■『十八歳、海へ』(1979年)
原作:中上健次 監督:藤田敏八
出演:永島敏行、森下愛子、小林薫、島村佳江、下絛アトム、鈴木瑞穂、小沢栄太郎 ほか
「私は世界に用がない。世界も私に用がない。波は私を運ぶためにあるんじゃない。
すべては諦めのために。。。」
永島敏行さん出演作シリーズ。
藤田敏八さんと言えば『ツィゴイネルワイゼン』に出てた人だ/驚
それに、小林薫さんが当時28歳で(新人)て書いてあってビックリ!
あんまり若いから最初はまさか・・・?と思ったけど、やっぱり薫さんて分かったv
薫さんを映画で観た記憶の最初は『ウンタマギルー(1989年)』あたりかな。
一見「いい子」が「生きづらさ」でドラッグにハマって死に至る、っていう現代の若者の話にリンクした映画だった。
▼trailer
▼story(ネタバレ注意
大学の模擬試験の結果発表でビリだった桑田は、トップだった有島佳が気になり、鎌倉の海に誘う。
「バカねぇ、母親の話なんかして私のこと口説けると思うの? 口説くつもりで、ここへ誘ったんでしょ?」
「ええ、まあ、できれば」って、正直にゆって照れてるシーンが可愛いw 「・・・だじぇ」て、どこの方言だろう?
お金がない桑田は「青かんでもいいけど」と言うと、「何それ? 果物? 美味しいの?」「バカ、大きい声出すなよ!」
そこに暴走族がやってきて、リーダーを追い抜いたとかで因縁をつけ、
桑田らと同じ大学で5年も浪人してる森本英介と対決となる。
「1対1で死にっこしよう」
服にたくさん石を詰めて海に入り、どちらが長くもつか。佳はその様子を見て、異様に興奮する。
「太宰治よ、知らないの?」
翌朝「あ〜あ、結局何もないまま朝になっちゃったよ」と残念がる桑田は、「オレたちもアレ、やってみるか?」
と、昨晩見たように2人で服に石を詰めて海に歩き出す。
それを見ていた、おじいさん・大八木が心中だと思って助けに来る。
豪邸で服を乾かしてもらい、大金の小切手までもらう。
大学で森本を見かけた佳は、隣りに座る。
森本は、夜はホテルでボーイをしてると話し、どこかと聞かれて仕方なく名刺?を佳に渡す。
佳は早速、桑田を誘って、そのホテルに行き、また心中に見せかけた詐欺をしようと誘う。
それを森本にも話したたため、気になって仕事が手につかなくなる。
2人は睡眠薬を飲んで救急車で運ばれる。
金をもらおうと思って書き残した大八木の連絡先を書いたメモは森本がポケットにしまって、佳の姉・悠に渡す。
悠は、妹と桑田を引き離すため、ロタ島へ2人で行くから切符を渡してほしいと頼む。
森本は佳に断られ、悠に返す際、急に欲情してキスを迫る。
悠と森本はロタ島へ行き、2人で過ごし、これきりの約束を交わす。
悠は妻子ある男性と3年付き合って、最近別れた話をする。
桑田と佳が暮らしていたのは桑田の友人宅で、「全然気にしないけど、オレの食事の世話もよろしくお願いします」と言われて
持病の偏頭痛が悪化して倒れる佳。
「頭の中にジェット機が飛んでるみたいなの」
佳は森本に電話して2人で泊めてもらう。
「命って息が苦しいってことだって分かったの」
「まだバカなこと考えてんのか?」
「やってもいいけど、騙す相手がいないのよね」
「1人いるよ。お前らがその気なら金取っていい奴が」
森本は悠のもとを突然訪ねて泊めてくれと頼み、強かんするように襲う。
森本が桑田と佳を連れていったのは、箱根の高級ホテル。
2人は庭に寝ていると、佳「いい枝ねえ」と首吊りの真似をしようと言い出す。
すぐ切れるロープの縛り方をした桑田は、すぐ落ちるが、佳はギリギリまでぶらさがり、
「辛くて、辛くて、とってもいい気持ちさ」
「あの2人にはこの夏しかなかったのよ。この次の夏は思い浮かばなかったのよ、きっと」
【DVD特典の紹介文抜粋】
原作:中上健次 監督:藤田敏八
出演:永島敏行、森下愛子、小林薫、島村佳江、下絛アトム、鈴木瑞穂、小沢栄太郎 ほか
「私は世界に用がない。世界も私に用がない。波は私を運ぶためにあるんじゃない。
すべては諦めのために。。。」
永島敏行さん出演作シリーズ。
藤田敏八さんと言えば『ツィゴイネルワイゼン』に出てた人だ/驚
それに、小林薫さんが当時28歳で(新人)て書いてあってビックリ!
