム目ではサービスエースが2本入ったv
今回は、とにかくラリー戦の応酬。ギリギリのオンザラインで相手を左右に振りまくり、両者とも走って、追いつく
これも見応えのある試合だなあ!
8ゲーム目でもサービスエースが4本。ついに200km/h出た!
「ハードコートでスライディング(コート上をテニスシューズで滑る)するのは、S.ジョンソンもやるんですよね」(福井)
6-3で圭くんがファーストセットを取ったv
2nd set
とにかくフェレールに攻める姿勢を取らせない深いショットの連続。
圭くんのサービスコースも読めていなくて、逆をつかれてバランスを崩していた。
ボールがパンクして交換。この場合、ニューボールではなく、今あるボールの中で交換される。
これだけ両者ともハードヒットしてれば、そりゃボールもヘタるよなあ
打つたびに、ボールの黄色い毛?が周囲に飛び散る映像も見られた/驚
圭くんはドライヴボレーを2回ミス。ダブルフォルトも2回で、やはりキープに苦戦するパターン。
でも、フェレールも決め球にミスが出て、救われてる。
2人とも、ピンチの状況でも精神的に崩れることなく、深いショットの応戦。長いゲームが続く。
とにかくデュース、デュースのデュース祭り
第1ゲームはデュースが6回で、11分もかかった/滝汗
第2ゲーム。フェレールはついに「柔らかいボールが混ざってる」と主審にクレーム。
最長18回のラリー! 毎回デュースだらけでキープに苦しむ。
ここでブレイクバックして「ヴォーーーーー!」と雄叫びを上げる圭くん!
第3ゲーム、サービスエース5本目。案の定、試合が延びた分、普段の番組が次々と「お休み」になっていくw
圭くんの1stサーヴは入らないけど、2ndサーヴの調子がよくて、相手の甘いリターンを回りこんで、ストンと落ちるボールが凄い。
苦しい場面では、日本人ファンからの「頑張れ~!」って声援が後押しする。
第5ゲームでようやくドライヴボレーに成功してキープ。3-2。
もう、この時点で「お疲れさまでした」と言いたい
休憩中に流れる軽快な音楽って、選手にとっては邪魔にならないのかなあ?
これまでの流れや、これからの修正、組み立て、いろいろ考えて集中したいだろうに。
圭くんは、あまりチャレンジしないけど、ここぞという時のチャレンジ成功率が高いのもビックリ
回転がかかって、畳み掛けるようなショット。
「1ブレイクアップだけじゃ安心できない相手なんですよね」(福井)
だんだん陽がかげって、コートが白黒になって、選手もラインパーソンもやりづらくないかな?
第8ゲーム。「ギアを上げる」圭くん。ブレイクして5-3。チャレンジもまた成功。
6-3で第2セットも取ったv
チャンも拍手するシーンが多かった
3rd set
こんなに苦しい展開でもセットを取ることが出来るって、ほんとに「誰にも勝てる」気がしてきたv
試合開始から1時間30分が経過。
「フェレールはファイター。決して諦めることのない選手です」(アナ)
第2ゲーム。サーヴィスエース6本目。セカンドサーヴになっても深い!
ロブが入らず、この仕草/その後見事なバックストロークが決まって、また吠える!
ここで、ディフェンディングチャンプのバブリンカが勝ち上がったニュースが入る。
もう1つの試合スコアが表示されている間中、圭くんは器用に1本の指でクルクルとラケットを回し続けてた
フェレールもサービスエースが2本決まって、ボールに緩急をつける圭くん。「チェンジ・オブ・ペース」
「甘いボールは1球たりとも見逃すな」と再三チャンから言われているのが今試合でも活きてる。
ガッツポーズの時に見てるのは、やっぱりコーチなのかな?
