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Channel: メランコリア
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『星を追う子ども』(2011)

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原作・監督・脚本:新海誠

声の出演:
アスナ:金元寿子
アスナの母:折笠富美子
ミミ:竹内順子

森崎:井上和彦
森崎リサ:島本須美

<アガルタ>
シュン・シン(二役):入野自由
セリ:伊藤かな恵

アモロートの老人オシクロ:大木民夫
地上人の母リナ 娘マナ

クラビス
ケツァルトル
イゾク
船(シャクナビマーナ 命を運び去る)
アルカンジャリ 地上人


これだけの世界を新海誠さん一人で考え出したの?!
『ロード・オブ・ザ・リング』や、これまで様々なストーリーがあったけど
これほど深い世界観のある映画だとは思わなかった

自然背景などの描写にもこだわりを感じる



次から次へと現れる謎の生き物、地下世界はヴェルヌの小説のようでもあり、
キャラクターたちは『ナウシカ』なども思い起こさせる


▼あらすじ(ネタバレ注意
アスナは森の奥に秘密の部屋がある
崖の上から手作りのラジオを聴いているとフシギな音楽が聴こえてくる





『ナウシカ』のテトみたいなコ出てきた ミミだって ミャオって猫? リスっぽいけど

 

その後しばらくその音は聴こえない
Aはカギっコ 父は亡くなっていて、母は仕事で遅いため、料理を作り、一人で食べている


期末テストでは委員長のAがまた1番だと悪口を言われる
担任:鉄橋のところでクマが出たので気をつけるように



(信州米だって! 舞台は長野なのか???

鉄橋まで1人で来て、クマだと思ったら、恐竜!?
ヨダレいっぱい出て、腐ってる?



少年が現れ、水晶のようなペンダントを出して戦い、光が出て、化け物は倒れるが
そこに電車が来る 化け物は川に落ちる
少年はAを抱いて、川から飛び降りる

少年:僕はきっと君に会いに来たんだ この山にはもう近づかないほうがいい




泣いている少年



ヘリが来て、子どもを捜索する
Aは翌日学校を休む


鉄橋の下に不審なものを調べる男たち
Aはまた山に行くと少年シュンに再会する

鉱石がダイオウドの代わりでラジオを聞いていたら、
フシギな音楽が聞こえたと話すと驚いて泣くS

S:
アガルタという遠い場所から来た
どうしても見たいものと、どうしても会いたい人がいたから
でも、もういい ただ君に生きていてほしい それだけでいいんだ
アスナ、祝福をあげる



A:ごめん また明日

S:
あのコだったんだ 最後の歌を聴いてくれたのは
今でもたまらなく怖いけど、幸せでもある 手が届きそうだ



崖から落ちるS(『星の王子さま』みたい


夜勤帰りの母
1日休みだから夕食に行こうと言われて、友だちのところに寄って18時に帰るというA
崖の上に行くがSは来ない

Aのスカーフを巻いた男の子が川で見つかった
亡くなったと伝えると別人だと言って信じようとしないA

翌日、Sを探すA
父の死を思い出す

母:死ぬことは生きることの一部だとお父さんは言ってたけど 泣く母


代理の森崎教師が『古事記』の黄泉国を読む

イザナギは約束を破って、死んだ妻イザナミに会いに地下世界へ行く
イザナギが見たのは恐ろしい姿になったイザナミだった
こうした神話は世界各地にある アガルタの名前も出て来る

M:かつて人間は地下に世界があると信じていた

Aは図書室で調べる

森崎の妻は亡くなっている

森崎の自宅を訪ねるA

M:
生き返らせたい人でもいるのかね? アガルタから来た青年に会ったというのは君か

渡された本にはあの化け物が書いてある “ケツァルトル”は、アガルタの門番
3000年前の神の像 幼かった人類を導いていたが
人類は成長し、ケツァルトルらは氏族を従えて地下に潜った

地下世界アガルタにはあらゆる願いが叶う場所があるという
死者の復活さえも! 私は研究しているだけだ

A:私はアガルタはきっとあると思います


ミミを追うと、崖上が光っていてSがいる
シン:誰だお前 あいつ地上人と接触したのか あいつはもういない もう忘れろ



ヘリが来て アルカンジャリ「クラビスを渡してもらおう」



シンはAの手をとり、森に逃げる
クラビスは地下世界を開けることが出来る


洞窟へ逃げる2人 
門番かあいい 地上の汚れた大気のせいで記憶を失っている





クラビスを見せると凶暴化して、アルカンジャリが撃つ

M:5000万年前のクジラだ 南極では爆薬も効かなかったそうだ


クラビスを壁にかざすと地下世界が開く 「狭間の海」が広がっている
リーダーは部下を置いて扉を閉める ヘルメットをとると森崎





S:アガルタは滅びゆく場所だ お前たちアルカンジャリが期待するものは何もない
M:私は妻を生き返らせたいだけだ

S:
オレの役目はクラビスを取り戻すだけだ
兄シュンは死んだ 地上では長く生きられない掟を破って外に出たんだ
出口はクラビスなしでもすぐ開く

水中に入っていくシン

M:
アルカンジャリは人類を良き方向へ導こうとしている 私はその一員

A:私も行きます

M:
危険な旅になるかもしれないし、いつ戻れるかも分からない
この水は肺を満たせば呼吸が出来る アガルタはこの底にある

崖から飛び降りる2人

A:そうだ私、そろそろ生まれなくちゃ

(いよいよナウシカっぽいぞ


階段を上がると門番がいて、Mが撃とうとすると、ミミがコンタクトをとってくれる
ケツァルトルから何か言われた気がする



アガルタが見える 神が乗る船が現れる





Aのポケットから父の形見の鉱石が光る
クラビスはラテン語でカギという意味

(あれ?先生にあげているそのお菓子は、二郎さんの主食「うまか棒」では!?

