■『通りすぎた奴』
眉村卓/著 カバー/木村光佑(昭和56年初版 昭和59年5版)
収録内容:
「空しい帰還」「窓の灯」「疲れ」「青白い月」「ブレザーコート」「切断」「ある夜の話」「ネズミ」「通りすぎた奴」
[カバー裏のあらすじ]
超立体的に造築された未来都市。人は高速エレベーターで上下に移動して生活していた。
そんな都市の中で、ぼくが出会った変な男――髪も髭も伸び放題でスケッチを描いていた目の綺麗な男――。
ぼくはてっきり浮浪者だと想っていた。
が、再び出会ったときの男は、何百日もかけて、この高層都市を最上階まで旅していることを告白した。
そしてしばらく後、都市の人々が男のことを、聖人・英雄扱いしはじめたのだ。
そして、ついに彼が最上階に到達したときに起きた恐ろしい出来事・・・?!!
人間社会に潜む様々な意識の暗部を抉る問題SF。全9篇収録。
私は、眉村さんの短編の中で「疲れ」が最も印象に残っている。
一番、夢中になって読んでいた中学の頃の美術ノートに、数回にわたって全文書き写したことがあるほど
眉村卓/著 カバー/木村光佑(昭和56年初版 昭和59年5版)
収録内容:
「空しい帰還」「窓の灯」「疲れ」「青白い月」「ブレザーコート」「切断」「ある夜の話」「ネズミ」「通りすぎた奴」
[カバー裏のあらすじ]
超立体的に造築された未来都市。人は高速エレベーターで上下に移動して生活していた。
そんな都市の中で、ぼくが出会った変な男――髪も髭も伸び放題でスケッチを描いていた目の綺麗な男――。
ぼくはてっきり浮浪者だと想っていた。
が、再び出会ったときの男は、何百日もかけて、この高層都市を最上階まで旅していることを告白した。
そしてしばらく後、都市の人々が男のことを、聖人・英雄扱いしはじめたのだ。
そして、ついに彼が最上階に到達したときに起きた恐ろしい出来事・・・?!!
人間社会に潜む様々な意識の暗部を抉る問題SF。全9篇収録。
私は、眉村さんの短編の中で「疲れ」が最も印象に残っている。
一番、夢中になって読んでいた中学の頃の美術ノートに、数回にわたって全文書き写したことがあるほど