■谷川俊太郎さん出演@NHK俳句
谷川さんがゲストで出演されるというので初めて見てみた。
普段は自由詩を書いているから、俳句の世界は全然分からないという谷川さん。
でも、選者の池田澄子さんとはご近所さんで、俳句を書いているとは知らなかった。
この句が気に入ったということで紹介された。
「現代詩に近くて、とてもモダン」
谷川さんの俳句
「俊水」という俳号は、小学校の授業で俳句を作らされた時に考えたもので、今でも使っている。
「勇魚」=クジラ。「ボクはクジラをとても尊敬しているんです」(私もクジラになりたい!
●今回のテーマは「夏の空」
(私もこの句がイイと思った
夏の空と戦争を結びつけた俳句がいくつかあったことから、
アナ「谷川さんも死について詩をたくさん書いていらっしゃいますよね?」
谷川さんが選んだ死に関して小学生が書いた一篇の詩を朗読した。
池田「ゾクゾクっとしました。
ヒトが生まれる時には何の約束もないけれども、死はただひとつ絶対にあるもの。
でも、その死がなかったら、人生って随分つまんない」
谷川「つまんないですね」
池田「死があるから詩を書いたり、ヒトを好きになったりする」
谷川「生きてると、見えるものばかり気にするけど、
死を考えると、見えないものを想像するようになるし、それを信じるようになる。
そこに魂が隠れてると思う」
アナ「自由詩には“季語”はないですよね?」
谷川「ない。何を書いてもいいから、逆に苦労することもあるけど、
コトバが個を普遍に結びつけるものだと思う。
他のヒトにも伝わるコトバを書けば普遍に溶け込む。詩はそこを目指している」
池田「谷川さんの詩は、人間の中の一例を表しているから、皆読んだ時に自分の詩だと思える」
アナ「コトバを選ぶプロセスは?」
谷川「詩って、運が良ければ10行ぐらいは5分で書けちゃうんですよ。
それから先は綿々と手直しをする」
池田「でも、谷川さんの詩って、ふいに出た印象を与える。
推敲をして、そういう感じになった時にOKになるんでしょう?」
谷川「そこが難しい。自分でも詩を良くしているのか、悪くしているのか分かんなくなる。
時間を置いて見直すってすごく大事」
アナ「推敲には決断も要りますね」
谷川さんも、池田さんも推敲するが、2人とも推敲前のものは覚えていないという。
この句が、唯一、推敲前を覚えていたもので、2つを比べて紹介してたけど、
なるほど、推敲後のほうが全然ステキだった。
谷川さんがゲストで出演されるというので初めて見てみた。
普段は自由詩を書いているから、俳句の世界は全然分からないという谷川さん。
でも、選者の池田澄子さんとはご近所さんで、俳句を書いているとは知らなかった。
この句が気に入ったということで紹介された。
「現代詩に近くて、とてもモダン」
谷川さんの俳句
「俊水」という俳号は、小学校の授業で俳句を作らされた時に考えたもので、今でも使っている。
「勇魚」=クジラ。「ボクはクジラをとても尊敬しているんです」(私もクジラになりたい!
●今回のテーマは「夏の空」
(私もこの句がイイと思った
夏の空と戦争を結びつけた俳句がいくつかあったことから、
アナ「谷川さんも死について詩をたくさん書いていらっしゃいますよね?」
谷川さんが選んだ死に関して小学生が書いた一篇の詩を朗読した。
池田「ゾクゾクっとしました。
ヒトが生まれる時には何の約束もないけれども、死はただひとつ絶対にあるもの。
でも、その死がなかったら、人生って随分つまんない」
谷川「つまんないですね」
池田「死があるから詩を書いたり、ヒトを好きになったりする」
谷川「生きてると、見えるものばかり気にするけど、
死を考えると、見えないものを想像するようになるし、それを信じるようになる。
そこに魂が隠れてると思う」
アナ「自由詩には“季語”はないですよね?」
谷川「ない。何を書いてもいいから、逆に苦労することもあるけど、
コトバが個を普遍に結びつけるものだと思う。
他のヒトにも伝わるコトバを書けば普遍に溶け込む。詩はそこを目指している」
池田「谷川さんの詩は、人間の中の一例を表しているから、皆読んだ時に自分の詩だと思える」
アナ「コトバを選ぶプロセスは?」
谷川「詩って、運が良ければ10行ぐらいは5分で書けちゃうんですよ。
それから先は綿々と手直しをする」
池田「でも、谷川さんの詩って、ふいに出た印象を与える。
推敲をして、そういう感じになった時にOKになるんでしょう?」
谷川「そこが難しい。自分でも詩を良くしているのか、悪くしているのか分かんなくなる。
時間を置いて見直すってすごく大事」
アナ「推敲には決断も要りますね」
谷川さんも、池田さんも推敲するが、2人とも推敲前のものは覚えていないという。
この句が、唯一、推敲前を覚えていたもので、2つを比べて紹介してたけど、
なるほど、推敲後のほうが全然ステキだった。