■『ジ、エクストリーム、スキヤキ』(2013)
監督:前田司郎
出演:井浦新、窪塚洋介、市川実日子、倉科カナ ほか
テーマ曲:ムーンライダーズ
「忘れたいこともあるけど、そう都合よくできてないね」
これが映画監督デビュー作なんだ/驚 俳優とかもやってて、これからいろんなことが始まるって感じ。
井浦新さん出演作シリーズ。窪塚くんとの共演で、軽いラヴコメかと思っていたら、想像以上の面白さ!
まず、とめどもないセリフの掛け合いがいちいち笑っちゃう。バカっぽいんだけど、余計な知識がない分、独創的なんだよね
新さんと、窪塚くんの役は取り替えてもよかったと思うけど、敢えてこうしたのが新鮮
鬼太郎みたいな髪型と、あの喋り方とか、また全然違った顔が見れた。
市川実日子さんも好きな女優さん。いい意味で「女」っぽくないところが。飄々としてて、素な感じ。
窪塚くんが全然歳とってないのも奇跡/驚
観た後に大きな謎が残る。死んだのは誰か???
ミネムラという友だちが亡くなって、それをずっと引きずってた洞口が、昔の仲間に会ってから
自殺を図ったって考えるのが自然かと思ったけど、奇跡的に死んでない風だったし。
(よくよく考えて、ネットも検索して、分かった感じ
でも、こうゆう仲間っていいなあ。遅れた青春みたいな。
学生の頃の思い出なんてほとんど思い出せないし、ダブルデートで海とか、あり得ないもんなあ
男女同士で、こんなに素でココロの内側を話せるって、私にしてみたら奇跡みたいなもんだ。
4人のストーリーのほかは、なんの小細工もなく進んでいく。
シンプルだけど深い。めっけものの1本v
追。
温泉シーンで高良健吾くんに似てるなぁと思ってたら、本人だったw
音楽もイイなと思ったら、ムーンライダーズだし
で、やっぱり新さんてまばたきが多いのは素?
それから、豚肉だとスキヤキじゃないの???
▼story(ネタバレ注意
洞口が山中の橋から投身する。
洞口が15年ぶりに、学生時代つるんでた大川の家に突然やって来る。
大川「ゆっとくけど、京子のこと、許したわけじゃねーからな」
縁を切ったってゆったのに、「だから、つなげたんだよ」「え、それって切ったりつないだりできるもんなの!?」爆
スケボーをかついでる洞口に「スケボーできんの?」「乗るだけならな。動いてると乗れないけど」w
大川は、ジャングルに行って冒険映画を撮る夢がある
「あれ(飛行機)に乗って海外行きたい」「あれ、国内線だよ」w
大川はコンビニのバイトをしていて、そのバイト仲間で知り合った楓と同棲中。
大川と洞口はアキバにカメラを見に行こうとして、関係ない場所に来てしまう。
「オレら、カッコよくない?」
「なに、見た目? カッコいーよ」
「だろ!? オレもいちいちそんなこと確認したくなかったけど。じゃ、なんで彼女いないんだろ?」
「社会性に問題があるから?」
「それってよっぽどじゃない?」
なぜか仏具屋に入って、如来像を買ってしまう洞口w
ここでの菩薩なんかについての会話も面白すぎ!
「仏さまだって人間じゃん」「そうなの?」「インド人だよ」「カレー食べてた?」「食べてたと思うよ。いいやつ」
トッコ?を見て、何に使うかって話になって「髪の毛のクルクルになってるの(螺髪)、あれをこれでやるんじゃない?」
「あれってパーマなの?!」「だって、パンチあててんじゃん」「テンパだろ?」(なんか『聖☆おにいさん』みたいになってる/爆
洞口「なにか力を取り戻したいんだよ!」
京子は、女性社員が2人しかいない地味な会社で、地味な中年社員・鈴木と、いつも別れようと思いつつもズルズルと付き合っている。
「別れるってゆってんのに気づいてないんだよね」
「なにそれ、ゾンビみたいじゃん。死んでんのに気づいてないみたいな」
「え、気づいてないの?」w
「急に亡くなるんだよね、ヒトって、ヤダなあ・・・」
大川と洞口は「クルマでどっか行かない?」て話になって、なぜか京子と楓と4人であてもなく出かける。
学生の頃はよく、ミネムラ、ミユキ、京子と4人で旅行に行ってたと話す(あれ? 大川、洞口を足したら5人じゃない???
