■所さん!大変ですよ 「“ぐるぐる”病院の謎」
●ぐるぐるとは、短期間で転院させられること
[例1]
ある日、弁護士が病院に行くと入院患者の男性から「ぐるぐるをやめて!」と懇願された。
取材をしたところ、「5年間で14の病院を転院させられた」という。
1.52歳の男性は、ある日、突然倒れて、東大病院にかつぎこまれ難病だと分かる。
2.1年4ヶ月入院後、リハビリのため千葉の病院に移された。そこで生保を勧められた→ぐるぐるが始まった。
「“別の病院に移ることになったよ”と(転院)の1~2日前に言われて。
患者同士のやりとりでも“定期的に移動するんだよ”みたいな噂があった」
3.3年後、車椅子を使えば、自分のことはできるようになったので、退院を何度も頼むが、その都度「先送り」された。
4.弁護士に相談、国・県に要請書を出して、ようやく退院できた。その後、男性は退院し、ヘルパーの助けを借りて1人暮らしをしている。
こういったケースは大勢いて、病院内の患者も噂している。
[例2]
1人暮らしの男性は63歳の時に入院し、これまで10年間で70回も転院したという。
脚が動かなくなり入院→仕事も失い、生保を勧められる→ぐるぐるが始まった。
●病院のネットワーク~患者のトレード(交換)
診療報酬が下がる前後の転院が目立つ
[例1]と[例2]のリストを照らし合わせてみると、同じ名前の病院がいくつが見つかった。
関東では、200床規模の病院を中心に、中小の病院が緊密に連絡を取り合っていることが分かる。
転院されていた患者は、いずれも生保受給者だった。
「だいたい決まっています、関東周辺の病院というのは。
同じ生活保護の人が一部屋にかたまっている。そういう部屋が2~3つある。
大きな病院だと10くらいの部屋に入るケースもある」(患者談)
「ネットワークというかグループというか、そういうつながりでやることが多い。
ネットワークの病院の(ベッドの)稼働率が一定に保たれるような形でうまくコントロールしなければならない
「取材は一切受けない」
●福祉事務所に聞いてみた
Q:なぜ先送りされたのか?
A:退院後の受け入れ先となるアパートが見つからなかった。
●病院の抱える事情
入院が長引くと病院の儲けは減り続け、90日を超えると、基本料自体がなくなり赤字の危機となる
「産婦人科」までリストに入っていたため、調査に行くと、
地元の女性は「昔は、産婦人科はここしかなかったため、ここで子どもを産んだ」という。
しかし、今は大きな病院に流れ、患者が激減。個人病院は消えていった(病院に問い合わせても返答なし
「内科は入院のみ」という表示
「自分たちがいたのは2階から上だから。沐浴室とか分娩室とかありましたが、何年も使われてない雰囲気でした」(患者談)
「生保は(自治体が)10割負担だから取りっぱぐれがほとんどない」(関係者談)
ベッド1つあたりの病院の収入は、1カ月60万円前後。年間700万円。
「病院としては経営的には安定というか、ベッドが空いているよりはいい」(関係者談)
●ネットワークから抜けた当時の院長の話
「(ネットワークに参加したのは)先代院長の時。生保の患者さんが(入院患者の)大半を占めていた。
行き場がなくて医療が必要な患者さんは一定数いるので、その受け皿を病院という形で救われた人も間違いなくいると思う。
言い方は悪いかもしれないけど、必要悪だった部分はゼロではない」
開業は昭和50年代半ば。当時は地域の人たちから信頼されていた。
10年ほど前に状況が一変。患者が近くの大病院へ流れてしまった。
「全体的には中小病院は厳しい。設備が古くなったり、医療の進歩もあって、
小さい病院では、なかなか(新しい設備や医療を)導入しづらい。
そういった複合的な理由で、だんだんと地域の患者さんが離れてしまった」
全国に同じようなネットワークがあることが確認された。
[ゲストの話]
アメリカ人からすると、日本はすごく羨ましい国。アメリカには国保がない。出産して1億円請求されるケースもある/驚
女性コラムニスト:
「就活している20代女性で100社以上受けて、どれも落ち、生保を受けているという。
女子会で集まると、“健康”と“保険”の話ばっかりですよ」
専門家:
「ぐるぐるには良い面もある。1人暮らしの人は、孤独で病気になる可能性が高く、寿命も短いという統計がある。
ぐるぐる移動することで、適応反応がおきて、体が丈夫になる可能性もある。
『稲作文化セオリー』がなくなれば、コミュニティの崩壊につながる」
厚生労働省は詳しい調査を継続中。
********
年間100億円くらい、軍備ならポンと出してるんじゃないのかな
政治屋の無駄遣いを減らすとか(クルマ代、会議のたびに出される水、高級料理屋での談話、選挙の広告代、事務所の運営費etc...
