■意外と身近?“モラハラ” 夫が怖い・・・@あさイチ
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どうする?"マタハラ" あなたのホンネは?@週刊ニュース深読み
ドラマ10「シングルマザーズ」全8回(2012)
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言い返してケンカになる対等な関係であればモラハラにはならない
●掲示板に被害の声を集めて「あさイチ」で取り上げてもらおうという呼びかけに殺到
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「それをいい気になってやなぁ」
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●結婚前はとても優しくて、穏やかな人が多い
「結婚前はとても魅力的だった」と言う被害者が多い。
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「車のドアを先回りして開けてくれるとか。とても優しい人だと思っていた」
(外面を良くして、自分を過剰に抑制している反動で、身内を弱い立場に置いて、憂さ晴らししてバランスをとっているのかも
●結婚後に急に態度が変化する
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「これからは“お前”て呼ぶようにするから」
ご飯にまったく手をつけず、最後に「このご飯ちゃんと混ざってないよな?」と言われ、「とにかく、すごく感覚が違うんだと思った」
[嫌味を言う]
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「節約とか考えてる? これオレの金で買ったキャベツだよ?」
反論すると「口答えするんだ。お前、何様のつもりだよ」
「穏やかに話し合いながら調整していければいいと思って、様子を見たりして、
でも、何をしてもうまくいかない。どんどん態度が酷くなっていく」
[恫喝(人をおどして恐れさせること。おどし)]
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「ティッシュ箱の位置がズレてるんだよ! これから勝手にオレの部屋に入るの禁止な」
「息が出来ないところに押さえ込まれて、何も見えないような感じ」
(私も父からこういう圧力を受けてきたな
●身内や自治体の相談窓口に相談したら・・・
「ガマンが足りないと言われて、“あなたは知らないかもしれないけど、
夫婦生活はガマンが必要”と言われた」
(区役所のトイレにも“ガマンしていませんか?”てDVやらの相談をうながすシールが貼ってあるけど・・・
●加害者は気づいていない
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・何を言ったというより、些細なことで、相手に落ち度があるかのように責める。
・上下関係を作って、追い込む。
被害者は、最初は「あれ!?」と驚き、次に話し合おうなど試みるが、
圧力で押さえ込まれるたびに「何を言ってもムダ」と次第に諦め、
「自分がいけないんだ」と責め、誰にも打ち明けられなくなり、無感覚に陥る。
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(ほとんど、ついこないだまで“男性の当然の権利”だと男女共に認めてきていたことだ
[モラハラ夫の傾向]
・上下関係にこだわる
・独特のルールを作り守らせる(従わせるのが目的
例:正座させて長々と説教する。土下座させる、反省文を書かせる、など
・自分は特別な存在と思っている
・外では別人のようにイイ人
●子どもの本音
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例:20年間苦しんだ母。息子は高卒までその様子を見続けてきた。今は離婚協議中(離婚に応じないケースも多い
母:
「当然、片親にしたくないし、夫の子どもでもあるわけだから、
歪んでいたにしろ、子どもに愛情はあったとは思う。
私がガマンすれば何とかなるだろうと思った」
息子:
「小学校の頃から離婚したほうがいいんじゃないかと思っていた」
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「両親がケンカしているのを見ること自体イヤな感じですし、その場にいるのが居心地悪い」
(ほんとにそう。“子どものため”っていうのも、経済的な理由もあり、“自分のため”の選択でもあるんだ
「注意がこちらに向くとプレッシャーを感じた。
うまく立ち回らないといけないというのもあって、
必要最低限喋りつつ、いかにして関わらないかということに、
家にいる間は、ずっと気を遣わなければならなかった」
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(私も同じ状況。まったく同感。
こういう男性は自分も同じ家庭環境で育ったんじゃないのかな? だから気づけない。
だとすると、この心優しい息子さんも、将来家庭を持った時、同じことをする危険性のほうが気になる
母は「うつ病」を患い、やっと離婚を決意した。
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「でも、お金のことを考えたら、あなたはお父さんと一緒にいたほうがいいわ」(ヤダよ![]()
「僕のことを考えて、離婚を思いとどまってくれていたけど、