あんまり若いから最初はまさか・・・?と思ったけど、やっぱり薫さんて分かったv
薫さんを映画で観た記憶の最初は『ウンタマギルー(1989年)』あたりかな。
一見「いい子」が「生きづらさ」でドラッグにハマって死に至る、っていう現代の若者の話にリンクした映画だった。
▼trailer
▼story(ネタバレ注意
大学の模擬試験の結果発表でビリだった桑田は、トップだった有島佳が気になり、鎌倉の海に誘う。
「バカねぇ、母親の話なんかして私のこと口説けると思うの? 口説くつもりで、ここへ誘ったんでしょ?」
「ええ、まあ、できれば」って、正直にゆって照れてるシーンが可愛いw 「・・・だじぇ」て、どこの方言だろう?
お金がない桑田は「青かんでもいいけど」と言うと、「何それ? 果物? 美味しいの?」「バカ、大きい声出すなよ!」
そこに暴走族がやってきて、リーダーを追い抜いたとかで因縁をつけ、
桑田らと同じ大学で5年も浪人してる森本英介と対決となる。
「1対1で死にっこしよう」
服にたくさん石を詰めて海に入り、どちらが長くもつか。佳はその様子を見て、異様に興奮する。
「太宰治よ、知らないの?」
翌朝「あ〜あ、結局何もないまま朝になっちゃったよ」と残念がる桑田は、「オレたちもアレ、やってみるか?」
と、昨晩見たように2人で服に石を詰めて海に歩き出す。
それを見ていた、おじいさん・大八木が心中だと思って助けに来る。
豪邸で服を乾かしてもらい、大金の小切手までもらう。
大学で森本を見かけた佳は、隣りに座る。
森本は、夜はホテルでボーイをしてると話し、どこかと聞かれて仕方なく名刺?を佳に渡す。
佳は早速、桑田を誘って、そのホテルに行き、また心中に見せかけた詐欺をしようと誘う。
それを森本にも話したたため、気になって仕事が手につかなくなる。
2人は睡眠薬を飲んで救急車で運ばれる。
金をもらおうと思って書き残した大八木の連絡先を書いたメモは森本がポケットにしまって、佳の姉・悠に渡す。
悠は、妹と桑田を引き離すため、ロタ島へ2人で行くから切符を渡してほしいと頼む。
森本は佳に断られ、悠に返す際、急に欲情してキスを迫る。
悠と森本はロタ島へ行き、2人で過ごし、これきりの約束を交わす。
悠は妻子ある男性と3年付き合って、最近別れた話をする。
桑田と佳が暮らしていたのは桑田の友人宅で、「全然気にしないけど、オレの食事の世話もよろしくお願いします」と言われて
持病の偏頭痛が悪化して倒れる佳。
「頭の中にジェット機が飛んでるみたいなの」
佳は森本に電話して2人で泊めてもらう。
「命って息が苦しいってことだって分かったの」
「まだバカなこと考えてんのか?」
「やってもいいけど、騙す相手がいないのよね」
「1人いるよ。お前らがその気なら金取っていい奴が」
森本は悠のもとを突然訪ねて泊めてくれと頼み、強かんするように襲う。
森本が桑田と佳を連れていったのは、箱根の高級ホテル。
2人は庭に寝ていると、佳「いい枝ねえ」と首吊りの真似をしようと言い出す。
すぐ切れるロープの縛り方をした桑田は、すぐ落ちるが、佳はギリギリまでぶらさがり、
「辛くて、辛くて、とってもいい気持ちさ」
「あの2人にはこの夏しかなかったのよ。この次の夏は思い浮かばなかったのよ、きっと」
【DVD特典の紹介文抜粋】