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『「気」と時間』(真理生活研究所人間社刊 青葉出版)

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『「気」と時間』(真理生活研究所人間社刊 青葉出版)
河野十全/著 初版1994年 1236円

※2001.5~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。

(こういう出会いがあるから図書館は面白い
 古本屋にいるような佇まいで掘り出した1冊
 今、こうしてメモってみると、所々、時代の古さも感じるけれども
 まだスピリチュアルとか流行っていない時代に
 「気」についてものすごい真剣に書いているのに興味を持ったのを覚えている 2016


「時は命、時は宇宙にある」


【内容抜粋メモ】

偶然と思っている問題の多くは、小事の累積の結果
人の働き=すべて創造=選択の連続
喜怒哀楽(最終的に楽となる)苦しい中で楽しみを得る


●「朝の早起き」
利己を捨てて、利他の気持ちになる
悪い気持ちをなくし、頭を自由にする

「遅寝遅起」
余裕がなく、失敗する→先見性をもつ


●「遅禅」
体をまっすぐ、手足、背を伸ばして、力を抜く
腹式呼吸=“真”呼吸


「足腰・腹を鍛える」
知識、観念を頭に詰め込むより賢明

運動不足は早朝散歩で解消
足を鍛えれば「気」も養える 足は他力の到来するところ


「4つの層」
下半身に「気海」(気を吸収して蓄える)無意識、空意識
上半身に自力の「五“官”意識」+「潜在性意識」(気力をエネルギーとして使う)


迷い事は早朝に考える 夜は悲観的

「もっとも多く本を読む人は、たいてい最も多忙な人」

無駄口はエネルギーの空費

仕事はコントロールされた自分のペースで行う 明日の計画をたてる



仕事の計画化
プラン=全般を長期に見通す
スケジュール=今、明日等の仕事の計画

自分の生活のリズムを知り、仕事を上昇・下降に合わせる

午前:挑戦的、創造的な仕事
午後:決まりきった重要でない、受動的な仕事




朝のシャワー、熱めの風呂にサッと入る
20分の柔軟体操


即時処理(機械的方法)
やろうと決めたことを反射的に着手する 仕事はリズミカルに!
イヤなことも、まず飛び込み、体で専念する
創造的なことも、まず机に向かう

「書く」
脳と心がひとつになる 系統立てて、考えがまとまる


人が他人を使って仕事をする能力は、成功の必須条件
時間活用の最終目的は、人生の充実
良い人間関係は、人生を充実させる大切な要素


「三人寄れば文殊の智慧」
優れた1人より、普通の3人のほうが優れている
企業は、この集合で成立している



部下にもっとも配慮すべきは「感情のコントロール」
自身の心のあり方が大切
欲があるから不満がおきる→無欲でのぞむ


人間関係のもつれは、損得勘定のもつれ
他人の悲しみを知る
自分の心にゆとりをもつ=「空(くう)」自然な素直さ、自らの体で気を感じる

温かみ=生命力

私たちは「気」の結晶体&放射体

宇宙そのものが巨大な「気」(感覚)の世界
絶対的生命リズムに基づいた存在


「はじめに言葉(ロゴス)ありき」(聖書)
言葉は、人の値打ち、人格、信用を形成する

「言葉は人なり」

「和顔愛語」(道元禅師)
微笑み=天来自然のもの
ゆとり故に「五官」を選択、善処する法



ごろ寝リラックス法
水分をとって横になる
深呼吸で心“気”一転
20~30分の眠りは“大脳”のみ→効率よく疲れを取り、自律神経のバランスを調整する

くつろぎ、リラックス=生命力の充実
人の集中力の限度は25分間

体には、「睡眠」以上の妙薬なし



屁ひとつは薬千服に向こう
①口からの空気の飲み込みが50~70%(精神への影響も大)
②小腸で未消化の食物が、大腸で発酵・腐敗

オナラの元は、繊維質の摂取が少ない、胃腸が弱い、体調が崩れると臭くなる

減らす方法:よく噛み、ゆっくり食べる 睡眠 休養


あくび・のび
疲れを「気」に変えて放出する作用
筋肉からの信号が多いほど大脳は活性化する
ガムを噛む、昼休みに15分のウォーキング



労働は本来楽しく面白いもの
苦しく、つまらなくしているのは自己意識のせい

大自然世界に生かされている人間は、「楽しく生きられる配慮」を自然から与えられている
単調でも「他力に身を委ね」、気を入れて能率よく働けば、知恵が身につくし、楽しさも沸く
他力を自力として生きると、日々の現実から逃避せざるをえない

己の職を「天職」と信じ、迷わず努力すれば、仕事が分かり、上手くなる
→「適職」と思い、面白くなる
→職業の「道楽化」は、人生の最大の幸福

しなければならない「義務」ではなく、努力に対する「満足感」
完成後の「快感」、「創造力の表現」のためにするという心の持ち方を変える→ゆとり


遊び=やると楽しい
仕事=しなければならない

人生を豊かに、ゆとりをもつには、仕事を遊びにかえる

中途半端な「手抜き」は、体をラクにしても、気の流れを妨げ、心にスキを与える
体に潜在する気エネルギーは、一心に仕事に励むときに、力、ヒント、アイデア、工夫として表れる


