過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はマイケル・ムーア監督作品の切り抜きが貼ってある透明なルーズリーフからご紹介。
『トリック』祭りv
photo1:勢いで流行さんの2人芝居を観に行ったv
photo2:かなり豪華なスカイベント@野音
photo3:友だちと河口湖の温泉旅行
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『華氏911』(2004)(劇場にて
監督・出演:マイケル・ムーア 出演:ジョージ・W・ブッシュ ほか
600人中400か500番台で、また前の端になるところを真ん中にパイプイスがあって、お尻が痛かったがいい場所だった。
軽部さんがゆってた通り、字幕が政治用語含めたくさん!
大塚さんいわく「記録映画なら反対意見も入れなきゃ」ってのもあるがいろいろ考えさせる作品。
ブッシュ氏を支持し続けるのはブリちゃんだけじゃない。
日本も加担し、私たちの税金が湯水のように使われる。戦争と復興で儲かる企業、軍人がたくさんいるという事実。
ラストにはニール・ヤングの♪keep on rock'n in the FREE WORLD〜
「議員の息子を徴兵してイラクへ送ろう」という運動も苦笑もの。
いまだ“なぜアメリカとその属国が憎まれ、9.11ビルに飛行機が突っ込み、
今もなおイラクには兵がいて、テロが続いているのか?”という疑問は晴れないが、
戦争は起きてしまうもの、というより、起こす人がいるという印象を受けた。
観た後、F氏とお茶しながら観想を言い合った。
■『恋のためらい』(1991)
監督:ゲーリー・マーシャル 出演:アル・パチーノ、ミッシェル・ファイファー ほか
流行さんの舞台の元ネタ。きっとこんな機会でもなきゃ観なかったと思うけど、観たら、舞台とシンクロしてgoodv
しかし流行さんは、今作のどこら辺に惚れ込んだのか?
「♪フランキーとジョニー って歌があるだろ? 2人は恋に落ちた。
こんなこと逃したら、もういつ来るか分からないんだよ!」
NYって街の特徴がよく出てた。夢をつかむ者、夢を逃し彷徨う者。
「今のままでいいのか分からずに仕事は失いたくないから続けてるけど、
疲れて、守ってくれる人が欲しいの」
「みんなそうさ」てセリフが身に染みる。
彼女は36歳。アル・パチーノみたく押し切られたら納得しちゃうかもだが、
ストーカーギリギリとも思えるし
これを2人芝居でやろうって思いつきもスゴイよなあ〜。
■『クイール』(2004)
監督:崔洋一 出演:小林薫、椎名桔平、櫻谷由貴花 ほか
いやー泣いた! 自分のハナかむ音でセリフが聞こえなくなるほど、最初から最後まで。
初DVDレンタル記念で特典に劇場&TVスポットCM5つくらい入ってて、音声ガイド付き。便利な時代になりました。
盲導犬の一生と、それを支える人々・・・今作で日本ももっと店とか公共施設に犬同伴可能になったりして理解が深まるとイイな。
NARGOじゃないけど、犬の寿命ってもっと長くならないものなのかねぇ・・・
盲導犬は、とくに気を張って仕事してるため、寿命が短めだと聞いた。
でも暗く1人の世界にいる盲人の心の支えとなり、光と自由を与えてくれる。犬も喜びとなる。
たとえ十数年でも、動物、パートナーが与えてくれたものは永遠に心に残るものだ。
■『さよなら、クロ』(2003)
監督:松岡錠司 出演:妻夫木聡、伊藤歩、新井浩文、金井勇太、佐藤隆太 ほか
印象的には、いかにも長野県教育委員会推薦作品って感じの古臭さが漂ってるけど
一応、同郷としては、ラストの広大に広がる日本アルプス?の山並みといい、
舞台になってる松本の当時の感じを出してて素朴だし・・・いいんじゃない?w
クロ半分、学生の恋物語半分の話(こっちも実話が元?)。
『クイール』役のワンコとアカデミー主演犬賞狙える演技力の高さにホント目を見張る!
