過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は透明なルーズリーフからご紹介。
このノートも映画は少なめで8本のみ。
photo1:DOWNBEATに行った時にコンロスやモダーン今夜を初見v
photo2:お笑いライヴにも行った。
photo3:大阪まで遠征した際、京都に寄り道して縁結びしたけど、ご利益はなかった
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『いぬのえいが』(2004)(劇場にて
監督:黒田昌郎 ほか 出演:中村獅童、伊東美咲、天海祐希、小西真奈美、宮崎あおい ほか
久々っちゅーか劇場でこんなに号泣させられた映画はないかもっちゅーくらい泣いた
オムニバスだけど、ちゃんと構成されてて、爆笑して号泣するパターン。
もう柴のポチがアップであんこパン食べてるだけで嬉し泣き!
嬉しそうにボール持ってくるんだ、これが! 抱き合った時の寄り添い感も・・・・たまらんっ
「マリモ、ねえ、どうして・・・?」
フリップと映像の交互で織りなす、飼い主とわんこの両面からの気持ちを描くって・・・号泣。もう勘弁してください。
「靴隠しちゃってゴメンネ。でも宝物だったんだ」
「海楽しかったな。アオイちゃんと同じ匂いがするんだ」
「悲しまないで。もしひと言、言葉を交わせるなら・・・愛してくれてありがとう」
アニメでは、せっかく買ったわんこが保健所に渡されて、眠らされた後、焼却処分される悲しい現実。
街ではロボットのわんこが大人気
あーこれ書いててまた泣いちゃったよ/涙 ポチの抱っこされてる時の無防備感もたまらん!
■『コーヒー&シガレッツ』(2003)
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:ケイト・ブランシェット、ボブ・マーレイ ほか
ジャームッシュらしいキャストに、わざとスカしたセリフのやりとり、スカ他のサントラ、
ラストはイギーの♪ROUI ROUL だったしv
▼「TWINS」こぼしたコーヒーをカップに戻すって/爆
▼イギーと、遅れてきたトム・ウェイツ(医者で「手術してきた」とかゆって/爆
I「ドラム、いい奴紹介するよ」
T「そりゃ、オレのバンドのドラマーが使えないってことか?」
I「ここ常連? ジュークボックスに君の曲入ってないね」
イギーが去ってから、Tはチェックして「奴のも入ってねーじゃん」爆
I「禁煙してるんだから、1本くらい吸ってもいいだろ」って理屈も爆
▼2人の老人と話せない息子。「FXXK」の連発が可笑しい。
▼オタッキーな2人組男女。
用途のワカラン機械の発明に夢中で、作動させたらバリバリ
小難しい話にウェイターまで絡むのが可笑しい。
▼ブラックのヒップホップ系DJ?の席に来たウェイターのボブ・マーレイ/爆
「カフェインは毒だ。殺虫剤にも使われてるんだぜ」
「すごいじゃないか?」
「お前はBUGか?」爆
「洗剤を薄めてうがいすれば治る」て言われて、2人が去った後、必死でうがいするM/爆
別個な話なのに同じ話題が出てきて、微妙につながるところがまたイイ。
チェッカー模様のテーブルに置かれたコーヒーとタバコ。
「昼にコーヒーとタバコだけじゃ健康に悪いぞ」
何年も前から撮りためてたらしいけど、モノクロを基調にオシャレな雰囲気にまとまっててイイ感じ。
■『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005)(劇場にて
原作:しりあがり寿 監督・脚本:宮藤官九郎 音楽:ZAZEN BOYS
出演:長瀬智也、中村七之助、阿部サダヲ、松尾スズキ、荒川良々 ほか
ヤク中だし、ゲイだしで、ブッ飛んでるワリにけっこーシビアなお話。
“リアル探しの旅”って、クドカンっておちゃらけてる風で、
ドラマや映画にちゃんと核になるメッセージやテーマがあるのが好き。
(本人はそんなものない、とか言いそうだけど
三途の川の源流は妻。
「オレを憎んでるか?」
「あんたは弥次さんのこと憎い?」
「いや全然! それよりもっと一緒に旅がしてえんだ!」
「じゃあ私も憎んでなんかない」って泣ける。人間の愛って複雑で深い・・・
どこまでがリアルか幻想か。
しりあがり寿さんの原作を見事に1本の映画として映像化した感じ。
なんてったってサントラもイイ。ザゼンだもの
出演もしちゃって、♪タヌキの歌 だかをレゲエ調で/爆
楳図かずおさんや、中村勘九郎さんまで! アーサー王とかって/爆×1000
あとオジーキャラの古田新太さん、高校生ギャル、OLの幻想・・・
刑事はハデハデな阿部サダヲ! アドリブギャグにフツーに笑っちゃってる。カヲルさんも!
