■広がる無痛分べん@あさイチ
専門家ゲスト:池田智明さん(三重大学医学部教授/産婦人科医)
VTRゲスト:小倉優子さん(タレント)
リポーター:瀬田宙大アナウンサー
【ブログ内関連記事】
日本でも関心が高まる「無痛分娩」@ZIP!
実態調査が始まったばかりで、夏ごろに発表される予定
痛みがまったくないわけではないことから
「和痛分娩」(痛みがやわらぐ)という病院もあるが意味は同じ
芸能界でも広まりをみせている
●小倉優子さんインタビュー
友人の口コミや、HPで調べたりして、麻酔を使うか悩んだ時に、
リスクがあるか尋ねたら「もちろんあります」と言われて
迷ったんですけど、麻酔をしてから本当に痛みがなくて、
リラックスしながら赤ちゃんを迎えられたという感じ
町のママの声:
「無痛分べんで2人とも産みました
何時間も苦しむのは嫌なので、すごく楽になった」
「何も感じなくなったとか聞くと怖いなと思った」
「麻酔で亡くなった例を聞くので不安なイメージ」
無痛分べんと自然分娩の事故率の比較データがないから何も言えないね
●順天堂医院を取材~20代 アユミさんの例
2日前に破水して緊急入院 自然分娩の予定だったが、痛みが激しかったため、急遽無痛にかえた
(もうすでに「痛いよー!」てゆってる時点でもう耐えられない
脊髄の近くに麻酔注射するシーンも直視できない/恐怖×5000
麻酔注射して数分後に痛みがひいた
「麻酔を開始する前の痛みは何点くらいでした?」
アユミさん:
8くらいいってました 今は1~2くらい
さっきがすごく耐えられないほど痛かったので、気持ち的に楽になりました
(この会話をしている間中、近くで大声で痛みで苦しむ絶叫が聞こえていて尋常じゃない・・・
全部つながってるの? 大勢いるから個室とかムリなのか???
●産婦人科医&麻酔科医が24時間体制で注意をはらう
産婦人科医&麻酔科医が24時間常駐し、麻酔後はとくに細心の注意をはらう
角倉さんは、産科専門の麻酔科医
モニターをチェックしつつ、1時間に1回は分娩室に行き
アユミさんの表情や状態を見て把握する
医師:頑張れそうですか?
アユミさん:頑張れそうです
6時間後、完全に子宮が開いて出産に入る
麻酔は効いているが、感覚はちゃんと残っているので
陣痛のタイミングに合わせていきむのは自然分娩と同じ
アユミさん:痛くなってきた
看護師:大きく吸って 吐いて!
その後、無事出産し、背中のカテーテルを抜き取り処置する
(これもダメだ ああ、もっと科学と医療が早く進みますように
アユミさん:全部出たなという時も分かりました 冷静に出産することができた
角倉さん:
「それ以外の緊急帝王切開、産褥出血にも対応する
そういったところまで体制ができれば、リスクよりも利益のほうが大きくなると考えます」
●いろいろな疑問を4つにまとめた答え
池田さん:
この順天堂のケースは理想的
今、全国に2500の分娩施設があるうち、3~4割が無痛分娩に対応している
そのうち7割が産婦人科の医師がやっていて、
とくに、リスクに対応するトレーニングを受けているので安心してください
有働:不測の事態というのは、たとえば?
池田さん:
痛みもそうですが、低血圧は、点滴を打ったり、血圧を上げるクスリを使う
(この“個人差”がくせもの 私は必ず悪いほうに当たるんだ
専門家:
麻酔が薄いため、赤ちゃんに移行するのはごく微量で影響はない
専門家:普通の分娩費用+アルファになるので高めになる
ヤナギー:なぜこんなに幅がある?
専門家:病院の規模、地域差による 保健がきかない自由診療にあたるので
●良い病院の選び方
麻酔の副作用、合併症について病院がキチンと説明するかどうか
質問にも丁寧に答えてくれるか
専門家:
病院でパンフレットや資料を揃えています
分からないことは、担当のスタッフに気軽に聞いてください
<FAX>
40代女性:
14年前、娘を出産した時、無痛分娩をした方が
「4ヶ月くらい手のしびれがとれない」と言ってて怖かった
専門家:
痛みをとる神経は一番細い 次は触感、運動の神経
どこを傷めたのか分からないけれども、
今は昔より薄い麻酔を使っているので安心してけっこうです
Q:事前に大丈夫かチェックできます?
