■『ベストパートナーの見分け方』(同朋舎)
原題 The ways to be a BEST COUPLE by Rosalie Burnett
ロザリー・バーネット/編著 鈴木理恵子/訳
初版1997年 1200円
※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。
以前読んだ進化論・科学に徹していたものより、
女性的感情面や精神面にスポットを当てて男女関係を分析していて、どちらも楽しめた
(今読むと、ムム?てちょっと時代のズレを感じる部分もある “カップル”て呼び方からしても
男女とも依存せず、個人と個人の結びつきのまま、歩み寄って、協力し合えば、生産的で健康的かもよっていう1冊 2017
【内容抜粋メモ】
人が自分の考え方や時間の過ごし方に興味を持つ
→私は注目される価値がある、と信じる助けになる
「ソーシャルサポート」
家族、パートナー、近所付き合い、親友
物質的援助、アドバイス、尊敬、愛、精神的な安らぎを、他人とやりとりすること
→健康に重要な影響
カップル<1人暮らし<離別経験者 病になりやすく、治りにくい
「カップル」
より多くの時間を一緒にすごし、ともに成長する「相互依存」関係になり、
「性的親密」さを共有することで相互信頼、率直さを強める「排他性」
→「自己認識」を強め、自分の価値を確認できる 簡単に取り替えられない
(ところどころのメモで分かりにくいな 2017
エクスチェンジセオリー
「彼が与えるモノ」より「彼であること自体」に価値を見出す
注ぎ込んだ労力に見合った報酬を得られる間だけ
友情や、結婚関係をはじめ、維持していく
↓
与えるもの=与えられるもの ギヴ&テイクの関係
赤ちゃんは自分の面倒をみてくれる人(主に母親)への愛情を示す+その他への不信感と拒絶
→母親との絆を維持、親密性による喜びの幼児体験を与える
●カップルに必要な「永続性」
実際に続くかより、“続いていくはずだ”という信念を共有することで生まれる
より自分をさらけ出し+相手の考え方・感情を受け入れ、世界を似た視点で見ていると感じる
→より深い理解・レヴェルで惹かれ合う
→親密な対人関係を必要とする主な理由の1つ
「気が合う」=安定した関係の土台
魅力的な容姿:特別好ましい人間性が隠れている可能性に惹かれる
→長続きする関係に欠かせない要素
同程度の肉体的魅力・社会性をもつ相手に惹かれる
→拒絶と落胆から自分を守る手段
容姿や持ち物より、相手の「恒久的」で「本質的」な要素が大切
デートでコミュニケーション能力を向上+タブー・衝突を多くしたほうが、違いを認識して解決へ
相手が「カップル」に何を求めているかをハッキリさせる期間
男女の違い
男:性的親密さが、相手の中での自分の価値を表していると考えてsexを求める
女:sexの代償として、安定した長期的関係を求める
親近感を抱かせる方法
1.相手に対しイニシアチヴをとり、寛容にふるまうこと
支配力を見せ、最高の外見で、興味深い人であろうとする
2.率直になることで信頼させる、約束を守る
3.相手にイニシアチヴを与えて話を聞き、内容に興味を示す
4.ポジティブな誘いで相手を自分の社会的活動に引き込む
5.頼れて、繊細な人になる、相手を励ます、味方になる
6.相手の興味の対象・活動に加わる、親密さをほのめかす
7.相手との共通点を強調、一緒にいると安心
→「支配と服従」「支持・依存」という関係も成立する
デートのパターン
1.長期間の山あり谷ありの末、深い関係に+ハイレベルの衝突 若いカップルに多い
2.深くなるまで短期間→コミュニケーション不足により、長期的関係には不安定になる可能性大
3.最初は慎重、後は短期間で深く 年上に多い
失敗の代償を気にして、衝突もないままゴールへ
基本的な愛の形
「愛≠献身」
献身は、相手との関係・相手自身に対する曖昧さを減らすのに役立つ