捨てられた犬が毎日大勢処分されているのも事実だけど、
ちゃんと家族、友、仲間として一緒に過ごし、大切な時間を過ごすクロみたいな犬は幸せ。
■『TRICK 1』(2000)
監督:堤幸彦 ほか 出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子 ほか
『東京湾景』で仲間由紀恵の透明な魅力が好きになって、前から友だちも面白くて観てたって言ってた
このドラマシリーズを借りたら、やっぱハマル!
阿部寛との絶妙なやりとりといい、菅井きんさんのカルト集団はフツーにありそーだし、
鬼塚ちひろの歌う♪月光 をバックに額の中の男女2人が産まれて骨となるまでの様子など、
かなり変わったテイストのドライな笑いとミステリーが、よくある日本のトレンディドラマから外れててイイ。
先が気になる。
ビデオだとCMもないし、来週まで待たないでどんどん観れちゃうのが嬉しいけど、
夜眠れなくなっちゃう、止まらなくてw
■『TRICK 2』(2000)
物語の本筋は、父を殺し、自分も殺されると菅井さんが言った“本物の超能力者探し”になってて、
サイドストーリーは、私の好きな『X-FILES』系の雰囲気。
今回の奇術師も美輪さん風で、ど派手なのに昭和ちっくな哀愁が漂ってる感じなんかまるで怪人二重面相。
トリックを明かすと結構ちっちゃいところがとくにw
村人の確執が絡むところは金田一シリーズっぽい。
■『TRICK 3』(2000)
出たよ!『エコエコアザラク』の彼女! すごい美人だけど、怖いんだよね。
今回は遠隔での殺人。でも双子ってトリックはすぐ思いつく
しかも上田と山田のほのかな恋物語となると・・・ヤバイ、日本のありがちなトレンディドラマの法則で、
そのうち話に詰まると交通事故に遭うぞっ
母娘とも「エヘヘ!」てわざとらしい笑いがミソ?w
クールで可愛い仲間さんが「うそくせ〜」とかキッツイつっこみを入れるシーンがけっこうウケる。
■『TRICK 4』(2000)
今回は「リング」の元にもなった日本女性の話。
これで1クールはおしまい。深夜帯だけにやたら下ネタも多いが、その分自由さも感じられる。
これが2クール目でゴールデンに来たのかわからないけど、テンション落ちてなきゃいいが。
■『フリーダ』(2002)
監督:ジュリー・テイモア 出演:サルマ・ハエック、アルフレッド・モリナ ほか
芸術の秋にふさわしい1本。女の一生をじっくり考えさせる美しい映像とストーリー。
色彩と音楽、愛情と苦悩、激動の時代に激しく生き抜いたフリーダ。
きっと神さまは、彼女の絵の才能、感情表現の豊かさを開花させるために、
敢えて人より多くの苦悩と痛み、体の自由を奪うことで内面を描き、考えさせたのだろう。
それを観た大勢の人々の心の内の淋しさ、悲しみ、色とりどりな喜びと悲しみを受け止め、癒すように。
DVD特典は監督(女性)と作曲家のコメント。何気なく進んでゆく1シーン毎に
制作者たちの並々ならぬ想いと工夫がこもっていることが分かる。
“女性の自立”も本作の大きなテーマだと思うが、意外にもフリーダは画家としての成功より、
妻、母、女としての自分にこだわっていたことが分かる。
数々の絵から飛び出したかのように動き出す手法が素晴らしい。
■『永遠のマリア・カラス』(2003)
監督:フランコ・ゼフィレッリ 出演:ファニー・アルダン、ジェレミー・アイアンズ ほか
名前はなんとなく聞き覚えがあるが、初めてその人物像を知った。
オペラって観たことないけど、生で観たらスゴイんだろうなあ!
中世の娯楽から始まって(多分)、芸術の一つの完成形だものね。
演劇+音楽(声楽)を舞台でやる、今回出てきた主要演目「トスカ」「カルメン」「椿姫」etc...いつか観てみたい。
『フリーダ』のサルマと並び、ファニーはまさに適役&熱演!