ニュース明けにラブゲームキープで4-2。
チャレンジに失敗して、思わず大きく溜め息
「200km/hを超えるスピードですから、ラインパーソンも厳しいですよね」(福井)
第9ゲーム。ハイボレーも見せる圭。
ついにマッチポイント。でも、ここでもデュース祭り
3度目のマッチポイントをものにして、圭くんはベスト8入り/祝×5000
インタビュアーはなんとジム・クーリエ
圭:いつもフェレールとは5セットのつもりでやっているので、3セットで取れたのは驚いている。
J:世界5位に慣れていないと言っていたが?
圭:まだ5位になったばかりなので居心地はあまりよくない。時間が必要。
J:次の相手はディフェンディングチャンピオンだが?
圭:前回の試合もよく覚えていて、5セットで長かったから自信を深めた。
J:早く5位に慣れなきゃね
全米オープンでは勝っている相手。
「次からはナイトセッションの可能性も出てくる。そうするとスピード感が増します」(福井)
インタビュー2
圭:挑戦者の気持ちで自分から打っていけた。
長くラリーをすると相手のペースにもっていかれるから、なるべく最初から速い展開でやるようにしていた。
アナ:ウィナーも良かったですが。
圭:もう全部良かったですね。サーヴもエースもたくさんあってほんとに良かったですし、ラクに進めることができたので。
ストロークでどんどん攻めていけたのが一番良かった。
アナ:2nd weekに入ってからのギアの上げ方はどう意識してますか?
圭:こっから体力的にも落ち始める時なので、しっかり集中して今日も臨めました。
アナ:今回、初めてのロッド・レーバー・アリーナはどうでした?
圭:そんなに感じなかったですw ハイセンスも、マーガレットも同じ大きさなので。とくに緊張せずできました。
アナ:次はディフェンディングチャンプ。全米では勝っていますが。
圭:彼のプレーはアグレッシヴだなと見てて感じるので、それに負けないように頑張ります。
髪をかきあげるのがクセだね。試合中も、それで気分を集中したり、リズムを変えている感じ。
インタビューも自己分析をしっかりしていて、落ち着いているし、気分にムラがない印象。
でも、試合中は舌を出したり、雄叫びを上げたり、意外といろんな表情を何気なく見せてくれるギャップが面白い。
英語は自分で勉強したんだね。
友だちから聞いた話だと、修造さんから「海外で活躍したいなら、まず、英語を話せるようにならなきゃダメだ」と言われたらしい。
テレビで、子どもの頃の圭くんが修造さんに特訓を受けて、泣いているところも映ったそうな。
可哀想に でも、幼い頃の姿も見てみたい。
たしか「一番弱いコだったんですよ!」てゆってた記憶がある。
ついにベスト8を決める試合。解説は、福井烈さん。
1回戦の記事はこちら。
全豪オープンテニス2015 男子シングルス1回戦「錦織圭×ニコラス・アルマグロ」
2回戦の記事はこちら。
全豪オープン2015 男子シングルス2回戦「錦織圭×イバン・ドティッグ」
3回戦の記事はこちら。
全豪オープン2015 男子シングルス3回戦「錦織圭×スティーブ・ジョンソン
大会は2nd weekに入った。ここからトップ選手は、さらにペースを上げてくる
また放送は昼12時~になったけど、まずはセリーナ・ウィリアムズの女子の試合をやって、
男子はその後ってことで、女子は3セットマッチだから、男子よりは若干短いだろうけど、
1~2時間じゃ終わらないだろうと思って、予録して、14時過ぎ頃から見たら、ちょうどセリーナが勝って、男子が始まるところ。
でも、放送予定時間は15時まで。絶対ムリだけど、どーなるの!?
