■ドラマ「新解釈・日本史」(2014年4月28日~6月23日OA)(全9話)
監督:福田雄一(兼脚本)、塚本連平、深迫康之
出演:ムロツヨシ ほか
この軽いノリと、ムロさん主演って、やっぱり仕掛け人は福田さん!w
一応、大河っぽいOPなのが余計可笑しいw
歴史ってよく考えたら、タイムマシンにでも乗って、その時の様子をつぶさに見て、
しかも、当人になってみなきゃ、その真意なんて分かるはずがないんだから、
千年とか前の話が、正しく伝わってるかどうかなんて怪しいよね。
実際、どっかを掘って偶然見つかったモノから、歴史が180度覆ることだってあるし。
▼story(ネタバレ注意
第1話
光秀が謀反と聞いて、なかなか信じない信長。でも相手勢100万に対してこっちはたったの100人と聞いて、
信「軽い気持ちで出かけちゃダメだね」
家臣から潔く自害するよう言われて、刀を出すと「スゲーコエー」
逃げると言い出し「ちょっぱやで着がえるから待ってて。だって、このまんまじゃ寒いよ」
そのうち「オレは生きる」と開き直り、床下を掘らせるが、もう間に合わない。
「最後の手段は・・・謝る! あいつは何恨みなの?」
「家康に臭い魚を出して、クビにしたことでは?」と言われ、
「オレ、超かばったよ! 新種の魚では?ってゆったら家康、余計怒って、じゃ光秀、お前クビなっつったの」
外に向かって謝ると、「矢、放った!」
仕方なく「死を前にして、炎の中で能?的なものを舞おうと思います」
「♪人間五十年~ ゴメン、テンパってるから一番好きな歌詞なのに忘れちゃった」
一度、確認。舞いの途中で早く自害しろと邪魔する家臣。
そこに側室が助けを求めに来る。
家臣「もしこいつが助かったら、殿がブス専だったってことになるよ」
実は、光秀は、この側室が好きで、取り戻したかっただけだった。
専門家の判定:
天下統一の一番面倒なところを信長が95%くらい完成した。秀吉、家康にはムリだったと思う。
(私も、本能寺全焼の上、骨も残ってないって不自然だと思うなぁ
「蘭丸、そんな泣かないで、ブサイクになってるから!」て爆
第2話
ずぅっと黙ったままの西郷どんに困った木戸孝允。そこに慌てて入ってきた竜馬。
「え、木戸?! つい最近まで桂小五郎じゃなかった? だいぶ変わったよね。自分的にどーなの?
オレはヤダなあ。明日から山下達郎に変わったら」w
やっと口を開いた西郷どんに
「西郷どんは、自分のこと隆盛って呼んでるの? “おいどん”て呼んでるイメージだったからw」
木戸に土下座させたり、立たせたりを繰り返し、「ツン! デレ! 変な虫みたい」(5分後)
西郷どんをくすぐること7分。
「どーめー組んで早くうううう!!」
「なんか用事あんの?」と疑われ、竜馬は合コンの約束があることが判明。
「じゃ、1切れ食べたら戻ってくる!」
(夜)
木戸「酒飲んだ? 赤くない?」
竜馬「日本の夜明けぜよ!」
西郷「坂本くんて仲介人だよね? 前から気になってたんだけど、オレたちは政治家なんだけど、お前ってさ、何なの?」
竜馬「志士です」
西郷「なんかフワっとしてんだよな」
いろいろ責められて急に泣き出す竜馬/爆
竜馬「今日は、オレが洗濯係だったんだけど、急に薩長同盟が入っちゃったでしょ。そしたら、嫁、スッゲー怒ってて/泣」
ボッコボコにされる訓練に腹を殴る「大丈夫、いつもやってるから! 洗濯したらすぐ戻る!」
「あれはすべて、この場を和ませる竜馬の策略なんだ」と説明する木戸に、
西郷「あんな奴を許すところに、木戸さんの心意気を見た!」
専門家の判定:
たしかに竜馬の言葉や主張には勝海舟の受け売りも多い。後の人の創作だろうって説もある。
でも、まとめ役がいなかったら、まとまらなかったのも事実。
第3話
芭蕉と弟子・河合曾良は、ある大きな屋敷に句会に誘われる。
芭蕉はソラに「もっと雲の上感を出して!」と要求。
「これはひと言で言えば、東北食べ尽くしの旅なの!
