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『くまのアーネストおじさん ちいさなもみの木』(ブックローン出版)

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『くまのアーネストおじさん ちいさなもみの木』(ブックローン出版)
ガブリエル・バンサン/さく もりひさし/訳

「作家別」カテゴリーに追加しました。


毎年、恒例のxmas本

『くまのアーネストおじさん』シリーズにもいくつかあって借りてみたv

セレスティーヌがいつも大事にしている人形の「シメオン」(ペンギン)が
何気にサンタの格好で椅子に座っていたり、放り投げだされていたりするのが可笑しい




“バンサンは、このシリーズで愛の深さ、他人に尽くす喜び、
 気取らない素朴な生活などを表現したかったという。”


▼あらすじ(ネタバレ注意

アーネストとセレスティーヌは、もみの木がたくさん植えられているところに探しに行く
ステキな巨木がたくさんある中で、セレスティーヌは、曲がってしまって
置いていかれた小さな木を見つけて、これがいいと言う


家に戻り
「クリスマスにはなんでも欲しいものを選んでいいんだよ」とアーネストに言われて、

「私の願いは、もう決まっているの
 私の好きなあのちいさなもみの木のそばで、雪の中のクリスマスをするの!

驚いたアーネストは、友だちをたくさん呼んでパーティをしようとか
よくある過ごし方をすすめるが、納得しないセレスティーヌ

「分かってないのね アーネストは
 私はね、ほんものの雪の中でお祝いをしたいの
 あなたと私、ふたりっきりで
 空にはほんもののお星さま
 そうだねって言ってよ、アーネスト それがいいよって!」


(こんなに可愛く頼まれたら断れないね

アーネストもわんぱく小僧だった頃にそんなことを夢見たことがあったと思い出す

けれども、アーネストは、友人らを呼ぶことにして、
“24日の10時にもみ林に来てください”とセレスティーヌに内緒で手紙を出す


待ちに待った24日
2人はちいさなもみの木を精一杯飾りつけて、焚き火をたいて祝う






そこにアーネストの呼んだ友人たちが子どもたちを連れてやってきてセレスティーヌは驚く

「みんなをウチへお誘いしよう そして、明日またここに来ようね
 今度こそふたりだけで 約束だよ」


ウチでは賑やかにお祝いして、アーネストが子どもの頃のクリスマスの話を夢中で聞く子どもたち




アーネスト:
私のクリスマスの一番楽しい思い出は、ふたりで一緒に過ごしたことだよ
セレスティーヌが ここに来てから ずっと


25日 ふたりはまたちいさなもみの木に会いに行く 今度はふたりっきりで



最後の裏表紙の2つのこんもりした絵が、2人が雪に埋もれてしまったように見えてドキッとした/驚
何度もたしかめて、これはほかのところに描いてある、枯れ草に雪が積もった様子だと分かってひと安心
そんな急な悲劇じゃないもんね ビックリしたあ!






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