専門家:
無痛分娩に向いていない方もいます
血液が止まらない人は、脊髄に血がたまってしまう
背中に膿がある人は、注射針を刺すのは危険
でも、必ず、事前に調べるので大丈夫です
(40代でもこの差か・・・じゃあ、実母、義母らを説得させるのはなおさら難しいな/汗×5000
池田さん:
考え方は人による 世代間でも違います
ただ、選択肢が増えたので、自分はどちらを選ぶか、じっくり考えて選んでほしい
私はもちろん無痛分娩派です
今は歯医者さんでも全然痛くない
でも、お産は指を切り落とすほどの痛みがあります
女性だけにこれほどの痛みを経験させていいものかと思います
***
■広がる無痛分べん 続編
●日本女性&外国人女性100人にアンケート
<日本女性の結果>
自然分娩派 37人 無痛分娩派 13人
37歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「痛みも含めて出産だと思っている クスリとか使いたくないし」
34歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「全然痛くなかったんで、次もぜひ自然分娩で」(そんな人もいるのかあ/驚
42歳 出産経験なし 無痛分娩を支持
「年齢があれだから、絶対、無痛分娩です
昔は、自然分娩するのがカッコいいと思っていたけれども
若くないと、痛みって本当に体力がいる」
<外国人女性の結果>
自然分娩派 22人 無痛分娩派 28人
アメリカ 23歳 出産経験なし 無痛分娩を支持
「自然分娩は痛みが酷いから、無痛分娩のほうがいい 理にかなっていると思う」
アメリカ 41歳 出産経験あり 無痛分娩を支持
「アメリカでは圧倒的に無痛分娩が好まれる 私たちはそういう痛みはゴメンだわ」
アメリカ 34歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「私の世代ではクスリを使わない自然なやり方が増えている 親の世代は無痛分娩が多い」
(この意見は興味深い もういったん無痛分娩の時代が過ぎて、自然分娩に戻っているっていう
メキシコ 41、37、43歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「自然分娩が好き」
スイス 37歳 出産経験なし 自然分娩を支持
「スイスでは自然分娩が普通」
オーストラリア 37歳 妊娠7ヶ月 無痛分娩を支持
「とても痛いから 友だちが自然分娩で産んで、とても痛かったと聞いた
みんな“無痛分娩にしなさい”って言うの “次産む時は無痛分娩にする”って」
●海外では、出産の途中でも切り替えられる
アメリカ 36歳 出産経験あり 無痛分娩を支持
「無痛分娩で産みました 自然分娩を試みたけど、痛くてガマンできなかった」
イギリス 37歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「自然分娩をしたくても、結局、無痛になる人が多い でも医師が決めることが多い」
オーストラリア 37歳 妊娠7ヶ月 無痛分娩を支持
「はじめは自然分娩を試してみて、辛ければ無痛分娩にできる どの病院でも同じ」
ドイツ 36歳 出産経験なし 自然分娩を支持
「病院で“麻酔が必要”と言えば、すぐに打ってくれる」
●分娩施設の違い~海外は24時間体制、日本は人材不足
池田:
日本では、事前に決めておかないと難しいところが多い
そういった体制の違いがある
逆に海外のデメリットは、無痛分娩を利用できる病院が少ないこと
日本は欧米の4倍あるが、医師が限られていて、
24時間体制が難しいが、すぐにかかれるメリットがある
日本の無痛分娩は、医学的処置として行われることが多い 医療的措置の場合のほうが多い
例:
陣痛の前に破水してしまった
母親の血圧が上昇
糖尿病の合併症のある方 などは、無痛分娩のメリットのほうが高い
デメリットとして、帝王切開率が増えたり、赤ちゃんへのストレスが大きくなり
状態が悪くなって入院するとか、出血が増えたり
率としては多くはないが、自然分娩と比べてリスクがある
課題:
日本は産婦人科医のなり手が少ない リスクがあるため
医師の数は増えているが、産婦人科医は1万人減っている
24時間体制でなくても無痛分娩は可能だが
今後、日本も24時間体制になれば無痛分娩を選ぶ方も増えると思われる
しかし、病院の集約化が必要 近くの病院でかかれるというメリットが下がる
●計画分娩(誘発分娩)
「計画分娩」
陣痛を人工的に促す「陣痛促進剤」などを使う
例:
予定日になっても陣痛がこない人や、
子宮の出口が硬い時、やわらかくしたり、広げたりする操作も含む
計画分娩+無痛分娩の組み合わせはリスクのほうが高まるため、
病院によっては土日はしないという所がある
理由は、両方のリスクが重なるため
<FAX>
池田:
リスクは、その人によって刻々と変わる その都度、担当医と相談することが大事
日本は「我慢」「忍耐」を重んじる文化が根強く残っていることも深く関係していると思う
専門家ゲスト:池田智明さん(三重大学医学部教授/産婦人科医)
VTRゲスト:小倉優子さん(タレント)
リポーター:瀬田宙大アナウンサー
【ブログ内関連記事】
日本でも関心が高まる「無痛分娩」@ZIP!
