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ウィンブルドン2016 男子シングルス決勝

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■決勝 マレー(イギリス)×ラオニッチ(25 カナダ)
今回ももちろんマレーマウントは満員、立ち入り制限まで出た。
また2番コートも開放して、パブリックヴューイングにする大賑わい。
遠目で見ても怖いくらいの混み様


センターコートの歓声がマレーマウントに、マレーマウントの歓声はセンターコートにまで届くそう/驚

この試合の一番の見所は、ラオニッチのコーチを始めたマッケンローが
ファミリーボックスじゃなく、放送席で解説してることじゃない?!爆



どんな辛口コメントをしているのか、気になって仕方ない!
もし、雨で中断なんてなったら、マックは放送席を離れてアドバイスしに行くのか?ww

福井:
コーチの立場の方がファミリーボックスに入らないで、解説をしているというのも新たなスタイルですねw

ファミリーボックスにはキム夫人もずっと応援している。最近、女児が産まれたんだそう。



男子決勝ともなればロイヤルボックスの顔ぶれもハンパない。


ウィリアム王子とキャサリン妃、キャメロン前首相、
俳優陣は、ベネディクト・カンバーバッチ、ジュード・ロウら、
 

元テニス・プレーヤー陣では、私の大好きなクリス・エバート・ロイドや、往年のスタープレーヤーも観に来ている。


なにかモグモグ食べてる人がボルグって、別人に見えるんですけど?


なんといっても目を惹いたのは、かつて、ウィンブルドンほかで何度も名プレーを魅せてくれたエドベリとボリスの2ショット!!

 
(真ん中はエドベリの奥さんかも

そして、それを超える感動は、マレーのコーチにカムバックしたレンドル!! 居るだけでものすごい威圧感。
マレーが取った2つのタイトル+オリンピックの金メダルはレンドルコーチの時。



マレーは準決勝でのアンフォーストエラーが9本しかないというのも素晴らしい。
ダブルスは兄と組んでいるそう。

マレーは190cm、ラオニッチはそれをさらに超える196cmの長身!
トスも高いし、平均200km/hを超えるサーヴも武器で、サーヴィスエースの数が今大会NO.1。
マック直伝の芝でのネットプレーが観れて、マレーのパッシングショットとの攻防戦も見所。

 

リーチが長いから、ネットの中央に立つと、左右どちらも届いちゃうんじゃないかって勢い。
元ランキング1位、全仏タイトルを持つカルロス・モヤもコーチの1人。
今やコーチも複数態勢。しかも私が夢中で観ていた頃の名プレイヤーを迎えるのがトレンドなんだね。

ラオニッチ陣営



男子決勝も長いから飛ばして観ようかと思っていたけど、これは面白い試合になりそうだと思って、フルで観た。

けっこう風のある中で試合が始まって、風でトスが乱れるのと、
雲がかかると陰るけど、流れると急に強い日差しが照りつけて、
まぶしさで何度もトスをやり直すマレー。

1ポイントごとに吼えるマレー。その視線の先には、何があろうと冷静なレンドル。このギャップが可笑しい/爆

 

ベンチに戻るたびにマレーが覗いているのは、カンニングペーパー?w
激しやすいタイプっぽいから、レンドルから「落ち着け」とか書いてあるのかな。

両者ともネットインしたシーンで、レンドルにささやかな笑みが浮かんだ!

たまに拍手もしてた!

マレーはスコットランド出身なのか。今、イギリスはいろいろと騒がしい中での今大会。
ベンチに座ってもまだ吼えてるしww
この観客へのアピールっぷりもカリスマ性として人気なのかもね。
この試合では、けっこうネットにも好かれている。それも気合いのうち。



第1セット、第2セット、マレーが取って、ピンチのラオニッチはトイレットブレイクをとる。

第3セット。
完全アウェイで、2セットダウンしてもガックリこないのが素晴らしいラオニッチ。
あくまでサーヴ&ボレーで攻め続け、集中力がとぎれないのはさすが。

ベンチに座るとメモをブツブツ読むマレー。直接のアドバイスは禁止でも、こういう手があったね。
2人ともきちんとキープして、ファイナルセットもタイブレイクにもつれこんだ!

砂塵舞う中、あれよあれよとマレーが5ポイント連取。
ここまでまったく五分五分できたのに、両者に勝たせてあげたい。

身が切れそうな緊迫感の中、ファーストサーヴが入らないラオニッチ。
2ポイント返して、とうとうチャンピオンシップポイント。

マレーも2回もレット、セカンドサーヴからのラリーでアウト。
6-2となるが、最後に勝利の女神が微笑んだのだのはマレー。

終わってみると、第1セットのほんの1ブレイクの差だった。



お母さんも拍手
 


ベンチに戻ってもずーーーーっと号泣しっぱなしのマレー
 

マレーマウント、センターコートでは怒濤の声援
 




セレモニーの間中、マレーはトロフィをまるで我が子のように抱きかかえている
 

 


<セレモニーでのインタビュー>

ラオニッチ:
難しい挑戦でした。彼は2度目の優勝にふさわしいと思います。
しばらく、この負けについては心が痛むと思いますが、
またここに戻れるようベストを尽くしたいです。

Q:あなたはフェデラーを破る試合もありました
この2週間、驚異的な時間を過ごしました。クイーンズでもそうでした。今後もそれを続けたいです。

Q:チームにひと言
感謝したいです。私は扱いにくい時もありますが、もっともっと向上していきたいです。



マレー:


Q:トロフィを抱きしめていますね
私にとって、ここが最も大切な大会です。
辛い負けもあったからこその勝利が特別なんです。

Q:ミロシュとの差はわずかだったと思いますが

ミロシュは準決勝のフェデラー戦が、本当に素晴らしかったです。
本当に努力する選手の一人です。毎年、大きく成長しています。

彼のチームもマナーのいい方々です

(マックも?w 会場は笑いに包まれ、ラオニッチ陣営、お父さんも笑ってた

Q:イワンコーチはいつもポーカーフェイスですね(インタビュアーも上手いな
彼はラッキーなだけです(この訳の意味が分からなかった


Q:2013年にはイギリス人選手で77年ぶりの優勝を果たしましたが、もっと優勝したいですか?
今回は本当にストレスとプレッシャーがかかりました。

Q:観客は助けになりましたか
信じられないような環境の中でプレーできました。
レジェンドの前でプレーできたことを誇りに思います。

ウィンブルドンも大変ですが、国家元首も大変でしょうし(キャメロンさんも笑う。マレーってジョーク好きなんだw



最後は穏やかで、はにかんだ笑顔でカメラに向かってポーズをとっていた。
試合で見せる激しさとは正反対。号泣の涙がこれまでの苦労を物語っていた。

 

 

録画を観終わって、消してしまうのが惜しいほど感動した試合だった。

また、来年、真っ青な芝でどんな死闘が繰り広げられるのか。
この1年間でビッグ4とチャレンジャーたちのバランスはどうなるのか。
たくさんの楽しみも残った。





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