■火山国日本 これからどうなる?どう備える? ほか@週刊 ニュース深読み
●日本にある活火山は110
長野の乗鞍岳は登ったことあるよなぁ
●対策
観測所でチェックして予測し避難指示を出すのが理想
「噴火予知」
観測所でデータを記録し、常に監視する。
噴火前には、山が膨らんだりする。
しかし、山によってタイプが違うため、予知は難しい。
●実情
日本では、大きな噴火はめったに起こっていないため、記録がない
気象庁で24時間態勢でモニタリングしているのは47/観測所は5箇所しかない(有珠山、桜島、草津白根山、雲仙普賢岳など
研究者は全国でたったの40人
噴火のデータが少なく、動きがないため、論文が書けない。
教授になるには「論文発表」が必要なため、かなりの難関となる。
その割に就職先が少ない(ちなみに地震の研究者は、この5倍ほどいる
避難指示が出たのは、すべて噴火後。予知は不可能と言われている
●有珠山噴火が予測できたワケ「火山のホームドクター」が常置
有珠山には、「ホームドクター」が地元に住んでいて、行政や地域住民と密な関係性を持作っている。
「住民説明会」を開き、山を案内するなど、普段から積極的に活動していた。
【レーザー+見る+触るの3点で判断する】
「2~3日中に噴火する可能性が高い」と発表し、早急な避難につながった理想的な例だった。
1977年に「軽石噴火」があり、前兆があったため、住民の心構えも出来ていたのも重要。
【活動的でない山にホームドクターがはりつくのは難しい】
噴火予知には、「お金」と「経験」が必要。
噴火しやすい山、しにくい山など、タイプが異なる。
溶岩などの「噴出物」は、何百年経っても残り、調査できるので、
その山がどのタイプか、大体予想は出来るが、1つの山につき1人の研究者を置くまでに至っていない。
●火山の仕組みとその被害
「マグマだまり」からどんどん上がっていって噴火する
・マグマは地下100kmあたりにある。
・マグマが地下内でつながっているということはない。
・「地表までは饅頭の薄皮1枚」とよく言われる。9割は地表に出ずに地下で固まる。
浅間山の写真/驚 噴石は1~2km飛び、山小屋を粉砕したり、人に当たって死傷者を出す
火砕流は猛スピード+高熱、クルマでも逃げるのはムリ。もっとも怖いと言われる
硫化水素を吸い込むと死ぬ。三宅島では4年半も入山不可能となった
「火山灰」は軽いため遠くまで飛ぶ。降り積もるとさまざまな害がある
農業・畜産被害:6億円以上の被害額の時もあった。
交通マヒ:飛行機のエンジンに入ると動けなくなる
健康被害:ガラス質が含まれるため、吸い込むと「肺炎」「ぜんそく」など引き起こす
「火山灰」は、マグマそのもの。顕微鏡で見るとトゲトゲがあって、体内に入ると危険+上水の負担が大きくなる。
専用ゴーグルとマスク、ヘルメットも必要。緊急時はフツーのマスクで対応
●過去の記録
富士山噴火時は、東京にまで火山灰が降ったという記録がある
●噴火規模のレベル
「御嶽山」の死傷者数は多かったが、レベルとしては1で小さい
日本の歴史上、レベル5は起きていない。
ここ30年の記録を見ても、たくさんとは言えない。
●東日本大震災との関連性は?
