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Channel: メランコリア
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テープ&MD音源のデジタル化シリーズ~Justa Record Presents ほか

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渋谷TSUTAYAメモ:
10枚1週間レンタル 2000円+税ってセットは若干安くなるが、
ポスト返却にすると、1袋あたり6枚までだから2袋になって300円ほど追加されるので要注意

Justa Record Presents Jamaicangoodgood Oldies Series Jamaican Lounge Music
ジャスタシリーズのつづき。これらって、私が昔、新宿TSUTAYAで借りて、テープにダビングした時のディスクそのままじゃないかと思う/感慨
1枚30分程度でさっくり聴けるのもイイ。流しっぱなしで洗濯とかしてるなら長くてもいいかもだけど、
1枚70分とか、1曲が長いだけでも、疲れてしまう

ライナーは川上さん自身が書いたものと、お馴染み山口'Gucci'佳宏さんが書いたものと2種類あるのも贅沢v
いろいろ歴史が分かりやすく書いてくれてて有り難い。でも、まあ音楽が楽しければイイよね

【ライナー抜粋メモ~川上つよし】
ミュート・ビートがスカタライツのサックス奏者で半身不随を患ったローランド・アルフォンソをゲストに迎えて
渋谷クアトロでライヴをやった時、思わず熱いものがこみ上げるのを抑えられなかった。
後日談で、このライヴの日、ローランドは入国手続きが遅れ、会場入りが本番直前、ろくにリハもできず、ほぼぶっつけ本番だったという。
こんな世界の反対側の国で、30年も前に忘れ去られた音楽を楽しむ若者がこんなにいることが信じられない、とでも言いたげな表情だった。

ジャマイカにおいてわずか数年で過去のものとなってしまったスカ。
膨大な数のトラックを録音したのだから、休む暇もなくレコーディングしたことになる。
シングルのA面のトラックを使ってB面を作る「ヴァージョン(ダブ)」は、その直後くらいの時代。

スカはその後、十数年を経て、突如イギリスでリバイバルし、今や1ジャンルとなった。
ローランドほか、ジャッキー・ミットー、トミー・マクックももう既にこの世を去り、スカ時代を体現した人たちも数えるほどとなった。
だが僕は悲嘆にくれることはない。音楽は残るのだから


JUSTA RECORD Presents~Skinhead Reggae
【ライナー抜粋メモ~川上つよし】
再結成し、2度目に来日したスカタライツを日比谷野音で見た時、「これはジャマイカのジャズだ!」と確信を得た。
当時、彼らがアメリカのジャズに憧れていたことは、ミドルネーム「Dizzy」「Cannonball」からも明白だ。
テーマからソロ回し、テーマに戻るスカのインスト構成は、ジャズ~ビ・バップのフォーマットそのまま。

それまで最もモダンでヒップで輝いていたジャズは、60年代以降、ロックの爆発的流行に押されてか、
内向的で難解なフリージャズ、ポップスに迎合したフュージョン系に大きく別れてしまう。
70年代には、ジャマイカ音楽からも、ルーツを探究しようという「ラスタファリズム思想」が生まれる。
迷いなく、音楽そのものをエンジョイするという、健気なまでのひたむきさは、
現代失われてしまったもの、取り返しのつかないもの、かけがえのないものに感じられる。

【ライナー抜粋メモ~2000.10.3 山名昇】
1960年代半ば、イギリスに「モッズ」と呼ばれた集団がいた。
1966年頃から、彼らは髪を伸ばし、いわゆるヒッピー時代がスタート。
モッズのコアな連中は髪を切った。スキンヘッズのはじまりである。

そのスキンヘッズが愛好したジャマイカ音楽の総称がスキンヘッド・レゲエ。
モッズがR&B、スカをサポートしたのに対し、スキンヘッズはソウル、ロックステディ、初期のレゲエへと変化する。
そもそもジャマイカは四国より小さな国。
この感覚は「モッド・ジャズ」という言い方に近い。メインの楽器はオルガン。

このCDは、選曲および曲順が僕の責任下にある。
1曲目は、何が何でもローレル・エイトキンから始める。しかし、こんなアホな曲を選んでいいんだろうか
6曲目。このマガマガしさ、おバカな世界こそスキンヘッズのもの。モッズよりもディープなドラッグをやっていたのではないだろうか。
「ルーディ」とはルード・ボーイのこと。スキンズはすべてルーディだが、連中たちが自ら名乗ること、言葉上もほぼないのでお間違えなきよう。


Justa Record Presents Jamaicangoodgood Oldies Series Wicked Ska Vocal
【ライナー抜粋メモ~川上つよし】
「管楽器奏者がたくさんいる本格的スカバンド、東京スカパラダイスオーケストラに参加しないか?」
当時スカ~ダブ系バンド「ザ・コパセティックス」をやっていた僕らに願ってもない話だった。
話をもってきたバンマスのAsa-Changの誘いに応じ、青木、沖、武内らと参加したのが1987年。
ところが、実際はメンバも揃わず、管楽器をまともに吹ける人もほとんどいない状況(爆