廃墟の村で古い書物を見るM
イモを見つけて料理するA

A:私、ラジオを聞きながら、どこか遠い場所に行かなきゃってずっと思ってたんです

オーロラの下でオルゴールを回すM





老女(おおばばさま?!)は、シンに地上の者を入れたことを責める
お付きの少年:みな静かに滅ぶのを待つのみだが、門が開いて地上人が来れば再び混乱が来る

以前、地下世界に地上人が入って、戦争で大勢が死んだ

老女:そなたに新たな使命を与える

シンを追うセリ SはAらを地上に戻しに出かける
S:親が殺されてから、村は兄弟を育ててくれた その恩は返さなくちゃ



A:先生ってお父さんみたい

森崎は妻リサの夢を見る オルゴールが好きで病弱だった



リサ:
私がいなくなってもちゃんと生きていくって約束して
人は誰でもいつか必ずいなくなる 早いか遅いかだけ


Aのラジオが入ると船が現れる
シュンの悪夢を見て、体が動かない 
ミミがシャアシャアしてくれるが、Aは化け物に連れていかれる



目覚めると、少女が泣いている(泣き顔がハイジ似



2人は廃墟の塔に閉じ込められている
また人型の化け物が来るが、影からは出られない

シンがクラビスを見て助けに来る
水中に飛び込む3人 背中を切られるシン
流されたシンを追うA

Mはミミを追ってAを見つける Sの馬がSを見つける
Mに「クラビスを渡せ!」と剣を向けるS
M:子どものさした方向に集落があるかもしれない





集落に着くと地上人だと騒ぎになる
少女マナは母リナを亡くして言葉を失くした

老人オシクロ(ハイジのおじいちゃん似)がAらをかばう
影を嫌うバケモノは“イゾク” もののまじわりを嫌って喰う
マナの母は地上人だった


地上人は数百年に渡り、アガルタから富などを奪い続けてきた





そのために町は滅ぼされ、クラビスで地上からは入れないようカギをかけた

(地下世界を描いたSF、噂は多いよね とても科学の発達した人類が暮らしているという

ミミは“ヤドリコ”でヒトに懐くのは珍しい
ヤドリコは、神が宿った生き物で、いずれケツァルトルとなる


老人:
死者の復活は禁じられている
だが、みな懸命に救いを求めて旅に出たのだ 誰が止めることが出来よう

老人はMに道を教えて、ミミはマナの元に残る
ミミは亡くなり、マナが弔う
ケツァルトルがミミを食べる

老人:命はもっと大きなものの一部になるのだ




船で川を渡るとまたイゾクが現れる

アモロートの兵がAらを殺そうとし、シンが助けに来る
S:誰も殺すな アガルタの憎しみが増すだけだ

シンは兵と戦いAらを逃がす 「借りは返せ 行け!」


この世の果て フィニステラ 生死の門がある



ものすごい崖をボルダリングみたいに降りて行くM(ムリ!
恐ろしさのあまり、上に戻るA

M:君は何のためにアガルタに来たんだ?
A:でも、ここは出来ません/泣

M:私一人で行く クラビスを渡しなさい 私は君に生きてほしいと思っている
代わりにAに銃を渡す

兵らにもクラビスが見える

兵:お前は永遠に流浪する生き方を選んだのだ
S:もとより居場所などない!


崖の上にいると陽が暮れ、イゾクが来て川を戻るA(イゾクは川にも入れないのか?




A:お母さん、祝福って何?
母:アスナが生まれてきてよかったってことよ

A:私・・・ただ寂しかったんだ


水がいつのまにか引いて、イゾクに囲まれるA
銃の音を聞きつけるS

武器は通用しないけど、Sの剣だと切れる 夜が明けて、地に還るイゾク
シュンを思って泣く2人


“シャクナビマーナ”(命を運び去る船)が来る
ケツァルトルも崖に向かう





S:
たぶん死にに来たんだ
ケツァルトルは死ぬ前に歌う すべての記憶を歌にこめて遺す
歌はどこまでも伝わり、体内にも入り、世界で永久に記憶される

A:
私、聴いたことある シュンが歌っていた
私、先生のところ行かなきゃ この人が連れて行ってくれるって

ケツァルトルが2人をお腹に入れてくれて滝に解ける




Mはケツァルトルの墓場にたどり着く
生死の門にシャクナビマーナが来てアガルタの神を見る

「願いを言え」

M:10年間 君のいない世界に意味はない リサ 戻ってきてくれ!

「魂を入れる肉の器を差し出せ」

そこにAが来て、死者の魂が入る

リサ:寒いわ どこにいるのあなた
片目を奪われるM



光るクラビスに剣を刺すS
リサ:あのコ、私知ってるわ なんだろう、この気持ち

シンを殺そうとするM
シン:生きている者が大事だ!

リサ:守ってあげられなくて、ごめんなさい 幸せ・・・

Aに戻る

S:
喪失を超えてなお生きろ それがヒトに与えられた呪いだ
でもそれは祝福でもあるんだと思う

Aはクラビスのかけらをシンに返し、地上に戻り、卒業式を迎える
Mは地上へと戻らないの?




Aの父がクラビスのかけらを持っていたということは
もとはアガルタの出身だったとか? 違うか

アガルタの人々は、なぜあんなに豊かな暮らしをしているのに
滅びることだけを待っているのか?
そして、帰る村のないシンとMはどこに向かうのか?




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