やっと母が解放されるならそれでいいよという感じでホッとした」
「この子がどう思っているかまで頭が回らなかった。
私の精神が傷つけられていたのと同じように、子どもも傷ついていたんだなって。そこに目がいかなかったとう後悔はあります」
(そりゃそうだよ。でも、自分の恐怖心でほかのことが考えられなくなる状況なんだな、きっと。
女性が自立できない社会構造も深く関係しているんだ
[このような家庭環境でとる子どもの態度]
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「いつもお父さんがお母さんに怒っているようなイメージがあります。
(父の部屋に)近づかないような感じでした。お父さんが怖いなって思っていました」
子どもからのFAX:
「父からモラハラを受けています。母も父に洗脳されてキツくあたるようになった。
DVより軽く見られがちだが、立派な犯罪、虐待です」(そうだよ犯罪だよ
「モラハラが原因で母は自殺しました。それでも父は自分の何が悪いのか分かっていません」
「親は“ガマンしろ”としか言わない。逃げ方を知りたい」
●ADHD(広汎性発達障害 注意欠如多動性障害)と“モラハラ”の関係
親の精神的暴力を見て育った子の脳のMRI画像。視覚野はモノを見て、気持ちを察する場所
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視覚野の容積が減少すると、コミュニケーションが上手くいかないなどの弊害が出る。
↓
その環境から離れて、母親の精神状態が安定すれば、症状が落ち着くケースもある。
例:10年間モラハラを受けて、息子が小さい頃に離婚。今は中学生。離婚して5年後に息子がADHDと診断された。
「(診断されて)その時、なにがなんだか分からなくて、ショックで涙が止まらなかった。
こうなった原因は、遺伝的なのか後天的なのか聞いたら、“両方あると思います”と言われて、本当にショックで立ち上がれないほどだった」
[発達障害との関係]
発達障害は、脳の生まれながらの機能が原因。育て方、しつけが原因ではないが、症状が顕著になったら、環境の影響も考えられる。
●簡単ではない離婚の決断
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都内にあるモラハラの加害者更生をうながす活動をしている「aware(アウェア)」(“気づき”の意味だよね?
※夫が離婚に応じないケースが一番多い。
※母子家庭の貧困問題、大きい子どもは「学校を変わりたくない」というケースもある。
体験談:
「子どもが生まれたばかりで、別れられず、1年間恐怖心との闘いだった」
「動悸がするようになり、ひきこもり、人に会うのも怖くなった」
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週に1回集まって、自分たちの行動を話し合って、見つめ直す
「みんなでいい人生を送ろうと。
そのためにはパートナーに贖罪しなければならない。
そうしてみんなで仲間意識をもって頑張っているようです」
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相手の言動で傷ついているのが分からなくなっている人が多い。
自分は悪くないと思うことで変化していく。
「常にプレッシャーを感じていました。とにかく不機嫌にさせないようにということしか頭になかったんで」
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「なんか自分であんまり感じていないと思ってました」
話を聞くことで、自分の感情に気づける。
「“可愛さ余って、憎さ100倍なんだよ”て言われて、それちょっと違うよ、とか思った。
(ここに通うようになって)夫からやられることも、深く受け止めなくて済むようになった」
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「相談が来た時に、できるだけ長い文章を書いてくれ、と頼むんですよ。
それを友だちからきたメールだと思って、いっぺん読んでみてください、
どう思いますか?と言うと、愕然とされるんですね。
客観的に見ると、すごく酷いことをされたということが、ハッと気づく方が多い。
“見える化”するのは、すごく大切だと思います。
ガマンするのはもう止めて、自分に何が起きているのかしっかり把握して、
それを外に出していくという行動に出たほうが良いと思います。
そこでいろんなことが変わっていきますから。
被害者で居続けないで欲しいです」
(これも大きく見れば、それぞれの気づき、学びなんだな
●被害者の方々は意外に気づいていないのが重要ポイント
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[気づきのポイント例]
・子どもが怪我をした時、真っ先に夫の怒った般若のような顔が浮かんだ。
・子どもの入試で着させる服を買うという楽しいイベントのはずなのに、夫が怒らないかどうかが基準になっている。
“気づく”ことが第一歩。
→ネット、本などで状況を知る手がかりを見つける。そこには先輩方の解決策がある。
自分に合う相談相手を探すことも重要。
FAX:「離婚後も男性の大声が怖くて震え、涙が出てくる」
専門家:
「男性恐怖」は一般的な症状。カウンセリングを受ける、心療内科で薬物療法を考えるのもよい。
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ナビのほうは、各地域の相談場所を教えてくれる。ホットラインは24時間対応している。
