■ドラマ『サキ』(1~5話)(2013年1月8日~3月19日)
脚本:渡辺千穂
出演:仲間由紀恵、三浦翔平、内田有紀、庄野崎謙、黒川芽以、鎌苅健太、萩原聖人、岡田義徳、石黒英雄、高嶋政伸、富田靖子 ほか
「人は傷つけたことより、傷つけられたことを覚えている。きっと彼らは覚えていないのだろう。
私と会うのが2度目だということを・・・」
先日観たドラマ24「怪奇恋愛作戦」の萩原聖人さんがカッコよくて、GYAO!で無料配信しているのを知って観てみた。
ユキエちゃんがやたらと肉を食べるシーンが多くて、第1話冒頭からアワビを食べるシーンが生々しい。
食べるシーンがコワイってフシギ。それに遠景ショットが多い。
男性へのたくさんのボディタッチやらは、親しくなりたい場合の技術の参考になるかもねw
なんだかんだゆっても、容姿のほかにも、笑顔、料理が上手いこと、おだてることに弱いんだなぁ。
あとは、共通の話題、相手に興味を持っていると伝えること、それからお酒が飲めること!(必須
こうして見てると、出会いなんて自分でいくらでも作れるんだね。自分がどうしたいかの選択次第。
それに、心理学を猛勉強したサキは、5人の男が心底求めているものを与えたとも言える。堕天使的な。
内田有紀さんの編集者役もハマってた。こういうグイグイ系のほうが似合うかも。
▼story(ネタバレ注意
●第1話 接近 美しい隣人のサキが甦る!“姉弟”の再会に潜む毒
雑誌記者・新田隼人は、「赤ちゃんポスト」に乳児の遺体が遺棄された事件の記事で自分の話を書いた。
自分には姉がいて、両親は工場経営に行き詰って、冬の夜、施設に赤ちゃんを置いていった。
その後、経営を持ち直して施設を訪ねたが、もう姉の居所は分からなかった。
上司のナオミから「こうゆうプライベートをさらす記事はリスク高いんだから気をつけなさい」と言われ、
実際、それから「私のことでは?」と訪ねてくる女性がしばしば出てくる。
ハヤトは、その後、亡くなった両親の墓参りでスレ違い、目が合った女性と再会。「私はあなたの姉です」と言われる。
戸籍上の誕生日は捨てられた日、お守りの中に1万円札が2枚入っていたことなど、家族しか知らないことを知っている。
それが港南総合病院小児科の看護師・網浜サキ。
2人で歩いていると「なんで電話に出ないんだよ!」と男・中川に腕をつかまれ、ハヤトはサキを連れて逃げる。
「彼は元患者だったが、つきまとわれている」という。「ストーカーじゃないですか」
「両親を亡くして、不安定な気持ちも分かるから、警察沙汰にはしたくない」と言うサキに
知り合いの弁護士・野村康介を紹介する。
サキは早速、野村を訪ねる。
「ボクは、この歳まで独り者だからゲイだと噂されてるんですよ。休みの日も一人で映画を観に行ったりして」
その野村には四六時中「ユウキ」という人物から電話がくる。
「離婚しようと思う」というメールに「早まるな」と止める野村。
中川と会うサキ。「一緒に来てくれないか?」「私はまだやらなきゃならない事がある。でも必ず後を追うから」
その後、中川は飛び降り自殺する。IT企業の社長で31歳。
サキはワイン専門店で「赤の1982年ものはありますか? 私はなんにでも赤を合わせてしまうんです」と注文。
店員もサキの魅力にハマってしまう。
夕食は肉三昧(なにかのご褒美的な?)あと4枚は冷凍庫へ。
ハヤトを自宅に呼び、気になる部屋があったが「そこはダメよ」と止める。
肉じゃがを作ると、味も、上に刻みネギをのっけるのも母親とソックリだと言うハヤト。
両親の写真をもらい
「幸せだった? 大丈夫。私、恨んでなんかいないからね」
「姉ちゃんて呼んでイイですか?」
愛妻家で通っている病院の理事長・須藤繁之に「ようやくお会いできましたね!」と挨拶し、
患者の父親と間違えたと謝るサキ(インパクトのある出会い方だな
野村とは喫茶店で偶然を装い、「席ご一緒していいですか?」と近づく。
クライアントから金品を受け取ったり、食事を共にしたりするのは職務規定で禁止されているという野村。
17年間も使い込んでるというノートを見て、いきなり突っ込んだ人格分析を始めるサキ。
「野村さんもストーカーにならないよう気をつけてくださいね。
