■土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」
第2回はこちら。
第3回はこちら。
●第4回「トラベルヘルパー」
原作:村上龍
出演:小林薫、安田成美、麿赤兒 ほか
「旅に出た理由? ちょっと死にたくなってねぇ・・・」
▼story(ネタバレ注意。話を最後まで書いちゃいました
ベテランの長距離トラック運転手だった下総源一は、リストラされてから、古本屋で100円の文庫本を買って、
好きな日本茶を淹れ、日本文学に浸るのを秘かな楽しみにしている。
昨今、長距離ドライバーの過酷な労働条件による事故などの理由で、年齢管理が厳しくなった諸事情が関係している。
両親は5歳の時に離婚して、祖母のもとに預けられた。80代で亡くなるまで現役で海女をしていた祖母。
源一は無口な子どもだったが、海女たちが海から戻って、体を温めるためにとにかく大声で喋りまくるのを聴いて育ち、自分もお喋りになってしまった
運転手になってからは、ホステスのもとに通い、1年ごとに女を変え、一人身がラクだと思っていたが、
「でも寂しい。誰かと喋りたい!」
いつもの古本屋で、口の悪い店主(麿赤兒さんイイねえ!)から「貧乏人に読ませる松本清張なんてないよ!」などと言われていると、
上品で美しい、独身女性と思われる堀切彩子に出会いひと目惚れする(寅さんみたいw
すぐにお茶に誘って、物流について熱く語る。
「物は運ぶことで人の役に立つんですよ」
ケータイにはPCアドレスしか教えてくれなかったことを気にする源一。
古本屋店主からは「あの人はワケありだから気をつけたほうがいい」と忠告される。
「おいらくの恋なんかオレのガラじゃねーよw」
何度かお茶して、元は小学校の教師をしていたことは分かった。もっと知り合いたくて夕食にも誘う。
「ゼロの焦点」をすすめて真犯人まで話しちゃう(コレは一番やっちゃいけないよね
彩子「人は何を隠して生きているか分かりませんね」
源一「オレは、(昔の祖母と海女らのような)あんなに温かい雰囲気を味わったことがない。
この先、アヤコさんと・・・もし、なにか困ったことがあればゆってください。力になりたいと思っています!」
家に戻り「オレは一体、アヤコさんを何にしたいんだ!」と自分を問い詰める源一。
その後、突然アヤコから「もう会わない」と言われ、うろたえる源一。
「会いたい! 声が聴きたい! 顔が見たい! オレの人生がメチャクチャになってもイイ」
源一は、店主から住所を聞いて家を訪ねる。
(「今どき、そんな幅の広いネクタイしてる人いないですよ」とネクタイを貸してくれる同僚さんも、優しいなあ!
アヤコの夫は難病で重度の障害者だった。
「気持ちは少しも変わってない。力にならせてください!」
それでも頑なに帰ってくれと言われてしまった。
そして、故郷の砂浜で、5歳の頃の自分と話す。
「お前も寂しいのか? お前、父ちゃんが好きだったからなあ。
だけど、お前の父ちゃんも死ぬまで寂しい人だった。だからオレも寂しいんだ」
「寂しいって誰かにゆったの?」
「誰にも言わない。誰からも言われない。そんな人間がこの先、生きている価値なんてあるのか?」
そこに「トラベルヘルパー」の職員が来て、声をかけられる。
車イスの障害者を旅行に送り迎えしたりして世話をしているのだという。
昔の記憶がふとよみがえる。
祖母「源一、寂しいことはしゃーない。自分のやりたいことをやらなあかんで」
源一「おばあちゃん。ありがとう」
原田美枝子さんもパート役でチラッと出演していたv
第2回はこちら。
第3回はこちら。
●第4回「トラベルヘルパー」
原作:村上龍
出演:小林薫、安田成美、麿赤兒 ほか
「旅に出た理由? ちょっと死にたくなってねぇ・・・」
▼story(ネタバレ注意。話を最後まで書いちゃいました
ベテランの長距離トラック運転手だった下総源一は、リストラされてから、古本屋で100円の文庫本を買って、
好きな日本茶を淹れ、日本文学に浸るのを秘かな楽しみにしている。
昨今、長距離ドライバーの過酷な労働条件による事故などの理由で、年齢管理が厳しくなった諸事情が関係している。
両親は5歳の時に離婚して、祖母のもとに預けられた。80代で亡くなるまで現役で海女をしていた祖母。
源一は無口な子どもだったが、海女たちが海から戻って、体を温めるためにとにかく大声で喋りまくるのを聴いて育ち、自分もお喋りになってしまった
運転手になってからは、ホステスのもとに通い、1年ごとに女を変え、一人身がラクだと思っていたが、
「でも寂しい。誰かと喋りたい!」
いつもの古本屋で、口の悪い店主(麿赤兒さんイイねえ!)から「貧乏人に読ませる松本清張なんてないよ!」などと言われていると、
上品で美しい、独身女性と思われる堀切彩子に出会いひと目惚れする(寅さんみたいw
すぐにお茶に誘って、物流について熱く語る。
「物は運ぶことで人の役に立つんですよ」
ケータイにはPCアドレスしか教えてくれなかったことを気にする源一。
古本屋店主からは「あの人はワケありだから気をつけたほうがいい」と忠告される。
「おいらくの恋なんかオレのガラじゃねーよw」
何度かお茶して、元は小学校の教師をしていたことは分かった。もっと知り合いたくて夕食にも誘う。
「ゼロの焦点」をすすめて真犯人まで話しちゃう(コレは一番やっちゃいけないよね
彩子「人は何を隠して生きているか分かりませんね」
源一「オレは、(昔の祖母と海女らのような)あんなに温かい雰囲気を味わったことがない。
この先、アヤコさんと・・・もし、なにか困ったことがあればゆってください。力になりたいと思っています!」
家に戻り「オレは一体、アヤコさんを何にしたいんだ!」と自分を問い詰める源一。
その後、突然アヤコから「もう会わない」と言われ、うろたえる源一。
「会いたい! 声が聴きたい! 顔が見たい! オレの人生がメチャクチャになってもイイ」
源一は、店主から住所を聞いて家を訪ねる。
(「今どき、そんな幅の広いネクタイしてる人いないですよ」とネクタイを貸してくれる同僚さんも、優しいなあ!
アヤコの夫は難病で重度の障害者だった。
「気持ちは少しも変わってない。力にならせてください!」
それでも頑なに帰ってくれと言われてしまった。
そして、故郷の砂浜で、5歳の頃の自分と話す。
「お前も寂しいのか? お前、父ちゃんが好きだったからなあ。
だけど、お前の父ちゃんも死ぬまで寂しい人だった。だからオレも寂しいんだ」
「寂しいって誰かにゆったの?」
「誰にも言わない。誰からも言われない。そんな人間がこの先、生きている価値なんてあるのか?」
そこに「トラベルヘルパー」の職員が来て、声をかけられる。
車イスの障害者を旅行に送り迎えしたりして世話をしているのだという。
昔の記憶がふとよみがえる。
祖母「源一、寂しいことはしゃーない。自分のやりたいことをやらなあかんで」
源一「おばあちゃん。ありがとう」
原田美枝子さんもパート役でチラッと出演していたv