■『気持ちいいコミュニケーション20の方法 どうしてわかってくれないの』(大和出版)
石原加受子/著 初版1999年 1300円
※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。
【内容抜粋メモ】
「NO」と言われると自分を認めさせるまで動けなくなる「他者中心の生き方」
自分が意志を持って行動すればいいだけ「自分中心の考え方」へ
●「自他を認める」
「自分」と「相手」の「選択の責任」を分けて考えよう
相手の選択を認め、自分はどう選択し、行動するかを決める
<マイナスパターン>
「肉体的支配」暴力的言動・行為 暴君者⇔犠牲者
「精神的支配」言葉による支配・操作 詰問者⇔諦観者
例1:
詰問者の母親「結果重視の生き方」
よい結果なら優れた人、失敗はダメな人
→失敗を恐れて積極性を避ける
→自信を失い、自分の価値を低めて、生きることを諦める
諦観者の自分
自分を守ろうとする→相手を攻撃しているように映る
責められ、従属させられる、恐怖反応で傷つく
例2:
詰問者「相手を好きかどうか分からない」
嫌われて傷つくより「本当は好きじゃなかった」と思うほうが傷つかずにすむ
「つまらない」は、仕事も恋愛も同じ原因
●お互いの反応が人間関係を作る
別れか、のめり込むしかない→「拒絶と依存」
例3:「我慢かキレるか」
諦観者「従わなければならない」とムリに要求に応えて疲れるか
「もう従えない」とすっかり放棄して諦める両極端になりやすい
例4:「プロセスの重要性」
暴君者:小さな成功で、大きな結果としては信頼を失っている→相手の意思を確認し合う
犠牲者:「逃げる」も他者中心的
逃げる=負け=悪い→勝ち負けを競う意識
「自分が意志を持って退く」という意識の欠落
プロセスに焦点を当てて、着実に続けることで、結果として望みが手に入る
強引、性急でないため、自分もラクでトラブルも最小限ですむ
●「理想の自分」と「現実の自分」
ギャップが目標のハードルを高くし、自信をなくす
結果重視のため、今の自分を受け入れられない
さらに高く理想を設定し、満足できない悪循環を生む
●自分の気持ちが分からない・悩み
心と行動が一致しない時に「不快・不満」となり、「こだわり」「悩み」となる
目先の損得で考える、他人との比較で優劣を決める など
体感・思考・感情・行動が一致している時に「満足」し「快感」を感じる
自己主張、表現を我慢した(攻撃的なイヤミ、皮肉)から、不満が残り「悩み」となる
「他者中心者」は、他人の動向を探るのに忙しく、自分の気持ちを大事にしないため、
心と体の一致・不一致の差が分からなくなり、この不調和が飽和になり生きるのが苦しくなる
相手の困った言動に関心を向けるほどエスカレートさせる
自分の態度がそうだから、相手をそんな人物に仕立て上げる
また聞きのトラブル→相手に直接聞く
●心配~「あなたのため」は支配の言葉
自分の勝手な不安を解消させるため、相手の選択を無視して支配しようとする
→自分を認めることにもつながる
自分の言動は「相手のため」にやっているつもりでも、実は「自分のため」
→相手のやり方が間違っていると思っても、手を出さない
自分と相手の生き方を認めることを知るためには、失敗や誤った選択も必要な時がある
自己意思で選択し、責任をとるプロセスが自分を育てる
意識を自分に引き戻す
他者中心者は、自分が気に入らないという理由で相手を打ち負かして支配し、それを止めさせようとする
●嫉妬心
相手がうらやましい、私もそうなりたい⇔自分のモラルに反する・矛盾する
認めるとプライドが傷つく→こだわりを生む→嫉妬心を自覚するようがラク
「自分はどう生きたいか」というスタンスをしっかり決める
相手を真似て、自分に合っていたら続け、合わなかったら止める
「どんな自分でも価値がある」と自分を認める
●恩着せがましい親切「やってあげている」⇔「感謝を強要する」
相手のためでなく、自分がムリせず、できる範囲で協力する
正当な理由で、正当な要求を、相手に素直に表現することは勇気が必要
<人間関係が大事なワケ>
自分に本質的な問題があるとき「相手との関係」にあらわれる
人間関係で苦しまないためには「自分が意志を持って、自己表現していく」ことが重要
●「ありがとう」は自分のために言っている
「会話」そのものに焦点を置く
はしょらないで、矛盾する気持ちも面倒がらずに説明するのが肝要
会話を楽しむことで、自然と相手と親しくなれる
●結果重視
恋人が自分を好きかどうかばかり気にし、確信が持てず
→試す行動・責める
否定的な結果を恐れるあまり、恋人との距離のとり方が分からなくなる
良い言い方:「どうして会ってくれないの?」→「会いたいわ」
無意識に要求する「無理の代償」
自分のペースをムリして相手に合わせる
→有り難いと思ってほしいと要求している
→相手が不機嫌になる
→不安で「別れたほうがいいかも」と思い、相手を責める悪循環
恋人との付き合い方のスタンスを決めて、自分のペースを守り、
相手との距離を、相手の気分によって設定しない
