■大河ドラマ『花燃ゆ』
脚本:大島里美、宮村優子
出演:井上真央、伊勢谷友介、大沢たかお、原田泰造、優香、長塚京三、檀ふみ、内藤剛志、北大路欣也、
高良健吾、東出昌大、瀬戸康史、劇団ひとり、佐藤隆太、要潤 ほか
●第16回「最後の食卓」あらすじ(ネタバレあり
やっと萩に戻った夫・久坂に「兄上の心を救うものは、ここには誰もおりません」と泣いてすがる文。
文「兄は“本は人じゃ”と言っていた。兄を人に戻す本があるはず」と一緒に探してもらう。
それを見た父は「文にとって寅は道を照らす標じゃった。文は己の拠り所を見失ってる」
長井雅楽が萩城に来て、逆賊の疑いを晴らさせるため、寅次郎を江戸に行かせることになる。
寅次郎はチャンスとばかりに引き受け、自分の肖像画を描いて欲しいと頼む。
文「兄上にはもっと生きてもらわんと!」
父「お前は兄ではない! 我らは我らを生きねばならん。たとえ寅を失くしたとしても」
野山獄に塾生が集まる。
寅「私の心はとうに決まっておる」
亀太郎は寅次郎ソックリな絵を描く。
亀太郎「魚は死ぬ時に、このままでは終わらんという目をする。それと同じ目をしていました」
夜、霧の中から富永有隣が現れ謎かけをする(幽霊?
寅「直に言葉をぶつけるんです!」
富永「お前の言う自由とは何じゃ!?」
寅「民の、何にも縛られない輝きです。もはや身分など要らん。幕府も要らん。藩も要らん。
この国を守ることができるのは“草莽”だけじゃ」
富永「今、お前の言葉に耳を傾ける者はいない。お前の言葉で生きるものを見せろ!」
寅次郎が江戸に行く前に家に一度家に帰して欲しいと伊之助に頼む文と梅太郎。
文「兄がなぜ江戸に送られるのか知らんうちは、私は先に進めません」
伊之助「江戸では決して逆らうなと言い含められるか?」と言われ、それは無理だと帰る2人。
その後、伊之助は、司獄・福川に頼むが断られる。
久子「あの人の魂は何も揺らいではいない。誰も滅ぼすことなどできない。
江戸で思いの丈を言える、あの人にとって、それ以上の幸せがありますか?」
それでも伊之助は、寅次郎に江戸では何も言うなと頼む。
伊之助「お前が死ぬべきは今ではない。長井は逆賊の汚名をすべてお前になすりつけるじゃろう」
寅「伊之助、あとを頼む」
「明日の朝には戻られよ」と福川が許す。頼んだのは、姉・寿だった。
寿「私は兄上も何もかも大嫌いでした。でも、小田村に嫁がせて下さったのは兄上でした。ここでお別れ致します」
風呂で寅次郎の体を流す母
母「これまで寅がしてくれた話は全部覚えとる。今度はどげな話を聞かせてくれるんじゃろう? 聞かせてくれますね?」涙
文「今なら山を越えられます。逃げるのではありません。兄上の志を全う出来る所へ行って下さい!」
寅「お前からたくさんのもの、大勢の人をもろうた。私はどこにも行かん。金子のこのボタンを連れて江戸へ行く。
私は死なん。井伊大老を説き伏せ、萩へ戻ってくる」
久坂は本を渡す。村塾を始めた時に、最初に記された書だった。
久坂「これからもずっと伝えていきます。文と」
父は、弟・玉木と飲み交わす。
玉木「寅の門出か?」
百合之助「いや、お前のじゃ。お前なくして、今の寅はあり得なかった」
獄に戻った寅次郎のもとに久子が来る。
寅「花の香りが・・・」
久子「樗(おうち)です。姿は見えなくとも香りが来る」
寅次郎に文字を縫いこんだ布を渡す
寅「私は私でいられるじゃろうか? 最期のその時まで」
久子「何も怖くはありませぬ。人とはコレでございます(手を握る)。
寂しさも、悲しみも、喜びも、ただコレさえ覚えておられれば」(愛だね
出発の日は雨。見送る久坂。
寅「文の手を離すなよ」
父「明日晴れたら、種を蒔き、秋に収穫して、皆で夕げをとろう」
籠が止まり「ここで萩は見納めにございます」って親切だね
霧で真っ白だが「実によう見えます」と寅次郎。
