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世界少女名作全集 8 ローズの季節 ルイザ・メイ・オルコット/著 岩崎書店

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1973年初版 1986年 第13刷 村岡みどり/訳 山中冬児/装幀・口絵 小野沢亘/挿絵

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


ルイザ・メイ・オルコット作品が大好きになって
「世界少女名作全集」にあるだけ読もうと借りてみた

周りを明るく照らす少女が主人公で、文章の品の良さは、ポリーと同じ
両親を亡くし、いとこはスコットランド出身て『キャンディキャンディ』みたいな設定


【内容抜粋メモ】

登場人物
ローズ・キャンベル 父母を亡くした少女
アレック叔父 後見人 船の医師
プレンティ大おばさま
ピース大おばさま
マイラおば 娘キャロラインを病死させたことで過保護にする
フェーブ 女中 孤児
デビーばあや

いとこ
アーチー、ジョーディ、ウィル、ジェミー ブラッツ家 ジェシー叔母
チャーリー クララ叔母の一人息子
マック(本の虫)、スティーブ ジェーン叔母の息子



●はじめての友だち




ローズはキャンベル家に1週間前に引き取られてきた
幼い頃に母を亡くし、13歳まで父に大切に育てられたが
その父も亡くなり、プレンティ、ピース大おばさまの家に来た

女中のフェーブがいろんな鳥の鳴きまねをしているのに感動して
同じ孤児という見の上も重なり、仲良くなる









●7人のいとこたち
アーチー、ジョーディ、ウィル、ジェミー ブラッツ家
チャーリー クララ叔母の一人息子
マック(本の虫)、スティーブ ジェーン叔母の息子








●後見人のアレックおじさま




ローズの父から娘をたのむと言われた
眠れないというローズに濃いコーヒーを止めて、搾りたての牛乳をすすめる

マイラおばさまはローズが母に似て病弱だからと
たくさんのクスリを飲ませていたのもやめさせる
代わりに黒パンで丸薬をつくって、必要な時に飲ませる作戦を立てる







アレック:
子どもらしく活発に生活すれば顔色も戻るだろう
1年間任せてほしい と叔母らを説得

息切れをしているローズの服のきついバンドをゆるめさせて
成長期の子どもにこんな服を着せるのはナンセンスだと言う

アレック:本当の美しさは健康から生まれるんだよ

父のための喪服を脱がせて、明るい洋服に着替えさせると
ローズの美しさが際立ち、明るい笑顔も戻る

日当たりの良い叔母の部屋をローズの部屋に改装








●フェーブの秘密
7月4日の独立祭で花火をあげる計画でウキウキするフェーブ
アレックはローズをボートに乗せて燈台に連れて行く







7人のいとこと一緒に水着を着て泳いだり、キャンプをして楽しむ
アレックはいとこたちの見本となるよう、好きなタバコをやめたと話す

アレック:犠牲の心は一番尊いものの1つだ

それを聞いたローズは、一番盛り上がる花火をフェーブに見てもらおうと
家事を引き受ける

いとこたちは、ローズがいないのをつまらなく思い
“変わり者”だと決めつける


●かわいそうなマック
マックは重い日射病になり、本を読みすぎて目に包帯を巻かれる
ローズは毎日、何時間でも本を読んであげてなぐさめ
あと1年は眼帯をして絶対安静にしていないと、失明してしまうと打ち明ける







いとこたちはマックを楽しませるために、いろいろするが
逆に疲れさせてしまっていることに気づかない
ローズは早く出て行くように注意して、やっと気づいて謝る


●たのしい誕生日
みんなはアトキンソン家を訪ねる

10月12日はローズの誕生日
目を覚ますとフランクから子猫のコメットをもらう

マックの子馬パーキンスに乗り、アレックを驚かそうとして転げ落ちる
夜、寝室に行くと父母の肖像画がアレックからプレゼントされる


●耳かざり事件
足をくじいたローズは3週間、長椅子で横になる

気取り屋のアナベル・ブリスが見舞いに来たが
女中のフェーブと仲良しと聞いて、友だちがいなくて気の毒だと言う







父が買ってくれたピアスを自慢すると、ローズは羨ましくなり
アナベルが耳に針で穴を開ける

アナベル:ここに何度も絹糸を通して、毎晩クリームをすりこめばいいわ
(こわすぎる・・・/汗

ジェミーがそれを見ていて、家族に話し
アレックも今回は許してあげようと折れる


●パンとボタン穴
ローズはなにか仕事をしたいと話し、プレンティ大おばから家政の勉強に励み
すぐにカンペキなパンを焼く

ピース大おばからは手芸を習い、アレックの部屋着をつくる


●約束
アーチーとチャーリーがタバコを吸っているのを見て心配し
アレックがみんなの手本になるために止めていることを話すと反省する

その代わり、ローズのピアスも止めたまえと条件を出され
いとこたちに約束し、時計の鎖にピアスをつけて誓う


●おしゃれ教室
大おばに買ってもらった最新流行の服は、重く、窮屈







アレック:
歩けない散歩服など、デザインとして大失敗だと思います
飾りがゴテゴテついているのも美しいとは言えない
さっぱりした健康な人を見れば、みんな振り返りますよ


