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『魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園』(あすなろ書房)

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『魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園』(あすなろ書房)
C.V.オールズバーグ/絵と文 村上春樹/訳

NAVERまとめ 美しくて切なくて温かい。心に響く、大人向け絵本、25選。
こんなサイトを見つけて、数冊借りた中の1冊

可愛くて、イタズラもののブルテリアが出てくる時点でもう好き
絵を見ても、いかにも手に負えないって顔してるし

魔術師って、人をビックリさせて喜ばせるのがお仕事だろうに、
こんなに少年を絶望させたら可哀相だよ

これは全部、エンピツで描いたんだろうか/驚
ステキな庭だけれども、見れば見るほど緻密に描かれていてスゴイ。


▼あらすじ(ネタバレ注意

ミス・ヘスターの犬フリッツは、これまで従姉妹のユーニスに6回も噛みついたため、
招待状には「犬は置いてきて」と書いてあった

ヘスターはアランという少年に犬を預けて出かける


フリッツは、すぐ飽きて、外に散歩に連れていけと、アランの鼻を噛むw

ソファから鼻だけ出てるのがカワイイ

「ぜったいに、なにがあっても、犬を庭園の中に入れてはいけません」
という立て札のある庭に入って行ってしまうフリッツ

見たこともない大きな屋敷に着いて、元魔術師が出てきて、「入りなさい」と言われる


アランが必死に謝罪すると、

「私は犬が我慢ならないんだ。あいつらはうちの花をほじくり返すし、
 うちの木をくしゃくしゃ噛んでしまう
 この庭で見つけた犬たちに、私がいったいどんなことをすると思うかね?

 私はそいつらをみんなアヒルに変えてしまうんだ!」

もとに戻してと頼むと、

「時間が経たないと魔法はとけない。
 何年もとけないかもしれないし、1日で消えるかもしれない
 さあ、君のかわいいアヒルを連れて帰りなさい」



フリッツはアランの帽子をくわえて飛んでいってしまう

「さよなら、フリッツ」

足を引きずるようにヘスター宅に戻ると、犬にもどっているフリッツ
「あなたは彼にからかわれたのよ」と笑われる

アランは恥ずかしくなる。
ぼくはもう魔法を信じるような年じゃないんだ

その後、ヘスターさんは、アランの帽子をくわえてきたフリッツに
「イタズラしちゃダメでしょ」としかる



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