金持ってそうな家を訪ねて俳諧しーの、点数つけてやりーの、美味しいゴハン食べさせてもらいーの、泊めさせてもらいーの、
朝食で別の金持ちの家の話を引き出しーの、出かけーの。もう野宿とかぶっちゃけムリだから」
屋敷の主人と娘、長男、酒屋の主人と息子で句会が始まる。お題は「若葉」。
酒屋の息子のつたない句にいきなり「100点」とムリやりこじつけて褒めちぎる。
横でツッコミを入れるソラを「トイレに行く」と言って外に出し、飛び蹴りw
芭蕉「あのクダラナイ俳句をこじつけて褒めるオレを褒めろ! シズって、あれ娘じゃなかったらボコってるからね」
そのシズには150点、長男には2300点出して、みんな1周してお礼を言われて終わりな雰囲気になる。
そこを「お腹空いたなあ~」とソラがつぶやいて、無事、食事にありつく。
専門家の判定:
単なるグルメツアーという新解釈は分からないでもないが、個人的にそんな性悪と信じたくないから星2つ半(星3つが最高
第4話 「伊能忠敬はどのように精巧な日本地図を作ったのか?」
(なんだか予録が途中からだった
海に張り出した断崖絶壁を測るのはムリでは?とモメる一行。
内弟子の門倉隼太は「基本的に断崖は大体な感じで・・・幕府の役人は確認なんて来ないですし」
伊能「3年で日本地図を作るよう幕府に命を受けて、1歩○cm、皆の平均をとる!」
諦めない伊能(当時56歳)だったが、途中まで崖を登って「ムリだ。崖ハンパない」
門倉「残された手段はただ1つ。止める???」(顔が志村けんさんみたいになっちゃってるww
伊能「これは最終的に地球の大きさを知るのが目的なんだ!」
と、今度は海から行くが溺れかけて戻る。
翌朝、伊能は宇宙人から空撮写真をもらっていた/爆
「あのイケメンとチューさせてくれたら、また撮ってあげる」
専門家の判定:
ここまでバカじゃないです! 川の幅を測るのに三角定規を利用してすべて計測した。だから星ゼロ!
(分かり易いUFOステキだったけどなあ
第5話
第1部「ザビエルはどのようにキリスト教を広めたのか?」
(これも予録が途中からだった
殿「てかさ、その髪型、マジのやつ? ウケ狙いのやつ? その喋り方は狙ってるよな。
1つ1つの部品はイイんだけど、全体的に面白気なんだよね」
ザ「言わせてもらえれば、そちらの髪型(髷)もワケワカメですよ。なんか・・・気色悪い」
殿「仏教もイイぞ。たとえば、お盆にはキュウリやナスで御先祖様が乗る乗り物を作ったり」
ザ「これ・・・超カワイイ 持って帰っていいですか?」爆
おはぎは、さすがに見た目がダメだと言いつつも食べてみたら「超うまーーーーい!」
専門家の判定:
ザビエルは人懐こくて、明るい性格で、庶民の中に入って布教したと記録があるからあながちウソじゃない。
第2部「あの聖徳太子の伝説は本当だったのか?」
蘇我馬子は聖徳太子に日本初の憲法を作ってくれと頼むが拳法と間違える太子。
1つ目を褒められて、小躍りしたが、その後はどうでもいい法律ばかりで困る馬子。
「いつもの訓練をやりましょう」と言われて逃げようとする太子。
3人同時に話を聴くが全然分からないのに、10人にレヴェルアップされる。
専門家の判定:
聖徳太子は、権力を握りたい馬子が作った虚像だという説がある。
第6話 「巌流島の決闘は、本当に武蔵が勝ったのか?」
宿で棒を刀に仕上げているところに、同じ宿の者たちがサインを求めてやって来る。
「佐々木小次郎はモテるから殺してほしい。佐々木に詳しい客がいるから一緒に飲もう」と無理矢理誘われる
翌日の決闘の日。すっかり寝坊した上、寝巻きで海に来た武蔵。服も、削っていた木刀も盗まれて困る。
「オレ、なんだこれ、温泉あがりの女子か」爆
宿客らが木刀の代わりにと持ってきたのは、長すぎる物干し竿や、火消しの纏(まとい)、
武蔵「コレ、お坊さんが気がゆるんだ時にビシッてやるやつですよね」
ハダカの武蔵に「案外、カラダだらしないですね」と言われ、
「分厚い筋肉の上に、鋼のような贅肉をまとっているのだ」w
もうすっかり予定時間より遅れているのに、お別れの手紙が長い。
卒業式の送る言葉みたく連呼して「たぶん、あなたは負ける。そして死ぬ」
やっと出発しようとしたら、今度は「船がないっ!」
結局3時間も遅刻して、怒る佐々木に「平常心を取り乱す作戦だっ!」
「なんで遅刻した!」
「ねぼーーーーーーー! 朝食をとった後、軽く二度寝した。貴様を倒すにはこの浴衣で十分」
実際、決闘してみると「ヤバイ、強いじゃん。ちょい1回聞いて!