モノを大事にするのは執着心が強いから、
人助けの仕事をしているのは、自分の存在価値を誇示したいから、それと自意識過剰。
マイペースは自己中心的、ルールを重んじるのは、タブーを犯してしまいそうで怖いから」
心外だという野村にすかさず「もっと野村さんのことを知りたいのは、恋愛のはじまりだとしたら・・・」
サキは野村が映画好きと知って、映画雑誌を忘れていき、19日の18時に赤丸をつけておく。
「どうしてボクらは狙われているんだろう?」
●第2話 タブーの正体 悪女の微笑みは復讐の始まり…最初の標的は
恋愛特集を組むというナオミ。
「テクニックには2つある。“後出しじゃんけん”(なかなか連絡せずじらす)と“ピンポンダッシュ”(強いインパクトを与える)」
「結局は中身なんじゃ?」
「一度気になるとあばたもえくぼって言うでしょ?」
ハヤトの恋人ユリカは「お姉さんが現れてから、私の優先順位が下がった」とちょっとヘソを曲げるが、理解を示す。
サキはワイン店員から「店の会員になりませんか?」と言われて、個人情報を書く。
「次は1973年のビンテージをお願いすると思います」
ハヤトをまた自宅に呼び、「なんか新婚さんみたいだね、私たち」
「他の人にはヒミツにしておきましょう。私たちが姉弟だってこと。これからは親戚ってことで」
そこにユリカが来て、一人っ子だと話すと「いいじゃない、ご両親の愛情を一人占めできて羨ましい」
(女のほうがずっと勘がいいから気をつけないとね、ちょっとした言葉使いとか、表情とか、身の回りのものとかも
19日18時、映画館で待っていた野村。食事の誘いを受ける。
野村「先日言われたことは間違っている。ボクの性分なんです」
何年生まれか聞くと1973年。ワインのハズレ年ではあるが「シャトームートンロシュフォール」はいいとすすめられる。
サキ「断ち切れない想いを忘れる方法って何ですか?」
野村「叶わぬ恋をしているってことですか? 気持ち分かりますよ」
サキ「それは過去?」
野村「そのはずです」
サキ「その人のために死ねるって思ったことありますか?」
息が詰まって席を外す野村
サキ「ホントは分かってるんです。新しい恋をすること」
野村をすっかり酔っ払わせて本音を聞こうとする。「今日、野村さんのウチに泊まってもイイですか?」
「お酒が怖いのね。言っちゃいけないことがあるから飲まないようにしていたんでしょ?」
翌朝、2人は酔った勢いで寝たことにして「お互い大人なんです。責任なんて考えるの止めてくださいね」
シャワーを借りたいといって、カギを借りる。そこに、野村の妹が来る。ユウキとは妹だった/驚
●第3話 禁断へ導く女 禁断への階段をかけ上がる男、運命を操る女
ユウキをランチに誘い仲良くなるサキ。ユウキらの両親は早く亡くなり、兄が親代わりだった。
17年間使っている手帳もユウキからのプレゼント。でも6年間も会っていない。
ユ「私にはお兄ちゃんしかいないのに・・・」
サキ「私に任せてくれる?」
肉じゃない日は大体海鮮。今夜は牡蠣の一気食い
野村とサキが一緒のところに出くわして嫉妬を抱くハヤト。
野村に妹から聞いた話をそのまま話して、また動揺させる。
「離婚したくなるのも仕方ないわね。比べちゃうのよ、お兄ちゃんと。
今のご主人は運命の相手じゃないのね。会いたくないの? 2人きりの兄妹じゃない」
理事長から妻を紹介されると「愛妻家で有名なんですよ」と褒めちぎる(これも伏線
野村の約束をわざわざキャンセルして、ハヤトの家に行き、誕プレにもらった赤い手袋に大喜びして抱きつく。
でも、20時から野村との約束があるからとサッサと出て行く。
ハヤト「野村さんと付き合ってるの?」
サキ「うん。でも彼は抱えてる問題があって、教えてもらえないの」と意味深な答え。
野村にも万年筆をプレゼントする。
「押さえ込まれている思いは日常に滲み出てしまう。だから私は手紙を書くの。
周りがどう思うか考えずに自分の気持ちを書いて、絶対誰にも見せない。
全部吐き出すとスーーーーっとするの。書いてみたら?」(完全に洗脳だ
その晩、野村はユウキとキスする夢を見る。「好きよ、お兄ちゃん(サキ)」(ユメの中まで操作!!
