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この秋!新しいゴッホの楽しみ方@あさイチ

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この秋!新しいゴッホの楽しみ方@あさイチ

ゲスト:益若つばささん、ふかわりょうさん
VTRゲスト:國府寺司さん(大阪大学 教授)、古賀陽子さん(画家)
リポーター:瀬田宙大アナウンサー


『ゴッホ 最期の手紙』

2017年11月3日(金・祝)にTOHOシネマズ六本木ほか全国にて順次公開

“11月3日(金)公開の全編油絵のアニメーション映画
 アニメーションで使われた約65,000枚の油絵は、
 日本人で唯一参加した古賀陽子さん(ゴッホの“幻の作品”の復元を行った画家)をはじめ、
 世界から集まった125人の画家によって描かれました。”

96分間のほとんどがゴッホ調の油絵で展開する
テーマは37歳の若さで亡くなったゴッホの数奇な人生
1人の青年がゴッホの死の謎に迫るミステリー作品

 

 



 

ポーランドで行われた映画製作では、5000人の中から選ばれた125人の画家とともに
古賀陽子さんは、4ヶ月間油絵を描き続けた

 



教会からカラスが飛ぶたった3秒のシーンも、73コマの油絵により表現している



古賀:
シーンの一部ですけど、合計で約580コマを1人で描いた
それでも1分弱にしかならないという膨大な作業だったんです
(ジブリも似たようなものかな




<ゴッホが描こうとした幻の作品の復元作業>

この経験を終えて帰国した古賀さんは、さらなる挑戦に乗り出した

 

【ゴッホが残した手紙に描かれた絵】
橋が架かる川沿いの風景と、寄り添う男女のスケッチが描かれている
そこには、これまでにない斬新な色使いの構想も描きこまれていた

 



だが、現存するのは「水夫と恋人」のみ



このプロジェクトを指揮したゴッホ研究の第一人者・司さんと復元作業を開始




<苦労したのはゴッホの大胆な筆使いの再現>



古賀:
私に足りないゴッホらしさは、大胆に、もっと厚塗りに、思いきってというものかなと思ったので、
それを常に意識するようにしていました

(私はこういう厚塗りで、絵の具をそのまま叩きつけたような手法が大好き

さらに試行錯誤したのは、ゴッホ独自の絵の具の質感を高めること
とくに苦労したのは、女性の背中部分

古賀:チクチクしています

比べると一目瞭然 本物はなめらかな質感



そこで、顔料に蝋や油を混ぜて独自の絵の具を開発
(最新科学技術で、材料が分かるのでは?


作業開始から4ヶ月で作品が完成



(ゴッホならもっと狂気じみた、荒々しさがあるのでは?
 日本人、女性のきめ細かさでまとまっている感じ
 空が黄色いのは、ムンクの『叫び』同様、精神に異常をきたした幻覚ではないだろうか


「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」@東京都美術館
2018年1月8日(月・祝)まで

(観たいけど、上野だから行きません

ここで復元された作品も公開されている

司さん:
真っ黄色の空が実際出てくるとスゴイなと思います
非常に大胆だなと思いますし


<来場者の感想>

女性:復元と説明書きを見るまでは分かりませんでした

男性:復元でもとてもいい絵だと思います


今回の展覧会に出品されている他の作品
ゴッホは日本にとても影響を受けていた










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