原作:小池真理子 監督:岸善幸
出演:
門脇麦 白石珠
菅田将暉 鈴木卓也
友 アヤカ
長谷川博己 石坂史郎
河井青葉 石坂の妻 ミヨコ
篠原ゆき子 石坂の愛人
烏丸せつこ マンションの管理人 ハルエ
リリー・フランキー 篠原弘
西田尚美
ほか
ふとビデオパスを覗いたら、「まもなく失効するビデオコインがあります」なる表示が出て
有効期限があると知った
「詳細」を見たら
・ 12コイン (有効期限: 2017/10/31 23:59:59)
・ 54コイン (有効期限: 2017/11/30 23:59:59)
もったいないから、余ってるauポイントを足して
全部使いきれないかとポチっとしたら、
auポイントは消えたけど、ビデオパスコインはそのまま
というか、逆に増えた
「コイン利用履歴」
・ +12コイン レンタル購入還元 2017/10/27
うーん・・・そういうカラクリか
じゃあ、1本分の足りない金額数百円は、また月額とともに引き落としになるのか?
まあ、観たいと思っていた映画だからいいけど、なんかモヤモヤ
長谷川博己さん主演で、烏丸せつこさんも出ているのが嬉しい
※「長谷川博己さん出演作まとめ」に追加
レンタル期間は7日間
またところどころ画像が乱れるのが気になった
▼あらすじ(ネタバレ注意
“後をつけるのが習慣になった 面白かったわけではない”ソフィ・カル著『本当の話』
コードで死のうとしている?男
*
修士論文が近い珠と、恋人の卓也(ゲームデザイナー)は同居している
ベランダから石坂史郎と妻子の仲の良い姿が見える
マンションの管理人:ゴミの出し方がひどいから監視カメラをつけたのよ
哲学の講義をしている篠原弘
論文に悩んでいると相談する
珠:
どうして人間は存在するのかとか、何のために生きるのかとか
なんとなく生きてきて、答えが出なくて
考え始めるとモヤモヤして
無作為に街の人から集めれば手がかりが見つかるのかなと
H:
それを考えるのが哲学です
たった一人を対象にしてはどうですか
行動を記録して、その人物を通して考察する
気づかれてはいけない 尾行ですから
ストーカーではない 理由のない尾行
本屋で『探偵入門』をみていると、そこにSもいる
ケータイがかかり去るのを無意識に尾ける
地下鉄で降り、カフェに入り、けっこう近い席に座る
愛人が来る 会話が少し聞こえる距離
2人は店を出て、ビルの隙間に入り激しく抱き合うのを見て、何度も通り過ぎる
タクシーで「またね」と別れる2人
女を追い、ビルに入り、デザイン事務所をスマホで調べたら
すぐ本人の顔写真まで出てくるって怖い!
その珠もマンションの監視カメラに映っている
タク:オッパイもっと大きくしないと売れないってさ
音楽を聴きながらパソコンで夢中で論文を書き始めて、話を聞いていない珠
Hに報告すると
H:対象と接触したら尾行ではなくなるので、ルールにしてください
女友だち・アヤカらと飲む
アヤカ:大学院なんて行かずに就職すればよかった
ゼミの男:
論文何書いてるの?
篠原先生が君の論文について褒めてたから
あの人が褒めるって珍しい 他人の人生を破滅させても平気な人だから
Hは診断書を見て電話する
「もう2ヶ月です」
珠はSの会社の前から追う
オシャレなカフェで女性の原稿を褒める(編集者?
膨大な資料を集めて書いた第二章を捨ててみないかと迫り、仕方なく従う著者
ケータイで話すS
「来週、ホテル予約しとくよ オレも会いたいよ」
「パパだよ、もうすぐ帰るからね」
管理人:
石坂さんは昔からの地主で、祖母が亡くなって、あの家に入ったの
今は奥さんと娘さんの3人暮らし
出版社の部長で、出す本全部売れてるの
奥さんは完璧 娘のミナちゃんも可愛いし、セレブよ、セレブ!!
(近所づきあいってこういうプライバシーのなさが苦手なんだよなぁ・・・
妻子と出かけるSを見て、慌てて着替える珠
「図書館に行く」と言い、腑に落ちないタク
(あら、Hの奥さんは尚美さん?
Hの母:
お母さんね、思い残すこと何もないから 順番だから
こんなステキな人がいたなんて 学問一筋だから 安心しました
孫の顔も見れるかしら?(偽装か?
