監督:行定勲
出演:
大沢たかお 松本朔太郎
柴咲コウ 藤村律子
長澤まさみ 広瀬亜紀
森山未來 サク・高校時代の朔太郎
山崎努 重蔵
宮藤官九郎 大木龍之介
津田寛治 ジョニー
高橋一生 高校時代の龍之介
菅野莉央 少女時代の律子
杉本哲太 亜紀の父
古畑勝隆 高校時代のジョニー
内野謙太 高校時代の同級生
宮崎将 高校時代の同級生
マギー カメラ屋の店員
大森南朋 空港の係員
松田一沙 中川悠子
西原亜季 高校時代の同級生
近藤芳正 蜷川先生
市川しんぺー 写真館の客
ダンディ坂野 英語教師
天海祐希 朔太郎の上司
木内みどり 朔太郎の母
森田芳光 映画監督
田中美里 少女・律子の母
私は、タイムリーな人間ではないから、その時代に流行った、みんなが知っているものや俳優
トレンディドラマなどを知らないことが多い
この映画もかなり話題になった気がするが観てなくて、好きな俳優さんがたくさん出ているから観てみた
さすがに行定勲監督なら、吐くシーンも、血まみれな暴力シーンもないだろうし
久々のラブストーリーを期待して観たら、その通りだった
劇場でも泣いた観客が大勢いたことだろう
エンディングは♪瞳をとじて/平井堅
高橋さんが演じた学生役の、大人になった役がクドカンで大丈夫でしょうか?ww
10代を演じられるまさみちゃんもスゴイ
山田孝之&綾瀬はるか主演のドラマver.もあるのか
▼あらすじ(ネタバレ注意
台風29号が近づいていて、四国を直撃する
「ねえ、行けるかな」
「僕が必ず連れて行く」
契約社員の松本朔太郎 父が萩原朔太郎が好きだった
足に障害がある彼女・藤村律子(柴咲コウ)の引越しを手伝うのを忘れていた
小さい頃のピンクのセーターのポケットからカセットテープを見つけるリツコ
ウォークマン(懐かしい)で聞くと、
「10月28日 明日が来るのが怖くて眠れないの 私、もうすぐ死ぬと思う」
サクが戻ると「しばらく出かける」と置き手紙
食堂経営者・大木龍之介(宮藤官九郎)の店に行くサク
リョウ:リツコちゃんをお前に紹介するんじゃなかった 結婚するなら大事にしろよ
高松の台風のニュースにリツコが映っていて、クルマに轢かれそうになってる
【1986 高校時代】
校長の葬儀で弔辞を読む広瀬亜紀 (長澤まさみ)
まったく泣いていないヒロセ
離れた所に写真館の主人・重蔵(山崎努)がいる
校長は初恋の女だとサクに話す
「戦争で生き残った俺は裸一貫 無茶苦茶働いた 人殺し以外なんでもやった
その時はもう親の決めた男と結婚してた そういう時代だったんだ」
撮影関係者が来て、ヒロセの写真を撮る
誰かと思ったら森田芳光監督!
「バイクで通ってるんだ」と後ろに乗ってくるアキ
2人で海に来る
サク:
ヒロセは勉強できるし、スポーツ万能で、芸能人になるんでしょ?
ちょっと上のほうにいる感じがする
家は反対だが「サクと話したかったから」と言うアキ
その海岸に来ている今のサク
バイクで送ると、ウォークマンが32000円で売っている
深夜ラジオで採用されると当たるからハガキを出して、どちらが読まれるか競走しようと言い出すアキ
深夜のラジオ番組を聞くサク
♪SOMEDAY/佐野元春 か それぞれの時代を思い起こさせる名曲があるんだね
学校の演劇発表でジュリエット役に決まるアキ
アキ:好きな人が先にいなくなる気持ちってなんだろ?
サク:写真屋のしげじいに聞いてみればいい
しげじいに会いに行くと「話しても言いがタダじゃヤダ」
墓から校長の喉仏の骨を取り出すサク
アキ:
こんな寂しいところより、しげじいのところのほうがよっぽどいいわよ
これはこれで永遠の恋が実ったってことかも
サク:でも、死んだらおしまいだよ
その墓場にも来る今のサク
そこで僧侶になったジョニーに再会する
ヒロセに会いに来たと分かる
実家にふらっと帰り、部屋からウォークマンとテープを見つける
サクのハガキがラジオで先に読まれる
ジュリエット役のコが白血病になって髪が抜け落ちたという作り話を書いた
翌日、アキは無言で授業も休む
しげじいに会いに行き、骨を持っていくと無言で受け取る
そこにアキもいてテープを渡して去る
テープを聞く今のサク
「ああいうウソはよくないと思う 私が死んだらサクはどうする?