地震で揺すられると、火山にも影響が出るが、地震による連動はない。
●「避難計画」
火山の麓の関係者に電話で聞いたアンケート。「避難計画はない」が84%
基本的に、データは東京に集まって、評価している。
山によってパターンが違うため、計画が立てづらい。
※避難指示の判断、いつ帰すかの判断も難しい。
火山は遠くに逃げるが勝ち
地震、大雨と「避難所」が違うため、防災マップを入手することが必要。
「正しい知識をもって、正しく怖れる」。
火山は、温泉など95%は恩恵である
●日本にある活火山は110
長野の乗鞍岳は登ったことあるよなぁ
●対策
観測所でチェックして予測し避難指示を出すのが理想
「噴火予知」
観測所でデータを記録し、常に監視する。
噴火前には、山が膨らんだりする。
しかし、山によってタイプが違うため、予知は難しい。
●実情
日本では、大きな噴火はめったに起こっていないため、記録がない
気象庁で24時間態勢でモニタリングしているのは47/観測所は5箇所しかない(有珠山、桜島、草津白根山、雲仙普賢岳など
研究者は全国でたったの40人
噴火のデータが少なく、動きがないため、論文が書けない。
教授になるには「論文発表」が必要なため、かなりの難関となる。
その割に就職先が少ない(ちなみに地震の研究者は、この5倍ほどいる
避難指示が出たのは、すべて噴火後。予知は不可能と言われている
●有珠山噴火が予測できたワケ「火山のホームドクター」が常置
有珠山には、「ホームドクター」が地元に住んでいて、行政や地域住民と密な関係性を持作っている。
「住民説明会」を開き、山を案内するなど、普段から積極的に活動していた。
【レーザー+見る+触るの3点で判断する】
「2~3日中に噴火する可能性が高い」と発表し、早急な避難につながった理想的な例だった。
1977年に「軽石噴火」があり、前兆があったため、住民の心構えも出来ていたのも重要。
【活動的でない山にホームドクターがはりつくのは難しい】
噴火予知には、「お金」と「経験」が必要。
噴火しやすい山、しにくい山など、タイプが異なる。
溶岩などの「噴出物」は、何百年経っても残り、調査できるので、
その山がどのタイプか、大体予想は出来るが、1つの山につき1人の研究者を置くまでに至っていない。
●火山の仕組みとその被害
「マグマだまり」からどんどん上がっていって噴火する
・マグマは地下100kmあたりにある。
・マグマが地下内でつながっているということはない。
・「地表までは饅頭の薄皮1枚」とよく言われる。9割は地表に出ずに地下で固まる。
浅間山の写真/驚 噴石は1~2km飛び、山小屋を粉砕したり、人に当たって死傷者を出す
火砕流は猛スピード+高熱、クルマでも逃げるのはムリ。もっとも怖いと言われる
硫化水素を吸い込むと死ぬ。三宅島では4年半も入山不可能となった
「火山灰」は軽いため遠くまで飛ぶ。降り積もるとさまざまな害がある
農業・畜産被害:6億円以上の被害額の時もあった。
交通マヒ:飛行機のエンジンに入ると動けなくなる
健康被害:ガラス質が含まれるため、吸い込むと「肺炎」「ぜんそく」など引き起こす
「火山灰」は、マグマそのもの。顕微鏡で見るとトゲトゲがあって、体内に入ると危険+上水の負担が大きくなる。
専用ゴーグルとマスク、ヘルメットも必要。緊急時はフツーのマスクで対応
●過去の記録
富士山噴火時は、東京にまで火山灰が降ったという記録がある
●噴火規模のレベル
「御嶽山」の死傷者数は多かったが、レベルとしては1で小さい
日本の歴史上、レベル5は起きていない。
ここ30年の記録を見ても、たくさんとは言えない。
●東日本大震災との関連性は?
地震で揺すられると、火山にも影響が出るが、地震による連動はない。
●「避難計画」
火山の麓の関係者に電話で聞いたアンケート。「避難計画はない」が84%
基本的に、データは東京に集まって、評価している。
山によってパターンが違うため、計画が立てづらい。
※避難指示の判断、いつ帰すかの判断も難しい。
火山は遠くに逃げるが勝ち
地震、大雨と「避難所」が違うため、防災マップを入手することが必要。
「正しい知識をもって、正しく怖れる」。
火山は、温泉など95%は恩恵である