「親友でもあるパートナー」
「貞節(排他性)」
「友愛的」
相手の短所を受け入れ、長所を誇張 安定 リラックス 深い友情と配慮
「情熱的」
自発的、感情的、肉体的魅力に注目
愛のパターン
1.協力的:助け、支持する→2人を力強くする
2.行動的:多くを2人でする→自信・社会参加
3.直感的:口に出さないコミュニケーション
4.献身的:互いの合意が必要条件 ともに時間をすごし、将来を語り合う
5.表現的:感情を伝え、違いを語るとき、愛を感じる
6.ロマンティック:文学で理想化される対象 美しく、健康的
→脅威にもなる
内:衝突・惰性・魅力の消失
外:他の人に惹かれる、仕事や家族のために離れ離れになる
「関係を続けたい」「子どもが欲しい」というのも「献身」の1つ
自分の愛し方を唯一の「正しいやり方」と思わない
相手の愛し方を理解し、受け入れる
2人の共通性・相違性を理解する
愛は一定ではない
深まる・衰退・傷つくなど、さまざまな状態に変化するのが自然で、“正しい方法”などはない
相手は「完璧」ではなく「特別」な人 弱さも意識する
「友愛」
公共の場での愛情表現が少ない
恋に落ちた瞬間を覚えていない
別々の興味を発展、信頼、離れていても平気
別れた後も友だち 女性的
「情熱」
公共の場での愛情表現が多い
ひと目惚れ、長所に注目し、欠点は無視
独立活動は脅威、嫉妬、疑念 男性的
「伝統的性的役割」を受け入れる
関係の中で「独自性」をもつ
本当に助け合う関係は、個人の成長のためにも素晴らしい環境を与える
孤独とプライバシーが必要な人は、自分と同様、1人の時間を楽しみ、
別々の興味を保とうとする人を選んだほうがよい
従来の関係
独身者は、永続的な対人関係の責任を避けている点で「未熟」と言われた
今は独身者が増えている
創造・独特な考えに必要な孤独
天才の作品は強制的な孤独の結果
愛する者から残された空虚を埋めるため
既婚者より幸福度が低く、ストレス、寂しさを感じやすい
外部のプレッシャーに弱く、周りに追従しやすい
個人であること
自己認識、自己表現、自己実現→安定し幸福な関係への必要条件
「自己実現」
自分が生きたいように、自分の人生を生きること
→パートナーとの幸福で愛情ある関係を通して達成される可能性大
「相補性」=「独自性」の強化
独身者女性は、独身者男性より順応性がある<既婚者女性
既婚者は潰瘍、高血圧、独身者は精神疾患にかかりやすい
1+1 個人の可能性を解放する組み合わせ
互いが“自分自身”になるサポートをして、“チーム”として力を合わせる
“与え・与えられる”パートナーとともに生きることでよりよい関係になるチャンスが増す
結婚~出産の次に根本的に人生を変える出来事
マイナス面:性的自由・プライバシー・独立・個人的コントロール・時間の制限
プラス面:安心、仲間、性的満足、ソーシャルサポート
価値観の共有、「個人的充足」のバランスを得る
子育て、家庭を築く手助け→感情的適応力が増す
期待しすぎは:エゴを捨てる努力 「自尊心」の克服
「自己犠牲」は「利己的」と同様に
→「私」と「私たち」の間を互いにフレキシブルに順応が必要
時代の変化
<従来>
個人同士より社会制度
仲の良さより社会的役割
期待に沿っているかで判断された
「役割」
夫:経済的サポート
妻:家事・育児・精神的サポート
<現代>
個人のゆるやかな集まり 「個人的充足の手段」
相手から精神的利益を得る「関係の質」が注目
社会干渉から逃れ、互いが過度に依存し合うプレッシャー
「ソーシャルサポート」も重要
仲間意識、感情サポート、子育て助け合いに役立つ
現代女性
自らの学歴・キャリアの達成→結婚・出産の先送り
自己達成により大人の社会的地位を得る
→他人をサポートする伝統的役割の時間を持てない
むしろ、男性の精神的サポートが必要
現代男性
まだ新たな役割に順応できていない→離婚率の高さ
