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『ふあーむ庄野』もの言えぬ差別をなくしたい@「ビッグイシュー日本版」

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「ビッグイシュー日本版 BIGISSUE JAPAN」
“1冊350円で販売。180円が販売者の収入になります。”

ツイッタの「The Big Issue Japan」のリツイートを見て知り、気になったので1冊買ってみた

【THE BIG ISSUE JAPAN306号】
特集:7年目の福島 ーー帰りますか
スペシャルインタビュー:『モアナと伝説の海』


【内容抜粋メモ】

■『ふあーむ庄野』もの言えぬ差別をなくしたい 文・写真/藍原寛子
甲状腺がん手術の体験を広く発信する大越良二さん(70)は
福島市の特定非営利活動法人「ファーム庄野」の会報『ふあーむ庄野』の執筆者



衝撃的な見出し:
「手遅れなら4、5年の命だったね 被爆3年後から毎年続けた健診あっての発見」
(2016年9月25日 第68号)

県は、子どもの甲状腺がん検査を実施しているが
大人の甲状腺がん問題も指摘されはじめた

大越さんは甲状腺の摘出手術を受けて以降、体験を伝え、
患者が声を上げられない現状を変えたいという

当初は500部から、今は1000部に



初めての甲状腺検査は2014年
約10~13ミリの結節が見つかったが経過観察に
本やネットで情報を集め、毎年検査を受けた

2016年、甲状腺がんの診断を受けた後も記録しつづけた



健診をうながす
喫茶店、レストランなどで働く若い人に『ふあーむ庄野』を渡して
「健康診断、ちゃんと受けてる?」と声をかける

若者は「勉強がある」「就活が忙しい」というほかにも
「どうぜ国が影響を認めていないなら、そんなことしてなんになるんですか」と怒る人もいるそう

県内の図書館に『ふあーむ庄野』を送り、若者の目に留まるよう依頼している

患者さんを訪問して、体験談を語って励ましている



●甲状腺がんをめぐる意見の対立

大越さん:
専門家が「甲状腺がんは予後がいい」などと言うのは嫌ですね

医師、科学者、国、被害者で意見が分かれる
でも、権力をもつ国や、患者さんの命を預かる医師が
患者さんの声を封じ込めるようなやり方は許されない



●問い合わせ先
特定非営利活動法人「ファーム庄野」
電話・FAX:024-593-4445




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