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全豪オープン2015 男子シングルス2回戦「錦織圭×イバン・ドティッグ」@メルボルン

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全豪オープン2015 男子シングルス2回戦「錦織圭×イバン・ドティッグ」@メルボルン
解説は、福井烈さん!懐

1回戦の記事はこちら。
全豪オープンテニス2015 男子シングルス1回戦「錦織圭×ニコラス・アルマグロ」

 
この「ハイセンスアリーナ」は、会場で2番目に大きい


奥に見える丸い建物は、クリケットグラウンド。メルボルンオリンピックの会場にも使われた。
すぐ隣りにはサッカーの大会が行われていて、圭くんも家族で観戦したとか。

14日間の大会4日目。優勝するには7試合勝ち抜かなければならない。
試合は中1日あるので、とにかく体を休めるのも大切。
一方、チャレンジャー側は、リスクがあっても攻めてくるため、
追われる側の圭くんにも、トッププレイヤーならではのプレッシャーがかかってくる。


【試合内容メモ】
 
最高気温の予想は、やはり30度超え


公式パンフにも圭くん

観客へのアピールは控えめだけど、圭くんはオーストラリアでも大人気v
今試合でも、日本人だけじゃなく、会場全体で何度も「ニシコリコール」があった/嬉

それにしても会場に一体、何台のカメラを仕込んでるんだ!?
会場の外を俯瞰で撮ったり、日本人の観客をどんどん抜いたり、後ろからこっそり撮ってたり!


 
コイントスでレシーヴを選んだドティッグ選手(30)

ドティッグ選手は、世界ランク86位。最高は29位。これまでの対戦成績は3-1で圭くん。
しかしダブルスでは12位。この試合でもサーヴ&ボレーを駆使して、前後の揺さぶりが多かった。
初戦相手とはまったく違ったタイプ。

圭くんは、日本人初の全豪ベスト8入りって記録もあるんだね/驚
トッププレイヤーにとっては、全豪で優勝して4大大会を気持ちよくスタートさせたいと思う大切な大会。
往年のスター選手、ジョン・マッケンローも解説員として参加していて、「圭にも優勝する可能性はある」と言っていたとか!


1st set
第1試合同様、ドティッグ選手のサーヴも200km/h台で速く、ワイドとセンターの打ち分けも上手い。
外国人選手は長身で、高い打点からのサービスと比べると、178cmの圭くんが打つのとではどうしても差が出る。

圭くんの凡ミスが続き、ファーストサーヴの確率も低いスタート。
得意のバックハンドのエラーも続いて、タイミングを崩されていた。

3種類のサーブ:フラット、スライス、スピン
サーブのコース:ワイド、ボディ、センター

「ニューボール」
最初は7ゲーム、次から9ゲームごとに新しいボールに替える。
ボールの跳ねがよくなる分、ビッグサーヴァーには有利となる。
強打で打っているうちにラケットのガットが微妙にゆるんだりするため、このタイミングでラケットを替える選手も多い。


 
暑さ対策としてベンチでは冷やしたタオルを首にかけてた。そしてまた裸んぼw


マイケル・チャンコーチ他、圭くん陣営

でも、圭くんの鮮やかなライジングショットでのリターンエースが決まった時の気持ちよさったらない
またブレイク合戦になったけど、すぐブレイクバックする精神力・体力もかっけー!

 

なるべくラリー戦にもちこみ、ラリーのスピードを遅らせるなどで緩急をつけて対応。
“世界屈指のショットメーカー”と呼ばれているらしく、チャンスがあれば前に出てボレーも上手い!

6-4で見事、圭くんがセットを取ったv



2nd set
いつもの決めのショットのタイミングが合わず、圭くんは苦戦を強いられる
チャンコーチの表情も厳しい。しかし、いつもコーチからいつも言われるのは

「甘いボールを見逃すな。甘いボールを攻めてゆけ!」

圭くんも、ドロップショットと見事にコートのギリッギリ角オンラインに落ちるロブを上げたり
やっとブレイクをしのいでも、ドティッグのサービスエースで簡単にキープされたり。
今回も厳しい判定場面が多くて、何度かの「チャレンジ」が行われ、判定が覆るシーンもあった。


7-5で取り返した時は、思わずチャンも立ち上がってガッツポーズ! WOW



3rd set
苦しかった試合をなんとかガマン、ガマンで乗り切って、2セット取り、余裕が出てきて、
本来の決めショットも決まるようになり、波に乗ってきた圭くん。

逆に、ファーストサービスが入らなくなり、凡ミスが増えたドティッグは対照的。
こうも変わるものかねえ、スポーツの試合運びって/驚
あと、ドティッグ選手が時々手につけてるクリームみたいなのは何だろう???