看護婦に3人で写真を撮ってもらう
Sらは水族館に行くが、またケータイがかかり、トイレに行くS
「アヤカと水族館に行った」とタクに話す珠
洗車しているS ケータイがかかり車内で話す
水を出しっぱなしで妻が不審に思うがそぶりも見せない
(さすがに奥さんは気づいてるのでは?
Sが予約したホテルに来ると、愛人が来てエレベに乗る
ロビーにいるとスタッフに怪しまれる
(スマホは時間潰し・・・のフリや偽装工作にも便利だねえ
2人はケンカしている様子
店に入ってワインを飲む
珠も入る
S:誤解なんだ
女:
あなたのついた嘘は、私の誤解になるの?
あなたは普通のことしか言わない 私はあなたの本質全部分かってるから
愛人は泣いて去る その先に妻子が見ている
Sも店を出て驚く 珠も店を出る
妻:
スマホの暗証番号、ミナの誕生日にしてるでしょ?
(だからパートナーの暗証番号はほぼ知られてるんだって
ミナと先に帰っててくれる?
ミヨコを追うと、さっきのホテル
ミヨコ:石坂史郎で予約入ってます? 家内です(身内なら教えるのか?
トイレに入ると愛人がケータイをかけて泣いている
愛人:あんたさっき同じレストランにいたよね? 奥さんに頼まれたの?
珠:たまたまでしょ?
愛人:私の勘違いだったわ
(女のほうが全然勘がいい
スタッフ:予約は入っていません 女性も心当たりがありません
(身内にも明かさないんだ プライバシー保護の境界線が分からない
愛人を追う妻 すんででタクシーは去る
酒を飲み茫然と街を歩き、公園で大声で泣く妻
朝になり、また管理人に会う珠
(なにもかも知ってる? 毎日ゴミチェックしてるのか?
弁当を写メるH
珠が部屋でメモをまとめていると、救急車が停まり、慌てて外に出る
管理人:自殺未遂だって
奥さんが担架で運ばれ、ミナちゃんをウチで預かるという管理人
珠を見て、なにか気づくS
一部始終を見ていたタク
Sケータイ:命は助かった 元気で(別れた?
街で珠に声をかけるS
S:
オレのこと尾けてたよな 管理人のハルエさんに教えてもらった
ミヨコに頼まれたのか? 恨みでもあるのかよ!
じゃなんで尾けるんだよ!
珠:私、会っちゃいけないんです それがルールなんです!
地下鉄で逃げ、Hに何度も電話するが留守電
母を看取ったH
「お母さん!」と泣く女性
H:ありがとう
珠が部屋に戻るとSから電話がかかる
S:管理人さんから教えてもらったよ ちゃんと話そう
「教授だ」とタクにウソをつくと「ウソだ」と見抜かれ事情を話す
珠:私、あの人尾行してたの
タク:
そんなことして何の意味があるか分かんない
オレたちさ、なんで一緒にいるんだろうね?
珠:わかんないよ・・・/泣
カフェでSと会う
S:ミヨコに頼まれたんだろ? それで自殺しようとした だとしたら君のせいでもある
メモを見せて、事情を話す
珠:
修士論文を書くためでした
尾行したことはごめんなさい
でも、頼まれたり、恨みもないんです
夜まで飲む2人
珠:どうして他の女性と・・・
S:その質問は論文のため? オレを尾行してどう感じた?
珠:面白かったです
S:随分だな 頭の中だけで書くんだろ? 論文に使わないでくれないか
珠:書かないといけないんです
S:お前が書かなきゃ、俺は今まで通り生活してたんだよ!
寝てしまった珠を連れて帰るS
珠は酔ってSにキスして、そのままラブホに入る
「パパ」という子どもの声のケータイが鳴り我に返る2人(子どもは可愛いのね
珠:
高校の時好きだった人がいました
私が8歳の時に亡くなった父の親友で(こないだの『女が眠る時』みたい
初めての相手でした 母に秘密で何度も会って
夏休みに入って入院して がんでした
亡くなる5日前に母と面会に行きました
でもその人を前にしたら何も言えなくて、それきりでした
私の大切な人はどうしていなくなって
なぜ私はいつも取り残されるんだろうなあって
考えてもモヤモヤするばかりで、人ともうまく付き合えない
私の深いところはいつもカラッポで
タクヤと会って、でもやっぱりカラッポのままで
それをどう伝えたらいいかも分からなくて
でも石坂さんを尾行して埋まる感じがして なにか分かる気がして
だから書いてみたいんです 論文
S:
陳腐だな ありふれてるw 同情してほしい魂胆か
この世界に満たされてる人間なんていないんだよ
何のために生きてるかなんてお前に分かるわけないだろ
あの女と付き合った理由を聞いたがお前が自分で考えろ!