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言い返してケンカになる対等な関係であればモラハラにはならない
●掲示板に被害の声を集めて「あさイチ」で取り上げてもらおうという呼びかけに殺到
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「それをいい気になってやなぁ」
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●結婚前はとても優しくて、穏やかな人が多い
「結婚前はとても魅力的だった」と言う被害者が多い。
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「車のドアを先回りして開けてくれるとか。とても優しい人だと思っていた」
(外面を良くして、自分を過剰に抑制している反動で、身内を弱い立場に置いて、憂さ晴らししてバランスをとっているのかも
●結婚後に急に態度が変化する
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「これからは“お前”て呼ぶようにするから」
ご飯にまったく手をつけず、最後に「このご飯ちゃんと混ざってないよな?」と言われ、「とにかく、すごく感覚が違うんだと思った」
[嫌味を言う]
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「節約とか考えてる? これオレの金で買ったキャベツだよ?」
反論すると「口答えするんだ。お前、何様のつもりだよ」
「穏やかに話し合いながら調整していければいいと思って、様子を見たりして、
でも、何をしてもうまくいかない。どんどん態度が酷くなっていく」
[恫喝(人をおどして恐れさせること。おどし)]
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「ティッシュ箱の位置がズレてるんだよ! これから勝手にオレの部屋に入るの禁止な」
「息が出来ないところに押さえ込まれて、何も見えないような感じ」
(私も父からこういう圧力を受けてきたな
●身内や自治体の相談窓口に相談したら・・・
「ガマンが足りないと言われて、“あなたは知らないかもしれないけど、
夫婦生活はガマンが必要”と言われた」
(区役所のトイレにも“ガマンしていませんか?”てDVやらの相談をうながすシールが貼ってあるけど・・・
●加害者は気づいていない
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・何を言ったというより、些細なことで、相手に落ち度があるかのように責める。
・上下関係を作って、追い込む。
被害者は、最初は「あれ!?」と驚き、次に話し合おうなど試みるが、
圧力で押さえ込まれるたびに「何を言ってもムダ」と次第に諦め、
「自分がいけないんだ」と責め、誰にも打ち明けられなくなり、無感覚に陥る。
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(ほとんど、ついこないだまで“男性の当然の権利”だと男女共に認めてきていたことだ
[モラハラ夫の傾向]
・上下関係にこだわる
・独特のルールを作り守らせる(従わせるのが目的
例:正座させて長々と説教する。土下座させる、反省文を書かせる、など
・自分は特別な存在と思っている
・外では別人のようにイイ人
●子どもの本音
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例:20年間苦しんだ母。息子は高卒までその様子を見続けてきた。今は離婚協議中(離婚に応じないケースも多い
母:
「当然、片親にしたくないし、夫の子どもでもあるわけだから、
歪んでいたにしろ、子どもに愛情はあったとは思う。
私がガマンすれば何とかなるだろうと思った」
息子:
「小学校の頃から離婚したほうがいいんじゃないかと思っていた」
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「両親がケンカしているのを見ること自体イヤな感じですし、その場にいるのが居心地悪い」
(ほんとにそう。“子どものため”っていうのも、経済的な理由もあり、“自分のため”の選択でもあるんだ
「注意がこちらに向くとプレッシャーを感じた。
うまく立ち回らないといけないというのもあって、
必要最低限喋りつつ、いかにして関わらないかということに、
家にいる間は、ずっと気を遣わなければならなかった」
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(私も同じ状況。まったく同感。
こういう男性は自分も同じ家庭環境で育ったんじゃないのかな? だから気づけない。
だとすると、この心優しい息子さんも、将来家庭を持った時、同じことをする危険性のほうが気になる
母は「うつ病」を患い、やっと離婚を決意した。
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「でも、お金のことを考えたら、あなたはお父さんと一緒にいたほうがいいわ」(ヤダよ
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「僕のことを考えて、離婚を思いとどまってくれていたけど、
やっと母が解放されるならそれでいいよという感じでホッとした」
