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40代からの脳梗塞対策@あさイチ

40代からの脳梗塞対策@あさイチ

ゲスト:磯野貴理子さん(俳優)、堀内敬子さん(俳優)
専門家ゲスト:山本晴子さん(国立循環器病研究センター 医師)
リポーター:佐々木彩アナウンサー

現代のモーレツな働きぶりで、若くして心筋梗塞で亡くなったりするサラリーマンが多い気がしていたけれども
女性もなりやすいと初めて知った
これも結局は生活習慣病とストレスだな


●脳梗塞のリスクは、更年期の女性の体の変化にあった

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脳の専門医:
脳梗塞は寝たきりになりやすい病気
脳梗塞になるかどうかは、40代からの過ごし方が重要


<例1:Sさん(48 女性 今年6月に脳梗塞を発症)>

ある朝、起きて、朝食のメニューを考えようと冷蔵庫を開けたが
考えがまとまらず、冷蔵庫の前で15分ほど止まってしまった

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それでも出勤したが、今度は電話の応対のろれつが回らなくなった

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昼休み、口元がつっぱる違和感が強くなり、早退して病院で診てもらったら脳梗塞と診断され、即入院
クスリで血栓を散らして大事には至らずに済んだ

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今振り返ると、5年前くらいからやる気がおきず、いつもダルい、疲れがとれない症状があり
健康診断で「高血圧」と言われて10日後のことだった

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Sさん:
健康診断で「高血圧」と言われても「痩せれば治る」と放っておいた
精密検査を受けるよう警告されて、さすがに生活を改善して、なにか対策はしなきゃと思ってはいた
今では、放っておいたことを後悔している

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●更年期高血圧で脳梗塞になるワケ~「エストロゲン」のはたらき

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“女性の血管は、女性ホルモンの一種「エストロゲン」によって血管のしなやかさが保たれています。
 しかし、更年期に入ると、エストロゲンは減少。それによって、これまで守られていた血管のしなやかさが失われ、
 脳梗塞の大きな原因である動脈硬化が進み、血圧は上昇。脳梗塞のリスクを高めるのです。
 しかし、この血圧が上がったことを気付かない女性も多くいます。だからこそ、更年期になると血圧の管理が重要です。
 男性は、女性よりも若い時期から高血圧になりやすく、注意が必要です。”

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<動脈硬化になる過程>

1.更年期でエストロゲンが減少
2.動脈硬化で、血管のしなやかさが失われる→「高血圧」
3.血管の壁が傷つきやすくなる→コレステロールなどがたまり「プラーク」(ふくらみ)ができる
4.プラークが破れると「血栓」が作られる
5.血栓がはがれて、脳の血管をつまらせる→「脳梗塞」

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専門医:
女性は、若い頃は低血圧の人が多く、そのままだと信じている人も多いが
更年期から血圧が急に上昇する場合が多い

「更年期高血圧」

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<こんな人は要注意>

妊娠・出産時に高血圧、尿たんぱくが出た人は脳梗塞になりやすい


<男性は30代から注意>

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専門医:女性ホルモンで守られていないので早くなりやすい


<自分の普段の血圧を知っておく>

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135を超えたらすぐ病院へ

測る時間帯は、朝一番がよい
日中でも、5分ほど座ってゆっくりした後にはかる

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注意:脳梗塞に自覚症状はない



●「心臓」が原因で脳梗塞になることも

“心臓は4つの部屋に分かれていますが、その心房と呼ばれる部屋でけいれんのような症状が発生してしまう
「心房細動」という不整脈の症状が出ると、左心房の血液がよどむことで、血栓と呼ばれる血の塊が発生。
 その血栓が、血流に乗って脳に運ばれることで脳梗塞を引き起こしてしまうのです。”

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<例2:ノリコさん(73 6年前に脳梗塞を発症)>

ノリコさん:
病気をしたことがないほど健康だった
血圧も正常、成人病もない、タバコ、酒類ものまない
医師が「どうしてでしょうね?」と言ったほど

ある日、買い物の帰りに、道を歩いていたら、左手で持っていた袋を落としてしまった
おかしいなと思い、右手で拾って、また左手で持とうとしても持てない
家に帰って、震えながら救急車を呼んだ
診断は、心臓が原因の脳梗塞だった


ノリコさん:
脳梗塞が不整脈で起きるとは知らなかった
いつまた再発するかという不安がいつもある
今では家で血圧を測って気をつけている

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<自分で脈を測る方法>

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手首の親指側に指3本そろえてあてて、
15秒間、脈を数えて4倍すれば1分間の数値が出る

不整脈の人は1分間数えるとよい
トン、トンと一定のリズムならOK
1つ飛ぶ、リズムが一定でない人は注意
高齢者に多い



●脳血管内科の先生みずからがやっている予防法を公開

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実は、専門医・山本さんも脳梗塞経験者
きっかけは仕事でのストレスではないかと思う
今は高血圧のクスリを飲んで抑えている これはよく効く治療法

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ポイント1:ちょっと早歩き
ふだんの運動に少し負荷をかけるだけで、
何もしない人に比べて30%脳梗塞のリスクは減らせる

