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トルーマン・カポーティ

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「われわれがいちばん欲しいと思っているのは、
 ただしっかりと抱きとめてもらい、
 そして言ってもらうことなんだ・・・
 "みんなそのうち、きっとよくなりますからね"って。」
(『 Other Voices, Other Rooms 』)


カポーティで最初に読んだのは、たぶん学生の頃の「名作シリーズ」(個人的な命名)で、『ティファニーで朝食を』だったと思う。
その時は、オードリーの映画の原作として、彼女をイメージしながら、意外と短編だったことに驚いた記憶がある。

一番好きなのは、『遠い声 遠い部屋』。
最初から難解で、1行ごとに読み進めるのに苦労したっけ
好きだと言いつつ、内容はすっかり忘れてしまったけれども、
ラスト、ひと言言って前進する主人公のシーンがあったことだけはなぜか覚えている。
その時言ったセリフはなんだったろう。

ブログの「クリスマス本」シリーズで、『クリスマスの思い出』 という、
私にとっては“彼らしくない”純粋な児童書を書いていることに気づいて驚いた。

それから、1冊ずつ読んでみようと思いはじめて、まだ途中。

【主な作品】(ウィキ参照
『真夏の航海』 Summer Crossing(執筆は1940年代と推定、出版は2005年)
『ミリアム』 Miriam(1943年)
『遠い声 遠い部屋』 Other Voices, Other Rooms(1948年)
『夜の樹』 A Tree of Night(短篇集、1949年)
『草の竪琴』 The Grass Harp(1951年)映画化名『グラスハープ 草の竪琴』

『わが家は花ざかり』 House of Flowers(ミュージカル。オリジナル戯曲と作詞、1954年)
『詩神の声聞こゆ』 The Muses Are Heard(ノンフィクション、1956年)
『クリスマスの思い出』 A Christmas Memory(1956年)
『あるクリスマス』
『ティファニーで朝食を』 Breakfast at Tiffany's(1958年)

『冷血』 In Cold Blood(ノンフィクション、1966年)
『カメレオンのための音楽』 Music for Chameleons(短篇集、1980年)
『叶えられた祈り』 Answered Prayers(未完、1986年出版)

【短編】
「花盛りの家」
「ダイアモンドのギター」
『おじいさんの思い出』


【映画】
『冷血』(1967)
『カポーティ』
(この主演フィリップ・シーモア・ホフマンは、イメージそっくりだったのに、惜しくも2014年2月に亡くなってしまった



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