これって相討ちの場合もあるよね? 誰も見てないんだよ。意味なくない?
オレたち剣豪は、もうこの平和な時代に求められてない。商いの上手い奴が金持ちになってる。
だから、お互い勝ったことにしない? 帰ったら名前を変えるとか。お互い頑張ろうなあ!」
専門家の判定:
たしかに当時の決闘は、名をあげて、武家のお抱えになるのが目的で、実績作りだったのは事実。
第7話 「何故、将軍綱吉は生類憐れみの令を発令したのか?」
「犬公方」と呼ばれていると聞いてショックを受ける綱吉。
綱吉「オレ、猫派だし、中野の野良犬牧場に行ったら万いるよ! 臭すぎやしませんか?って言ったもん」
母「綱っちには犬の怨霊がついてるから!」と吹き込まれる。
母は3日に1度は御触れを出してる。
「“悲しいとき~”みたいにゆってんじゃねーよ」って爆
家臣を犬に見立てて超音波「ムーーーーー」で撃退する方法は、本物のお犬様には効かないw
「説明ゼリフ入れながら入ってきたよ」
豆柴一郎ちゃんみたいで超カワイイ
専門家の判定:
裏には桂昌院(けいしょういん)と隆光(りゅうこう)がいた。綱吉に跡取りが産まれなかったのも理由の1つ。
第8話
第1部 「女王 卑弥呼の真実の姿とは?」
雨が降らずに1カ月経ち、庶民が会わせてくれと頼みにくるが、出てきた卑弥呼はすっかり老いて、「飯はまだか~」と記憶もおぼろげ。
次の人を呼ぶと「イノシシの狩りがもっと上手くなりたい」と言う老人。
占いやお告げの方法も忘れてしまったため、いちいち教える弟。
「亀の甲羅割って! お前発信だろ?」
専門家の判定:
『魏志倭人伝』にも「弟がすべて仕切っていた」と書いてある。
第2部 「天下の大泥棒と呼ばれた石川五右衛門の本当の姿は?」
釜茹での刑の前夜。
「庶民たちの間で、オレの姿すっごい勘違いされてるみたいで、
なんか頭はボッサボサで、頭の上に鳥の巣のっけてるみたいで、目の周りは歌舞伎みたいだって。
でも本物こうだからね。そのガッカリが一番辛いわ。ズラ借りることにはなってるけど」
持ってこられたのは女形用。
「おっと、コレ違うかな。これ、花魁的な人たちがするやつですよね」
「ちょっと、それであの“でっけーかな”ってゆってみてもらえます?」
「バカ、あれ“絶景かな”ってゆったんだよ!」
言ってみると「ちょっと、オネエのにおいがする」「いい湯かな~」
「でも、ヘタしたら、めっちゃウケ取れますよ。天下の大泥棒が最期に庶民の笑いを盗んでいったみたいな」
「じゃあ、釜茹でのとき、“押すなよ、押すなよ”ってゆって、お前が押したら、オレがキレるから」と盛り上がるww
「釜の中、水じゃなくて油って噂だからな。じゃ、これはどうだ?」
「えーと、これはリアルに鳥の巣ですよね?」
「じゃあ、もうあと、コレしかない」ってゆったのが五右衛門っぽい。
自分で自分の顔を見ようとした顔がまさに「ぽい!ぽい! はい、できた~!」
専門家の判定:
実際庶民は顔を知らないし、歌舞伎でもデフォルメされたもの。
実は普通な感じだった可能性が高い。でも、自分でイメージ作りしたとは思えない
第9話(最終話)「水戸黄門漫遊記の真実とは?」
「水戸のご隠居の話が講談になってると聞きました!」
全国を旅して、様々な悪を退治している設定。印籠を出すのが角さんなのが気に入らない助さん。
「なんでそんなことになったんだろうね。だってわし、水戸と江戸を往復したことしかないからね。
基本的に大日本史作ってるだけだからね。よし、史実とまったく違うのは許せないから、今から諸国を回って、悪者を倒す!
