■認知行動療法のプロセス(1)@放送大学
デジタル放送対応TVにしてから、放送大学の番組が見れるようになって、
番組表を見るついでに興味があるタイトルを見つけると予録することがある。
シンプルな演出や、緊張してたどたどしく喋る教授の様子とか、見ていてなんだか癒されるしw
テレビを自宅で見ながら授業が受けられるシステムは未来的。
今回の授業は「認知行動療法」。これは、医療関係者側の対応の仕方の授業だけど、
内容的には、カウンセリング、一般的なコミュニケーションにも充分応用できることばかり。
女性アナウンサーも「ゲストに質問する時などにも共通して言えることで、とても勉強になりました」と感想を述べていた。
こないだ、またクリニックの担当医師の対応に泣いてしまって、彼にも見て欲しいよ、ほんとに
「傾聴」と「共感」がどれだけ重要か、心療内科の医師なら当然知ってるはずなのに、初心を忘れたか?
医療関係者の人手不足問題、病院経営問題も絡んで、毎日、1日何十人も患者を診て、
医師も疲れたり、いちいち1人ずつ細かいことを覚えていられないのかもしれないけど、
ココロを診る専門家としての基本的な態度があんな感じじゃ、医療に対する信用度が下がるのも自然だと思うんだ。
また、コミュニケーション能力が低下しているために起こる人間関係のトラブルにも役に立つと思った。
○相手の話を聞く、相手の立場になって想像し、肯定的に共感する。
×相手の話をさえぎって一方的に自分の意見を話す。威圧的態度で否定、アドバイスする。
価値観の違う他人とのコミュニケーション不足な若者、ガンコになった高齢者、これは誰に対しても言えること。
どことなく羽生くん似な講師だけど、この若さで准教授なんだね/驚
認知行動療法においても、他のサイコセラピー同様、クライアントとの関係性を育むことが大事(基本だよ
第一人者のベック氏も、セラピストの誠実さ、温かさ、肯定的配慮、的確な共感が重要と唱えている。
すべて変わるわけではないが、効果が高まるエビデンスは揃っている。
ロジャース氏は「クライアント中心療法」の提唱者
Q:関係性をどう築くか?
A:クライアントと協力して進めること。話を聞いて、分かってあげる。
共感についてのポイント
心境を客観的に把握する+自分に置き換えて想像してみる。
実際には難しい。マニュアルはない。話をしっかり聞くこと。
「マイクロカウンセリング」
アイビー氏が提唱。コミュニケーション単位ごとに学ぶ。
「傾聴技法」
自己点検ポイントとしても使える。
実際、俳優さんが大学生、相談員を演じ分けてみせて分かりやすかった。
大学生がおどおどと入ってきて、不登校についての悩みを打ち明ける。その対応の仕方の違い。
×不適切な対応
威圧的な態度。相手の話をさえぎって、次々に質問。視線を合わせずメモをとっている。
「親子の関係が悪くありませんでしたか?」「いい子を演じようという子どもではありませんでしたか?」などと決めつける。
○適切な対応
「授業中めまいがして不安だったんですね」と相手の言葉を繰り返し、受け入れる。肯定的。
「出席日数が足らないと、母に連絡がいって、昨日ケンカしてしまった」と話す学生に共感を示し、
「もっと詳しく聞かせてください」「一緒に考えていきましょう」とうながすと、より安心し、信用をもって、話しやすくなる。
※聞く態度は、文化、個人によっても変わる。
親子関係にこだわってしまうなど、自分のクセをチェックできる。
「要約」
「ええ」「なるほど」などの相槌、うなづき、そのままの言葉で返す、「こういうことを話してきましたね」など、
別の言葉に「要約」することで、相手の言っていることを、自分がちゃんと理解しているかも確認できる。
「反映」
相手が表現できない(しない)気持ちを返す。
自分を変えたいと同時に変わりたくない、という「アンビバレント」なクライアントへの働き(私もそれあるかも?
ここでは、実際モデルなどで活躍しているマリナさん?が相談者となって、3分以内のカウンセリングで、その対応の仕方の違いをVTRで再現。
相談内容は、今後の方向性、目の前の目標と長期的ゴールの優先順位のつけかたがヘタ。ハリウッドへの夢など。
×不適切な対応
腕を組み、相手の言うことをすぐに否定。話をさえぎって、一方的なアドバイスに入る。
「今日1日できることは何かを考えるのを宿題にしましょう」といって終わった。
○適切な対応
「つまり、“人間力”のことですね(言い換え)」「それを大切にしているということですね(肯定的)」
「アドバイスしてもいいですか? “ロードマップ”“マイルストーン”を作る。人生の絵を具体的に描く。
自分の強味を探して表を作る。ライバルが多い分野は避ける」など提案して終わった。
相談したマリナさんの感想
×の時は、疲労感がすごくあった
○の時は、ハッピーになって、ヤル気が出た
要約することで、クライアントの自己理解も深まる→「相手の鏡になりなさい」
「アクセプタンス」受容。受け入れること
聞こうという準備が出来る前に、アドバイスなどすると、“置いていかれた感覚”になるため「同調」が大切。
一緒に歩む感覚。相手目線、相手の立場にたってみる。
・クライアント自身の力を引き出す。
・価値観と現状のギャップの理解を深める。
・「やりたいけど、やれていない」気持ちを否定せず、サポートする。
・「是認」良い点を伝える。
・「フォーカス」してから引き出す。
→セルフモニタリングをしながら、クライアントに合わせた面接ができる。
デジタル放送対応TVにしてから、放送大学の番組が見れるようになって、
番組表を見るついでに興味があるタイトルを見つけると予録することがある。
シンプルな演出や、緊張してたどたどしく喋る教授の様子とか、見ていてなんだか癒されるしw
テレビを自宅で見ながら授業が受けられるシステムは未来的。
今回の授業は「認知行動療法」。これは、医療関係者側の対応の仕方の授業だけど、
内容的には、カウンセリング、一般的なコミュニケーションにも充分応用できることばかり。
女性アナウンサーも「ゲストに質問する時などにも共通して言えることで、とても勉強になりました」と感想を述べていた。
こないだ、またクリニックの担当医師の対応に泣いてしまって、彼にも見て欲しいよ、ほんとに
「傾聴」と「共感」がどれだけ重要か、心療内科の医師なら当然知ってるはずなのに、初心を忘れたか?