(やっぱり萩原さんは、こうゆう暗~~~い闇を抱えている人がすごい似合う
野村「昨日、酔っ払って変なことゆったかな?」
サキ「行きたくなかったのよね、ユウキさんの結婚式、そう言ってたわよ」
ユウキには「お兄さんがゆっくり話したいって。伊豆に来て欲しいの」と頼む。
●第4話 タブーの結末 第一ターゲットの結末…秘めた恋が暴かれる時
サキ「どう生きることが幸せなのかな? 自分の思う通りに素直に生きること」
野村「単純だけど、難しいことだからね」
サキ「不自由な人ね。手紙を書くと完全に自由になれる。自由は一番の幸せ」
(グイグイ攻めるねえ! でも、実際、心理療法でも日記に吐き出すのはいいって言われてるよね
ハヤトはサキに自宅に呼ばれて喜ぶが、サプライズだといってユリカもいて、明らかにガッカリして不機嫌になる。
ユリカ「2年前に出会って、ハヤトが何度も誘ったんですよ」「やめろよ!」
子どもが生まれたばかりの同僚・イワキに
ハ「姉に初めてカレシができた時ってどう思った? ヤキモチみたいなのあった?」
イ「なんだよそれ気持ち悪い」
ハ「今読んでる小説でさ」
イ「そんなの血のつながりがなかったって結末に決まってんだろ! ごめん、ネタバレだったな」
サキは野村の部屋を探しまくり(大胆だなあ!)宮沢賢治(妹つながり?驚)の本からやっと手紙を見つけ出す。
サキと野村は伊豆に行き、海まで来て
サキ「じゃあね、私とはここでお別れよ。あなたのことを待っている人がいるから。
心の底で愛している人。ユウキさんしかいないじゃない。自分の思いに素直に生きればイイのよ。
自分自身は誤魔化せない。伝えたいってずっと思ってたんでしょ? 手紙にはそう書いてあったわ。
“ユウキに嫌われ、汚すくらいなら死んだほうがマシ”て。可哀想に。彼女に渡したわ。
あとは彼女が受け入れるか、受け入れないかだけ。世の中にはそういう人間もいるのよ。
彼女はあなたを受け入れた。早く行って!」
なにも知らずにバス停で待ち、兄を見つけて「お兄ちゃーーん」と走ってくるユウキを見て、Uターンする野村。
その後、崖から飛び降りたことを確認するサキ。
(ちゃんと見といたほうがいいよ。こないだの『MOZU』みたく、漂流して助かることもあるから
野村の自殺の知らせに、ナオミらも大きなショックを受ける。
サキは理事長に
「昨日のユメに理事長が出てきたんです。(内容は)恥ずかしくてとても言えません。
ユメって願望なんですか? 私の潜在意識に理事長がいるってことですかね」
ナオミは「本当に事件性はないんですか?」と疑うが、釣り人の目撃証言があるという。
「サキさんは知ってんのかな? 私、彼女に直接聞きたい」
次のターゲットは、冴えない男・ホンダノリフミ(32歳)。
空調整備の会社にいるが、何をしても自信がなくて、男性社員らにイジメられている。
唯一、地味な事務職の女性・ウラタに好意を持たれているが、好みじゃない
サキはホンダに本屋(文教堂!?)で「ゲームの本分かりますか?」と声をかけ、おまけに手袋を落としていく(なるほど・・・
●第5話 姉への疑惑 新ターゲットへの赤い罠…姉への疑惑完全犯罪がバレる時
野村の葬儀で、ユウキがサキに泣きつくのを見るナオミら。
ナオミ「記者ではなく知人としてフシギに思う」
サキ「私もです。どうして死を選んだんだろうって」
イワキ「きっとスイッチが入っちゃったんじゃないですかね?」
ホンダの会社前を通って再会するサキ。拾った手袋は書店に届けたと聞くと、
「本屋に行くのは、いつも日曜のあの時間なので、今度必ず取りに行きます」
ハヤトに問い詰められて、サキが明かす。
「私、知ってるの。野村さんがどうして亡くなったのか。ユウキちゃんにも、ナオミさんにも言えなかったけど、
