中山うり　『鰻』

■中山うり　『鰻』




“アコーディオンやトランペットを操るシンガー･ソングライター、中山うりのセルフ･プロデュース第２弾アルバム。
　スティールパン、木管、金管楽器の奏でるエキゾチックなアンサンブルと、ブラジル、ジャズ、ラテンなどを消化したリズム隊。
　世界中を飛び回るようなカラフルなサウンドと、どこかとぼけながらも、やさしく、力強い"うた"に包容力が満ち溢れる作品。”

ジャケ買いに近い　このアオイさんのドアップ　ちょっとウォーホル的なデザイン
ライナーにも別アングル＆ポーズが満載で、後姿のもっふり加減なんてステキすぎる
歌詞の中にもネコがいっぱい出てくるし　これはネコさんのためのアルバム？ｗ




初めて聴いた感想メモを書いておくことにする
　


1.時々ドキドキ
これは聴いたな　動画でかな　可愛い曲　クラリネットって大好きだ

2.寝ても覚めても
口笛吹ける人って尊敬する　バンバン風味

3.月曜日の夜に
日常の空気から言葉を紡いでいく

4.蒼いアジサイが泣いている
いろんな手創り楽器の音がする　雨音のような曲

5.ガパオNo.5
しっとりした曲が続いた後に、こういうパンチの効いたインストも入れるってほんと幅が広い

6.るるるるる
こういう変則リズムも好き　途中の“るるる”がそのままタイトルになってる
ピッコロの音色もイイ　うりちゃんの声も楽器のひとつになって溶け込んでいる
それぞれの季節の空気が伝わってくる　この曲は冷たい冬の空気

7.哀しきサングラス
暑い国にでも行った感じ　オシャレな曲
そいえば、うりちゃんの歌はあんまり英語を挟んだりしないね

8.８月のコラール
ラストのコーラスがちょっと切なくなる

9.トロントさん
数曲に参加しているサカモトジャイ庵さんのスティールパンもイイ
スピードと勢いのある１曲　トロントさんて、ジャック・タチみたいな人かな

lyrics：
雨がやんで　街中きらめく
いい気分だ　僕は生きている
暇なだけさ　なにもないさ　僕はここにいる

10.石神井川であいましょう
物販の女性が「これは、じぃーんとしてけっこう泣けます」と言ってた曲

いつか石神井川の写真をアップしていたから、ふと「あの川長いけど、源流どこだろう？」て
軽い気持ちでパソで調べはじめたら、長い、長い驚×5000

最後は、うりちゃんの弾き語りで終わる
ギターも、アコーディオンも、ラッパも吹けるってすごいよなあ
いつかライヴで生で聴きたい

lyrics：
そして小さな家を借りた
ガランとさみしい閑かな部屋
流していたのはニーナシモン




全体的に、うりちゃんらしい癒し声のゆったりした心地よい１枚
洗濯物とかたたみながら、うららかに聴いていられるのがイイ

これからも、折々に聴いて、歌詞をより味わおう

うりちゃんて、何気に多作タイプだなあ！
可愛くて、透き通った声、心地良いメロディ、味わい深い詩、
たしかな演奏、面白いＭＣすべて揃ってる

アルバムもいいけど、アルバムを聴くと、ライヴに行きたくなる
ライヴハウスに響きわたる、あのふくよかな音の広がりばかりは
アルバムにパッケージングできないんだ