医療関係者の人手不足問題、病院経営問題も絡んで、毎日、1日何十人も患者を診て、
医師も疲れたり、いちいち1人ずつ細かいことを覚えていられないのかもしれないけど、
ココロを診る専門家としての基本的な態度があんな感じじゃ、医療に対する信用度が下がるのも自然だと思うんだ。
また、コミュニケーション能力が低下しているために起こる人間関係のトラブルにも役に立つと思った。
○相手の話を聞く、相手の立場になって想像し、肯定的に共感する。
×相手の話をさえぎって一方的に自分の意見を話す。威圧的態度で否定、アドバイスする。
価値観の違う他人とのコミュニケーション不足な若者、ガンコになった高齢者、これは誰に対しても言えること。
どことなく羽生くん似な講師だけど、この若さで准教授なんだね/驚
認知行動療法においても、他のサイコセラピー同様、クライアントとの関係性を育むことが大事(基本だよ
第一人者のベック氏も、セラピストの誠実さ、温かさ、肯定的配慮、的確な共感が重要と唱えている。
すべて変わるわけではないが、効果が高まるエビデンスは揃っている。
ロジャース氏は「クライアント中心療法」の提唱者
Q:関係性をどう築くか?
A:クライアントと協力して進めること。話を聞いて、分かってあげる。
共感についてのポイント
心境を客観的に把握する+自分に置き換えて想像してみる。
実際には難しい。マニュアルはない。話をしっかり聞くこと。
「マイクロカウンセリング」
アイビー氏が提唱。コミュニケーション単位ごとに学ぶ。
「傾聴技法」
自己点検ポイントとしても使える。
実際、俳優さんが大学生、相談員を演じ分けてみせて分かりやすかった。
大学生がおどおどと入ってきて、不登校についての悩みを打ち明ける。その対応の仕方の違い。
×不適切な対応
威圧的な態度。相手の話をさえぎって、次々に質問。視線を合わせずメモをとっている。
「親子の関係が悪くありませんでしたか?」「いい子を演じようという子どもではありませんでしたか?」などと決めつける。
○適切な対応
「授業中めまいがして不安だったんですね」と相手の言葉を繰り返し、受け入れる。肯定的。
「出席日数が足らないと、母に連絡がいって、昨日ケンカしてしまった」と話す学生に共感を示し、
「もっと詳しく聞かせてください」「一緒に考えていきましょう」とうながすと、より安心し、信用をもって、話しやすくなる。
※聞く態度は、文化、個人によっても変わる。
親子関係にこだわってしまうなど、自分のクセをチェックできる。
「要約」
「ええ」「なるほど」などの相槌、うなづき、そのままの言葉で返す、「こういうことを話してきましたね」など、
別の言葉に「要約」することで、相手の言っていることを、自分がちゃんと理解しているかも確認できる。
「反映」
相手が表現できない(しない)気持ちを返す。
自分を変えたいと同時に変わりたくない、という「アンビバレント」なクライアントへの働き(私もそれあるかも?
ここでは、実際モデルなどで活躍しているマリナさん?が相談者となって、3分以内のカウンセリングで、その対応の仕方の違いをVTRで再現。
相談内容は、今後の方向性、目の前の目標と長期的ゴールの優先順位のつけかたがヘタ。ハリウッドへの夢など。
×不適切な対応
腕を組み、相手の言うことをすぐに否定。話をさえぎって、一方的なアドバイスに入る。
「今日1日できることは何かを考えるのを宿題にしましょう」といって終わった。
○適切な対応
「つまり、“人間力”のことですね(言い換え)」「それを大切にしているということですね(肯定的)」
「アドバイスしてもいいですか? “ロードマップ”“マイルストーン”を作る。人生の絵を具体的に描く。
自分の強味を探して表を作る。ライバルが多い分野は避ける」など提案して終わった。
相談したマリナさんの感想
×の時は、疲労感がすごくあった
○の時は、ハッピーになって、ヤル気が出た
要約することで、クライアントの自己理解も深まる→「相手の鏡になりなさい」
「アクセプタンス」受容。受け入れること
聞こうという準備が出来る前に、アドバイスなどすると、“置いていかれた感覚”になるため「同調」が大切。
一緒に歩む感覚。相手目線、相手の立場にたってみる。
・クライアント自身の力を引き出す。
・価値観と現状のギャップの理解を深める。
・「やりたいけど、やれていない」気持ちを否定せず、サポートする。
・「是認」良い点を伝える。
・「フォーカス」してから引き出す。
→セルフモニタリングをしながら、クライアントに合わせた面接ができる。