メンバ増やしたら、講談も盛り上がるじゃん。旅の仲間を集めるのじゃ!」
面接にイケメン・ヤキチが来る。
「オレ、なにかしら遠くから投げるのが得意なんです!」
「石とかコントロールが難しいから、万一、ご隠居に当たった場合、一発で死ぬね」
「おにぎりとか投げたら、“お米をムダにするなあ!”って客からクレームこない?」
「じゃあ、春夏はウニ、秋冬は栗のヤキチで、採用!」
「すげー強烈な顔面きちゃった。しゃくれてるけど大丈夫かなあ?」
「志望動機は、正直にゆっちゃっていいんですか? ヒマだったから。
敵を色気とかでおびき寄せるとかだったら出来るんじゃないかなって」
「いいんじゃない合格で。このしゃくれも、もしかしたら強力な武器になるかもしれん」
もう面接終えようとしたら、止める4人。
「カツゼツ悪いチョウスケ。イ段がダメです」
「このきしめん、きしきししてておいしいねってゆってみて」
ほかにも「ちゃっかりのデンベイ」「がっつりゴンベイ」「いちいちツッコミたすけ」4人は落選。
「普通に歩くと30年」と聞いてビックリする光圀。
「事件解決してたらざっと計算して210年。とぅーーーー! 江戸で死にたい。もしくは水戸で。やっぱ止める。ごめんなさいね、ほんと。
悪代官にははびこってもらって、ほんと、江戸大好き。江戸がすっきやねん」
専門家の判定:
講談になったのは幕末のこと。光圀はヤンキーだったが、学問に目覚めてから更生した。
「福田さん、今度やる時は企画から参加させて」
追。
「DVD化決定しました。在庫は全部、メンバーで処理します」w
監督:福田雄一(兼脚本)、塚本連平、深迫康之
出演:ムロツヨシ ほか
この軽いノリと、ムロさん主演って、やっぱり仕掛け人は福田さん!w
一応、大河っぽいOPなのが余計可笑しいw
歴史ってよく考えたら、タイムマシンにでも乗って、その時の様子をつぶさに見て、
しかも、当人になってみなきゃ、その真意なんて分かるはずがないんだから、
千年とか前の話が、正しく伝わってるかどうかなんて怪しいよね。
実際、どっかを掘って偶然見つかったモノから、歴史が180度覆ることだってあるし。
▼story(ネタバレ注意
第1話
光秀が謀反と聞いて、なかなか信じない信長。でも相手勢100万に対してこっちはたったの100人と聞いて、
信「軽い気持ちで出かけちゃダメだね」
家臣から潔く自害するよう言われて、刀を出すと「スゲーコエー」
逃げると言い出し「ちょっぱやで着がえるから待ってて。だって、このまんまじゃ寒いよ」
そのうち「オレは生きる」と開き直り、床下を掘らせるが、もう間に合わない。
「最後の手段は・・・謝る! あいつは何恨みなの?」
「家康に臭い魚を出して、クビにしたことでは?」と言われ、
「オレ、超かばったよ! 新種の魚では?ってゆったら家康、余計怒って、じゃ光秀、お前クビなっつったの」
外に向かって謝ると、「矢、放った!」
仕方なく「死を前にして、炎の中で能?的なものを舞おうと思います」
「♪人間五十年~ ゴメン、テンパってるから一番好きな歌詞なのに忘れちゃった」
一度、確認。舞いの途中で早く自害しろと邪魔する家臣。
そこに側室が助けを求めに来る。
家臣「もしこいつが助かったら、殿がブス専だったってことになるよ」
実は、光秀は、この側室が好きで、取り戻したかっただけだった。
専門家の判定:
天下統一の一番面倒なところを信長が95%くらい完成した。秀吉、家康にはムリだったと思う。
(私も、本能寺全焼の上、骨も残ってないって不自然だと思うなぁ
「蘭丸、そんな泣かないで、ブサイクになってるから!」て爆
第2話
ずぅっと黙ったままの西郷どんに困った木戸孝允。そこに慌てて入ってきた竜馬。
「え、木戸?! つい最近まで桂小五郎じゃなかった? だいぶ変わったよね。自分的にどーなの?