実態調査が始まったばかりで、夏ごろに発表される予定
痛みがまったくないわけではないことから
「和痛分娩」(痛みがやわらぐ)という病院もあるが意味は同じ
芸能界でも広まりをみせている
●小倉優子さんインタビュー
友人の口コミや、HPで調べたりして、麻酔を使うか悩んだ時に、
リスクがあるか尋ねたら「もちろんあります」と言われて
迷ったんですけど、麻酔をしてから本当に痛みがなくて、
リラックスしながら赤ちゃんを迎えられたという感じ
町のママの声:
「無痛分べんで2人とも産みました
何時間も苦しむのは嫌なので、すごく楽になった」
「何も感じなくなったとか聞くと怖いなと思った」
「麻酔で亡くなった例を聞くので不安なイメージ」
無痛分べんと自然分娩の事故率の比較データがないから何も言えないね
●順天堂医院を取材~20代 アユミさんの例
2日前に破水して緊急入院 自然分娩の予定だったが、痛みが激しかったため、急遽無痛にかえた
(もうすでに「痛いよー!」てゆってる時点でもう耐えられない
脊髄の近くに麻酔注射するシーンも直視できない/恐怖×5000
麻酔注射して数分後に痛みがひいた
「麻酔を開始する前の痛みは何点くらいでした?」
アユミさん:
8くらいいってました 今は1~2くらい
さっきがすごく耐えられないほど痛かったので、気持ち的に楽になりました
(この会話をしている間中、近くで大声で痛みで苦しむ絶叫が聞こえていて尋常じゃない・・・
全部つながってるの? 大勢いるから個室とかムリなのか???
●産婦人科医&麻酔科医が24時間体制で注意をはらう
産婦人科医&麻酔科医が24時間常駐し、麻酔後はとくに細心の注意をはらう
角倉さんは、産科専門の麻酔科医
モニターをチェックしつつ、1時間に1回は分娩室に行き
アユミさんの表情や状態を見て把握する
医師:頑張れそうですか?
アユミさん:頑張れそうです
6時間後、完全に子宮が開いて出産に入る
麻酔は効いているが、感覚はちゃんと残っているので
陣痛のタイミングに合わせていきむのは自然分娩と同じ
アユミさん:痛くなってきた
看護師:大きく吸って 吐いて!
その後、無事出産し、背中のカテーテルを抜き取り処置する
(これもダメだ ああ、もっと科学と医療が早く進みますように
アユミさん:全部出たなという時も分かりました 冷静に出産することができた
角倉さん:
「それ以外の緊急帝王切開、産褥出血にも対応する
そういったところまで体制ができれば、リスクよりも利益のほうが大きくなると考えます」
●いろいろな疑問を4つにまとめた答え
池田さん:
この順天堂のケースは理想的
今、全国に2500の分娩施設があるうち、3~4割が無痛分娩に対応している
そのうち7割が産婦人科の医師がやっていて、
とくに、リスクに対応するトレーニングを受けているので安心してください
有働:不測の事態というのは、たとえば?
池田さん:
痛みもそうですが、低血圧は、点滴を打ったり、血圧を上げるクスリを使う
(この“個人差”がくせもの 私は必ず悪いほうに当たるんだ
専門家:
麻酔が薄いため、赤ちゃんに移行するのはごく微量で影響はない
専門家:普通の分娩費用+アルファになるので高めになる
ヤナギー:なぜこんなに幅がある?
専門家:病院の規模、地域差による 保健がきかない自由診療にあたるので
●良い病院の選び方
麻酔の副作用、合併症について病院がキチンと説明するかどうか
質問にも丁寧に答えてくれるか
専門家:
病院でパンフレットや資料を揃えています
分からないことは、担当のスタッフに気軽に聞いてください
<FAX>
40代女性:
14年前、娘を出産した時、無痛分娩をした方が
「4ヶ月くらい手のしびれがとれない」と言ってて怖かった
専門家:
痛みをとる神経は一番細い 次は触感、運動の神経
どこを傷めたのか分からないけれども、
今は昔より薄い麻酔を使っているので安心してけっこうです
Q:事前に大丈夫かチェックできます?