野村さんはユウキちゃんを愛していたの。そんなこと絶対ないって言い切れる? いろんなきょうだいがいるわ。
野村さんが死んでも守りたかったヒミツを警察に言えると思う?」
本屋でホンダに再会し「連絡先教えて下さい。こんどお礼させて下さい」とケータイ番号を教えてもらう
イワキは「働き盛りの男の闇」についてテーマを絞ってリサーチしはじめる。
ワイン店員「お休みってあるんですか? 今度ワインバーへ行きませんか?」
今夜は蟹を丸ごと! コレ、夢だなあ
理事長は、サキのシフトチェックしてるし、ホンダは毎日、着信チェックしてるし、
ワイン店員は、お客さんが入ってくるたび期待してる
サキはホンダに電話。
「エアコンが壊れてしまって、今から来てもらうことって出来ますか? 自宅なんですけど」
代金は要らないというホンダをゴハンを食べていってと誘う(お腹を征服するのは昔も今も変わらないんだね
サキ「周りはあなたを分かってないのよ。この世にあなたの代わりはいないのよ」
イワキ「誰かが何かをゆったから死ぬ可能性もあるんですよね。でも、それは表に出ない」
ナオミ「スイッチを故意に押す人間がいたら、間接的な殺人だよね」
イワキ「確実に相手が壊れるスイッチ。誘導が上手くて、押された本人も気づいてないのかも」
ナオミ「スイッチを故意に押す人間・・・まさに悪魔だね」
ハヤトは、やっと中川の記事に気づいて、これまでの点が線へと結びついていく。
ホンダは実家で親と暮らしている32歳。1981年生まれ。
つづく。。。
脚本:渡辺千穂
出演:仲間由紀恵、三浦翔平、内田有紀、庄野崎謙、黒川芽以、鎌苅健太、萩原聖人、岡田義徳、石黒英雄、高嶋政伸、富田靖子 ほか
「人は傷つけたことより、傷つけられたことを覚えている。きっと彼らは覚えていないのだろう。
私と会うのが2度目だということを・・・」
先日観たドラマ24「怪奇恋愛作戦」の萩原聖人さんがカッコよくて、GYAO!で無料配信しているのを知って観てみた。
ユキエちゃんがやたらと肉を食べるシーンが多くて、第1話冒頭からアワビを食べるシーンが生々しい。
食べるシーンがコワイってフシギ。それに遠景ショットが多い。
男性へのたくさんのボディタッチやらは、親しくなりたい場合の技術の参考になるかもねw
なんだかんだゆっても、容姿のほかにも、笑顔、料理が上手いこと、おだてることに弱いんだなぁ。
あとは、共通の話題、相手に興味を持っていると伝えること、それからお酒が飲めること!(必須
こうして見てると、出会いなんて自分でいくらでも作れるんだね。自分がどうしたいかの選択次第。
それに、心理学を猛勉強したサキは、5人の男が心底求めているものを与えたとも言える。堕天使的な。
内田有紀さんの編集者役もハマってた。こういうグイグイ系のほうが似合うかも。
▼story(ネタバレ注意
●第1話 接近 美しい隣人のサキが甦る!“姉弟”の再会に潜む毒
雑誌記者・新田隼人は、「赤ちゃんポスト」に乳児の遺体が遺棄された事件の記事で自分の話を書いた。
自分には姉がいて、両親は工場経営に行き詰って、冬の夜、施設に赤ちゃんを置いていった。
その後、経営を持ち直して施設を訪ねたが、もう姉の居所は分からなかった。
上司のナオミから「こうゆうプライベートをさらす記事はリスク高いんだから気をつけなさい」と言われ、
実際、それから「私のことでは?」と訪ねてくる女性がしばしば出てくる。
ハヤトは、その後、亡くなった両親の墓参りでスレ違い、目が合った女性と再会。「私はあなたの姉です」と言われる。
戸籍上の誕生日は捨てられた日、お守りの中に1万円札が2枚入っていたことなど、家族しか知らないことを知っている。
それが港南総合病院小児科の看護師・網浜サキ。
2人で歩いていると「なんで電話に出ないんだよ!」と男・中川に腕をつかまれ、ハヤトはサキを連れて逃げる。