「この子がどう思っているかまで頭が回らなかった。
私の精神が傷つけられていたのと同じように、子どもも傷ついていたんだなって。そこに目がいかなかったとう後悔はあります」
(そりゃそうだよ。でも、自分の恐怖心でほかのことが考えられなくなる状況なんだな、きっと。
女性が自立できない社会構造も深く関係しているんだ
[このような家庭環境でとる子どもの態度]
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「いつもお父さんがお母さんに怒っているようなイメージがあります。
(父の部屋に)近づかないような感じでした。お父さんが怖いなって思っていました」
子どもからのFAX:
「父からモラハラを受けています。母も父に洗脳されてキツくあたるようになった。
DVより軽く見られがちだが、立派な犯罪、虐待です」(そうだよ犯罪だよ
「モラハラが原因で母は自殺しました。それでも父は自分の何が悪いのか分かっていません」
「親は“ガマンしろ”としか言わない。逃げ方を知りたい」
●ADHD(広汎性発達障害 注意欠如多動性障害)と“モラハラ”の関係
親の精神的暴力を見て育った子の脳のMRI画像。視覚野はモノを見て、気持ちを察する場所
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視覚野の容積が減少すると、コミュニケーションが上手くいかないなどの弊害が出る。
↓
その環境から離れて、母親の精神状態が安定すれば、症状が落ち着くケースもある。
例:10年間モラハラを受けて、息子が小さい頃に離婚。今は中学生。離婚して5年後に息子がADHDと診断された。
「(診断されて)その時、なにがなんだか分からなくて、ショックで涙が止まらなかった。
こうなった原因は、遺伝的なのか後天的なのか聞いたら、“両方あると思います”と言われて、本当にショックで立ち上がれないほどだった」
[発達障害との関係]
発達障害は、脳の生まれながらの機能が原因。育て方、しつけが原因ではないが、症状が顕著になったら、環境の影響も考えられる。
●簡単ではない離婚の決断
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都内にあるモラハラの加害者更生をうながす活動をしている「aware(アウェア)」(“気づき”の意味だよね?
※夫が離婚に応じないケースが一番多い。
※母子家庭の貧困問題、大きい子どもは「学校を変わりたくない」というケースもある。
体験談:
「子どもが生まれたばかりで、別れられず、1年間恐怖心との闘いだった」
「動悸がするようになり、ひきこもり、人に会うのも怖くなった」
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週に1回集まって、自分たちの行動を話し合って、見つめ直す
「みんなでいい人生を送ろうと。
そのためにはパートナーに贖罪しなければならない。
そうしてみんなで仲間意識をもって頑張っているようです」
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相手の言動で傷ついているのが分からなくなっている人が多い。
自分は悪くないと思うことで変化していく。
「常にプレッシャーを感じていました。とにかく不機嫌にさせないようにということしか頭になかったんで」
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「なんか自分であんまり感じていないと思ってました」
話を聞くことで、自分の感情に気づける。
「“可愛さ余って、憎さ100倍なんだよ”て言われて、それちょっと違うよ、とか思った。
(ここに通うようになって)夫からやられることも、深く受け止めなくて済むようになった」
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「相談が来た時に、できるだけ長い文章を書いてくれ、と頼むんですよ。
それを友だちからきたメールだと思って、いっぺん読んでみてください、
どう思いますか?と言うと、愕然とされるんですね。
客観的に見ると、すごく酷いことをされたということが、ハッと気づく方が多い。
“見える化”するのは、すごく大切だと思います。
ガマンするのはもう止めて、自分に何が起きているのかしっかり把握して、
それを外に出していくという行動に出たほうが良いと思います。
そこでいろんなことが変わっていきますから。
被害者で居続けないで欲しいです」
(これも大きく見れば、それぞれの気づき、学びなんだな
●被害者の方々は意外に気づいていないのが重要ポイント
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[気づきのポイント例]
・子どもが怪我をした時、真っ先に夫の怒った般若のような顔が浮かんだ。
・子どもの入試で着させる服を買うという楽しいイベントのはずなのに、夫が怒らないかどうかが基準になっている。
“気づく”ことが第一歩。
→ネット、本などで状況を知る手がかりを見つける。そこには先輩方の解決策がある。
自分に合う相談相手を探すことも重要。
FAX:「離婚後も男性の大声が怖くて震え、涙が出てくる」
専門家:
「男性恐怖」は一般的な症状。カウンセリングを受ける、心療内科で薬物療法を考えるのもよい。
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ナビのほうは、各地域の相談場所を教えてくれる。ホットラインは24時間対応している。