'77にカラスは他界している。
ゲイの画家との出会いと別れ、共演者とマリアの恋の駆け引きなんかもチラッとある。
ラスト気になるのは、生前親しかった監督の架空の物語だという説明。
大女優の晩年は寂しいものがあるが、それなりに人生を楽しんだのかもしれない。
今回はマイケル・ムーア監督作品の切り抜きが貼ってある透明なルーズリーフからご紹介。
『トリック』祭りv
photo1:勢いで流行さんの2人芝居を観に行ったv
photo2:かなり豪華なスカイベント@野音
photo3:友だちと河口湖の温泉旅行
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『華氏911』(2004)(劇場にて
監督・出演:マイケル・ムーア 出演:ジョージ・W・ブッシュ ほか
600人中400か500番台で、また前の端になるところを真ん中にパイプイスがあって、お尻が痛かったがいい場所だった。
軽部さんがゆってた通り、字幕が政治用語含めたくさん!
大塚さんいわく「記録映画なら反対意見も入れなきゃ」ってのもあるがいろいろ考えさせる作品。
ブッシュ氏を支持し続けるのはブリちゃんだけじゃない。
日本も加担し、私たちの税金が湯水のように使われる。戦争と復興で儲かる企業、軍人がたくさんいるという事実。
ラストにはニール・ヤングの♪keep on rock'n in the FREE WORLD〜
「議員の息子を徴兵してイラクへ送ろう」という運動も苦笑もの。
いまだ“なぜアメリカとその属国が憎まれ、9.11ビルに飛行機が突っ込み、
今もなおイラクには兵がいて、テロが続いているのか?”という疑問は晴れないが、
戦争は起きてしまうもの、というより、起こす人がいるという印象を受けた。
観た後、F氏とお茶しながら観想を言い合った。
■『恋のためらい』(1991)
監督:ゲーリー・マーシャル 出演:アル・パチーノ、ミッシェル・ファイファー ほか
流行さんの舞台の元ネタ。きっとこんな機会でもなきゃ観なかったと思うけど、観たら、舞台とシンクロしてgoodv
しかし流行さんは、今作のどこら辺に惚れ込んだのか?
「♪フランキーとジョニー って歌があるだろ? 2人は恋に落ちた。
こんなこと逃したら、もういつ来るか分からないんだよ!」
NYって街の特徴がよく出てた。夢をつかむ者、夢を逃し彷徨う者。
「今のままでいいのか分からずに仕事は失いたくないから続けてるけど、
疲れて、守ってくれる人が欲しいの」
「みんなそうさ」てセリフが身に染みる。
彼女は36歳。アル・パチーノみたく押し切られたら納得しちゃうかもだが、
ストーカーギリギリとも思えるし
これを2人芝居でやろうって思いつきもスゴイよなあ〜。
■『クイール』(2004)
監督:崔洋一 出演:小林薫、椎名桔平、櫻谷由貴花 ほか
いやー泣いた! 自分のハナかむ音でセリフが聞こえなくなるほど、最初から最後まで。
初DVDレンタル記念で特典に劇場&TVスポットCM5つくらい入ってて、音声ガイド付き。便利な時代になりました。
盲導犬の一生と、それを支える人々・・・今作で日本ももっと店とか公共施設に犬同伴可能になったりして理解が深まるとイイな。
NARGOじゃないけど、犬の寿命ってもっと長くならないものなのかねぇ・・・
盲導犬は、とくに気を張って仕事してるため、寿命が短めだと聞いた。
でも暗く1人の世界にいる盲人の心の支えとなり、光と自由を与えてくれる。犬も喜びとなる。
たとえ十数年でも、動物、パートナーが与えてくれたものは永遠に心に残るものだ。
■『さよなら、クロ』(2003)
監督:松岡錠司 出演:妻夫木聡、伊藤歩、新井浩文、金井勇太、佐藤隆太 ほか
印象的には、いかにも長野県教育委員会推薦作品って感じの古臭さが漂ってるけど
一応、同郷としては、ラストの広大に広がる日本アルプス?の山並みといい、
舞台になってる松本の当時の感じを出してて素朴だし・・・いいんじゃない?w
クロ半分、学生の恋物語半分の話(こっちも実話が元?)。
『クイール』役のワンコとアカデミー主演犬賞狙える演技力の高さにホント目を見張る!