「彼は元患者だったが、つきまとわれている」という。「ストーカーじゃないですか」
「両親を亡くして、不安定な気持ちも分かるから、警察沙汰にはしたくない」と言うサキに
知り合いの弁護士・野村康介を紹介する。
サキは早速、野村を訪ねる。
「ボクは、この歳まで独り者だからゲイだと噂されてるんですよ。休みの日も一人で映画を観に行ったりして」
その野村には四六時中「ユウキ」という人物から電話がくる。
「離婚しようと思う」というメールに「早まるな」と止める野村。
中川と会うサキ。「一緒に来てくれないか?」「私はまだやらなきゃならない事がある。でも必ず後を追うから」
その後、中川は飛び降り自殺する。IT企業の社長で31歳。
サキはワイン専門店で「赤の1982年ものはありますか? 私はなんにでも赤を合わせてしまうんです」と注文。
店員もサキの魅力にハマってしまう。
夕食は肉三昧(なにかのご褒美的な?)あと4枚は冷凍庫へ。
ハヤトを自宅に呼び、気になる部屋があったが「そこはダメよ」と止める。
肉じゃがを作ると、味も、上に刻みネギをのっけるのも母親とソックリだと言うハヤト。
両親の写真をもらい
「幸せだった? 大丈夫。私、恨んでなんかいないからね」
「姉ちゃんて呼んでイイですか?」
愛妻家で通っている病院の理事長・須藤繁之に「ようやくお会いできましたね!」と挨拶し、
患者の父親と間違えたと謝るサキ(インパクトのある出会い方だな
野村とは喫茶店で偶然を装い、「席ご一緒していいですか?」と近づく。
クライアントから金品を受け取ったり、食事を共にしたりするのは職務規定で禁止されているという野村。
17年間も使い込んでるというノートを見て、いきなり突っ込んだ人格分析を始めるサキ。
「野村さんもストーカーにならないよう気をつけてくださいね。
モノを大事にするのは執着心が強いから、
人助けの仕事をしているのは、自分の存在価値を誇示したいから、それと自意識過剰。
マイペースは自己中心的、ルールを重んじるのは、タブーを犯してしまいそうで怖いから」
心外だという野村にすかさず「もっと野村さんのことを知りたいのは、恋愛のはじまりだとしたら・・・」
サキは野村が映画好きと知って、映画雑誌を忘れていき、19日の18時に赤丸をつけておく。
「どうしてボクらは狙われているんだろう?」
●第2話 タブーの正体 悪女の微笑みは復讐の始まり…最初の標的は
恋愛特集を組むというナオミ。
「テクニックには2つある。“後出しじゃんけん”(なかなか連絡せずじらす)と“ピンポンダッシュ”(強いインパクトを与える)」
「結局は中身なんじゃ?」
「一度気になるとあばたもえくぼって言うでしょ?」
ハヤトの恋人ユリカは「お姉さんが現れてから、私の優先順位が下がった」とちょっとヘソを曲げるが、理解を示す。
サキはワイン店員から「店の会員になりませんか?」と言われて、個人情報を書く。
「次は1973年のビンテージをお願いすると思います」
ハヤトをまた自宅に呼び、「なんか新婚さんみたいだね、私たち」
「他の人にはヒミツにしておきましょう。私たちが姉弟だってこと。これからは親戚ってことで」
そこにユリカが来て、一人っ子だと話すと「いいじゃない、ご両親の愛情を一人占めできて羨ましい」
(女のほうがずっと勘がいいから気をつけないとね、ちょっとした言葉使いとか、表情とか、身の回りのものとかも
19日18時、映画館で待っていた野村。食事の誘いを受ける。
野村「先日言われたことは間違っている。ボクの性分なんです」
何年生まれか聞くと1973年。ワインのハズレ年ではあるが「シャトームートンロシュフォール」はいいとすすめられる。
サキ「断ち切れない想いを忘れる方法って何ですか?」