しげじいの恋は実らなかったからこそ、あそこまで長続きしたんだと思う」
アキに謝ると
「次はサクの番ね 私に言いたいことテープに吹き込んで そしたら返事するから」
サク:
アキといると楽しいし、すぐに時間が経ってしまう
僕と付き合ってください
アキ:いいよ
夏休み最後の思い出に島に行く
龍之介(高橋一生):このまま夏が終わったら、お前ら一生プラトニックのまま終わるぞ
リュウは2人を置いて去る 「いい思い出を!」
誰もいない廃墟に入り、カメラを見つける
アキ:まだまだ行ってない所いっぱいあるんだね
サク:俺は生まれてからこの町を出たことがない
アキ:私も ここが一番遠い所
翌日、リョウが迎えに来ると、アキは鼻血を出して倒れる
父がクルマで病院に運ぶ
ウソをついていたため、父親に殴られるがクルマを走って追う
「今日から入院します 心配しないで 私の気持ちは変わりません 学校に証拠を残してみました」
廃校になった学校に来る今のサク
実験室の机にメッセージがある
体育館のステージの上にあるピアノの前に立つ
アキ:小学校以来弾いたことない 人前で弾いたことないし、かなり貴重なの
アキ:
巡り会いってどんな出会い方を言うのかな 私の病名 白血病
運命なの でも、私は絶対死なないから サクもそう信じてて
サク:
リュウ、お前、高校の時のこと覚えてる?
どうして忘れちまうんだろうな 大切なことたくさんあるのに
アキは一人で死んでいった 俺に会おうとしなかった
ここに来るとまだいるような気がするんだよ
しげじいは、写真館で雨宿りするリツコを入れる
しげじい:
このコらは私の恩人でね 女の子はこの写真を撮ってすぐ死んじまった
忘れられるのが怖いってゆって、これを撮ったんだ
ゲタ箱にテープを置いていくリツコ
古いフィルムをしげじいに現像してもらうとオーストラリアの写真だった
アキに見せに行くと喜ぶアキ
またラジオでサクのハガキが読まれるのを聴きながら、髪が抜けて泣くアキ
“彼女の病気が治りました”
そこに「ロミオ参上!」とサクが来る
サクに写真を見せる
アキ:
ここウルルって言うの アボリジニが大事にしてる神聖な場所なんだって
ここが世界の中心って思えるくらい 行ってみたいなあ
サク:行こうよ
テープを届けているのはリツコだと気づき「いつもありがと」とサク
アキ:私このままじゃオーストラリアに行けない パスポートがないの
サク:パスポートの写真をしげじいのところで撮ろう
患者友だちカワノに会い、嫉妬するサク
サク:あいつが羨ましいよ ごめん・・・
しげじいにパスポート用の写真を撮ってもらう
アキ:
私、忘れられるのが怖い 今の私を撮ってくれない?
写真って永遠に残るものでしょ
新郎新婦の格好をして写真を撮る
「バイバイ」と病院で笑顔で別れてから、泣きながら追いかけてくるアキ
アキ:
カワノくんが死んじゃった!
カワノくんは私と同じ病気だった あんな風に私も突然死んだりするのかな
私死ぬのが怖い きっと私のこともみんな忘れてしまう
病院にも来る今のサク
院内を走る自分を見る 無菌室で髪がないアキを覗き見る
祭りの中を泣きながら歩く
髪のないアキに会いに行く
サク:結婚しよ
サク:約束の場所に君を連れて行くことにした 今夜真夜中に迎えに行くから
外は台風 タクシーに乗り空港に行くが欠航になる
アキ:
サクの誕生日は11月3日でしょ? 私は10月28日だから
サクがこの世に生まれてから、私がいなかったことは1秒だってないんだよ
私がいなくなってもサクの世界はあり続けるわ
倒れるアキ
アキ:行けないの?
サク:行けるよ、この次
アキ:この次なんてないんだってば まだ大丈夫だよ まだ私生きてるよ
意識を失うアキ
アキ:助けてください!