オーセンティック・スカを演奏する際、最も大変なのは管楽器よりドラムだろう。
後にレゲエの「ワン・ドロップ」と呼ばれるスタイルは、とくに8ビート系のドラマーたちにはかなり戸惑う。
スカタライツ来日の際、オリジナル・メンバーのドラマー、ロイド・ニブのプレイを間近で見れ、幸運にも楽屋で直接話せたが、
聞けたのは「カールトン・バレットは俺の弟子で、スライ・ダンバーはボーヤだった!」などだった

【ライナー抜粋メモ~2000 山口'Gucci'佳宏(下北沢RAKSTONE Records店主)】
ジャマイカにおける音楽は、貧困生活の中、そこから這い上がるための1つの手段で、また国の重要な産業の1つだった。
1960年代、国自体が発展途上で、音楽産業が急成長を遂げ、レコードレーベル、プロデューサーが次々現れ、
スタジオ設立、プレス工場ができ、多くの有能なアーティストが出現する。

「Wicked」とは「カッコいい」の意(変な、かと思ってたw
主にマイアミ辺りからラジオに乗って流れてくる曲、「サウンド・システム・マン」が渡米して仕入れたレコードを楽しんでいたが、
需要が高まり、サウンド・システムのオーナーらがプロデューサーに転じ、自国のジャズミュージシャンを集めて制作を始めた。
カリプソやメントなどを取り込んだのが「スカ」。初のジャマイカン・オリジナル音楽なのだ。1960年代初頭。

当時のジャマイカのシンガーたちの流れには何通りかある。
カリプソ系シンガー:ロード・クリエイター、ロード・タナモら。
R&B系シンガー:JBやインプレッションズのカーティス・メイフィールドらを真似した。
ゴスペル系シンガー:ジャマイカでは幼少期にゴスペルを歌っていたシンガーも多い。
ポップス系シンガー:女性シンガーが多い。

本アルバムには、そんな60年代のスカ期を代表するトップヴォーカリストの名曲が収録されている。
1曲目。バイロン・リーはジャマイカの2大ディストリビューター(中間業者・卸問屋?)の1つ「ダイナミック・サウンズ」の創設者。
6曲目。ケン・ブースは「Mr.Rock Steady」の称号をもつベテラン。
12曲目。存在が神格化され、レゲエ界の奇才として知られるリー・ペリー。


Justa Record Presents Jamaicangoodgood Oldies Killer Ska Instrumental
【ライナー抜粋メモ~川上つよし】
僕がスカという言葉を初めて知ったのは80年代初め、スペシャルズというバンドだった。
ポークパイハット、サングラス、細いスーツというモッズスタイルの彼らはスカを大胆にパンクロックに導入して一大ブームを起こした。
70年代の様式化し、コマーシャリズムに毒されたロックを否定する強い意志があった。
クラッシュ、ポリスらも取り入れて、愛情と敬意を打ち出していた。

「オーセンティック・スカ」を初めて聴いたのは「CLUB SKA'67」というコンピ。
やけに大きなバランスで被さる「チキッチキッ」というパーカッシヴな擬声や(私も最初チキってなんだ?て思ったw
「Fire!」と突拍子もなく入ってくる変な声?が印象的。
僕らはザ・ルーラーズの曲名から名をとって「ザ・コパセティックス」を結成した!

【ライナー抜粋メモ~2000 山口'Gucci'佳宏】
「カッコいい」という意味のレゲエ特有の言い方は「Wicked」のほかにも「Big Shot」「Gem」などがある。
「Killer」は早いテンポが多い。縦ノリのアップビート。派手なアレンジ、ホーンセクションが派手に吹き、みんなが踊りまくる。
最初はジャズミュージシャンから始めただけに、シャッフル、ジャンプ&ジャイブ系が多かった。
アメリカでもハード・バップに移行するように、スカも激しい「キラー・スカ」が誕生する。

しかし、行き着いてしまったものが飽きられるのは世の常で、60年代半ばはゆっくりとしたロックステディに取って代わる。
スカはその後も愛され続け、2トーンスカ、ネオスカ、スカコア、スカパンクなどと変化してゆく。

4曲目。西部劇好きのジャマイカンは、西部劇を題材にした楽曲が多い。
5曲目。「口チュキ(チュク)」が印象的(チキのこと?
7曲目。「Collie」とはジャマイカン音楽にいい意味でつきもののマリファナのこと。大麻の芽。
11曲目。「Dumplin」はジャマイカの朝食とかに出される水煮の粉まんじゅう。けっこうウマい。
12曲目。タイトルは台湾の英雄「蒋介石」のことだが、なぜかこうなった(いいなあ!全然違っちゃったけど/爆


