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あなたの家は倒れない? 地震から命を守る@週刊ニュース深読み

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あなたの家は倒れない? 地震から命を守る@週刊ニュース深読み

熊本地震
 

 

 


耐震補強工事の重要性
 

筋交いと耐震壁で補強した模型は大丈夫だったが、補強しなかったほうは揺らしてすぐ崩れた

 
国は4年後までに95%の建物の耐震補強工事を目指すとしている


耐震補強工事の費用

瓦屋根などを替えるとこれくらいはかかる

大体1箇所につき20万円くらいが相場
筋交いは、外から出来るため、数十万円
耐震壁も外から貼るので、これだけでもだいぶ違う


補助制度


日本の補助制度は厳しいので、助成が間に合っていない状態
たとえば「がん検診」は100%近いのに比べたら低い数値

高齢者ほど諦めがち(検診と同様、具合いの悪い人ほど病院に来てくれない、と専門家
しかし、万一倒壊した場合の撤去費用などを払うことを考えれば、補強のほうが安い

 


マンションは全員の合意、多額の資金が必要で、払えない家もある
 


もし、倒壊した自宅が原因で、隣りのお宅の車を破損させたら

震度5以下の場合は損害賠償を支払ったという判例がある


マンションの倒壊によって道路がふさがれ、救急車が通れなくなる場合もある



地震のたびに見直されてきた「耐震基準」の歴史

ポイントは1981年より前の建物が危ない

無料で耐震診断してくれる自治体もある
補強工事費も100万円以上補助してくれる
市・区役所から手紙でおしらせがくるところもある


建築の3要素


<FAX>

Q:新築でも倒壊していた建物があったが・・・

A:国で定めている基準は、倒壊しても中の人が亡くならないならOKという最低基準
地盤が弱かったり、震度7が2回というのは想定外
“手抜き工事”の場合もある
補強した家でも、家具などの固定をしていないと、怪我をして、避難所まで行けない場合もある

「免震」
家の中にシェルターをつくるというものもある
例:屋根つきのベッドなどは20万円ほど~
それにも30万円ほどの補助が出る場合もあるので、自治体に問い合わせてみる


********プレゼン2:耐震・防災 あきらめないで!「楽しくて、生きていたくなる町づくり」

1人暮らしの高齢者に多い例


【墨田区~セットでお得に耐震を!】
 

高齢者にいきなり「耐震」と言ってもピンとこないが、
「バリアフリーにしませんか?」と言うと興味をもってくれる

バリアフリーの工事は壁をはがしたりするので、ついでに耐震工事もすれば、
助成金が最大120万円出ますよ、と呼びかけたら、補強工事の割合が上昇した

「部分補強」への助成もある
長屋であっても、大家さんに相談して、自分の家だけ自己負担で補強も可能


【平塚市~まずは町づくりから】
 

集会を開いても来てくれないので、
懐メロを歌う会、囲碁サロンなどのイベントを1年前から年6回やり、お祭りも賑やかにして
9月についに防災イベントを開催する

コミュニケーション、触れ合いの場をつくることが、一番近道だ、というのが木谷さんの考え
最初は、民生員の方々から言い出した案だった


<FAX>

Q:家具を固定しても倒れてしまった
A:つっぱり棒などは弱い 1981年より前の建物は非常に危険
  最初の揺れから1~2分が助かるかどうかの境目


専門家:
家具の固定にはそれほどお金はかからないが、
それでもやらずに「お金がかかるから」などと言うのは、みんな“面倒”だから(そうなんだよね

アンケートをすると一番多い答えは
1.自分は大丈夫
2.お金がかかるからムリ
3.誰に頼むか分からない

「再度災害防止」
日本の防災対策の基本だが、これからの事態には弱い


おせっかい屋さんを育てることが大事

小田原の例:「ローラー作戦」
木造住宅の密集地。相談会のDM配りを自治体OBが1軒ずつ配っている
そこに自治体が一歩踏み込むことが必要

マンションの合意をとるにしてもおせっかい屋さんがいると全然違う
それを後押しする役所、建築家なども必要
横浜の例:組合をつくってメディアを動かした


マンションを買う時の価値観
見栄えをとるか、安全をとるか
他人に委ねず、自分で考えて慎重に選ぶ



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