・・・使っていいぞオレの秘密
(編集者で無数に物語を読んでるから、なにもかもに退屈してるのか?
2人はもしかして似てるんじゃないか?
タクシーで帰る2人を尾行しているのはタクヤ?
Hに論文のコピーを渡す珠
H:
対象と接触してしまいましたか
でも続けてください 対象を変えてでも
あなたがどう考察するか知りたいです
完成待ってますよ
また尾行を始めるが、今度の対象はH
尚美さんとスーパーへ寄り、自宅に戻る
指輪を返す女
女:お世話になりました
H:またいつか会えますか?
無言で去る女
タクから電話があり部屋に戻る珠
タク:オレ引っ越すよ
大量に漫画本がゴミに出ていて、タクヤのほうを見るハルエ
(ゴミですべてが分かるのか・・・
ベランダに出るとSが妻子と出かけるところ
珠の部屋を見上げるS 慌てて隠れる
ようやく論文を書き終えてHに見せる
H:
優れた論文だと思う
ただ対象者Bに関しては事実と違っているので修正をお願いします
これを役立ててください
芝居のチケットをもらい
暗い路地の小さな小屋に入る
警察署 電話で3人の遺体について話す刑事
容疑者の主婦を確保
女は役者さんか
「代行エージェンシー」で2ヶ月妻役を頼んだH
指輪をつけてもらう
(今は同僚、結婚式の出席者、新郎新婦まで代行があるってニュースで見た
女:日常的なところから役作りしようと思って、よかったら食べてみてください
(それがあのランチ 役が主婦だからか
芝居に「to be or not to be」というセリフが出てくる
女:生きるか死ぬかはこれとは別問題よ!と笑う
(珠はまた尾けられてる?
論文をみて93点をつけるH(まだ指輪をしている
冒頭のシーンに戻り、コードをドアに結び、クビに巻く
珠が来てノックする
春 アパートを引っ越す珠
トラックの助手席から仲よさげな石坂の家族を見る
(論文内容)
“平凡で公平に満たされている人生などどこにもない
ヒトは苦しみからも逃れられない
ほんの少し苦しみを軽くしてくれるものが「秘密」である
「理由のない尾行」とは自分を他人と置き換えること
互いの情熱、意志を知ること
それは人が人にとってかけがえのない存在となる
おそらく唯一の道ではないだろうか?”
渋谷の岡本さんの壁画の前を通り、交差点で振り向くとHがいて消える
珠は微笑み、また前進する
“あなたは私をどう思っていたのか
私は永遠に知らない”
出演:
門脇麦 白石珠
菅田将暉 鈴木卓也
友 アヤカ
長谷川博己 石坂史郎
河井青葉 石坂の妻 ミヨコ
篠原ゆき子 石坂の愛人
烏丸せつこ マンションの管理人 ハルエ
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ほか
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というか、逆に増えた
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うーん・・・そういうカラクリか
じゃあ、1本分の足りない金額数百円は、また月額とともに引き落としになるのか?
まあ、観たいと思っていた映画だからいいけど、なんかモヤモヤ
長谷川博己さん主演で、烏丸せつこさんも出ているのが嬉しい
※「長谷川博己さん出演作まとめ」に追加
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▼あらすじ(ネタバレ注意
“後をつけるのが習慣になった 面白かったわけではない”ソフィ・カル著『本当の話』
コードで死のうとしている?男
*
修士論文が近い珠と、恋人の卓也(ゲームデザイナー)は同居している
ベランダから石坂史郎と妻子の仲の良い姿が見える
マンションの管理人:ゴミの出し方がひどいから監視カメラをつけたのよ
哲学の講義をしている篠原弘
論文に悩んでいると相談する
珠:
どうして人間は存在するのかとか、何のために生きるのかとか
なんとなく生きてきて、答えが出なくて
考え始めるとモヤモヤして
無作為に街の人から集めれば手がかりが見つかるのかなと
H:
それを考えるのが哲学です
たった一人を対象にしてはどうですか
行動を記録して、その人物を通して考察する
気づかれてはいけない 尾行ですから
ストーカーではない 理由のない尾行
本屋で『探偵入門』をみていると、そこにSもいる
ケータイがかかり去るのを無意識に尾ける
地下鉄で降り、カフェに入り、けっこう近い席に座る
愛人が来る 会話が少し聞こえる距離
2人は店を出て、ビルの隙間に入り激しく抱き合うのを見て、何度も通り過ぎる
タクシーで「またね」と別れる2人
女を追い、ビルに入り、デザイン事務所をスマホで調べたら
すぐ本人の顔写真まで出てくるって怖い!