Justa Record Presents Jamaicangoodgood Oldies Nice & Easy Rock Steady
【ライナー抜粋メモ~川上つよし】
カリプソやメントなど土着のカリブ海音楽に、60年代のR&B、ジャズが混ざったのがスカと言われる。
だが隣りのキューバと共通項を見出すのは困難だ。キューバがスペイン語圏という問題、政治的にアメリカと対立していたこと。
奇しくもキューバ危機と同じ62年に、イギリス植民地支配から独立し、英語圏のジャマイカは、中南米諸国とは異なった道を歩んだ。

65年頃まではシャッフル系のリズムが多く、スカはブギウギ系の裏拍を強調したのではと思う。
当時流行った「サウンド・システム」がわざわざアメリカに買い付けに行く代わりに、自前でレコードを作ろう!というのがきっかけ。
スカは最初から人々を踊らせる使命を持っていた。

独特の「ハネ感(スウィング感)」はダンス音楽において古来から重要な1要素。
当時はこのハネ感がかなり微妙だと気づく。この曖昧なハネ感こそ、体から出る本能的な、横ノリ、うねるビート感なのだ。

【ライナー抜粋メモ~2000 山口'Gucci'佳宏】
Rock Steadyは初期の形態の1つで60-70年代に流行ったスタイル。
アップテンポのスカから移行した理由の1つは、ジャマイカを襲った熱波で、
激しいビートについていけず、のんびりした音楽が求められた説もある

特色としては女性シンガーが活躍したこと、アメリカのヴォーカルグループ、インプレッションズ、
テンプテーションズ、ドリフターズ(大好き)らをこぞって真似したこと。
また、スカでは前面に打ちだされていたホーンセクションが、ギター、キーボードに取って代わった。

2曲目。「Mr.Soul of Jamaica」の称号をもつ大シンガー、アルトン・エリスの名作ロックステディ讃歌。
8曲目。なぜかジャマイカの女性シンガーは短命が多いが、このルディ・ミルスもその1人。


デカダンス・ピエロ/勝手にしやがれ
 
まず、このジャケ写真に惚れる。これもずっとテープで聴いてた。

 


ORANGE/フィッシュマンズ
 
これは初聴きだけど、知ってる曲もありv


倉持の魂/倉持陽一
YO-KINGじゃなくて本名名義なんだ。記念すべき1枚目からヨーキンさんそのものw
あけっぴろげで、毒を吐きつつも、愛に溢れてる ピアノソロなんて書いてある/驚
この時からすでにMB’sと一緒に演ってたんだね!

モノクロ写真に略歴が書いてあるんだけど、本人が書いたのか、本人の略歴かどうかも分からないw

  

おばあちゃんみたいな人をGFってゆってたり、背後に映りこんでるものを「持って生まれた非凡な力に気づき、
たびたびUFOを呼んでしまう」ってゆったりw(おじいちゃんっ子だったらしいw

 
26歳、1993年。真心結成して東京ドーム10日間連続講演大成功して天狗に?! 最後はハゲヅラだしw


think twice /AOEQ

プラの板みたいなところにディスクがハマってるデザインが斬新/驚


SAKE ROCK/慰安旅行


サケのライナーノーツもいつも面白い。今回は小説形式。『銀河鉄道の夜』みたいな『阿房列車』のような(まだ読んでないけど
手でドラムを叩くのを「hand drums」って呼ぶのね。

【ライナー抜粋メモ~2004.3.5 松永リョウヘイ(リズム&ペンシル)】
「ままかり」はうるう年に1回だけ、予告もなく走る特別列車だ。その都度行き先も違うらしい。
あれ?おかしいな。ヘンな疲れが出てるのかな。連れの顔が、もう十何年も会っていない小学生の頃の友だちになった。

やたらと笑い皺の深いチビが日本語とは思えない言葉をファット・リップから早口でまくしたてている。
鼻の大きな美少年がブレイクビーツを叩き始めた。
めがねをかけた坊主頭の弾くマンドリンと共に夜風が車内に吹き込んだ。
ヒョロリとした、でかいベースを抱えたイケメンと目が合った。恥ずかしそうに会釈する。

「次はグリーンランドです!」(星野さんとのリンクか!?

「テキカス!」「テキカス!」
きみたち、それはテキカスじゃなくて、テキサスなんだよ・・・。

ノアルイズ・マーロン・タイツのみなさんが演奏に加わる。

カウントと共に、物凄い勢いで4人が走り出していた。
その形相はばかばかしいくらい必死で、みっともなくて、うれしそうじゃないか。
ああ、おれはサケックにさらわれた。そう気が付いたときは、もう遅かった。

これは4人編成となって初めてのミニアルバム。
「テキカス!」は、サケと交遊の深い劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」に提供したサントラを発展させたもの。

 


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