このトリッキーな放送予定時間についてゆくのが難しい
選手も予定より2時間押しで、コンディションの調整も大変。
普段はあまり映らないロッカールームから選手2人が歩いているところからすでにカメラが入っていて、
通路の両側には、ハリウッドのWalk of Fameの如き、歴代のチャンピオンたちの写真がズラリと飾ってあって、それを観ただけでも上がった
レンドル、グラフ/ベッカー、ヤナ・ノボトナ
クーリエ、サンプラス、セレス
入場
なぜかキレイな女性2人が入り口に立ってる(必要?w/今大会、初めてのセンターコート「ロッド・レーバー・アリーナ」
記念写真、対戦成績
圭くんは、今度は左足にもテーピングしてたけど、試合中に支障はなかった/チャンコーチと圭くんサイドのファミリーボックス
世界ランキング
世界ランク3位までいったことのあるフェレールとの対戦成績は、去年はほぼフルセットで4連勝して、圭くんが有利。
19歳で初めて対戦して、勝って、圭くんが世界から注目された経緯もある。
全仏優勝経験もある、とにかく粘り強さが持ち味の選手(もう雰囲気からしてクレーコート向き!
クロスの打ち合いから、どちらが早くダウンザラインなどを仕掛けるかが見どころ。
リターンも上手いが、サービスはダブルフォルトが多いとのこと。
圭くんとしては、長引くほど相手ペースになるから避けたいところ。
4大大会、12年間フル出場って記録もスゴイなあ!
「読み合いの戦いでもある」(福井)
【試合内容メモ】
1st set
トスで勝ってサーブを選んだフェレール。
3ゲーム目でダブルフォルトが出て、圭くんの1ブレイクアップv
4ゲーム目ではサービスエースが2本入ったv
今回は、とにかくラリー戦の応酬。ギリギリのオンザラインで相手を左右に振りまくり、両者とも走って、追いつく
これも見応えのある試合だなあ!
8ゲーム目でもサービスエースが4本。ついに200km/h出た!
「ハードコートでスライディング(コート上をテニスシューズで滑る)するのは、S.ジョンソンもやるんですよね」(福井)
6-3で圭くんがファーストセットを取ったv
2nd set
とにかくフェレールに攻める姿勢を取らせない深いショットの連続。
圭くんのサービスコースも読めていなくて、逆をつかれてバランスを崩していた。
ボールがパンクして交換。この場合、ニューボールではなく、今あるボールの中で交換される。
これだけ両者ともハードヒットしてれば、そりゃボールもヘタるよなあ
打つたびに、ボールの黄色い毛?が周囲に飛び散る映像も見られた/驚
圭くんはドライヴボレーを2回ミス。ダブルフォルトも2回で、やはりキープに苦戦するパターン。
でも、フェレールも決め球にミスが出て、救われてる。
2人とも、ピンチの状況でも精神的に崩れることなく、深いショットの応戦。長いゲームが続く。
とにかくデュース、デュースのデュース祭り
第1ゲームはデュースが6回で、11分もかかった/滝汗
第2ゲーム。フェレールはついに「柔らかいボールが混ざってる」と主審にクレーム。
最長18回のラリー! 毎回デュースだらけでキープに苦しむ。
ここでブレイクバックして「ヴォーーーーー!」と雄叫びを上げる圭くん!
第3ゲーム、サービスエース5本目。案の定、試合が延びた分、普段の番組が次々と「お休み」になっていくw
圭くんの1stサーヴは入らないけど、2ndサーヴの調子がよくて、相手の甘いリターンを回りこんで、ストンと落ちるボールが凄い。
苦しい場面では、日本人ファンからの「頑張れ~!」って声援が後押しする。
第5ゲームでようやくドライヴボレーに成功してキープ。3-2。
もう、この時点で「お疲れさまでした」と言いたい
休憩中に流れる軽快な音楽って、選手にとっては邪魔にならないのかなあ?
これまでの流れや、これからの修正、組み立て、いろいろ考えて集中したいだろうに。
圭くんは、あまりチャレンジしないけど、ここぞという時のチャレンジ成功率が高いのもビックリ
回転がかかって、畳み掛けるようなショット。
「1ブレイクアップだけじゃ安心できない相手なんですよね」(福井)
だんだん陽がかげって、コートが白黒になって、選手もラインパーソンもやりづらくないかな?