オレはヤダなあ。明日から山下達郎に変わったら」w
やっと口を開いた西郷どんに
「西郷どんは、自分のこと隆盛って呼んでるの? “おいどん”て呼んでるイメージだったからw」
木戸に土下座させたり、立たせたりを繰り返し、「ツン! デレ! 変な虫みたい」(5分後)
西郷どんをくすぐること7分。
「どーめー組んで早くうううう!!」
「なんか用事あんの?」と疑われ、竜馬は合コンの約束があることが判明。
「じゃ、1切れ食べたら戻ってくる!」
(夜)
木戸「酒飲んだ? 赤くない?」
竜馬「日本の夜明けぜよ!」
西郷「坂本くんて仲介人だよね? 前から気になってたんだけど、オレたちは政治家なんだけど、お前ってさ、何なの?」
竜馬「志士です」
西郷「なんかフワっとしてんだよな」
いろいろ責められて急に泣き出す竜馬/爆
竜馬「今日は、オレが洗濯係だったんだけど、急に薩長同盟が入っちゃったでしょ。そしたら、嫁、スッゲー怒ってて/泣」
ボッコボコにされる訓練に腹を殴る「大丈夫、いつもやってるから! 洗濯したらすぐ戻る!」
「あれはすべて、この場を和ませる竜馬の策略なんだ」と説明する木戸に、
西郷「あんな奴を許すところに、木戸さんの心意気を見た!」
専門家の判定:
たしかに竜馬の言葉や主張には勝海舟の受け売りも多い。後の人の創作だろうって説もある。
でも、まとめ役がいなかったら、まとまらなかったのも事実。
第3話
芭蕉と弟子・河合曾良は、ある大きな屋敷に句会に誘われる。
芭蕉はソラに「もっと雲の上感を出して!」と要求。
「これはひと言で言えば、東北食べ尽くしの旅なの!
金持ってそうな家を訪ねて俳諧しーの、点数つけてやりーの、美味しいゴハン食べさせてもらいーの、泊めさせてもらいーの、
朝食で別の金持ちの家の話を引き出しーの、出かけーの。もう野宿とかぶっちゃけムリだから」
屋敷の主人と娘、長男、酒屋の主人と息子で句会が始まる。お題は「若葉」。
酒屋の息子のつたない句にいきなり「100点」とムリやりこじつけて褒めちぎる。
横でツッコミを入れるソラを「トイレに行く」と言って外に出し、飛び蹴りw
芭蕉「あのクダラナイ俳句をこじつけて褒めるオレを褒めろ! シズって、あれ娘じゃなかったらボコってるからね」
そのシズには150点、長男には2300点出して、みんな1周してお礼を言われて終わりな雰囲気になる。
そこを「お腹空いたなあ~」とソラがつぶやいて、無事、食事にありつく。
専門家の判定:
単なるグルメツアーという新解釈は分からないでもないが、個人的にそんな性悪と信じたくないから星2つ半(星3つが最高
第4話 「伊能忠敬はどのように精巧な日本地図を作ったのか?」
(なんだか予録が途中からだった
海に張り出した断崖絶壁を測るのはムリでは?とモメる一行。
内弟子の門倉隼太は「基本的に断崖は大体な感じで・・・幕府の役人は確認なんて来ないですし」
伊能「3年で日本地図を作るよう幕府に命を受けて、1歩○cm、皆の平均をとる!」
諦めない伊能(当時56歳)だったが、途中まで崖を登って「ムリだ。崖ハンパない」
門倉「残された手段はただ1つ。止める???」(顔が志村けんさんみたいになっちゃってるww
伊能「これは最終的に地球の大きさを知るのが目的なんだ!」
と、今度は海から行くが溺れかけて戻る。
翌朝、伊能は宇宙人から空撮写真をもらっていた/爆
「あのイケメンとチューさせてくれたら、また撮ってあげる」
専門家の判定:
ここまでバカじゃないです! 川の幅を測るのに三角定規を利用してすべて計測した。だから星ゼロ!