専門家:
無痛分娩に向いていない方もいます
血液が止まらない人は、脊髄に血がたまってしまう
背中に膿がある人は、注射針を刺すのは危険
でも、必ず、事前に調べるので大丈夫です
(40代でもこの差か・・・じゃあ、実母、義母らを説得させるのはなおさら難しいな/汗×5000
池田さん:
考え方は人による 世代間でも違います
ただ、選択肢が増えたので、自分はどちらを選ぶか、じっくり考えて選んでほしい
私はもちろん無痛分娩派です
今は歯医者さんでも全然痛くない
でも、お産は指を切り落とすほどの痛みがあります
女性だけにこれほどの痛みを経験させていいものかと思います
***
■広がる無痛分べん 続編
●日本女性&外国人女性100人にアンケート
<日本女性の結果>
自然分娩派 37人 無痛分娩派 13人
37歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「痛みも含めて出産だと思っている クスリとか使いたくないし」
34歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「全然痛くなかったんで、次もぜひ自然分娩で」(そんな人もいるのかあ/驚
42歳 出産経験なし 無痛分娩を支持
「年齢があれだから、絶対、無痛分娩です
昔は、自然分娩するのがカッコいいと思っていたけれども
若くないと、痛みって本当に体力がいる」
<外国人女性の結果>
自然分娩派 22人 無痛分娩派 28人
アメリカ 23歳 出産経験なし 無痛分娩を支持
「自然分娩は痛みが酷いから、無痛分娩のほうがいい 理にかなっていると思う」
アメリカ 41歳 出産経験あり 無痛分娩を支持
「アメリカでは圧倒的に無痛分娩が好まれる 私たちはそういう痛みはゴメンだわ」
アメリカ 34歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「私の世代ではクスリを使わない自然なやり方が増えている 親の世代は無痛分娩が多い」
(この意見は興味深い もういったん無痛分娩の時代が過ぎて、自然分娩に戻っているっていう
メキシコ 41、37、43歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「自然分娩が好き」
スイス 37歳 出産経験なし 自然分娩を支持
「スイスでは自然分娩が普通」
オーストラリア 37歳 妊娠7ヶ月 無痛分娩を支持
「とても痛いから 友だちが自然分娩で産んで、とても痛かったと聞いた
みんな“無痛分娩にしなさい”って言うの “次産む時は無痛分娩にする”って」
●海外では、出産の途中でも切り替えられる
アメリカ 36歳 出産経験あり 無痛分娩を支持
「無痛分娩で産みました 自然分娩を試みたけど、痛くてガマンできなかった」
イギリス 37歳 出産経験あり 自然分娩を支持
「自然分娩をしたくても、結局、無痛になる人が多い でも医師が決めることが多い」
オーストラリア 37歳 妊娠7ヶ月 無痛分娩を支持
「はじめは自然分娩を試してみて、辛ければ無痛分娩にできる どの病院でも同じ」
ドイツ 36歳 出産経験なし 自然分娩を支持
「病院で“麻酔が必要”と言えば、すぐに打ってくれる」
●分娩施設の違い~海外は24時間体制、日本は人材不足
池田:
日本では、事前に決めておかないと難しいところが多い
そういった体制の違いがある
逆に海外のデメリットは、無痛分娩を利用できる病院が少ないこと
日本は欧米の4倍あるが、医師が限られていて、
24時間体制が難しいが、すぐにかかれるメリットがある
日本の無痛分娩は、医学的処置として行われることが多い 医療的措置の場合のほうが多い
例:
陣痛の前に破水してしまった
母親の血圧が上昇
糖尿病の合併症のある方 などは、無痛分娩のメリットのほうが高い
デメリットとして、帝王切開率が増えたり、赤ちゃんへのストレスが大きくなり
状態が悪くなって入院するとか、出血が増えたり
率としては多くはないが、自然分娩と比べてリスクがある
課題:
日本は産婦人科医のなり手が少ない リスクがあるため
医師の数は増えているが、産婦人科医は1万人減っている
24時間体制でなくても無痛分娩は可能だが
今後、日本も24時間体制になれば無痛分娩を選ぶ方も増えると思われる
しかし、病院の集約化が必要 近くの病院でかかれるというメリットが下がる
●計画分娩(誘発分娩)
「計画分娩」
陣痛を人工的に促す「陣痛促進剤」などを使う
例:
予定日になっても陣痛がこない人や、
子宮の出口が硬い時、やわらかくしたり、広げたりする操作も含む
計画分娩+無痛分娩の組み合わせはリスクのほうが高まるため、
病院によっては土日はしないという所がある
理由は、両方のリスクが重なるため
<FAX>
池田:
リスクは、その人によって刻々と変わる その都度、担当医と相談することが大事
日本は「我慢」「忍耐」を重んじる文化が根強く残っていることも深く関係していると思う