また病院に戻るアキ テープに最後の言葉を録音する
アキ:
10月28日 どうしてかな 眠れないの 明日が来るのが怖くて
私、もうすぐ死ぬと思う
テープを持っていくリツコに手品を見せる
リツコはテープを持っていく途中で交通事故に遭って、足を怪我した
その日にアキは亡くなる
サクに電話するリツコ
「サクちゃんだったんだね 最後のテープずっと渡せなかった
私、彼女が死んだことも知らずに」(すごい縁だな
写真館まで迎えに行くと、リツコは出ていった後
結婚写真を見るサク
「オレ、アキの死からずっと逃げてきた 忘れられないんだよ!」
しげじい:
人が死ぬのはえらいこった
面影、楽しかった時間はシミのように残る
天国ってのは生き残った人間が発明した
そこにあの人がいる いつかまたきっと会える そう思いてえんだ
残された者にできるのは、後片付けだけだよ
リツコからテープを渡してくれと頼まれた
また台風で欠航した空港にいるリツコを迎えに来るサク
リツコ:
あの日も台風だった 母が入院してた病院に行った
いつものように可愛がってくれたお姉さんの病室に忍び込んだ
今ごろになって最後のテープが出て来るなんて思わなかった
だからアキねえちゃんが愛した彼に渡したかった
こんなに時間がかかってごめんなさい
サク:
アキは君を恨んじゃいないよ
君のお蔭でたくさんのことを分かりあえたんだから
あの日、彼女はここまでしか来れなかった
後片付けしなきゃ
2人はオーストラリアに行く
途中で拾ってくれた男:
アボリジニは2回埋葬するんだ 1回目は肉、2回目は骨を
死者の身体に宿った血と汗は、すべて大地に染み込み、地中の神聖な泉に向かう
それを追って死者の魂も泉に向かい、そこで精霊となって暮らすんだよ
パンクしてしまい、タイヤをかえる間、丘をのぼるサク
そこで最後のテープを聞く
アキ:
目を閉じるとあなたの顔が忘れられない
バイクに乗せてくれた時の背中の温もりが一番大切だった
たくさんの思い出が私の人生を輝かせてくれた
そばにいてくれてありがとう 忘れないよ あなたと過ごした大切な時間
最後にお願いがあります 私の骨をウルルの風に流して
あなたはあなたの今を生きて
あなたに会えて良かった バイバイ
サク:ここに来て、世界の中心がどこにあるか分かった気がする
瓶に入れた骨を風に乗せる
リツコ:手品みたい
サク:アキらしいな
出演:
大沢たかお 松本朔太郎
柴咲コウ 藤村律子
長澤まさみ 広瀬亜紀
森山未來 サク・高校時代の朔太郎
山崎努 重蔵
宮藤官九郎 大木龍之介
津田寛治 ジョニー
高橋一生 高校時代の龍之介
菅野莉央 少女時代の律子
杉本哲太 亜紀の父
古畑勝隆 高校時代のジョニー
内野謙太 高校時代の同級生
宮崎将 高校時代の同級生
マギー カメラ屋の店員
大森南朋 空港の係員
松田一沙 中川悠子
西原亜季 高校時代の同級生
近藤芳正 蜷川先生
市川しんぺー 写真館の客
ダンディ坂野 英語教師
天海祐希 朔太郎の上司
木内みどり 朔太郎の母
森田芳光 映画監督
田中美里 少女・律子の母
私は、タイムリーな人間ではないから、その時代に流行った、みんなが知っているものや俳優
トレンディドラマなどを知らないことが多い
この映画もかなり話題になった気がするが観てなくて、好きな俳優さんがたくさん出ているから観てみた
さすがに行定勲監督なら、吐くシーンも、血まみれな暴力シーンもないだろうし
久々のラブストーリーを期待して観たら、その通りだった
劇場でも泣いた観客が大勢いたことだろう
エンディングは♪瞳をとじて/平井堅
高橋さんが演じた学生役の、大人になった役がクドカンで大丈夫でしょうか?ww
10代を演じられるまさみちゃんもスゴイ
山田孝之&綾瀬はるか主演のドラマver.もあるのか
▼あらすじ(ネタバレ注意
台風29号が近づいていて、四国を直撃する
「ねえ、行けるかな」
「僕が必ず連れて行く」
契約社員の松本朔太郎 父が萩原朔太郎が好きだった
足に障害がある彼女・藤村律子(柴咲コウ)の引越しを手伝うのを忘れていた
小さい頃のピンクのセーターのポケットからカセットテープを見つけるリツコ
ウォークマン(懐かしい)で聞くと、
「10月28日 明日が来るのが怖くて眠れないの 私、もうすぐ死ぬと思う」
サクが戻ると「しばらく出かける」と置き手紙
食堂経営者・大木龍之介(宮藤官九郎)の店に行くサク
リョウ:リツコちゃんをお前に紹介するんじゃなかった 結婚するなら大事にしろよ
高松の台風のニュースにリツコが映っていて、クルマに轢かれそうになってる
【1986 高校時代】
校長の葬儀で弔辞を読む広瀬亜紀 (長澤まさみ)
まったく泣いていないヒロセ
離れた所に写真館の主人・重蔵(山崎努)がいる
校長は初恋の女だとサクに話す
「戦争で生き残った俺は裸一貫 無茶苦茶働いた 人殺し以外なんでもやった
その時はもう親の決めた男と結婚してた そういう時代だったんだ」
撮影関係者が来て、ヒロセの写真を撮る
誰かと思ったら森田芳光監督!
