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舞台『不倫探偵~最期の過ち~』

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舞台『不倫探偵~最期の過ち~』
作・演出:松尾スズキ、天久聖一
収録日・場所:2015年6月13日 東京 本多劇場
出演:松尾スズキ、片桐はいり、二階堂ふみ、伊勢志摩、皆川猿時、村杉蝉之介、近藤公園、平岩紙

随分前に録画してもらったのに、大事にしすぎてまだ観ていませんでした/謝

▼あらすじ(ネタバレ注意
裁判で死刑にされる男、罪一郎。

その息子、罪十郎は不倫探偵をやっている。
マリ(22歳)の不倫の相談を受ける。
ネイキッドシティ。一応日本なんだ。



「デ・ニーロからの太郎?!」

「はっ! ピクサー!?」ww

その夜、探偵と不倫関係となるマリ。

007みたいなOPもカッコいい。


部長は、なぜ中途半端な白塗り?w
罪十郎の体格とかが昭和っぽいw

翌朝、レッド刑事登場。


「元気か? 5、6年ぶりだな。あの忌まわしい事件から会ってない。
 毎年、十二支全部集めたイラスト入りの年賀状はもらっていたが」

隣りの空き部屋で男が殺されたというと、「死体を見たい!」というマリ。





掃除のおばちゃんが第一発見者で、現場を掃除してしまった。
首なし死体は、コウちゃん先生(マリの旦那

トイレの中にホテトル嬢キャンディが隠れていた。
「自分は犯人じゃない!」といい、母の形見の銃を向ける。
逃げる時、銃を忘れていき、密かに拾う不倫探偵。



伊勢さんカッコいい




 
「警察はバイト募集してないの」

バイトくんの警察官、かなりおかしくないですか?w
カヲルさんは犬(41歳)?
レッドが警察犬として採用し、留置所に泊めてもらう。



マリは、旦那が殺された夜、自分を追けていたと気づく。
「私、もっと大きなウソついてる」

キャンディとマリは同職だが、「バイト仲間。ブックオフ」とウソをつく。
キャンディは、1週間後、「銃を返せ」とやってくるが、探偵は「警察に渡した」とウソをつく。



マリの別名は、マリリンという売春婦。夫の首を持ち歩いている。

「誰だってそうところがああしません?」

旦那は人の浮気を覗くのが好きな変態だった。



キャンディは、事件前にコウに会っている。

コウ「これって浮気に入らないですよね。妻を裏切りたくないんです」

キャンディの夫が帰ってきて、慌てるが、コウは女子高の教師だとすでに知っている。



「隠しカメラで全部録画してた、WiFiでクラウドに送るぞ」とコウを脅し、
自分を縛らせ、自分はアル中で、酒がきれると、ゲイで片言の日本語になるから毎日酒買ってこいという。

「今日からあなた、僕の奴隷です」



キャンディは再び「銃を返せ」と罪十郎を訪ねる。




「なに、このスネ夫の時間」w

「銃はおばあちゃんからもらった。この職業に就く時」

スラムでは、ほぼ非合法だが、お菓子は合法と聞いて興奮する。

そして、ここでなぜかお菓子のダンス。
伊勢さんはとんがりコーン役w 着ぐるみもやっちゃう出演者の幅の広さがスゴイ。







髪型を七三にしたレッド。
警察犬キャンはキャンディの父で、目的は拳銃。キャンディと一騎うちするのを楽しみにしている。

重要参考人としてキャンディを逮捕しようとするレッドを止める探偵。

(たまにジングルが入るんだよねw




1週間前。

アルコール禁断症状が進み、ときどき片言の日本語のゲイになる鳥居。

「一生、私の面倒をみてください。あなたは私の大事な愛人です。
 不倫してますよ、あなたの奥さん。薄々あなたも気づいてたんじゃないですか?」

コウはバッグを渡され、中にはナイフが入っている。



キャンディは罪十郎を誘惑し、「前はポールダンサーだったの」て、ポール違いでは?w



レッドから電話が入り、また髪型変えてる。
餓死死体が発見された。罪十郎の義理の兄。



警官の喋り方がなんだか田中邦衛さんぽいなw
キャンは、満月にオオカミ男に変身し、警官を殺し、銃を奪う。

鳥居の死体は、また掃除のおばちゃんが片付けている。
鳥居はミステリー作家。伊勢さんは罪十郎の妻キョウコ?

罪十郎は元刑事。
出た、美輪さんの♪ヨイトマケの唄 の替え歌モノマネのクオリティは本当に高い!



♪どうしてそんなに大きくなった~
 黒く焼いてアカイさん。トナカイさんとアカイさん~
(これって「松尾スズキのうっとりラジオショー」で聴いたのと同じver.ではっ?!

「探偵業だけじゃ食っていけないから副業で歌っている、その後はギョウザを大量に焼かなきゃならないんだ」

探偵の父・罪一郎に母親を殺された娘がキョウコで、
なぜか罪十郎はキョウコに墓の前でプロポーズして、2人は結婚した。
結婚からの復讐のつもりだったが、「罪の子ができた」という理由で出て行った。

この再現ドラマは紙ちゃんが演じる。


「お前は生きろ。それが罰だ」

鳥居はキョウコの兄。




事件の夜。

マリリンの浮気を盗聴する旦那。
ティッシュ箱を開けると爆発する仕組みだった。

そこにキャンディが来て、オオカミ男と化した父も突入して、
コウを刺し、キャンディが父を撃つ。

キョウコはコウを愛していた? 兄の鳥居はキョウコを愛していた?
複雑すぎる。。。近親相姦がテーマなのか?