捨てられた犬が毎日大勢処分されているのも事実だけど、
ちゃんと家族、友、仲間として一緒に過ごし、大切な時間を過ごすクロみたいな犬は幸せ。
■『TRICK 1』(2000)
監督:堤幸彦 ほか 出演:仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子 ほか
『東京湾景』で仲間由紀恵の透明な魅力が好きになって、前から友だちも面白くて観てたって言ってた
このドラマシリーズを借りたら、やっぱハマル!
阿部寛との絶妙なやりとりといい、菅井きんさんのカルト集団はフツーにありそーだし、
鬼塚ちひろの歌う♪月光 をバックに額の中の男女2人が産まれて骨となるまでの様子など、
かなり変わったテイストのドライな笑いとミステリーが、よくある日本のトレンディドラマから外れててイイ。
先が気になる。
ビデオだとCMもないし、来週まで待たないでどんどん観れちゃうのが嬉しいけど、
夜眠れなくなっちゃう、止まらなくてw
■『TRICK 2』(2000)
物語の本筋は、父を殺し、自分も殺されると菅井さんが言った“本物の超能力者探し”になってて、
サイドストーリーは、私の好きな『X-FILES』系の雰囲気。
今回の奇術師も美輪さん風で、ど派手なのに昭和ちっくな哀愁が漂ってる感じなんかまるで怪人二重面相。
トリックを明かすと結構ちっちゃいところがとくにw
村人の確執が絡むところは金田一シリーズっぽい。
■『TRICK 3』(2000)
出たよ!『エコエコアザラク』の彼女! すごい美人だけど、怖いんだよね。
今回は遠隔での殺人。でも双子ってトリックはすぐ思いつく
しかも上田と山田のほのかな恋物語となると・・・ヤバイ、日本のありがちなトレンディドラマの法則で、
そのうち話に詰まると交通事故に遭うぞっ
母娘とも「エヘヘ!」てわざとらしい笑いがミソ?w
クールで可愛い仲間さんが「うそくせ〜」とかキッツイつっこみを入れるシーンがけっこうウケる。
■『TRICK 4』(2000)
今回は「リング」の元にもなった日本女性の話。
これで1クールはおしまい。深夜帯だけにやたら下ネタも多いが、その分自由さも感じられる。
これが2クール目でゴールデンに来たのかわからないけど、テンション落ちてなきゃいいが。
■『フリーダ』(2002)
監督:ジュリー・テイモア 出演:サルマ・ハエック、アルフレッド・モリナ ほか
芸術の秋にふさわしい1本。女の一生をじっくり考えさせる美しい映像とストーリー。
色彩と音楽、愛情と苦悩、激動の時代に激しく生き抜いたフリーダ。
きっと神さまは、彼女の絵の才能、感情表現の豊かさを開花させるために、
敢えて人より多くの苦悩と痛み、体の自由を奪うことで内面を描き、考えさせたのだろう。
それを観た大勢の人々の心の内の淋しさ、悲しみ、色とりどりな喜びと悲しみを受け止め、癒すように。
DVD特典は監督(女性)と作曲家のコメント。何気なく進んでゆく1シーン毎に
制作者たちの並々ならぬ想いと工夫がこもっていることが分かる。
“女性の自立”も本作の大きなテーマだと思うが、意外にもフリーダは画家としての成功より、
妻、母、女としての自分にこだわっていたことが分かる。
数々の絵から飛び出したかのように動き出す手法が素晴らしい。
■『永遠のマリア・カラス』(2003)
監督:フランコ・ゼフィレッリ 出演:ファニー・アルダン、ジェレミー・アイアンズ ほか
名前はなんとなく聞き覚えがあるが、初めてその人物像を知った。
オペラって観たことないけど、生で観たらスゴイんだろうなあ!
中世の娯楽から始まって(多分)、芸術の一つの完成形だものね。
演劇+音楽(声楽)を舞台でやる、今回出てきた主要演目「トスカ」「カルメン」「椿姫」etc...いつか観てみたい。
『フリーダ』のサルマと並び、ファニーはまさに適役&熱演!
'77にカラスは他界している。
ゲイの画家との出会いと別れ、共演者とマリアの恋の駆け引きなんかもチラッとある。
ラスト気になるのは、生前親しかった監督の架空の物語だという説明。
大女優の晩年は寂しいものがあるが、それなりに人生を楽しんだのかもしれない。