無限に潜んでいるものを1つ1つ探し求めることが「人の営為」で互いの務め
「これでいい、終わりだ」という考えは、人の務めに反した考え

懸命に働く→命が働く→隠されていた真理が現れる

日本人は勤勉で、その製品は、質、納期、アフターサービスもいいが
仕事の仕方は「非効率」で、豊かな生活に時間を使う人は少ない

→人生にゆとりをもち、生きがいを見つけることが現代人の志向



早く帰宅する
→軽い食事
→風呂に入って、体を温め、血の巡りを良くし
→眠る

夜遅くおきているのは、生活リズムが自然の法則から外れる
→ストレス、うつ病、自律神経失調症、成人病


心からくる圧力の強い人は、人一倍、自己の圧力によって苦しみ、悩む
昼はブラブラして、夜遊び、また次の昼ボンヤリする

毎日、感情や圧力に支配され、不安定になる→体の不調
22時以降の夜の付き合いは意味がない



食べ物
何を食べても「量」と「食べ方」に注意

「腹八分目に医者いらず」

「腹七分目に病なし、腹六分目は老いを忘れる」

よく噛み、命を頂く「いただきます」



朝は軽く、昼を主とし、夜も軽く食べる
咀嚼は、全身の営み、精神の営み 口は、最大の消化器官
唾液は、万能ホルモン、生命の根源=気化、消化、殺菌
口を通して宇宙の気を受ける
不眠には、温かい牛乳、チーズ



感謝
夫に感謝、妻に感謝、親の恩は愛において絶対
人を鍛え、教育する根本は家庭


夫婦の相性は「気」
夫婦は気で結ばれている=自然の摂理
男は天の「気」、女は地の「気」を受けて和合

男女陰陽のあり方=和合
夫婦円満は、地位、財産より価値がある
男と女は、結婚、生活することにより成長し、陰と陽の合体が万物の成長の基本 自然の定め

気は、個性 違うから、互いの長所が生まれる
気を受け、与えることで大きな力が生まれる

「思いやりと愛情」
何年も生活して、気が合わなくなるのは、気を合わせようとする互いの努力が足りないから


夫婦の第一目的:次世代へ子孫を残すこと
サラリーマンの成功法は、子どもに頼るほかない(?!)
良い子を産み、育て、良い子によって幸福となる


円満
夕方からの団欒の時間をもつこと
できなければ、中身の濃い接し方(旅行、スポーツ、食事)
楽しく、印象に残るようにする


1日30分は自分の時間



入浴 「上寒下温」
血、リンパ液の循環を促進
筋肉の緊張をやわらげ、交感神経の働きを抑制し、眠りを誘う
質の強いもので皮膚を刺激→本当の艶が出る
食べてすぐ風呂に入るのは不健康



夜は早寝
早起きより、人の健康、運命を良くするカギ
遅くても20時に寝て、4時に起きる 睡眠時間は、8時間(翔さん!? 2016
不可能なら22時、でなければ0時

昼と夜の気は異なる(空気の働きも違う)
人の生かされ方も変わる


腹時計 「宇宙時計」
腹に願いを刻み、予約し、自己暗示しておく

「観念」のもちかたで人の一生を左右する力がある
「観念」を維持=人相形成+表情+言葉に反映→願いの成就



●運が悪い 想像は創造につながる
潜在意識に統一された強い希望がない

「名案・妙案」は、対象から意識が離れた時に生まれる


脳と手は密接な関係
手仕事は、創造力の鍛錬
体の自然機能が宇宙と直結 大感覚を吸収している瞬間 「半意識」(目覚め・眠る直前)


精神の純粋性を保ち、無意識の中に「超自我」を体得できたら、
半意識の時に「真空妙有」の宇宙真理が天地を結んでひらめく



「夢は五臓六腑の疲れ」
楽しい眠気に乗じて休むのが最上
十分な睡眠が人を作り、維持する基礎→気を吸収(自己意識を伏せているから楽にできる)

解決したい問題を念じながら眠りにつき、目覚めた朝、すぐ夢の内容をメモる
メモを点検して、ヒントを探る


学習も立派な労働
労働の中に生きがい、幸福は見つかる
恍惚の人にならないために生きがいを見つける

生きているうちは働くことが人の価値・光栄として自覚する


定年は老化の始まる年ではない
人に本来与えられた人生は、百年、百二十年
老人のボケは、老化より「孤独」が原因


人生の目的・生きがいは、世代・環境によって変化する
とくに60歳を過ぎた時の普遍的生きがいは、人生の悼美を飾る指標

一生関われる「目的」(仕事・趣味)があれば、身も心も助ける

「目的」体力より技術、広さより深さを求める
例:現役からコツコツと特殊資格を学ぶ

技術や真理は、「経験を積む」ことで味が出て、分かるもの



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