洞口が、新卒から入って働いていた会社を去年急に辞めた理由が知りたいという京子。
「合わなかったってゆうか」
「え、気づくの遅くない?」
「いや、気づいてたんだけどさ、最初っからさ、でも、そんなので辞めてもダメだと思って」
「なにかあった?」
「そんな急じゃないってゆうか、流れの中のことだったから。流れがあるでしょ、ビョーンてのがあるじゃん」
「このビョーンって私?」
「まあ、今こうしてることとかさ」
大川がブーメランを自信満々で海に投げ、戻って来ないから、洞口がいいセリフを言った後の展開もイイv
京子「あの人変わってないよねえ!」
大川「変わってない風を装ってるだけじゃない? だって変わってないはずないでしょ。15年だかんね」
家に帰ってスキヤキしようと思ったが、戻るのも面倒臭いからと、ホテルで1泊することにして、
京子がスマホで見つけたのはしょっぱい旅館
1部屋4人で飲んだり、食べたりして、大川と楓が寝た後に、洞口と京子が話し始める。
京子「(ミネムラのことを)忘れてたってゆうか、思い出さなくなってたっていうか。
デボン紀とかあんじゃん。その紀が変わった。あの時がデボン紀で、今が現代」
洞口「それってさ、そうとう離れてるけど、だいじょうぶ?
オレはさ、けっこうデボン紀だった。オレのデボン紀、けっこう長かった。まだ終わってない」
「次の紀に行ったほうがいいよ。昔って確定しちゃってるじゃん。もう起きちゃったことでしょ。
だから、どうしてもそっちのほうばっか見ちゃうけど、まだ決まってない、不確定な、真っ暗なほうを見ていかなきゃ。
“お先真っ暗”とかいうでしょ? でも、そっち見ないとさ。未来なんて真っ暗でしょ? まだ分かんないんだから」
結局、外でスキヤキをする。終わり方は突然だったな。
監督:前田司郎
出演:井浦新、窪塚洋介、市川実日子、倉科カナ ほか
テーマ曲:ムーンライダーズ
「忘れたいこともあるけど、そう都合よくできてないね」
これが映画監督デビュー作なんだ/驚 俳優とかもやってて、これからいろんなことが始まるって感じ。
井浦新さん出演作シリーズ。窪塚くんとの共演で、軽いラヴコメかと思っていたら、想像以上の面白さ!
まず、とめどもないセリフの掛け合いがいちいち笑っちゃう。バカっぽいんだけど、余計な知識がない分、独創的なんだよね
新さんと、窪塚くんの役は取り替えてもよかったと思うけど、敢えてこうしたのが新鮮
鬼太郎みたいな髪型と、あの喋り方とか、また全然違った顔が見れた。
市川実日子さんも好きな女優さん。いい意味で「女」っぽくないところが。飄々としてて、素な感じ。
窪塚くんが全然歳とってないのも奇跡/驚
観た後に大きな謎が残る。死んだのは誰か???
ミネムラという友だちが亡くなって、それをずっと引きずってた洞口が、昔の仲間に会ってから
自殺を図ったって考えるのが自然かと思ったけど、奇跡的に死んでない風だったし。
(よくよく考えて、ネットも検索して、分かった感じ
でも、こうゆう仲間っていいなあ。遅れた青春みたいな。
学生の頃の思い出なんてほとんど思い出せないし、ダブルデートで海とか、あり得ないもんなあ
男女同士で、こんなに素でココロの内側を話せるって、私にしてみたら奇跡みたいなもんだ。
4人のストーリーのほかは、なんの小細工もなく進んでいく。
シンプルだけど深い。めっけものの1本v
追。
温泉シーンで高良健吾くんに似てるなぁと思ってたら、本人だったw
音楽もイイなと思ったら、ムーンライダーズだし
で、やっぱり新さんてまばたきが多いのは素?
それから、豚肉だとスキヤキじゃないの???
