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Channel: メランコリア
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『三月のライオン』(1992)

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『三月のライオン』(1992)
監督:矢崎仁司 出演:趙方豪、由良宜子、内藤剛志 ほか

内藤剛志さん出演作シリーズ。とはいえ、冒頭の1シーンのみ。こういうアウトローな雰囲気の役も似合うv

 
結婚式の帰りで、ご祝儀袋を出すのを忘れたのを笑う

なぜだか、テレビの音量を最大の100にしても聞こえないセリフがあって、全体的に音が小さい

 

壊されていく住居、雑居ビルの映像が所々に挟まれているのは、どういう意味か?
アパートの階段で、しょっちゅうモノが運ばれている映像もなんだか象徴的だった。

黒澤監督の『白痴』を思い出したが、記憶をなくすと、みんなあんなにピュアになるものなのかなあ?


▼story(ネタバレ注意
幼い頃から兄ハルオを愛していた妹ナツコ。兄はバイク事故で記憶を失う。

ナツコは、ポラロイドカメラで自分を撮って、「ここにいます」と書いて公衆電話ボックスの中に貼り、
それを見た客とホテルに行き、服、下着、帽子を盗んで、ハルオに着せる。

「私、アイス、あなたの恋人です」

ハルオをアパートに連れていき、共に過ごし始める。
アイスは、常にアイスボックスを肩から提げて、アイスを食べ、お金やクシなども入れて歩いている。

祖母に再会。飼っていたと思われる犬を川に投げ捨てている/汗×5000
祖父がバイクを取り出して整備する様子を食い入るように見つめるハルオ。

アイス「どうやったら、歳をとっても愛しながら2人で暮らせるの?」
祖母「40年前に、もし片方が先に逝っちゃったら、毒薬を飲んで一緒に死のうねって決めたの」

アイスは、見せてもらった毒薬をそっと盗む。

2人でバイクに乗って、運転している兄を目隠しして、土手の下に転倒すると、
ハルオ「思い出した、この感じ、知ってるよ
アイス「もし、記憶が戻ったら、どっか行っちゃってね」


解体現場で働きはじめるハルオ。
その給料で、同僚のおじさんに「女にプレゼントするなら下着にかぎる」と言われて、
アイスにパンツを贈ると、喜びのあまり、交差点の真ん中で履き替えるアイス(おいおい自由すぎでしょ

解体現場で気になっていた鏡をもらって帰るハルオ。
(炊飯器とか“家に関するモノ”は持ってっちゃいけないんだって。鏡だって同じじゃない? フシギ・・・
 どのみち捨てるなら、リサイクルに回せばいいのに、そこまで面倒みないんだな


ハルオ「思い出した、愛してたこと」
アイス「私じゃない」




DVD特典の説明には、本作は6人足らずで撮影したとのこと。
ロケ地の中に高島平まであった!

追。
1.ラーメンって街中にも出前してくれるの?驚
2.叩いて血を出したらもう大丈夫って治療はあり?!
3.ベテランのお産婆さんがステキだった


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