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Channel: メランコリア
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図書館で借りたCDシリーズ~Betty Carter ほか

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図書館で借りたCDシリーズ。
久々、家でパソから予約するのでなく、図書館で直接見て選んでみた。
唱歌と、女性ジャズヴォーカルものメイン。どれも初聴きで、ジャケットで選んだ。

うたううあ/UA
 

さすが、童謡ですらUAワールドに染まってる。
これだけ多くの童謡を本格的にカバーしたアルバムを出そうとした試みもステキ。

 


にほんのうた 春夏秋冬/トライトーン
こちらは、サーカス(3人姉弟と従姉からなる、4人組のコーラスグループ)的な雰囲気。


As Time Goes By/Jo Stafford
紙ジャケ。白人女性だけど、時代を感じたのと、ジャケットの雰囲気で。クセのない声で、落ち着いて聴ける。

ジョー・スタフォード

【ライナー抜粋メモ~三具保夫(2011)】
『ジャズ批評』(2011年5月号)の特集で、元々データが集めやすいドリス・デイやローズマリー・クルーニーに比して、ジョーは難しかった。
ザ・ハイド・パイパーズ時代のものは十分反映できず、雑誌の出版が本業のリーダース・ダイジェスト社のレコードは、
メジャーからのライセンス、自ら録音して通信販売を通じて売られていたため、音楽メディアに登場することはほぼなかった。

高音域をいかしたジョー独特の歌声、息の長いフレージングは健在、夫ポール・ウェストンの編曲と相俟って高水準のアルバムになっている。
編曲の神さまネルソン・リドルと吹き込んだ唯一のセッションはご期待いただきたい。

♪荒れ模様 彼女のシグネチャー・ソングとなった。
♪トライ・トゥ・リメンバー トランペット・ヴォイスといわれた声質がよく似合う。

フェイク=原曲のテーマのリズムやメロディをジャズ風にブラッシュアップして演奏すること。


At the Village Vanguard/Betty Carter
これぐらいアクのある声が好き。延々つづくスキャットも迫力!

 

【ライナー抜粋メモ~ボブ・ブルメンソール(1993)】
ベティは、10年間、日の目を見ずに終わった、あるいは、発表されたがいつのまにか跡形も無く消えてしまったセッションを
ABC、パラマウント、アトコ、エピック、ピーコック、UAで繰り返した。
60年代に業界を牛耳っていた商業路線も、即興アーティスト全体が蔑ろにされつつあるという彼女の危惧を確定的にした。

「“ベットカー”は、ジャズが危機にさしかかった時に始まった。
 レコード会社はロックンロールとモータウンで速いお金儲けの道を覚え、
 その後ビートルズでジャンルを超えたマーケットが開かれた」

「『ファイナリー』のアルバムで、彼らのやり方に疑いを感じて、プレスされた工場に出かけ、リリアン・コンウッドに会って、
 “いっそ自分でやったらいいのに”って言われたのよ」

「ミス・コンラッドにスタンパーとは何か、ブレッシングで高音と低音に気をつけることなど教えてもらった。
 どの町にも夫婦だけでやってるようなレコード屋があって、5枚や10枚なら委託で置いてくれたのよ。
 コンラッドは販売会社に手づるがあって、ケンブリッジのラウンダー(レコード販売)が扱ってくれることになった」

後にアート・ブレイキーの向こうを張る名高い若手の育成家となったベティ。

「曲を真剣に書くようになったのは、もう少し後になってからなの。
 自分ではコンポーザーになるつもりはまったくなかったし。
 でも、それを言ったら、レコード会社のオーナーになるつもりこそなかったのよ!」

スタンパー:レコードをプレスする際の型の大本。
レコード鑑定の基礎知識


追。

チーズ尽くしな毎日は続いております。ブルーチーズ入り。まあ、かすかな香り付け程度


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