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Channel: メランコリア
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『宇宙遊星間旅行』 中江嘉男/作 ポプラ社

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これも板橋区立中央図書館で気になって借りた
とても幻想的なタイトルと絵に惹かれた
大型本でハードカバー

これを読む前の晩
吉濱さんの夜深く眠るための YouTube 動画の朗読を聞いていて
その話とリンクした

君がよく眠れますように

結局、吉濱さんの本の内容が面白くて
午前2時から眠ろうと思っても眠れないから
いつもの528hz の音楽に切り替えたんだけど/笑

寝落ちする優しく切ない睡眠音楽とソルフェジオ周波数で壊れたDNA、細胞を修復しながら体と脳を熟睡モードにして眠りの世界へ…



最初のページに
“一度も望遠鏡を覗くことのなかった天文学者ティコ・ブラーエのために”
とある
知らない名前なのでちょっと気になる

ひとつの村のような地球の絵があって
これだけシンプルだったら物事もいろいろ簡単に済むのになあと思いつつ
少なすぎても、それはそれで不都合が生じるかなと思ったり







斜視を気にしていつでも望遠鏡を目に当てている少女の物語
その望遠鏡が見せてくれた宇宙の話はとても深くて何気に勉強になる

所々専門的で分からない部分もあったけれども
全体的なストーリーとしては
この少女が自分を見つける感じのお話


【内容抜粋メモ】

第1章 焦点
チコはいつも望遠鏡を持って片時も離さない
自分が斜視であることを気にして
他の人に気付かれないように望遠鏡を覗く格好をする






ある日いつものように望遠鏡を構えると
眼にくっついて離れない
そして勝手に焦点を合わせ出した

焦点は空から宇宙へ出てしまう


目の中に銀河がある絵は
一人一人の中に宇宙があるっていう説を
わかりやすく伝えてる気がする







やがて望遠鏡は光に焦点を合わせる
そこには一人の星が座っていた







私はいつもあなたを見ていました
あなたは私の惹かれている星に似ています
あなたのような帽子をかぶった星です

土星のことでしょう
土星に惹かれているなら土星に会えばいいのに



星は自分の内側へと案内する

望遠鏡の特色の説明が入る


立派な居屋敷の中に入る







第2章 対話




あなたの目は光がなくては物が見えません
しかし光がなくても見えるものがあるはずです

ここが光ならとても速いはずなのに
あなたは動いてない

私とあなたがはぐれないように
望遠鏡が時間と空間が一定になるように合わせてくれているのです
これは望遠鏡にとって大変なことです

光って1番速いんでしょう?

宇宙にはもっと速いものがあります
思考速 思いを巡らす速さのこと 想像する力

太陽の光があなたの目に入るまで何秒かかかるけれども
太陽を思い浮かべるのには一秒もかからない

ここに重力の説明が入る

重力は地球の引力と自転による遠心力との合力で
地表の水平面に対して垂直に質量に比例して働くが
真空中の物体は質量と関係しない

この最後の部分がよくわからないな



星:
地平線はより速い速度で遠ざかっている
地平線よりもっと速いのは宇宙の果て
宇宙の果てが分かるとすれば
それは光速か思考速が追いついたということになる

分からないということは、意外に近くにあるのかもしれない
近すぎて見落としてしまうことがあるから

あなたに一番近いのはあなた自身です
望遠鏡はあなたに見せたいものがあったのです



この部屋の中で探してみようとすると吸い込まれそうになる







この部屋は一方通行の部屋です

次元の説明が入る
次元は低いほうの空間を見ることができるが逆はムリ



あなたの見ている私は過去の私です
私は過去から未来へ向かっている永い光の線で
その途中の部分があなたと会っているのです

私には今は今だという事くらいは分かるわ

光に速さがある以上、今もあるとは限らない
これは今というものを分かりやすくした
過去と未来の境目の一瞬の点です







何も見えなくなったのは
あなたが存在していても、面積、体積がない点になったため
点である自分を見るには、思考速で抜け出せば良いのです

望遠鏡があなたをここに連れてきたのは
あなたを遠くから見せるために試みました
あなたがいつも眼のことを気にして
自分を覗いているということをとても気遣っていたのです


私は気づかなかった
私のために望遠鏡が壊れてしまう
恕(ゆる)してくれるかしら(この文字初めて見た



第3章 輪廻
星は新星であり、新しい星という意味ではなく
重い星は力を使い果たすと中心部が爆発的に潰れて外側は吹き飛んでしまう

その時の光があまりに明るいために
新しい星が誕生したように見える
その輝きは星の終焉を意味する


いよいよお別れです
星は輝きを増して銀河中が明るくなるほどだ







その輝きで照らし出された土星が宇宙の華のようになった







見失わないように
と言う光の微かな声が聞こえ

見慣れた部屋に戻ると
望遠鏡から目を離し、そっと抱きしめる
と同時に望遠鏡は壊れて果てた



後記
宇宙は百数十億年前に、爆発と膨張が始まったと言われる
そこから素粒子、元素ができて銀河や星が作られたという

我々の銀河系では2000億個の恒星が集まってできている
その直径は光速で10万年

太陽系の太陽から3番目
光速で8分18秒のところにあるのが地球
(すごく近くない?!てびっくりした

この絵本は心の宇宙のお話です
あとはあなたの思いを巡らす速さに乗るだけです



読んだ後、眠くなって一度寝落ちした
眠りの中でこの物語をもう一度咀嚼していたのかもしれないな









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