その珠もマンションの監視カメラに映っている
タク:オッパイもっと大きくしないと売れないってさ
音楽を聴きながらパソコンで夢中で論文を書き始めて、話を聞いていない珠
Hに報告すると
H:対象と接触したら尾行ではなくなるので、ルールにしてください
女友だち・アヤカらと飲む
アヤカ:大学院なんて行かずに就職すればよかった
ゼミの男:
論文何書いてるの?
篠原先生が君の論文について褒めてたから
あの人が褒めるって珍しい 他人の人生を破滅させても平気な人だから
Hは診断書を見て電話する
「もう2ヶ月です」
珠はSの会社の前から追う
オシャレなカフェで女性の原稿を褒める(編集者?
膨大な資料を集めて書いた第二章を捨ててみないかと迫り、仕方なく従う著者
ケータイで話すS
「来週、ホテル予約しとくよ オレも会いたいよ」
「パパだよ、もうすぐ帰るからね」
管理人:
石坂さんは昔からの地主で、祖母が亡くなって、あの家に入ったの
今は奥さんと娘さんの3人暮らし
出版社の部長で、出す本全部売れてるの
奥さんは完璧 娘のミナちゃんも可愛いし、セレブよ、セレブ!!
(近所づきあいってこういうプライバシーのなさが苦手なんだよなぁ・・・
妻子と出かけるSを見て、慌てて着替える珠
「図書館に行く」と言い、腑に落ちないタク
(あら、Hの奥さんは尚美さん?
Hの母:
お母さんね、思い残すこと何もないから 順番だから
こんなステキな人がいたなんて 学問一筋だから 安心しました
孫の顔も見れるかしら?(偽装か?
看護婦に3人で写真を撮ってもらう
Sらは水族館に行くが、またケータイがかかり、トイレに行くS
「アヤカと水族館に行った」とタクに話す珠
洗車しているS ケータイがかかり車内で話す
水を出しっぱなしで妻が不審に思うがそぶりも見せない
(さすがに奥さんは気づいてるのでは?
Sが予約したホテルに来ると、愛人が来てエレベに乗る
ロビーにいるとスタッフに怪しまれる
(スマホは時間潰し・・・のフリや偽装工作にも便利だねえ
2人はケンカしている様子
店に入ってワインを飲む
珠も入る
S:誤解なんだ
女:
あなたのついた嘘は、私の誤解になるの?
あなたは普通のことしか言わない 私はあなたの本質全部分かってるから
愛人は泣いて去る その先に妻子が見ている
Sも店を出て驚く 珠も店を出る
妻:
スマホの暗証番号、ミナの誕生日にしてるでしょ?
(だからパートナーの暗証番号はほぼ知られてるんだって
ミナと先に帰っててくれる?
ミヨコを追うと、さっきのホテル
ミヨコ:石坂史郎で予約入ってます? 家内です(身内なら教えるのか?
トイレに入ると愛人がケータイをかけて泣いている
愛人:あんたさっき同じレストランにいたよね? 奥さんに頼まれたの?
珠:たまたまでしょ?
愛人:私の勘違いだったわ
(女のほうが全然勘がいい
スタッフ:予約は入っていません 女性も心当たりがありません
(身内にも明かさないんだ プライバシー保護の境界線が分からない
愛人を追う妻 すんででタクシーは去る
酒を飲み茫然と街を歩き、公園で大声で泣く妻
朝になり、また管理人に会う珠
(なにもかも知ってる? 毎日ゴミチェックしてるのか?
弁当を写メるH
珠が部屋でメモをまとめていると、救急車が停まり、慌てて外に出る
管理人:自殺未遂だって
奥さんが担架で運ばれ、ミナちゃんをウチで預かるという管理人
珠を見て、なにか気づくS
一部始終を見ていたタク
Sケータイ:命は助かった 元気で(別れた?
街で珠に声をかけるS
S:
オレのこと尾けてたよな 管理人のハルエさんに教えてもらった
ミヨコに頼まれたのか? 恨みでもあるのかよ!
じゃなんで尾けるんだよ!
珠:私、会っちゃいけないんです それがルールなんです!