▼story(ネタバレ注意
洞口が山中の橋から投身する。
洞口が15年ぶりに、学生時代つるんでた大川の家に突然やって来る。
大川「ゆっとくけど、京子のこと、許したわけじゃねーからな」
縁を切ったってゆったのに、「だから、つなげたんだよ」「え、それって切ったりつないだりできるもんなの!?」爆
スケボーをかついでる洞口に「スケボーできんの?」「乗るだけならな。動いてると乗れないけど」w
大川は、ジャングルに行って冒険映画を撮る夢がある
「あれ(飛行機)に乗って海外行きたい」「あれ、国内線だよ」w
大川はコンビニのバイトをしていて、そのバイト仲間で知り合った楓と同棲中。
大川と洞口はアキバにカメラを見に行こうとして、関係ない場所に来てしまう。
「オレら、カッコよくない?」
「なに、見た目? カッコいーよ」
「だろ!? オレもいちいちそんなこと確認したくなかったけど。じゃ、なんで彼女いないんだろ?」
「社会性に問題があるから?」
「それってよっぽどじゃない?」
なぜか仏具屋に入って、如来像を買ってしまう洞口w
ここでの菩薩なんかについての会話も面白すぎ!
「仏さまだって人間じゃん」「そうなの?」「インド人だよ」「カレー食べてた?」「食べてたと思うよ。いいやつ」
トッコ?を見て、何に使うかって話になって「髪の毛のクルクルになってるの(螺髪)、あれをこれでやるんじゃない?」
「あれってパーマなの?!」「だって、パンチあててんじゃん」「テンパだろ?」(なんか『聖☆おにいさん』みたいになってる/爆
洞口「なにか力を取り戻したいんだよ!」
京子は、女性社員が2人しかいない地味な会社で、地味な中年社員・鈴木と、いつも別れようと思いつつもズルズルと付き合っている。
「別れるってゆってんのに気づいてないんだよね」
「なにそれ、ゾンビみたいじゃん。死んでんのに気づいてないみたいな」
「え、気づいてないの?」w
「急に亡くなるんだよね、ヒトって、ヤダなあ・・・」
大川と洞口は「クルマでどっか行かない?」て話になって、なぜか京子と楓と4人であてもなく出かける。
学生の頃はよく、ミネムラ、ミユキ、京子と4人で旅行に行ってたと話す(あれ? 大川、洞口を足したら5人じゃない???
洞口が、新卒から入って働いていた会社を去年急に辞めた理由が知りたいという京子。
「合わなかったってゆうか」
「え、気づくの遅くない?」
「いや、気づいてたんだけどさ、最初っからさ、でも、そんなので辞めてもダメだと思って」
「なにかあった?」
「そんな急じゃないってゆうか、流れの中のことだったから。流れがあるでしょ、ビョーンてのがあるじゃん」
「このビョーンって私?」
「まあ、今こうしてることとかさ」
大川がブーメランを自信満々で海に投げ、戻って来ないから、洞口がいいセリフを言った後の展開もイイv
京子「あの人変わってないよねえ!」
大川「変わってない風を装ってるだけじゃない? だって変わってないはずないでしょ。15年だかんね」
家に帰ってスキヤキしようと思ったが、戻るのも面倒臭いからと、ホテルで1泊することにして、
京子がスマホで見つけたのはしょっぱい旅館
1部屋4人で飲んだり、食べたりして、大川と楓が寝た後に、洞口と京子が話し始める。
京子「(ミネムラのことを)忘れてたってゆうか、思い出さなくなってたっていうか。
デボン紀とかあんじゃん。その紀が変わった。あの時がデボン紀で、今が現代」
洞口「それってさ、そうとう離れてるけど、だいじょうぶ?
オレはさ、けっこうデボン紀だった。オレのデボン紀、けっこう長かった。まだ終わってない」
「次の紀に行ったほうがいいよ。昔って確定しちゃってるじゃん。もう起きちゃったことでしょ。
だから、どうしてもそっちのほうばっか見ちゃうけど、まだ決まってない、不確定な、真っ暗なほうを見ていかなきゃ。
“お先真っ暗”とかいうでしょ? でも、そっち見ないとさ。未来なんて真っ暗でしょ? まだ分かんないんだから」
結局、外でスキヤキをする。終わり方は突然だったな。