で、極めつけが「ヒゲのおいらん」 なぜか学ラン着て、ロボットダンスって!!
これだけのDVDまで作っちゃって超気になるじゃん! 舞台『キレイ』も観たいっ!
■『さよなら さよなら ハリウッド』(2002)
監督・脚本・出演:ウディ・アレン 出演:ティア・レオーニ、ジョージ・ハミルトン、トリート・ウィリアムズ ほか
久々のウディ作品。やっぱニューヨーク! やっぱJAZZ
で、恋、笑い、スラップスティックをシチュエーションコメディに戻して、ほんと楽しませてくれる!
いつものオタオタ演技も円熟味が増して、情けないけど、ハッピーエンディングがオシャレ♪
「奇病を作り上げるのが得意。立ち枯れ病なんて、木の病気だったし」て爆!
「フランスがあってよかった」爆
■『砂と霧の家』(2003)
監督:ヴァディム・パールマン 出演:ジェニファー・コネリー、ベン・キングズレー ほか
去年、劇場で観たかったが逃した。アメリカの抱える家族、移民、銃、あらゆる問題でテーマは重いが、
霧、海、家の映像が美しく、人物の想いがあたたかく、絶望ではない後味が残る。
1つの家に深い想いを投影させ、執着したが故の悲劇だが、
皆問題を抱えていても、イイ人間ばかりなのが温かくもあり、悲しい。
J.コネリーはいい女優になったなあ!
「君の家?」
「いいえ」
■『恋の門』(2004)
監督・脚本・出演:松尾スズキ 出演:松田龍平、酒井若菜、忌野清志郎、尾美としのり ほか
さすがです。松尾部長! 欲しいこのDVD。何度観ても味が濃い。
最初観た時の爽快な疾走感だけで感想メモを書こうと思っていたら、副音声までしっかり観てしまった、ただただ堪能。
夢の裏話なんか無粋なんだけど、話し手が旬の魅力たっぷりで見逃せませんv
このキャストがこの役で!爆 スズキさん、もっと出演×監督して欲しい。で、サンボサイコ〜〜〜
「変形しないで」「おとろしいことですよ、これは!」「純粋な瞳で意見を求めてる!」とか
何気ないセリフ、部長の転びそうで転ばないシーンとかのクダラなさが何度観ても笑える。
小日向さんのSMの件は必要なの爆
・・・とにかく、若菜ちゃんと部長の、短くも濃いキスシーンだけでも本作必見の価値あり
■『姑獲鳥の夏』(2004)(劇場にて
原作:京極夏彦 監督:実相寺昭雄 出演:堤真一、永瀬正敏、原田知世、阿部寛、松尾スズキ ほか
ひと言コメントするなら「意外と松尾部長が観れてよかった」
作品自体は、そんなに期待していなかっただけに、そんなに期待ハズレでもなかったw
知世ちゃんは、いつまでも透明感のあるイイ女優さんだ。
撮ったのは『帝都物語』の監督、、、なるほど。
オフィサイトもオドロオドロしくて、音響効果もあって、なかなか凝った作りで面白い。
「仏教からという話もウソっぽい。愛は執着。解脱が最終目的の仏が愛など説くはずはない」
役者が揃って、ついに京極の憑き物落とし=謎解きが始まる。
でも複雑怪奇で10%も分からなかったな とにかく堤さんが喋る喋る×2000
原作者のファンは、やはりキャラとのギャップに???だったみたい。
「人は見たいものしか見たがらないし、同じ物を見ても、主観が入るかぎり、
脳が作り出す妄想でしかない=visual reality」
なるほど、そーかも。友人と同じライヴを見ても、だいぶ印象が違うし。
何が現実かなんて、脳のフィルター、パルスを通して、自分が歪めて見せてる現象にすぎないと言える。
さて・・・松尾部長は何やらイッちゃってる役(いつもか?