再び探偵事務所にキャンディがいる。

「柿の種は知らない間にヒジやかかとにくっついてるんだ。そうやってくっつくことで種が運ばれるんだ」爆×5000

またマリが来て、キャンディと張り合う。



「警官がキャンに殺された」とレッドが来て、キャンディは逃げる。

ボイラー室を開けて、ひどい火傷を負い、顔に酷い傷がつくマリ。


「馬車を呼べ! ミーシャを呼べ!」
「痛い!」
「大丈夫だ、もうすぐミーシャが来て♪エヴリシング を歌ってくれるから」ww

キャンディの持っていた銃は、もとは罪十郎のもの。その前はキョウコが持って行った。
「キャンディは罪の子だ。キョウコはレイプされたんだ」



レイプ犯はキャンで「人狼病」だった。
レイプシーンでは、映画『男と女』の場面が流れる。





「スラム編」
父と会うキャンディ。

「お前は、ポールダンサーの意味を完全に間違えていたがな」(やっぱり
「お前のばあちゃんは、史上最高齢のダンサーだった」

父はキャンディに交尾しようとする。
「三船敏郎風にゆっても、それはダメだよ!」

キャンディは、おばあちゃんが連れて来た。
「オレは本当にお前の父なのか!?」

母の形見の銃がとられたと告げるが、「これでもう一騎うちをしなくて済む」と安心する父。
キャンディをレイプしようとする場面では、♪君の瞳に恋してる(それはカンベン
コウはサロメ状態になってるし。



客席から罪十郎が、ムリな口笛を吹いて来る。お風呂上りのまま(ちょっと明智小五郎っぽい
「愛之助じゃない、ちょっとかぶってるだけだあ!」(ほんと似てると思った!

回転寿司に生まれ変わったコウが現れる。


電気椅子になった鳥居も現れ、部長から無茶ぶり連発で苦しむ。

「記録に残るがこれでいいんだな?」w

「お前の父と同じ方法で死んでもらう」とイス取りプレイになり、電気椅子に座ったのはキャン。

罪一郎が蘇る。鳥居にとりついていた。
「オレが母を殺した時、オレを殺すべきだった」

場面がどんどん変わる中「不倫探偵、最後のお色直しだっ!」
(ちょっとルパンぽいスタイリッシュさもある

「自首しろキャン。場合によっては無期で済む。治るよ、その病気。今、薄毛と人狼病はクスリで治るよ」

キャンは罪十郎の背を刺す。
キャンディが撃つが、その銃の弾も抜いておいた。

「君のお母さん知ってるんだ」

レッドはキャンを撃つ。



墓の前でキョウコに再会。



「相変わらず♪千の風になって を、さも歌ってないかのように歌わせたら天下一品だな」爆

「お前を殺したのは誰なんだ?」
「キャンディのばあちゃんだ。子どものため、あるあるだ」

「ありがとう、あの子を守ってくれて」
「お前は生きろ」
「それが罰か・・・」



鉄仮面テツオみたいになってAVのオーディションを受けるマリ。

「主人は覗き魔。私は露出狂♪」

出てきた相手役は、コウそっくり。ここではシナトラ?


レッドは急所を外したため、キャンは入院中。
(ちなみに、キャンディの「つって」て口ぐせ、派遣先の女性正社員に似てて、
 私もF氏も真似して連発しているうちに、抜けなくなっちゃってるんだよねw



髪型を元に戻して見舞いにくるレッド(警視総監の娘なんだ/驚
キャンは終身刑。レッドはキャンと獄中結婚したと告げる。


「私は元気で、人妻だ!」

ラストは部長のお茶目顔でジ・エンドw







【特別付録 天久聖一×松尾スズキ インタビュー対談】


Q:二人で作・演出したきっかけは?
部長が天知茂みたいな、無国籍、貸本の世界観が面白いんじゃないかと言った。

松「2人でやりとりしてる時、宮藤とやってた時を思い出した」


Q:共同作業の印象は?
松「根っこの価値観を共有してるからできたと思う」
天「エンタメがお客さんにも伝わって、達者な役者さんじゃないとこなせないと思った」

松「今回の公演で伸びたと思う。オレがやるとどうしても作りこんじゃうから。自分たちでやるのがフツーなんだけど。
  平岩や村杉が伸びた」


Q:稽古場の様子は?
松「稽古場で生まれたネタが多い」
天「演劇以外畑違いなので、好奇心で見て、カヲルさんがローラー着けてみろって言われて、結果よかった」

松「皆川が犬って設定がオレの中では苦しくて、ブタじゃねーかよってw
  40過ぎた大人が“キャン”とか、力のない役者じゃないと観客が引くなと」


Q:片桐さんの印象は?
天「常連さんだし、名作が多い。年齢と身長が松尾さんと同じだと後で聞いて(そーなの/驚)、2人で立った時のたたずまいが絵になる」

松「長いですからね。『マシーン日記』は20年以上前(初演の話か)。仲間。最近あんまり尊敬してくれない」w

松尾スズキ作・演出「マシーン日記」@東京芸術劇場


Q:二階堂ふみさんの印象は?
天「日本を代表する女優さんだから、ヒドイことをやらせないとっていうプレッシャーw ベタだけど、可愛さが狂気」
松「まだ20だからねえ。時々大竹しのぶさんみたいな声出すからやめてくれって」


Q:次回作は?
松「あるんじゃないか。成功してると思う。でも、出番は減らしたい。頑張ろうという気持ちと歳が追いかけっこしててw」

天「キャラクターが作れたのが嬉しい。元ネタはないのに、架空のマンガを舞台化したみたいな。また罪十郎でできたら面白い」


Q:不倫探偵と結婚探偵、生まれ変わるならどっち?
天「もちろん不倫探偵。不倫は文化ですから」
松「もちろん僕は、新婚なんで、結婚探偵でw」(なんか、最近、フツーにノロけるから面白いw





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