(分かり易いUFOステキだったけどなあ
第5話
第1部「ザビエルはどのようにキリスト教を広めたのか?」
(これも予録が途中からだった
殿「てかさ、その髪型、マジのやつ? ウケ狙いのやつ? その喋り方は狙ってるよな。
1つ1つの部品はイイんだけど、全体的に面白気なんだよね」
ザ「言わせてもらえれば、そちらの髪型(髷)もワケワカメですよ。なんか・・・気色悪い」
殿「仏教もイイぞ。たとえば、お盆にはキュウリやナスで御先祖様が乗る乗り物を作ったり」
ザ「これ・・・超カワイイ 持って帰っていいですか?」爆
おはぎは、さすがに見た目がダメだと言いつつも食べてみたら「超うまーーーーい!」
専門家の判定:
ザビエルは人懐こくて、明るい性格で、庶民の中に入って布教したと記録があるからあながちウソじゃない。
第2部「あの聖徳太子の伝説は本当だったのか?」
蘇我馬子は聖徳太子に日本初の憲法を作ってくれと頼むが拳法と間違える太子。
1つ目を褒められて、小躍りしたが、その後はどうでもいい法律ばかりで困る馬子。
「いつもの訓練をやりましょう」と言われて逃げようとする太子。
3人同時に話を聴くが全然分からないのに、10人にレヴェルアップされる。
専門家の判定:
聖徳太子は、権力を握りたい馬子が作った虚像だという説がある。
第6話 「巌流島の決闘は、本当に武蔵が勝ったのか?」
宿で棒を刀に仕上げているところに、同じ宿の者たちがサインを求めてやって来る。
「佐々木小次郎はモテるから殺してほしい。佐々木に詳しい客がいるから一緒に飲もう」と無理矢理誘われる
翌日の決闘の日。すっかり寝坊した上、寝巻きで海に来た武蔵。服も、削っていた木刀も盗まれて困る。
「オレ、なんだこれ、温泉あがりの女子か」爆
宿客らが木刀の代わりにと持ってきたのは、長すぎる物干し竿や、火消しの纏(まとい)、
武蔵「コレ、お坊さんが気がゆるんだ時にビシッてやるやつですよね」
ハダカの武蔵に「案外、カラダだらしないですね」と言われ、
「分厚い筋肉の上に、鋼のような贅肉をまとっているのだ」w
もうすっかり予定時間より遅れているのに、お別れの手紙が長い。
卒業式の送る言葉みたく連呼して「たぶん、あなたは負ける。そして死ぬ」
やっと出発しようとしたら、今度は「船がないっ!」
結局3時間も遅刻して、怒る佐々木に「平常心を取り乱す作戦だっ!」
「なんで遅刻した!」
「ねぼーーーーーーー! 朝食をとった後、軽く二度寝した。貴様を倒すにはこの浴衣で十分」
実際、決闘してみると「ヤバイ、強いじゃん。ちょい1回聞いて!
これって相討ちの場合もあるよね? 誰も見てないんだよ。意味なくない?
オレたち剣豪は、もうこの平和な時代に求められてない。商いの上手い奴が金持ちになってる。
だから、お互い勝ったことにしない? 帰ったら名前を変えるとか。お互い頑張ろうなあ!」
専門家の判定:
たしかに当時の決闘は、名をあげて、武家のお抱えになるのが目的で、実績作りだったのは事実。
第7話 「何故、将軍綱吉は生類憐れみの令を発令したのか?」
「犬公方」と呼ばれていると聞いてショックを受ける綱吉。
綱吉「オレ、猫派だし、中野の野良犬牧場に行ったら万いるよ! 臭すぎやしませんか?って言ったもん」
母「綱っちには犬の怨霊がついてるから!」と吹き込まれる。
母は3日に1度は御触れを出してる。
「“悲しいとき~”みたいにゆってんじゃねーよ」って爆
家臣を犬に見立てて超音波「ムーーーーー」で撃退する方法は、本物のお犬様には効かないw
「説明ゼリフ入れながら入ってきたよ」
豆柴一郎ちゃんみたいで超カワイイ
専門家の判定:
裏には桂昌院(けいしょういん)と隆光(りゅうこう)がいた。綱吉に跡取りが産まれなかったのも理由の1つ。
第8話
第1部 「女王 卑弥呼の真実の姿とは?」