脚本:大島里美、宮村優子
出演:井上真央、伊勢谷友介、大沢たかお、原田泰造、優香、長塚京三、檀ふみ、内藤剛志、北大路欣也、
高良健吾、東出昌大、瀬戸康史、劇団ひとり、佐藤隆太、要潤 ほか
●第16回「最後の食卓」あらすじ(ネタバレあり
やっと萩に戻った夫・久坂に「兄上の心を救うものは、ここには誰もおりません」と泣いてすがる文。
文「兄は“本は人じゃ”と言っていた。兄を人に戻す本があるはず」と一緒に探してもらう。
それを見た父は「文にとって寅は道を照らす標じゃった。文は己の拠り所を見失ってる」
長井雅楽が萩城に来て、逆賊の疑いを晴らさせるため、寅次郎を江戸に行かせることになる。
寅次郎はチャンスとばかりに引き受け、自分の肖像画を描いて欲しいと頼む。
文「兄上にはもっと生きてもらわんと!」
父「お前は兄ではない! 我らは我らを生きねばならん。たとえ寅を失くしたとしても」
野山獄に塾生が集まる。
寅「私の心はとうに決まっておる」
亀太郎は寅次郎ソックリな絵を描く。
亀太郎「魚は死ぬ時に、このままでは終わらんという目をする。それと同じ目をしていました」
夜、霧の中から富永有隣が現れ謎かけをする(幽霊?
寅「直に言葉をぶつけるんです!」
富永「お前の言う自由とは何じゃ!?」
寅「民の、何にも縛られない輝きです。もはや身分など要らん。幕府も要らん。藩も要らん。
この国を守ることができるのは“草莽”だけじゃ」
富永「今、お前の言葉に耳を傾ける者はいない。お前の言葉で生きるものを見せろ!」
寅次郎が江戸に行く前に家に一度家に帰して欲しいと伊之助に頼む文と梅太郎。
文「兄がなぜ江戸に送られるのか知らんうちは、私は先に進めません」
伊之助「江戸では決して逆らうなと言い含められるか?」と言われ、それは無理だと帰る2人。
その後、伊之助は、司獄・福川に頼むが断られる。
久子「あの人の魂は何も揺らいではいない。誰も滅ぼすことなどできない。
江戸で思いの丈を言える、あの人にとって、それ以上の幸せがありますか?」
それでも伊之助は、寅次郎に江戸では何も言うなと頼む。
伊之助「お前が死ぬべきは今ではない。長井は逆賊の汚名をすべてお前になすりつけるじゃろう」
寅「伊之助、あとを頼む」
「明日の朝には戻られよ」と福川が許す。頼んだのは、姉・寿だった。
寿「私は兄上も何もかも大嫌いでした。でも、小田村に嫁がせて下さったのは兄上でした。ここでお別れ致します」
風呂で寅次郎の体を流す母
母「これまで寅がしてくれた話は全部覚えとる。今度はどげな話を聞かせてくれるんじゃろう? 聞かせてくれますね?」涙
文「今なら山を越えられます。逃げるのではありません。兄上の志を全う出来る所へ行って下さい!」
寅「お前からたくさんのもの、大勢の人をもろうた。私はどこにも行かん。金子のこのボタンを連れて江戸へ行く。
私は死なん。井伊大老を説き伏せ、萩へ戻ってくる」
久坂は本を渡す。村塾を始めた時に、最初に記された書だった。
久坂「これからもずっと伝えていきます。文と」
父は、弟・玉木と飲み交わす。
玉木「寅の門出か?」
百合之助「いや、お前のじゃ。お前なくして、今の寅はあり得なかった」
獄に戻った寅次郎のもとに久子が来る。
寅「花の香りが・・・」
久子「樗(おうち)です。姿は見えなくとも香りが来る」
寅次郎に文字を縫いこんだ布を渡す
寅「私は私でいられるじゃろうか? 最期のその時まで」
久子「何も怖くはありませぬ。人とはコレでございます(手を握る)。
寂しさも、悲しみも、喜びも、ただコレさえ覚えておられれば」(愛だね
出発の日は雨。見送る久坂。
寅「文の手を離すなよ」
父「明日晴れたら、種を蒔き、秋に収穫して、皆で夕げをとろう」
籠が止まり「ここで萩は見納めにございます」って親切だね
霧で真っ白だが「実によう見えます」と寅次郎。