責任を平等に分かち合うことが大切
原題 The ways to be a BEST COUPLE by Rosalie Burnett
ロザリー・バーネット/編著 鈴木理恵子/訳
初版1997年 1200円
※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。
以前読んだ進化論・科学に徹していたものより、
女性的感情面や精神面にスポットを当てて男女関係を分析していて、どちらも楽しめた
(今読むと、ムム?てちょっと時代のズレを感じる部分もある “カップル”て呼び方からしても
男女とも依存せず、個人と個人の結びつきのまま、歩み寄って、協力し合えば、生産的で健康的かもよっていう1冊 2017
【内容抜粋メモ】
人が自分の考え方や時間の過ごし方に興味を持つ
→私は注目される価値がある、と信じる助けになる
「ソーシャルサポート」
家族、パートナー、近所付き合い、親友
物質的援助、アドバイス、尊敬、愛、精神的な安らぎを、他人とやりとりすること
→健康に重要な影響
カップル<1人暮らし<離別経験者 病になりやすく、治りにくい
「カップル」
より多くの時間を一緒にすごし、ともに成長する「相互依存」関係になり、
「性的親密」さを共有することで相互信頼、率直さを強める「排他性」
→「自己認識」を強め、自分の価値を確認できる 簡単に取り替えられない
(ところどころのメモで分かりにくいな 2017
エクスチェンジセオリー
「彼が与えるモノ」より「彼であること自体」に価値を見出す
注ぎ込んだ労力に見合った報酬を得られる間だけ
友情や、結婚関係をはじめ、維持していく
↓
与えるもの=与えられるもの ギヴ&テイクの関係
赤ちゃんは自分の面倒をみてくれる人(主に母親)への愛情を示す+その他への不信感と拒絶
→母親との絆を維持、親密性による喜びの幼児体験を与える
●カップルに必要な「永続性」
実際に続くかより、“続いていくはずだ”という信念を共有することで生まれる
より自分をさらけ出し+相手の考え方・感情を受け入れ、世界を似た視点で見ていると感じる
→より深い理解・レヴェルで惹かれ合う
→親密な対人関係を必要とする主な理由の1つ
「気が合う」=安定した関係の土台
魅力的な容姿:特別好ましい人間性が隠れている可能性に惹かれる
→長続きする関係に欠かせない要素
同程度の肉体的魅力・社会性をもつ相手に惹かれる
→拒絶と落胆から自分を守る手段
容姿や持ち物より、相手の「恒久的」で「本質的」な要素が大切
デートでコミュニケーション能力を向上+タブー・衝突を多くしたほうが、違いを認識して解決へ
相手が「カップル」に何を求めているかをハッキリさせる期間
男女の違い
男:性的親密さが、相手の中での自分の価値を表していると考えてsexを求める
女:sexの代償として、安定した長期的関係を求める
親近感を抱かせる方法
1.相手に対しイニシアチヴをとり、寛容にふるまうこと
支配力を見せ、最高の外見で、興味深い人であろうとする
2.率直になることで信頼させる、約束を守る
3.相手にイニシアチヴを与えて話を聞き、内容に興味を示す
4.ポジティブな誘いで相手を自分の社会的活動に引き込む
5.頼れて、繊細な人になる、相手を励ます、味方になる
6.相手の興味の対象・活動に加わる、親密さをほのめかす
7.相手との共通点を強調、一緒にいると安心
→「支配と服従」「支持・依存」という関係も成立する
デートのパターン
1.長期間の山あり谷ありの末、深い関係に+ハイレベルの衝突 若いカップルに多い
2.深くなるまで短期間→コミュニケーション不足により、長期的関係には不安定になる可能性大
3.最初は慎重、後は短期間で深く 年上に多い
失敗の代償を気にして、衝突もないままゴールへ
基本的な愛の形
「愛≠献身」
献身は、相手との関係・相手自身に対する曖昧さを減らすのに役立つ
「親友でもあるパートナー」