雨が降らずに1カ月経ち、庶民が会わせてくれと頼みにくるが、出てきた卑弥呼はすっかり老いて、「飯はまだか~」と記憶もおぼろげ。
次の人を呼ぶと「イノシシの狩りがもっと上手くなりたい」と言う老人。
占いやお告げの方法も忘れてしまったため、いちいち教える弟。
「亀の甲羅割って! お前発信だろ?」
専門家の判定:
『魏志倭人伝』にも「弟がすべて仕切っていた」と書いてある。
第2部 「天下の大泥棒と呼ばれた石川五右衛門の本当の姿は?」
釜茹での刑の前夜。
「庶民たちの間で、オレの姿すっごい勘違いされてるみたいで、
なんか頭はボッサボサで、頭の上に鳥の巣のっけてるみたいで、目の周りは歌舞伎みたいだって。
でも本物こうだからね。そのガッカリが一番辛いわ。ズラ借りることにはなってるけど」
持ってこられたのは女形用。
「おっと、コレ違うかな。これ、花魁的な人たちがするやつですよね」
「ちょっと、それであの“でっけーかな”ってゆってみてもらえます?」
「バカ、あれ“絶景かな”ってゆったんだよ!」
言ってみると「ちょっと、オネエのにおいがする」「いい湯かな~」
「でも、ヘタしたら、めっちゃウケ取れますよ。天下の大泥棒が最期に庶民の笑いを盗んでいったみたいな」
「じゃあ、釜茹でのとき、“押すなよ、押すなよ”ってゆって、お前が押したら、オレがキレるから」と盛り上がるww
「釜の中、水じゃなくて油って噂だからな。じゃ、これはどうだ?」
「えーと、これはリアルに鳥の巣ですよね?」
「じゃあ、もうあと、コレしかない」ってゆったのが五右衛門っぽい。
自分で自分の顔を見ようとした顔がまさに「ぽい!ぽい! はい、できた~!」
専門家の判定:
実際庶民は顔を知らないし、歌舞伎でもデフォルメされたもの。
実は普通な感じだった可能性が高い。でも、自分でイメージ作りしたとは思えない
第9話(最終話)「水戸黄門漫遊記の真実とは?」
「水戸のご隠居の話が講談になってると聞きました!」
全国を旅して、様々な悪を退治している設定。印籠を出すのが角さんなのが気に入らない助さん。
「なんでそんなことになったんだろうね。だってわし、水戸と江戸を往復したことしかないからね。
基本的に大日本史作ってるだけだからね。よし、史実とまったく違うのは許せないから、今から諸国を回って、悪者を倒す!
メンバ増やしたら、講談も盛り上がるじゃん。旅の仲間を集めるのじゃ!」
面接にイケメン・ヤキチが来る。
「オレ、なにかしら遠くから投げるのが得意なんです!」
「石とかコントロールが難しいから、万一、ご隠居に当たった場合、一発で死ぬね」
「おにぎりとか投げたら、“お米をムダにするなあ!”って客からクレームこない?」
「じゃあ、春夏はウニ、秋冬は栗のヤキチで、採用!」
「すげー強烈な顔面きちゃった。しゃくれてるけど大丈夫かなあ?」
「志望動機は、正直にゆっちゃっていいんですか? ヒマだったから。
敵を色気とかでおびき寄せるとかだったら出来るんじゃないかなって」
「いいんじゃない合格で。このしゃくれも、もしかしたら強力な武器になるかもしれん」
もう面接終えようとしたら、止める4人。
「カツゼツ悪いチョウスケ。イ段がダメです」
「このきしめん、きしきししてておいしいねってゆってみて」
ほかにも「ちゃっかりのデンベイ」「がっつりゴンベイ」「いちいちツッコミたすけ」4人は落選。
「普通に歩くと30年」と聞いてビックリする光圀。
「事件解決してたらざっと計算して210年。とぅーーーー! 江戸で死にたい。もしくは水戸で。やっぱ止める。ごめんなさいね、ほんと。
悪代官にははびこってもらって、ほんと、江戸大好き。江戸がすっきやねん」
専門家の判定:
講談になったのは幕末のこと。光圀はヤンキーだったが、学問に目覚めてから更生した。
「福田さん、今度やる時は企画から参加させて」
追。
「DVD化決定しました。在庫は全部、メンバーで処理します」w