●がいこつさん
ローズはアレックから骨について勉強する

アレック:
自分の神経や体のことが分かれば大事にするでしょうし
つまらない取り越し苦労をせずにすむ

マイラ:どうせ一度は死ぬんだから、どこが痛かろうが大したことではない

ローズ:いつか死ぬと分かっていても、生きている間は楽しく過ごしたい

ローズは退屈したマックも誘い、2人ともとても楽しく過ごす







マック:
どうして僕たちがしくじらないように注意してくれないのかしら
病気になってかからやかましく注意されても手遅れなのに(未病の話だな

アレック:
僕はやかましく言ってきたが、みんな聞き入れない
先生やお母さんたちもよく子どもに話してやらなきゃいけないね

マック:でも、母は家のこと、父は仕事で忙しいからヒマがない

アレック:今後は、分からないことをすっかり僕に話しなさい

いとこたちが骸骨で遊んでいると、アレックは貧しい男性が珍しい病気で来て
同じ病気の人を助けるために提供したと話すと、いとこらは丁寧にケースにおさめる
(昔の標本て、ほんものの人骨だったのか・・・/汗








●クリスマス




ローズはフェーブに靴下を持って部屋に呼び、2人で何が入っていたか見せ合う
ローズはスケート靴とそりももらい、早速、凍った小さな池で試しに滑る

ジェシー夫人の夫のジェム船長がサプライズゲストとして帰宅して感動する








●あまのじゃく
1月のとくに寒い日、マイラ叔母はローズを外に出すことに反対する
アレックは年中、叔母から注意されることに飽き飽きして
ローズが外出する許可を出す

マックはローズとの約束をすっかり忘れて
長時間待たされたため、凍傷にかかってフラフラで帰ってくる

肺炎になって、アレックはつききりで看病する
マックは反省して、夜中に見舞いに来て、ローズは許す








●小さなクラス
アレックは旧友が重病で往診に出かけ
ヒマになったローズは泣いているフェーブに声をかける
フェーブは勉強したくても道具も本もなくて困っている

そうと知らず、たくさん持っているのに分けてあげなかったことを反省し
今日から先生になって教えてあげると約束

フェーブはむさぼるように吸収し、アレックはフェーブも学校にあげてあげようと約束


●仲直り





親友同士だったアーチーとチャーリーはささいなことでケンカして口をきかない
大人のマネをしてシャンペンを飲んで頭痛を訴えるチャーリーに注意して
アーチーに謝ったほうがいいと忠告すると
チャーリーは怒って、ピアスの約束を破ったから返すと言う

ローズ:約束を破ったのはあなた 紳士じゃないからもう信用できない

大人しいローズが珍しく怒ったため、驚いたチャーリーは家まで送り
その後、2人はまた仲良しに戻る


●おじさまとともに
ローズを預かって1年が経ち、来たばかりの病弱な姿と
今の健康な姿の写真を叔母たちに見せると一目瞭然で
今後もアレックが面倒をみてもいいかと問う

アレック:
ローズは病気はないが、母の体質を受け継いで、芯はそれほど強くない
感じやすい心が体をすりきってしまわぬよう守らなければならない
ローズ自身に自由に選ばせようと思う

ローズは叔母といとこらから自分の家に来るようすすめられるが
アレック叔父が一番、自分を欲しいと思っているのを知っているため
迷わず叔父を選ぶ








■解説

ルイザ・メイ・オルコット
1832年生まれ
父ブロンソンは哲学者で教育に熱心なため、学校を造るため家族は大変苦労した
母はボストンの名家生まれで、物の足りなさを心の豊かさで補った

オルコットの子どもは、アメリカ文学史に名を残す
エマーソン、ホーソン(『巨人岩』)の子どもと仲良しだった

ルイザは、小さい時から母を手伝い、すべての経験を書きつけた
その体験をもとにした創作で初めて世に知られた

本書の原題は『8人のいとこたち』




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