「貞節(排他性)」
「友愛的」
相手の短所を受け入れ、長所を誇張 安定 リラックス 深い友情と配慮
「情熱的」
自発的、感情的、肉体的魅力に注目
愛のパターン
1.協力的:助け、支持する→2人を力強くする
2.行動的:多くを2人でする→自信・社会参加
3.直感的:口に出さないコミュニケーション
4.献身的:互いの合意が必要条件 ともに時間をすごし、将来を語り合う
5.表現的:感情を伝え、違いを語るとき、愛を感じる
6.ロマンティック:文学で理想化される対象 美しく、健康的
→脅威にもなる
内:衝突・惰性・魅力の消失
外:他の人に惹かれる、仕事や家族のために離れ離れになる
「関係を続けたい」「子どもが欲しい」というのも「献身」の1つ
自分の愛し方を唯一の「正しいやり方」と思わない
相手の愛し方を理解し、受け入れる
2人の共通性・相違性を理解する
愛は一定ではない
深まる・衰退・傷つくなど、さまざまな状態に変化するのが自然で、“正しい方法”などはない
相手は「完璧」ではなく「特別」な人 弱さも意識する
「友愛」
公共の場での愛情表現が少ない
恋に落ちた瞬間を覚えていない
別々の興味を発展、信頼、離れていても平気
別れた後も友だち 女性的
「情熱」
公共の場での愛情表現が多い
ひと目惚れ、長所に注目し、欠点は無視
独立活動は脅威、嫉妬、疑念 男性的
「伝統的性的役割」を受け入れる
関係の中で「独自性」をもつ
本当に助け合う関係は、個人の成長のためにも素晴らしい環境を与える
孤独とプライバシーが必要な人は、自分と同様、1人の時間を楽しみ、
別々の興味を保とうとする人を選んだほうがよい
従来の関係
独身者は、永続的な対人関係の責任を避けている点で「未熟」と言われた
今は独身者が増えている
創造・独特な考えに必要な孤独
天才の作品は強制的な孤独の結果
愛する者から残された空虚を埋めるため
既婚者より幸福度が低く、ストレス、寂しさを感じやすい
外部のプレッシャーに弱く、周りに追従しやすい
個人であること
自己認識、自己表現、自己実現→安定し幸福な関係への必要条件
「自己実現」
自分が生きたいように、自分の人生を生きること
→パートナーとの幸福で愛情ある関係を通して達成される可能性大
「相補性」=「独自性」の強化
独身者女性は、独身者男性より順応性がある<既婚者女性
既婚者は潰瘍、高血圧、独身者は精神疾患にかかりやすい
1+1 個人の可能性を解放する組み合わせ
互いが“自分自身”になるサポートをして、“チーム”として力を合わせる
“与え・与えられる”パートナーとともに生きることでよりよい関係になるチャンスが増す
結婚~出産の次に根本的に人生を変える出来事
マイナス面:性的自由・プライバシー・独立・個人的コントロール・時間の制限
プラス面:安心、仲間、性的満足、ソーシャルサポート
価値観の共有、「個人的充足」のバランスを得る
子育て、家庭を築く手助け→感情的適応力が増す
期待しすぎは:エゴを捨てる努力 「自尊心」の克服
「自己犠牲」は「利己的」と同様に
→「私」と「私たち」の間を互いにフレキシブルに順応が必要
時代の変化
<従来>
個人同士より社会制度
仲の良さより社会的役割
期待に沿っているかで判断された
「役割」
夫:経済的サポート
妻:家事・育児・精神的サポート
<現代>
個人のゆるやかな集まり 「個人的充足の手段」
相手から精神的利益を得る「関係の質」が注目
社会干渉から逃れ、互いが過度に依存し合うプレッシャー
「ソーシャルサポート」も重要
仲間意識、感情サポート、子育て助け合いに役立つ
現代女性
自らの学歴・キャリアの達成→結婚・出産の先送り
自己達成により大人の社会的地位を得る
→他人をサポートする伝統的役割の時間を持てない
むしろ、男性の精神的サポートが必要
現代男性
まだ新たな役割に順応できていない→離婚率の高さ
責任を平等に分かち合うことが大切