「バイクで通ってるんだ」と後ろに乗ってくるアキ
2人で海に来る
サク:
ヒロセは勉強できるし、スポーツ万能で、芸能人になるんでしょ?
ちょっと上のほうにいる感じがする
家は反対だが「サクと話したかったから」と言うアキ
その海岸に来ている今のサク
バイクで送ると、ウォークマンが32000円で売っている
深夜ラジオで採用されると当たるからハガキを出して、どちらが読まれるか競走しようと言い出すアキ
深夜のラジオ番組を聞くサク
♪SOMEDAY/佐野元春 か それぞれの時代を思い起こさせる名曲があるんだね
学校の演劇発表でジュリエット役に決まるアキ
アキ:好きな人が先にいなくなる気持ちってなんだろ?
サク:写真屋のしげじいに聞いてみればいい
しげじいに会いに行くと「話しても言いがタダじゃヤダ」
墓から校長の喉仏の骨を取り出すサク
アキ:
こんな寂しいところより、しげじいのところのほうがよっぽどいいわよ
これはこれで永遠の恋が実ったってことかも
サク:でも、死んだらおしまいだよ
その墓場にも来る今のサク
そこで僧侶になったジョニーに再会する
ヒロセに会いに来たと分かる
実家にふらっと帰り、部屋からウォークマンとテープを見つける
サクのハガキがラジオで先に読まれる
ジュリエット役のコが白血病になって髪が抜け落ちたという作り話を書いた
翌日、アキは無言で授業も休む
しげじいに会いに行き、骨を持っていくと無言で受け取る
そこにアキもいてテープを渡して去る
テープを聞く今のサク
「ああいうウソはよくないと思う 私が死んだらサクはどうする?
しげじいの恋は実らなかったからこそ、あそこまで長続きしたんだと思う」
アキに謝ると
「次はサクの番ね 私に言いたいことテープに吹き込んで そしたら返事するから」
サク:
アキといると楽しいし、すぐに時間が経ってしまう
僕と付き合ってください
アキ:いいよ
夏休み最後の思い出に島に行く
龍之介(高橋一生):このまま夏が終わったら、お前ら一生プラトニックのまま終わるぞ
リュウは2人を置いて去る 「いい思い出を!」
誰もいない廃墟に入り、カメラを見つける
アキ:まだまだ行ってない所いっぱいあるんだね
サク:俺は生まれてからこの町を出たことがない
アキ:私も ここが一番遠い所
翌日、リョウが迎えに来ると、アキは鼻血を出して倒れる
父がクルマで病院に運ぶ
ウソをついていたため、父親に殴られるがクルマを走って追う
「今日から入院します 心配しないで 私の気持ちは変わりません 学校に証拠を残してみました」
廃校になった学校に来る今のサク
実験室の机にメッセージがある
体育館のステージの上にあるピアノの前に立つ
アキ:小学校以来弾いたことない 人前で弾いたことないし、かなり貴重なの
アキ:
巡り会いってどんな出会い方を言うのかな 私の病名 白血病
運命なの でも、私は絶対死なないから サクもそう信じてて
サク:
リュウ、お前、高校の時のこと覚えてる?