「運動強度が高まる」
ちょっと息があがるぐらいの運動を、10分以上続けると良いという研究結果も出ている
すごい頑張っても運動強度は一定数値からはあがらず、逆にリスクが高まる場合もある

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10分くらいのちょっとずつの少し強い運動を、1日に1時間するとよい
「運動療法」は、血圧を下げ、肥満のリスクも下げる

ポイント2:食事のときに食物繊維を多めにとること

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山本さんのランチは、意外にもコンビニ弁当だけど、ご飯系+野菜1品
食物繊維が脳梗塞の予防に良いという研究結果も出ている
どうしても野菜不足になりがちなので、野菜1品足すことを注意するとよい

ポイント3:水分をしっかりとること

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水分が減ると血液がドロドロになって脳梗塞を引き起こすこともある
1日1Lは多いと思うかもしれないが、食事のたびに300cc飲めば
1日3回で900ccになるので、食事のタイミングで水分補給するのは重要

ゲストの磯野貴理子さんも、心臓による脳梗塞を経験してから
お酒をスパッとやめて、それまで野菜不足だった食生活もかえた

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●いろいろなリスクを減らす~いったん高血圧になると下がらない

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1.お酒の飲みすぎ

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酔って寝て、イビキがひどい人は「睡眠時無呼吸」を疑う

2.塩分のとりすぎ

3.肥満

4.糖尿病



●脳梗塞の最新治療法「血管内治療」~脳梗塞は時間との戦い

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「t-PA」
点滴治療 血栓が溶けて、血流が回復するが、4.5時間以内でないと受けられない
その他、過去に脳出血を起こした人、脳梗塞が広範囲の人などは、点滴が全身投与のため受けられない


<例3:80代男性>

救急車で運ばれた際、右半身にマヒがみられ、名前を聞いても答えられない状態
MRA画像では、血栓がつまった先に血流がないことが分かる

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男性は最新治療法「血管内治療」を受けて、1週間後に回復
両手があげられるようになり、話し方も普通に戻った/驚


「血管内治療」
脚のつけねから管を通して(もうムリImage may be NSFW.
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)、血管内にカテーテルを入れ、血栓を取り出す治療法

1.血栓までカテーテルがきたら、網目状の器具「ステント」を広げる
2.血栓をひっかけてとる

男性から実際とれた血栓

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その後の男性の脳内の血流はもとに戻った

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脳梗塞発症から8時間以内でないと受けられない

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吉村さん:
血管内治療をすると、目の前で患者さんの手が動くようになる
2015年に科学的に有効性が証明されてから
世界的にこの治療を広めようという動きになっている
例の80代男性は、血管が詰まってから通るまでの時間が短かったので完全にもとに戻れた


この治療法が受けられる病院は、各都道府県にまだ1ヶ所くらいしかない→学会のHPで調べられる

「日本脳神経血管内治療学会」

山本さん:
難しい治療法なので、数年間のトレーニングと、テストを受けねばならないため、まだ専門医が少ない
患者さんによっては、血栓までカテーテルが通らない人もいる

ポイントは、脳梗塞が発症してからの時間
寝ていた間に発症した場合は、最後に元気だった時からカウントしたりする


●「FAST」でチェック

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<例4:ハンドルネーム頑固一徹さん>

定期的に生放送でネット配信していたある日、突然ろれつが回らなくなり
それを見ていた視聴者から「早く病院に行って!」と大量のコメントが流れたが
本人は「救急車は大げさだ 大丈夫です」と言っていた

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<脳梗塞の特徴的な症状をチェック>

1.顔の片側が下がる
2.肩の高さまで両腕を上げてみて、上がるかどうか
3.ろれつが回らなくなる

山本さん:
早く救急車を呼んで、発症時間を伝えることが大事
今の救急隊員は知識を持っているので、脳梗塞と疑えば、それに対応する病院に連れていってくれる



<FAX>

Q:偏頭痛は脳梗塞と関係ありますか?

偏頭痛の人は多いが脳梗塞との直接的な関係はない
脳溢血の出血時の痛みは、ハンマーで殴られたくらいガツーンとくる


Q:最近、左手のしびれと、ろれつが回らない症状があります 病院に行ったほうがいいですか?

脳梗塞の可能性が高い
一過性で症状が軽くても、その後高まるので、すぐに病院で診てもらってください
とにかく時間との戦いなので、早いほうがいい

ヤナギー:血栓は流れて、なくなることはある?

それもあるが、脳組織が死んでしまうともう回復しない


Q:救急車が着くまでに家族がしてあげられることは?

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よく布団まで運ぶ人が多いが、なるべく安静にさせる
救急車は早くて10分ほどでくるImage may be NSFW.
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患者が吐いてしまっている場合は、ノドが詰まらないよう口の中のものを出す
水を飲ませるとむせるので×


Q:まずどこへ行けばいいか?

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脳外科、神経内科 最近は「脳卒中センター」などもできはじめている


Q:遺伝する?

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くも膜下出血は、近親者の遺伝があると言われるので、一度「脳ドック」で診てもらうとよい
その他、体質、食習慣などもいっしょに暮らしていると似てくるので気をつける



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