Bと密会して殺人事件を見てしまい、胸にしまっておけずにビクビクしてる。平凡な役だけに難しいかも。
『イン・ザ・プール』は面白いかなあ!?
■『イン・ザ・カット』(2003)
監督:ジェーン・カンピオン 製作:ニコール・キッドマン 出演:メグ・ライアン、ケヴィン・ベーコン ほか
女性の内面を描き出す。美しい情景を信条とするカンピオンが、
NYのドロドロした血生臭い殺人事件を通して、大人の男女の寂しさと情愛を赤裸々に描いた。
M.ライアンの新境地。キッドマンも女優業辞めたら資金をもとにどんどんこういう作品を作って欲しい。
フラニー(名前も好き)に共感する女性は山ほどいるし、力強く、仕事がデキて、
女性をよく分かっている上に、繊細なマロニーは、まさに理想的なパートナーだ。
ジェニファー・ジェイソン・リーの屈折したダークな可愛さが引き立ち、
K.ベーコンの怪演は、最初誰だか分からなかったほどw
「君が心配で仕事に集中できない。面倒な女だ。何でも言ってくれよ、その通りにするから」
DVD特典は、監督らの副音声(未チェック)、撮影裏話、関連作品の予告(こーゆーのはいいかも)とスラング集。
それにしても警官ですら「バッジは本物?」と聞かざるを得ないNYの街は過酷。
なのに、住みたいと集まる人は絶えないし、刺激的な魅力は変わらない。
人間不信を抱えつつも、人の温もりを探して、日々地味に暮らすステキな人たちはたくさんいるんだ。
■『恋する幼虫』(2003)
監督:井口昇 出演荒川良々、新井亜樹、松尾スズキ、乾貴美子 ほか
んーーーーーなんだろうねw 最初、ありがちなオドロオドロしいだけの
湿っぽいジャパニーズホラーかと思っていたが、なんだろ、この共感、それに興奮。
やっぱ大人計画の面々が演じているから、その安心度が大きいのかも。
別の俳優だったら、話題の異色作ってだけで許されない範囲だもん/爆
『鉄男』の田口トモロヲみたいに。
「あり得る痛みだな。けっこーイケる」て気を失いかける芝居はサイコー/爆
「あんたの血は身勝手な味しかしない」て名ゼリフ。
「なぜできない! そうしたいのに!」「行くわ」「どこへ?」「温泉でも」爆
町は感染者だらけなのにスルー で、なぜか首なしのA、そのまま部屋デート/爆
「もっとそばに行っていい?」
ここまでやらないと受け入れられなかったんだ!
深夜に恋人のために中華を作る部長。でも、こーゆー偏執的な人いそう。
「こんなオッサン好きになってくれる、君みたいなコ、もう現れないもの」
男女ってほんと不思議なバランスで成り立ってる。
“君のため”が単なるエゴだったり、自己犠牲だってほどほどにしなきゃ!
ま、それでも互いがハッピーなら・・・ありか?
【イベントメモ】
「お台場お笑い道」@studio DREAM MAKER 2005.6.4
「キレイ 〜神様と待ち合わせした女〜」@Bunkamuraシアターコクーン 2005.7.29
【ライヴレポ(追加で別記)】
DOWNBEAT DELUXE@CLUB CITTA' 2005.4.10
スカパラ@品川プリンス ステラボール 2005.4.12
PE'Z REALIVE TOUR 2005 春〜テノナルホウへ〜@渋谷クアトロ 2005.5.2
PE'Z REALIVE TOUR 2005 春〜テノナルホウへ〜@渋谷クアトロ 2005.5.6
ブラサキ presents スナック宇宙@下北沢440 2005.5.23(これが初スナック宇宙か!?