どうして忘れちまうんだろうな 大切なことたくさんあるのに
アキは一人で死んでいった 俺に会おうとしなかった
ここに来るとまだいるような気がするんだよ
しげじいは、写真館で雨宿りするリツコを入れる
しげじい:
このコらは私の恩人でね 女の子はこの写真を撮ってすぐ死んじまった
忘れられるのが怖いってゆって、これを撮ったんだ
ゲタ箱にテープを置いていくリツコ
古いフィルムをしげじいに現像してもらうとオーストラリアの写真だった
アキに見せに行くと喜ぶアキ
またラジオでサクのハガキが読まれるのを聴きながら、髪が抜けて泣くアキ
“彼女の病気が治りました”
そこに「ロミオ参上!」とサクが来る
サクに写真を見せる
アキ:
ここウルルって言うの アボリジニが大事にしてる神聖な場所なんだって
ここが世界の中心って思えるくらい 行ってみたいなあ
サク:行こうよ
テープを届けているのはリツコだと気づき「いつもありがと」とサク
アキ:私このままじゃオーストラリアに行けない パスポートがないの
サク:パスポートの写真をしげじいのところで撮ろう
患者友だちカワノに会い、嫉妬するサク
サク:あいつが羨ましいよ ごめん・・・
しげじいにパスポート用の写真を撮ってもらう
アキ:
私、忘れられるのが怖い 今の私を撮ってくれない?
写真って永遠に残るものでしょ
新郎新婦の格好をして写真を撮る
「バイバイ」と病院で笑顔で別れてから、泣きながら追いかけてくるアキ
アキ:
カワノくんが死んじゃった!
カワノくんは私と同じ病気だった あんな風に私も突然死んだりするのかな
私死ぬのが怖い きっと私のこともみんな忘れてしまう
病院にも来る今のサク
院内を走る自分を見る 無菌室で髪がないアキを覗き見る
祭りの中を泣きながら歩く
髪のないアキに会いに行く
サク:結婚しよ
サク:約束の場所に君を連れて行くことにした 今夜真夜中に迎えに行くから
外は台風 タクシーに乗り空港に行くが欠航になる
アキ:
サクの誕生日は11月3日でしょ? 私は10月28日だから
サクがこの世に生まれてから、私がいなかったことは1秒だってないんだよ
私がいなくなってもサクの世界はあり続けるわ
倒れるアキ
アキ:行けないの?
サク:行けるよ、この次
アキ:この次なんてないんだってば まだ大丈夫だよ まだ私生きてるよ
意識を失うアキ
アキ:助けてください!
また病院に戻るアキ テープに最後の言葉を録音する
アキ:
10月28日 どうしてかな 眠れないの 明日が来るのが怖くて
私、もうすぐ死ぬと思う
テープを持っていくリツコに手品を見せる
リツコはテープを持っていく途中で交通事故に遭って、足を怪我した
その日にアキは亡くなる
サクに電話するリツコ
「サクちゃんだったんだね 最後のテープずっと渡せなかった
私、彼女が死んだことも知らずに」(すごい縁だな
写真館まで迎えに行くと、リツコは出ていった後
結婚写真を見るサク
「オレ、アキの死からずっと逃げてきた 忘れられないんだよ!」
しげじい:
人が死ぬのはえらいこった
面影、楽しかった時間はシミのように残る
天国ってのは生き残った人間が発明した
そこにあの人がいる いつかまたきっと会える そう思いてえんだ
残された者にできるのは、後片付けだけだよ
リツコからテープを渡してくれと頼まれた
また台風で欠航した空港にいるリツコを迎えに来るサク
リツコ:
あの日も台風だった 母が入院してた病院に行った
いつものように可愛がってくれたお姉さんの病室に忍び込んだ
今ごろになって最後のテープが出て来るなんて思わなかった
だからアキねえちゃんが愛した彼に渡したかった
こんなに時間がかかってごめんなさい
サク:
アキは君を恨んじゃいないよ
君のお蔭でたくさんのことを分かりあえたんだから
あの日、彼女はここまでしか来れなかった
後片付けしなきゃ
2人はオーストラリアに行く
途中で拾ってくれた男:
アボリジニは2回埋葬するんだ 1回目は肉、2回目は骨を
死者の身体に宿った血と汗は、すべて大地に染み込み、地中の神聖な泉に向かう
それを追って死者の魂も泉に向かい、そこで精霊となって暮らすんだよ
パンクしてしまい、タイヤをかえる間、丘をのぼるサク
そこで最後のテープを聞く
アキ:
目を閉じるとあなたの顔が忘れられない
バイクに乗せてくれた時の背中の温もりが一番大切だった
たくさんの思い出が私の人生を輝かせてくれた
そばにいてくれてありがとう 忘れないよ あなたと過ごした大切な時間
最後にお願いがあります 私の骨をウルルの風に流して
あなたはあなたの今を生きて
あなたに会えて良かった バイバイ
サク:ここに来て、世界の中心がどこにあるか分かった気がする
瓶に入れた骨を風に乗せる
リツコ:手品みたい
サク:アキらしいな