第8ゲーム。「ギアを上げる」圭くん。ブレイクして5-3。チャレンジもまた成功。
6-3で第2セットも取ったv
チャンも拍手するシーンが多かった
3rd set
こんなに苦しい展開でもセットを取ることが出来るって、ほんとに「誰にも勝てる」気がしてきたv
試合開始から1時間30分が経過。
「フェレールはファイター。決して諦めることのない選手です」(アナ)
第2ゲーム。サーヴィスエース6本目。セカンドサーヴになっても深い!
ロブが入らず、この仕草/その後見事なバックストロークが決まって、また吠える!
ここで、ディフェンディングチャンプのバブリンカが勝ち上がったニュースが入る。
もう1つの試合スコアが表示されている間中、圭くんは器用に1本の指でクルクルとラケットを回し続けてた
フェレールもサービスエースが2本決まって、ボールに緩急をつける圭くん。「チェンジ・オブ・ペース」
「甘いボールは1球たりとも見逃すな」と再三チャンから言われているのが今試合でも活きてる。
ガッツポーズの時に見てるのは、やっぱりコーチなのかな?
ニュース明けにラブゲームキープで4-2。
チャレンジに失敗して、思わず大きく溜め息
「200km/hを超えるスピードですから、ラインパーソンも厳しいですよね」(福井)
第9ゲーム。ハイボレーも見せる圭。
ついにマッチポイント。でも、ここでもデュース祭り
3度目のマッチポイントをものにして、圭くんはベスト8入り/祝×5000
インタビュアーはなんとジム・クーリエ
圭:いつもフェレールとは5セットのつもりでやっているので、3セットで取れたのは驚いている。
J:世界5位に慣れていないと言っていたが?
圭:まだ5位になったばかりなので居心地はあまりよくない。時間が必要。
J:次の相手はディフェンディングチャンピオンだが?
圭:前回の試合もよく覚えていて、5セットで長かったから自信を深めた。
J:早く5位に慣れなきゃね
全米オープンでは勝っている相手。
「次からはナイトセッションの可能性も出てくる。そうするとスピード感が増します」(福井)
インタビュー2
圭:挑戦者の気持ちで自分から打っていけた。
長くラリーをすると相手のペースにもっていかれるから、なるべく最初から速い展開でやるようにしていた。
アナ:ウィナーも良かったですが。
圭:もう全部良かったですね。サーヴもエースもたくさんあってほんとに良かったですし、ラクに進めることができたので。
ストロークでどんどん攻めていけたのが一番良かった。
アナ:2nd weekに入ってからのギアの上げ方はどう意識してますか?
圭:こっから体力的にも落ち始める時なので、しっかり集中して今日も臨めました。
アナ:今回、初めてのロッド・レーバー・アリーナはどうでした?
圭:そんなに感じなかったですw ハイセンスも、マーガレットも同じ大きさなので。とくに緊張せずできました。
アナ:次はディフェンディングチャンプ。全米では勝っていますが。
圭:彼のプレーはアグレッシヴだなと見てて感じるので、それに負けないように頑張ります。
髪をかきあげるのがクセだね。試合中も、それで気分を集中したり、リズムを変えている感じ。
インタビューも自己分析をしっかりしていて、落ち着いているし、気分にムラがない印象。
でも、試合中は舌を出したり、雄叫びを上げたり、意外といろんな表情を何気なく見せてくれるギャップが面白い。
英語は自分で勉強したんだね。
友だちから聞いた話だと、修造さんから「海外で活躍したいなら、まず、英語を話せるようにならなきゃダメだ」と言われたらしい。
テレビで、子どもの頃の圭くんが修造さんに特訓を受けて、泣いているところも映ったそうな。
可哀想に でも、幼い頃の姿も見てみたい。
たしか「一番弱いコだったんですよ!」てゆってた記憶がある。