ブラサキ@Club Doctor 4周年(+1)記念 2005.6.30
勝手にしやがれ TOUR 2005 “オール・ブルーズ”@リキッドルーム 2005.7.7
今回は透明なルーズリーフからご紹介。
このノートも映画は少なめで8本のみ。
photo1:DOWNBEATに行った時にコンロスやモダーン今夜を初見v
photo2:お笑いライヴにも行った。
photo3:大阪まで遠征した際、京都に寄り道して縁結びしたけど、ご利益はなかった
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『いぬのえいが』(2004)(劇場にて
監督:黒田昌郎 ほか 出演:中村獅童、伊東美咲、天海祐希、小西真奈美、宮崎あおい ほか
久々っちゅーか劇場でこんなに号泣させられた映画はないかもっちゅーくらい泣いた
オムニバスだけど、ちゃんと構成されてて、爆笑して号泣するパターン。
もう柴のポチがアップであんこパン食べてるだけで嬉し泣き!
嬉しそうにボール持ってくるんだ、これが! 抱き合った時の寄り添い感も・・・・たまらんっ
「マリモ、ねえ、どうして・・・?」
フリップと映像の交互で織りなす、飼い主とわんこの両面からの気持ちを描くって・・・号泣。もう勘弁してください。
「靴隠しちゃってゴメンネ。でも宝物だったんだ」
「海楽しかったな。アオイちゃんと同じ匂いがするんだ」
「悲しまないで。もしひと言、言葉を交わせるなら・・・愛してくれてありがとう」
アニメでは、せっかく買ったわんこが保健所に渡されて、眠らされた後、焼却処分される悲しい現実。
街ではロボットのわんこが大人気
あーこれ書いててまた泣いちゃったよ/涙 ポチの抱っこされてる時の無防備感もたまらん!
■『コーヒー&シガレッツ』(2003)
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:ケイト・ブランシェット、ボブ・マーレイ ほか
ジャームッシュらしいキャストに、わざとスカしたセリフのやりとり、スカ他のサントラ、
ラストはイギーの♪ROUI ROUL だったしv
▼「TWINS」こぼしたコーヒーをカップに戻すって/爆
▼イギーと、遅れてきたトム・ウェイツ(医者で「手術してきた」とかゆって/爆
I「ドラム、いい奴紹介するよ」
T「そりゃ、オレのバンドのドラマーが使えないってことか?」
I「ここ常連? ジュークボックスに君の曲入ってないね」
イギーが去ってから、Tはチェックして「奴のも入ってねーじゃん」爆
I「禁煙してるんだから、1本くらい吸ってもいいだろ」って理屈も爆
▼2人の老人と話せない息子。「FXXK」の連発が可笑しい。
▼オタッキーな2人組男女。
用途のワカラン機械の発明に夢中で、作動させたらバリバリ
小難しい話にウェイターまで絡むのが可笑しい。
▼ブラックのヒップホップ系DJ?の席に来たウェイターのボブ・マーレイ/爆
「カフェインは毒だ。殺虫剤にも使われてるんだぜ」
「すごいじゃないか?」
「お前はBUGか?」爆
「洗剤を薄めてうがいすれば治る」て言われて、2人が去った後、必死でうがいするM/爆
別個な話なのに同じ話題が出てきて、微妙につながるところがまたイイ。
チェッカー模様のテーブルに置かれたコーヒーとタバコ。
「昼にコーヒーとタバコだけじゃ健康に悪いぞ」
何年も前から撮りためてたらしいけど、モノクロを基調にオシャレな雰囲気にまとまっててイイ感じ。
■『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005)(劇場にて
原作:しりあがり寿 監督・脚本:宮藤官九郎 音楽:ZAZEN BOYS
出演:長瀬智也、中村七之助、阿部サダヲ、松尾スズキ、荒川良々 ほか
ヤク中だし、ゲイだしで、ブッ飛んでるワリにけっこーシビアなお話。
“リアル探しの旅”って、クドカンっておちゃらけてる風で、
ドラマや映画にちゃんと核になるメッセージやテーマがあるのが好き。
(本人はそんなものない、とか言いそうだけど
三途の川の源流は妻。
「オレを憎んでるか?」
「あんたは弥次さんのこと憎い?」
「いや全然! それよりもっと一緒に旅がしてえんだ!」
「じゃあ私も憎んでなんかない」って泣ける。人間の愛って複雑で深い・・・
どこまでがリアルか幻想か。
しりあがり寿さんの原作を見事に1本の映画として映像化した感じ。
なんてったってサントラもイイ。ザゼンだもの
出演もしちゃって、♪タヌキの歌 だかをレゲエ調で/爆
楳図かずおさんや、中村勘九郎さんまで! アーサー王とかって/爆×1000
あとオジーキャラの古田新太さん、高校生ギャル、OLの幻想・・・
刑事はハデハデな阿部サダヲ! アドリブギャグにフツーに笑っちゃってる。カヲルさんも!