地下鉄で逃げ、Hに何度も電話するが留守電
母を看取ったH
「お母さん!」と泣く女性
H:ありがとう
珠が部屋に戻るとSから電話がかかる
S:管理人さんから教えてもらったよ ちゃんと話そう
「教授だ」とタクにウソをつくと「ウソだ」と見抜かれ事情を話す
珠:私、あの人尾行してたの
タク:
そんなことして何の意味があるか分かんない
オレたちさ、なんで一緒にいるんだろうね?
珠:わかんないよ・・・/泣
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S:ミヨコに頼まれたんだろ? それで自殺しようとした だとしたら君のせいでもある
メモを見せて、事情を話す
珠:
修士論文を書くためでした
尾行したことはごめんなさい
でも、頼まれたり、恨みもないんです
夜まで飲む2人
珠:どうして他の女性と・・・
S:その質問は論文のため? オレを尾行してどう感じた?
珠:面白かったです
S:随分だな 頭の中だけで書くんだろ? 論文に使わないでくれないか
珠:書かないといけないんです
S:お前が書かなきゃ、俺は今まで通り生活してたんだよ!
寝てしまった珠を連れて帰るS
珠は酔ってSにキスして、そのままラブホに入る
「パパ」という子どもの声のケータイが鳴り我に返る2人(子どもは可愛いのね
珠:
高校の時好きだった人がいました
私が8歳の時に亡くなった父の親友で(こないだの『女が眠る時』みたい
初めての相手でした 母に秘密で何度も会って
夏休みに入って入院して がんでした
亡くなる5日前に母と面会に行きました
でもその人を前にしたら何も言えなくて、それきりでした
私の大切な人はどうしていなくなって
なぜ私はいつも取り残されるんだろうなあって
考えてもモヤモヤするばかりで、人ともうまく付き合えない
私の深いところはいつもカラッポで
タクヤと会って、でもやっぱりカラッポのままで
それをどう伝えたらいいかも分からなくて
でも石坂さんを尾行して埋まる感じがして なにか分かる気がして
だから書いてみたいんです 論文
S:
陳腐だな ありふれてるw 同情してほしい魂胆か
この世界に満たされてる人間なんていないんだよ
何のために生きてるかなんてお前に分かるわけないだろ
あの女と付き合った理由を聞いたがお前が自分で考えろ!
・・・使っていいぞオレの秘密
(編集者で無数に物語を読んでるから、なにもかもに退屈してるのか?
2人はもしかして似てるんじゃないか?
タクシーで帰る2人を尾行しているのはタクヤ?
Hに論文のコピーを渡す珠
H:
対象と接触してしまいましたか
でも続けてください 対象を変えてでも
あなたがどう考察するか知りたいです
完成待ってますよ
また尾行を始めるが、今度の対象はH
尚美さんとスーパーへ寄り、自宅に戻る
指輪を返す女
女:お世話になりました
H:またいつか会えますか?
無言で去る女
タクから電話があり部屋に戻る珠
タク:オレ引っ越すよ
大量に漫画本がゴミに出ていて、タクヤのほうを見るハルエ
(ゴミですべてが分かるのか・・・
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珠の部屋を見上げるS 慌てて隠れる
ようやく論文を書き終えてHに見せる
H:
優れた論文だと思う
ただ対象者Bに関しては事実と違っているので修正をお願いします
これを役立ててください
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警察署 電話で3人の遺体について話す刑事
容疑者の主婦を確保
女は役者さんか
「代行エージェンシー」で2ヶ月妻役を頼んだH
指輪をつけてもらう
(今は同僚、結婚式の出席者、新郎新婦まで代行があるってニュースで見た
女:日常的なところから役作りしようと思って、よかったら食べてみてください
(それがあのランチ 役が主婦だからか
芝居に「to be or not to be」というセリフが出てくる
女:生きるか死ぬかはこれとは別問題よ!と笑う
(珠はまた尾けられてる?
論文をみて93点をつけるH(まだ指輪をしている
冒頭のシーンに戻り、コードをドアに結び、クビに巻く
珠が来てノックする
春 アパートを引っ越す珠
トラックの助手席から仲よさげな石坂の家族を見る
(論文内容)
“平凡で公平に満たされている人生などどこにもない
ヒトは苦しみからも逃れられない
ほんの少し苦しみを軽くしてくれるものが「秘密」である
「理由のない尾行」とは自分を他人と置き換えること
互いの情熱、意志を知ること
それは人が人にとってかけがえのない存在となる
おそらく唯一の道ではないだろうか?”
渋谷の岡本さんの壁画の前を通り、交差点で振り向くとHがいて消える
珠は微笑み、また前進する
“あなたは私をどう思っていたのか
私は永遠に知らない”