野村「叶わぬ恋をしているってことですか? 気持ち分かりますよ」
サキ「それは過去?」
野村「そのはずです」
サキ「その人のために死ねるって思ったことありますか?」
息が詰まって席を外す野村
サキ「ホントは分かってるんです。新しい恋をすること」
野村をすっかり酔っ払わせて本音を聞こうとする。「今日、野村さんのウチに泊まってもイイですか?」
「お酒が怖いのね。言っちゃいけないことがあるから飲まないようにしていたんでしょ?」
翌朝、2人は酔った勢いで寝たことにして「お互い大人なんです。責任なんて考えるの止めてくださいね」
シャワーを借りたいといって、カギを借りる。そこに、野村の妹が来る。ユウキとは妹だった/驚
●第3話 禁断へ導く女 禁断への階段をかけ上がる男、運命を操る女
ユウキをランチに誘い仲良くなるサキ。ユウキらの両親は早く亡くなり、兄が親代わりだった。
17年間使っている手帳もユウキからのプレゼント。でも6年間も会っていない。
ユ「私にはお兄ちゃんしかいないのに・・・」
サキ「私に任せてくれる?」
肉じゃない日は大体海鮮。今夜は牡蠣の一気食い
野村とサキが一緒のところに出くわして嫉妬を抱くハヤト。
野村に妹から聞いた話をそのまま話して、また動揺させる。
「離婚したくなるのも仕方ないわね。比べちゃうのよ、お兄ちゃんと。
今のご主人は運命の相手じゃないのね。会いたくないの? 2人きりの兄妹じゃない」
理事長から妻を紹介されると「愛妻家で有名なんですよ」と褒めちぎる(これも伏線
野村の約束をわざわざキャンセルして、ハヤトの家に行き、誕プレにもらった赤い手袋に大喜びして抱きつく。
でも、20時から野村との約束があるからとサッサと出て行く。
ハヤト「野村さんと付き合ってるの?」
サキ「うん。でも彼は抱えてる問題があって、教えてもらえないの」と意味深な答え。
野村にも万年筆をプレゼントする。
「押さえ込まれている思いは日常に滲み出てしまう。だから私は手紙を書くの。
周りがどう思うか考えずに自分の気持ちを書いて、絶対誰にも見せない。
全部吐き出すとスーーーーっとするの。書いてみたら?」(完全に洗脳だ
その晩、野村はユウキとキスする夢を見る。「好きよ、お兄ちゃん(サキ)」(ユメの中まで操作!!
(やっぱり萩原さんは、こうゆう暗~~~い闇を抱えている人がすごい似合う
野村「昨日、酔っ払って変なことゆったかな?」
サキ「行きたくなかったのよね、ユウキさんの結婚式、そう言ってたわよ」
ユウキには「お兄さんがゆっくり話したいって。伊豆に来て欲しいの」と頼む。
●第4話 タブーの結末 第一ターゲットの結末…秘めた恋が暴かれる時
サキ「どう生きることが幸せなのかな? 自分の思う通りに素直に生きること」
野村「単純だけど、難しいことだからね」
サキ「不自由な人ね。手紙を書くと完全に自由になれる。自由は一番の幸せ」
(グイグイ攻めるねえ! でも、実際、心理療法でも日記に吐き出すのはいいって言われてるよね
ハヤトはサキに自宅に呼ばれて喜ぶが、サプライズだといってユリカもいて、明らかにガッカリして不機嫌になる。
ユリカ「2年前に出会って、ハヤトが何度も誘ったんですよ」「やめろよ!」
子どもが生まれたばかりの同僚・イワキに
ハ「姉に初めてカレシができた時ってどう思った? ヤキモチみたいなのあった?」
イ「なんだよそれ気持ち悪い」
ハ「今読んでる小説でさ」
イ「そんなの血のつながりがなかったって結末に決まってんだろ! ごめん、ネタバレだったな」
サキは野村の部屋を探しまくり(大胆だなあ!)宮沢賢治(妹つながり?驚)の本からやっと手紙を見つけ出す。
サキと野村は伊豆に行き、海まで来て
サキ「じゃあね、私とはここでお別れよ。あなたのことを待っている人がいるから。