で、極めつけが「ヒゲのおいらん」 なぜか学ラン着て、ロボットダンスって!!
これだけのDVDまで作っちゃって超気になるじゃん! 舞台『キレイ』も観たいっ!
■『さよなら さよなら ハリウッド』(2002)
監督・脚本・出演:ウディ・アレン 出演:ティア・レオーニ、ジョージ・ハミルトン、トリート・ウィリアムズ ほか
久々のウディ作品。やっぱニューヨーク! やっぱJAZZ
で、恋、笑い、スラップスティックをシチュエーションコメディに戻して、ほんと楽しませてくれる!
いつものオタオタ演技も円熟味が増して、情けないけど、ハッピーエンディングがオシャレ♪
「奇病を作り上げるのが得意。立ち枯れ病なんて、木の病気だったし」て爆!
「フランスがあってよかった」爆
■『砂と霧の家』(2003)
監督:ヴァディム・パールマン 出演:ジェニファー・コネリー、ベン・キングズレー ほか
去年、劇場で観たかったが逃した。アメリカの抱える家族、移民、銃、あらゆる問題でテーマは重いが、
霧、海、家の映像が美しく、人物の想いがあたたかく、絶望ではない後味が残る。
1つの家に深い想いを投影させ、執着したが故の悲劇だが、
皆問題を抱えていても、イイ人間ばかりなのが温かくもあり、悲しい。
J.コネリーはいい女優になったなあ!
「君の家?」
「いいえ」
■『恋の門』(2004)
監督・脚本・出演:松尾スズキ 出演:松田龍平、酒井若菜、忌野清志郎、尾美としのり ほか
さすがです。松尾部長! 欲しいこのDVD。何度観ても味が濃い。
最初観た時の爽快な疾走感だけで感想メモを書こうと思っていたら、副音声までしっかり観てしまった、ただただ堪能。
夢の裏話なんか無粋なんだけど、話し手が旬の魅力たっぷりで見逃せませんv
このキャストがこの役で!爆 スズキさん、もっと出演×監督して欲しい。で、サンボサイコ〜〜〜
「変形しないで」「おとろしいことですよ、これは!」「純粋な瞳で意見を求めてる!」とか
何気ないセリフ、部長の転びそうで転ばないシーンとかのクダラなさが何度観ても笑える。
小日向さんのSMの件は必要なの爆
・・・とにかく、若菜ちゃんと部長の、短くも濃いキスシーンだけでも本作必見の価値あり
■『姑獲鳥の夏』(2004)(劇場にて
原作:京極夏彦 監督:実相寺昭雄 出演:堤真一、永瀬正敏、原田知世、阿部寛、松尾スズキ ほか
ひと言コメントするなら「意外と松尾部長が観れてよかった」
作品自体は、そんなに期待していなかっただけに、そんなに期待ハズレでもなかったw
知世ちゃんは、いつまでも透明感のあるイイ女優さんだ。
撮ったのは『帝都物語』の監督、、、なるほど。
オフィサイトもオドロオドロしくて、音響効果もあって、なかなか凝った作りで面白い。
「仏教からという話もウソっぽい。愛は執着。解脱が最終目的の仏が愛など説くはずはない」
役者が揃って、ついに京極の憑き物落とし=謎解きが始まる。
でも複雑怪奇で10%も分からなかったな とにかく堤さんが喋る喋る×2000
原作者のファンは、やはりキャラとのギャップに???だったみたい。
「人は見たいものしか見たがらないし、同じ物を見ても、主観が入るかぎり、
脳が作り出す妄想でしかない=visual reality」
なるほど、そーかも。友人と同じライヴを見ても、だいぶ印象が違うし。
何が現実かなんて、脳のフィルター、パルスを通して、自分が歪めて見せてる現象にすぎないと言える。
さて・・・松尾部長は何やらイッちゃってる役(いつもか?