「意志を持って付き合う」=「自分を大事にする」
石原加受子/著 初版1999年 1300円
※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。
【内容抜粋メモ】
「NO」と言われると自分を認めさせるまで動けなくなる「他者中心の生き方」
自分が意志を持って行動すればいいだけ「自分中心の考え方」へ
●「自他を認める」
「自分」と「相手」の「選択の責任」を分けて考えよう
相手の選択を認め、自分はどう選択し、行動するかを決める
<マイナスパターン>
「肉体的支配」暴力的言動・行為 暴君者⇔犠牲者
「精神的支配」言葉による支配・操作 詰問者⇔諦観者
例1:
詰問者の母親「結果重視の生き方」
よい結果なら優れた人、失敗はダメな人
→失敗を恐れて積極性を避ける
→自信を失い、自分の価値を低めて、生きることを諦める
諦観者の自分
自分を守ろうとする→相手を攻撃しているように映る
責められ、従属させられる、恐怖反応で傷つく
例2:
詰問者「相手を好きかどうか分からない」
嫌われて傷つくより「本当は好きじゃなかった」と思うほうが傷つかずにすむ
「つまらない」は、仕事も恋愛も同じ原因
●お互いの反応が人間関係を作る
別れか、のめり込むしかない→「拒絶と依存」
例3:「我慢かキレるか」
諦観者「従わなければならない」とムリに要求に応えて疲れるか
「もう従えない」とすっかり放棄して諦める両極端になりやすい
例4:「プロセスの重要性」
暴君者:小さな成功で、大きな結果としては信頼を失っている→相手の意思を確認し合う
犠牲者:「逃げる」も他者中心的
逃げる=負け=悪い→勝ち負けを競う意識
「自分が意志を持って退く」という意識の欠落
プロセスに焦点を当てて、着実に続けることで、結果として望みが手に入る
強引、性急でないため、自分もラクでトラブルも最小限ですむ
●「理想の自分」と「現実の自分」
ギャップが目標のハードルを高くし、自信をなくす
結果重視のため、今の自分を受け入れられない
さらに高く理想を設定し、満足できない悪循環を生む
●自分の気持ちが分からない・悩み
心と行動が一致しない時に「不快・不満」となり、「こだわり」「悩み」となる
目先の損得で考える、他人との比較で優劣を決める など
体感・思考・感情・行動が一致している時に「満足」し「快感」を感じる
自己主張、表現を我慢した(攻撃的なイヤミ、皮肉)から、不満が残り「悩み」となる
「他者中心者」は、他人の動向を探るのに忙しく、自分の気持ちを大事にしないため、
心と体の一致・不一致の差が分からなくなり、この不調和が飽和になり生きるのが苦しくなる
相手の困った言動に関心を向けるほどエスカレートさせる
自分の態度がそうだから、相手をそんな人物に仕立て上げる
また聞きのトラブル→相手に直接聞く
●心配~「あなたのため」は支配の言葉
自分の勝手な不安を解消させるため、相手の選択を無視して支配しようとする
→自分を認めることにもつながる
自分の言動は「相手のため」にやっているつもりでも、実は「自分のため」
→相手のやり方が間違っていると思っても、手を出さない
自分と相手の生き方を認めることを知るためには、失敗や誤った選択も必要な時がある
自己意思で選択し、責任をとるプロセスが自分を育てる
意識を自分に引き戻す
他者中心者は、自分が気に入らないという理由で相手を打ち負かして支配し、それを止めさせようとする
●嫉妬心
相手がうらやましい、私もそうなりたい⇔自分のモラルに反する・矛盾する
認めるとプライドが傷つく→こだわりを生む→嫉妬心を自覚するようがラク
「自分はどう生きたいか」というスタンスをしっかり決める
相手を真似て、自分に合っていたら続け、合わなかったら止める
「どんな自分でも価値がある」と自分を認める
●恩着せがましい親切「やってあげている」⇔「感謝を強要する」
相手のためでなく、自分がムリせず、できる範囲で協力する
正当な理由で、正当な要求を、相手に素直に表現することは勇気が必要
<人間関係が大事なワケ>
自分に本質的な問題があるとき「相手との関係」にあらわれる
人間関係で苦しまないためには「自分が意志を持って、自己表現していく」ことが重要
●「ありがとう」は自分のために言っている
「会話」そのものに焦点を置く
はしょらないで、矛盾する気持ちも面倒がらずに説明するのが肝要
会話を楽しむことで、自然と相手と親しくなれる
●結果重視
恋人が自分を好きかどうかばかり気にし、確信が持てず
→試す行動・責める
否定的な結果を恐れるあまり、恋人との距離のとり方が分からなくなる
良い言い方:「どうして会ってくれないの?」→「会いたいわ」
無意識に要求する「無理の代償」
自分のペースをムリして相手に合わせる
→有り難いと思ってほしいと要求している
→相手が不機嫌になる
→不安で「別れたほうがいいかも」と思い、相手を責める悪循環
恋人との付き合い方のスタンスを決めて、自分のペースを守り、
相手との距離を、相手の気分によって設定しない
「意志を持って付き合う」=「自分を大事にする」