『絵本あなのあいたおけ』　プレム・ラワット日本事務局

■『絵本あなのあいたおけ』プレム・ラワット日本事務局
プレム・ラワット／文　しろいあや／絵　マックス・ウィトル／訳

“福島県の子どもたちと　全国の児童養護施設の子どもたちに
　そして世界中の子どもたちに　夢と無限の可能性をプレゼント”


「しあわせは、おだやかな心に宿る。」


プレム・ラワット：
幼い頃から「すべての人の心の中に、生まれながらにある平和」について語っている
2016年「世界講演活動５０周年」を記念して、世界ツアーを展開

マックス・ウィトル：
１９７６年イギリス生　２００１年　日本に移住　日本語能力試験（ＪＬＰＴ）１級
（そんな試験があるんだ/驚　きっと受けたら散々だろうけど、興味津々

プレム・ラワット日本事務局：
長野県上高井郡小布施町飯田４５

初版が2016年８月９日だから、生まれたての１冊
ツイッターかどこかで知った



▼あらすじ（ネタバレ注意

むかし、丘の上に庭師がいて、彼の家の庭を大切に育てていた

毎日、草花にやる水をくむため、２つのおけに水をいっぱい入れて
丘を登るのは大変だが、とても楽しんでいた
２つのおけも自分たちを誇らしく感じていた

ある日、庭師が転んで、おけの１つに小さな穴があき
丘を登るたびポツポツと水がこぼれてしまう





水がいっぱいのおけに「キミはまったく役に立っていないね」

と言われて、とても悲しい気持ちになった





親方もきっとガッカリしているだろうと思うと
おけは堪えきれずに泣いてしまう


庭師はにっこり笑って言った

「穴を見つけた時、道に花の種を蒔いたんだ
　穴があいているおかげで、水を運ぶたびに
　花の苗に水をやれるんだよ」








【作者あとがき　内容抜粋メモ】

私は、インド北部の町に生まれました　インドは物語の宝庫です
私の父は、地元で有名な話し手でした

父を早くに亡くし、私は８歳から父の代わりに村人に話しました
１３歳の時、初めてインドの外へ出て、世界中の人に招かれて講演を続けています