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Channel: メランコリア
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『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)

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『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、
カーラ・ブルーニ、マリオン・コティヤール、マイケル・シーン ほか

観た人がみんなベタ褒めしてたウディの今作をやっと観てみたv


▼story
小説家になることを夢見ているギルは、婚約者イネスとともに憧れのパリにやって来る。
街を歩いていたいギルとは逆に、イネスはレストランで偶然会ったエセインテリなポールの薀蓄に夢中。
ギルは真夜中にパリで迷い、12時の鐘を聞くと、古い車に乗った男女にパーティに連れていかれる。
そこは、ギルがまさに憧れているゴールデンエイジの'20年代!

コール・ポーターが♪Let's Do It (Let's Fall in Love) を歌い、魅力的なフィッツジェラルドと妻ゼルダ、
やたら挑戦的なヘミングウェイ、ジャン・コクトー、マーク・トウェインらが集う。
ガートルード・スタインに小説を読んでもらう約束をして、ふと店に戻ろうとするとコインランドリーに戻ってた。
イネスからは「脳腫瘍じゃないの?」と言われ、義父は浮気を疑って探偵をつける。
翌日の夜は、ピカソのモデル、アドリアナを紹介されひと目惚れしてしまう。。


モディリアーニ、ダリ、マン・レイ、ルイス・ブニュエル、T.S.エリオット、
どんどん出てくる巨匠の名前。改めてすごい時代だったんだなあ!
さらにベル・エポックの時代にさかのぼると、ロートレック、ゴーギャン、ドガまでいて、
「ルネサンス期のほうがよかった」て、みんなが懐古主義なのも可笑しい。

「なにか価値のあるものを書こうと思ったら、幻想は捨てるべきなんだ。
 過去への憧れもその1つだよ」

ってセリフはウディの自分への戒めか?w

「パリは雨が一番ステキなの

主人公のウィルソンの喋り方、神経質なセリフがウディそのもので笑えるw
ゴッホを模したポスター、'20の衣装、セット、すべてが凝ってる。
最初から最後までノスタルジックなジャズに彩られて、どっぷりと異国情緒を満喫できる1本。

サントラはこちら。



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