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Channel: メランコリア
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濱中利信コレクション「エドワード・ゴーリーの世界」@ヴァニラ画廊

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濱中利信コレクション「エドワード・ゴーリーの世界」@ヴァニラ画廊

ミクシのコミュでこの展覧会の情報を見つけて、ずっと楽しみにしてた。

 

フツーのビルの地下2Fにある「ヴァニラ画廊」。階段に怪しげなオブジェが下がってた。
左右AとBの部屋に分かれていて、Aでは女性ボーカルの風変わりなシャンソン?、
Bでは甘い男性ボーカルの曲が流れていて、雰囲気出してます。



【room A】
そう広くない部屋の壁一面に、初期のイラスト、本の表紙、芝居のポスターなどが展示。
絵画と違って挿絵の原画はそれほど大きくない枠の中に、
例のごとく病的なまでに緻密な線が描きこまれていて、いったん見入ると目が離せなくなる!
今でも世界中のコレクターが漁っているようだが、まだ日本ではほとんど知られていなかった頃から
これだけのゴーリー作品を収集され続けてきた濱中さんてスゴイ

ゴーリー自身も芝居の製作をしていて、そのポスターも描いている。
描かれている登場人物が全員いわくありげな人たちばかりで、
一体どんなストーリーだったのか観てみたい!


【room B】
こちらはグッズなどレアものを集めた感じで、中でも珍しいと思ったのは、
ゴーリーの絵によるレコードジャケ/驚×5000 彼を起用するなんて素晴らしすぎる。。

1枚1枚絵柄が違うトランプは、1枚ずつオークションにかけられることもあるとか。
綺麗な水彩画もあって、フツーに描こうとすれば描けるんじゃんw

この上品で陰湿な画面の中には、一見しただけでは見逃してしまうネタが満載。
ミステリーが大好きだったというゴーリーは、殺人事件ものの本の表紙も多く手がけていたようで、
警官が照らすライトの中に、殺された女性の死体の手だけが浮かびあがっていたり、
その背景の夜のマンションの窓では、まさに首を絞めている様子が描かれていたり。

そして、なんといっても、そこかしこに無意味なほど混ざり込んでいる“変な生き物”が大好きなんだよね
爬虫類系も多いけど、なんだろ、あのブラックドールって・・・爆


グッズまである・・・→Edward Gorey's The Black Doll

中央には、『うろんな客』に登場する形容しがたいキャラの人形まで展示してあった。ヤヴァい・・・
いろんな催しのたびにグッズも多種多様売られたらしく、
ゴーリーがTVを見ながら1点ずつ手縫いしたものまであるとのこと

胸をナイフで一突きされているゴーリー自身の写真が使われている本の表紙もあるし、
意外とユーモアのある人だったのか!?



平日昼間でも若い女性から親子連れまで、お客さんも絶えなかった。
日本にもマニアックなファンがこれだけいるってことだねv

銀座はこういった小さな画廊がたくさんあるから、いつか画廊巡りをしてみたいなあ!



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