気合いが入ってくると、ネットに当たっても相手側のコートに入るようになるからフシギ。
圭くんはネットインに救われる場面が多いなって感じた。選手にとってはマナー違反で気まづいけど

「エンド」奇数ゲームの時にサービスを交替する。

「休憩時間」
1ゲーム目は休憩なし。理由は、セット終了時に2分間の休憩があるから。
選手が休憩中にずっと音楽が流れてたけど、前はあんなのあったっけ???
ウィンブルドンなどに比べたら、全豪はとてもカジュアルな雰囲気らしいから、そういうのも関係してるのかなw

圭くんのバックのストレート、胸のすくようなダウンザラインが決まり出した
空も時々雲がかかってきて、少しでも翳れば、暑さも違うかな? サービスの時のまぶしさとか



4th set
この時点ですでに2時間超え

チャンスがあれば、どんどん前に出て、ネットプレーも見せる圭くん。
低い確率だったサービスも試合中に修正し、凡ミスも減った/驚

「フリーポイントを増やしたい」というのも圭くんの目標。

「フリーポイント」
“サーブでのフリーポイントとは、1打目のサービスエース、2打目の相手のリターンミス、
 相手の甘いリターンを3打目の自分のウィナーで決めること。つまり3打以内でポイントを奪うことをいう。”
つまり、自分のサービスゲームで簡単に気持ちよくゲームを取りたいってことだよね。

圭くんのこの時点でのファーストサーヴの確率は43%。サービスを強化したといっても、やはり厳しいか?
なんとか、5セットまで持ち込もうと巻き返しを図るドティッグ選手。8ゲーム目で5-3とリード。
ちょっとでも怪しい判定には、すかさず「チャレンジ」を要求。

「ギアを上げる」大事なゲームになると、プレーの質、力を上げること

2人ともエース級のラリー連発、それを走りまくって、拾いまくる

6-5で迎えた12ゲーム目。
サービスで「フォルトの声が聞こえたからプレーを中断したんだ」と抗議するドティッグ選手。
圭くんのマッチポイントがあったけど、6-6でタイブレイクに持ち込んだ。

焦らず、ラリーを続ける圭くん。相手のミスを誘って、思わず叫ぶ!
4-0、5-0、6-0と進み、2回目のマッチポイントをものにして、
最後はあっけない勝利。2時間50分の暑い、熱い試合だった。

面白い接戦だったあ! 観ている私も、気づけば久々手に汗びっしょり


 

 


 
試合後インタビュー

Q:今回は、NHKもOAしていて、世界中から注目されています。ここでの声援もスゴかったですね。


A:まるで日本にいるようでした! 日本人だけじゃなくて、みんなが応援してくれました。
これで、また会場中に大きな歓声があがった。


 
試合後にサインを求めるファン。あんなに大きなボールのお土産があるんだね!ちょっと欲しい

 
画面にもサイン


 
試合後インタビュー。今度はNHKから

A:正直疲れましたね。この暑い中で、相手もタフだったので。
  でもファイナルセットまでいかずに良かったです。
  サーヴは悪くなかったが、リターンがなかなかとれなかった。
  攻撃的にいくよう心がけていた。大事なポイントをしっかり取れた。

Q:ゲームプランはありましたか?
A:相手に限らず、自分のプレーをしっかりしようと思って、(コートに)入りました。

Q:日本のファンが詰めかけましたが。
A:とくに疲れている中での声援は力強いので、そのお陰で今日も頑張れたと思います。

Q:次はスティーヴ・ジョンソンですが。
A:ビッグサーバーで、けっこう前にも出てくるので、しっかり考えてやります。

英語も日本語も同じように喋れるって、改めてスゴイなあ/驚





追。
とにかくテニスの試合は時間が長引くのと、いつ終わるか読めないのが、放送する側からすればリスクが高い。
今回も、私は予録して、ちょっとズラしてから観ている(ここぞというシーンをもう一度見返したり、写真を撮ったりする)から、
「みんなの体操はお休みします」から「12時からはチャンネルをかえて放送します」になった時は、
タイブレイクになって、5セットまでいったら、絶対切れる!と、別な意味でもドキドキした


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