心の底で愛している人。ユウキさんしかいないじゃない。自分の思いに素直に生きればイイのよ。
自分自身は誤魔化せない。伝えたいってずっと思ってたんでしょ? 手紙にはそう書いてあったわ。
“ユウキに嫌われ、汚すくらいなら死んだほうがマシ”て。可哀想に。彼女に渡したわ。
あとは彼女が受け入れるか、受け入れないかだけ。世の中にはそういう人間もいるのよ。
彼女はあなたを受け入れた。早く行って!」
なにも知らずにバス停で待ち、兄を見つけて「お兄ちゃーーん」と走ってくるユウキを見て、Uターンする野村。
その後、崖から飛び降りたことを確認するサキ。
(ちゃんと見といたほうがいいよ。こないだの『MOZU』みたく、漂流して助かることもあるから
野村の自殺の知らせに、ナオミらも大きなショックを受ける。
サキは理事長に
「昨日のユメに理事長が出てきたんです。(内容は)恥ずかしくてとても言えません。
ユメって願望なんですか? 私の潜在意識に理事長がいるってことですかね」
ナオミは「本当に事件性はないんですか?」と疑うが、釣り人の目撃証言があるという。
「サキさんは知ってんのかな? 私、彼女に直接聞きたい」
次のターゲットは、冴えない男・ホンダノリフミ(32歳)。
空調整備の会社にいるが、何をしても自信がなくて、男性社員らにイジメられている。
唯一、地味な事務職の女性・ウラタに好意を持たれているが、好みじゃない
サキはホンダに本屋(文教堂!?)で「ゲームの本分かりますか?」と声をかけ、おまけに手袋を落としていく(なるほど・・・
●第5話 姉への疑惑 新ターゲットへの赤い罠…姉への疑惑完全犯罪がバレる時
野村の葬儀で、ユウキがサキに泣きつくのを見るナオミら。
ナオミ「記者ではなく知人としてフシギに思う」
サキ「私もです。どうして死を選んだんだろうって」
イワキ「きっとスイッチが入っちゃったんじゃないですかね?」
ホンダの会社前を通って再会するサキ。拾った手袋は書店に届けたと聞くと、
「本屋に行くのは、いつも日曜のあの時間なので、今度必ず取りに行きます」
ハヤトに問い詰められて、サキが明かす。
「私、知ってるの。野村さんがどうして亡くなったのか。ユウキちゃんにも、ナオミさんにも言えなかったけど、
野村さんはユウキちゃんを愛していたの。そんなこと絶対ないって言い切れる? いろんなきょうだいがいるわ。
野村さんが死んでも守りたかったヒミツを警察に言えると思う?」
本屋でホンダに再会し「連絡先教えて下さい。こんどお礼させて下さい」とケータイ番号を教えてもらう
イワキは「働き盛りの男の闇」についてテーマを絞ってリサーチしはじめる。
ワイン店員「お休みってあるんですか? 今度ワインバーへ行きませんか?」
今夜は蟹を丸ごと! コレ、夢だなあ
理事長は、サキのシフトチェックしてるし、ホンダは毎日、着信チェックしてるし、
ワイン店員は、お客さんが入ってくるたび期待してる
サキはホンダに電話。
「エアコンが壊れてしまって、今から来てもらうことって出来ますか? 自宅なんですけど」
代金は要らないというホンダをゴハンを食べていってと誘う(お腹を征服するのは昔も今も変わらないんだね
サキ「周りはあなたを分かってないのよ。この世にあなたの代わりはいないのよ」
イワキ「誰かが何かをゆったから死ぬ可能性もあるんですよね。でも、それは表に出ない」
ナオミ「スイッチを故意に押す人間がいたら、間接的な殺人だよね」
イワキ「確実に相手が壊れるスイッチ。誘導が上手くて、押された本人も気づいてないのかも」
ナオミ「スイッチを故意に押す人間・・・まさに悪魔だね」
ハヤトは、やっと中川の記事に気づいて、これまでの点が線へと結びついていく。
ホンダは実家で親と暮らしている32歳。1981年生まれ。
つづく。。。