Bと密会して殺人事件を見てしまい、胸にしまっておけずにビクビクしてる。平凡な役だけに難しいかも。
『イン・ザ・プール』は面白いかなあ!?
■『イン・ザ・カット』(2003)
監督:ジェーン・カンピオン 製作:ニコール・キッドマン 出演:メグ・ライアン、ケヴィン・ベーコン ほか
女性の内面を描き出す。美しい情景を信条とするカンピオンが、
NYのドロドロした血生臭い殺人事件を通して、大人の男女の寂しさと情愛を赤裸々に描いた。
M.ライアンの新境地。キッドマンも女優業辞めたら資金をもとにどんどんこういう作品を作って欲しい。
フラニー(名前も好き)に共感する女性は山ほどいるし、力強く、仕事がデキて、
女性をよく分かっている上に、繊細なマロニーは、まさに理想的なパートナーだ。
ジェニファー・ジェイソン・リーの屈折したダークな可愛さが引き立ち、
K.ベーコンの怪演は、最初誰だか分からなかったほどw
「君が心配で仕事に集中できない。面倒な女だ。何でも言ってくれよ、その通りにするから」
DVD特典は、監督らの副音声(未チェック)、撮影裏話、関連作品の予告(こーゆーのはいいかも)とスラング集。
それにしても警官ですら「バッジは本物?」と聞かざるを得ないNYの街は過酷。
なのに、住みたいと集まる人は絶えないし、刺激的な魅力は変わらない。
人間不信を抱えつつも、人の温もりを探して、日々地味に暮らすステキな人たちはたくさんいるんだ。
■『恋する幼虫』(2003)
監督:井口昇 出演荒川良々、新井亜樹、松尾スズキ、乾貴美子 ほか
んーーーーーなんだろうねw 最初、ありがちなオドロオドロしいだけの
湿っぽいジャパニーズホラーかと思っていたが、なんだろ、この共感、それに興奮。
やっぱ大人計画の面々が演じているから、その安心度が大きいのかも。
別の俳優だったら、話題の異色作ってだけで許されない範囲だもん/爆
『鉄男』の田口トモロヲみたいに。
「あり得る痛みだな。けっこーイケる」て気を失いかける芝居はサイコー/爆
「あんたの血は身勝手な味しかしない」て名ゼリフ。
「なぜできない! そうしたいのに!」「行くわ」「どこへ?」「温泉でも」爆
町は感染者だらけなのにスルー で、なぜか首なしのA、そのまま部屋デート/爆
「もっとそばに行っていい?」
ここまでやらないと受け入れられなかったんだ!
深夜に恋人のために中華を作る部長。でも、こーゆー偏執的な人いそう。
「こんなオッサン好きになってくれる、君みたいなコ、もう現れないもの」
男女ってほんと不思議なバランスで成り立ってる。
“君のため”が単なるエゴだったり、自己犠牲だってほどほどにしなきゃ!
ま、それでも互いがハッピーなら・・・ありか?
【イベントメモ】
「お台場お笑い道」@studio DREAM MAKER 2005.6.4
「キレイ 〜神様と待ち合わせした女〜」@Bunkamuraシアターコクーン 2005.7.29
【ライヴレポ(追加で別記)】
DOWNBEAT DELUXE@CLUB CITTA' 2005.4.10
スカパラ@品川プリンス ステラボール 2005.4.12
PE'Z REALIVE TOUR 2005 春〜テノナルホウへ〜@渋谷クアトロ 2005.5.2
PE'Z REALIVE TOUR 2005 春〜テノナルホウへ〜@渋谷クアトロ 2005.5.6
ブラサキ presents スナック宇宙@下北沢440 2005.5.23(これが初スナック宇宙か!?
ブラサキ@Club Doctor 4周年(+1)記念 2005.6.30
勝手にしやがれ TOUR 2005 “オール・ブルーズ”@リキッドルーム 2005.7.7