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6匹のねこもお出迎え! 『りすが遊びにやって来る森のCafeの12ケ月』(宝島社)

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6匹のねこもお出迎え! 『りすが遊びにやって来る森のCafeの12ケ月』(宝島社)
ももとみらい/著

ライヴ友さんに教えてもらったTwitterをフォローして、
毎回、ネコとリスさんお両方に心底癒されている

森の中の、動物に囲まれた一軒のお菓子屋さん
憧れる気持ちはあふれても、私には到底ムリな生活。



ターシャさんや、ベニシアさん同様、そこには、どこまでも心のこもった、丁寧な暮らしがある。
自然の恵みからいただいて作るおいしい食べ物は、
動物や植物、子どもを育てる心とつながっているといつも思う。

季節の移り変わりを楽しむ心は、厳しい北海道の冬を越える強さでもある。

私は口ばかりのエコロジストで、実際は、便利なコンビニや、スーパーなどの流通がないと生きられないし、
命を育てたり、食を愛したり、もてなす心が十分でない。
だからこそ、こういう生活に強烈に憧れる。



6匹の個性あるネコたちももちろん可愛いけれども、
私はプーさん(プレイリードッグ)など、手が前にきてる動物に弱いので、
こんなに間近まで来てくれるリスさんにメロメロになる

野生のリスがこれほど可愛くて、これほどコミュニケーションがとれるんだと初めて知って驚いた!
とくに、冬になると、耳やしっぽ、全体の毛がのびて、さらに可愛さ増し増し


著者と動物たちの節度と愛のある距離感も素晴らしいといつも思う。

まさに夢のような世界。こんな暮らしを選ぶこともできるんだ。

ペットブログにハマっていた頃も、こうしてブログ人気から生まれた本はたくさん出たけれども、
自然の中でヒトが慎ましく、丁寧に暮らす姿勢に心が休まるんだな。


【内容抜粋メモ】

まえがき

「momo cafe」は、千歳空港からクルマで約30分ほどの厚真町という小さな街の郊外にぽつんと建っているお店。
お店の名前は、最年長の飼い猫からとった。
森の中には、お店、実家、木工作家の父のアトリエがぽん、ぽんと建っている。




6匹のねこたち

 

 

 

そのほかの仲間たち

 



生活のようす

チィチィは毎日窓にへばりついて、りすさんが現れるのを待っている。



フランスの老舗洋菓子店ラデュレ。その色合いが大好きで、そのまま自宅のインテリアに持ち込んだ。
ドアノブまで発注したり、ペンキでドアを塗ったり、本当に1つ1つにこだわってるんだなあ!

母がせっせと植えたガーデンの花たちも、「そのかわいい姿をみんなにも見せてね」と摘んできて、
部屋のあちこち、ケーキなどに飾る。


ムーミンのクッキーもある!



「momo cafe プロフィール」
厚真町に越してきたのは2歳のとき。季節を問わず、庭に出て遊ぶ子どもだった
高校卒業後、短大で栄養士免許を取得。

その後、札幌、東京のレストラン、ブーランジェリー、有名ホテルなどを回り、
2013年10月に念願の自分のお店をオープンした。
(じゃあ、ツイッタでここまで拡散したのも最近のことだったんだ/驚

店内のあちこちにある飼い猫やりすさんをモデルに作られたフェルトのぬいぐるみは
織物作家の長野いずみさんの作品。

お店で使っているのはクリストフルの銀食器。
私が初めて勤めたレストランでひと目惚れして以来、少しずつ集めた宝物。

母が織物をしていたので、毛を採るためにヒツジを2頭飼っていて、
お隣りの牧場には馬も2頭いて、
私が過ごした多くの時間は自然と動物とともにあった。

料理の修業をしていた頃は、札幌、東京に住んでいたが、最後まで窓の向こうの景色に慣れることはなかった。

6匹のねこのうち、うっしー以外は全員女の子。
譲渡会で引き取ったコ、道端で出会ったコ、野良からいつの間にか一緒になったコなど、
みんな違う経緯で、バラバラのタイミングで家族になった。

ねこ専用扉があるので、全員自由。庭や森で遊んで、ごはんと寝る時は必ず家の中。

「りすさん」と呼んでいるエゾリスは、小鳥のために用意していた餌を時々食べに来ていたきっかけでお近づきになった


巻末には、お店で定番のお菓子の紹介・レシピも載っている。絶対、美味しいんだろうなあ!


「momo cafe」
北海道勇払郡厚真町豊沢495-4
open 11:00~日暮れまで
close 火曜日




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