●ぐるぐるとは、短期間で転院させられること
[例1]
ある日、弁護士が病院に行くと入院患者の男性から「ぐるぐるをやめて!」と懇願された。
取材をしたところ、「5年間で14の病院を転院させられた」という。
1.52歳の男性は、ある日、突然倒れて、東大病院にかつぎこまれ難病だと分かる。
2.1年4ヶ月入院後、リハビリのため千葉の病院に移された。そこで生保を勧められた→ぐるぐるが始まった。
「“別の病院に移ることになったよ”と(転院)の1~2日前に言われて。
患者同士のやりとりでも“定期的に移動するんだよ”みたいな噂があった」
3.3年後、車椅子を使えば、自分のことはできるようになったので、退院を何度も頼むが、その都度「先送り」された。
4.弁護士に相談、国・県に要請書を出して、ようやく退院できた。その後、男性は退院し、ヘルパーの助けを借りて1人暮らしをしている。
こういったケースは大勢いて、病院内の患者も噂している。
[例2]
1人暮らしの男性は63歳の時に入院し、これまで10年間で70回も転院したという。
脚が動かなくなり入院→仕事も失い、生保を勧められる→ぐるぐるが始まった。
●病院のネットワーク~患者のトレード(交換)
診療報酬が下がる前後の転院が目立つ
[例1]と[例2]のリストを照らし合わせてみると、同じ名前の病院がいくつが見つかった。
関東では、200床規模の病院を中心に、中小の病院が緊密に連絡を取り合っていることが分かる。
転院されていた患者は、いずれも生保受給者だった。
「だいたい決まっています、関東周辺の病院というのは。
同じ生活保護の人が一部屋にかたまっている。そういう部屋が2~3つある。
大きな病院だと10くらいの部屋に入るケースもある」(患者談)
「ネットワークというかグループというか、そういうつながりでやることが多い。
ネットワークの病院の(ベッドの)稼働率が一定に保たれるような形でうまくコントロールしなければならない
「取材は一切受けない」
●福祉事務所に聞いてみた
Q:なぜ先送りされたのか?
A:退院後の受け入れ先となるアパートが見つからなかった。
●病院の抱える事情
入院が長引くと病院の儲けは減り続け、90日を超えると、基本料自体がなくなり赤字の危機となる
「産婦人科」までリストに入っていたため、調査に行くと、
地元の女性は「昔は、産婦人科はここしかなかったため、ここで子どもを産んだ」という。
しかし、今は大きな病院に流れ、患者が激減。個人病院は消えていった(病院に問い合わせても返答なし
「内科は入院のみ」という表示
「自分たちがいたのは2階から上だから。沐浴室とか分娩室とかありましたが、何年も使われてない雰囲気でした」(患者談)
「生保は(自治体が)10割負担だから取りっぱぐれがほとんどない」(関係者談)
ベッド1つあたりの病院の収入は、1カ月60万円前後。年間700万円。
「病院としては経営的には安定というか、ベッドが空いているよりはいい」(関係者談)
●ネットワークから抜けた当時の院長の話
「(ネットワークに参加したのは)先代院長の時。生保の患者さんが(入院患者の)大半を占めていた。
行き場がなくて医療が必要な患者さんは一定数いるので、その受け皿を病院という形で救われた人も間違いなくいると思う。
言い方は悪いかもしれないけど、必要悪だった部分はゼロではない」
開業は昭和50年代半ば。当時は地域の人たちから信頼されていた。
10年ほど前に状況が一変。患者が近くの大病院へ流れてしまった。
「全体的には中小病院は厳しい。設備が古くなったり、医療の進歩もあって、
小さい病院では、なかなか(新しい設備や医療を)導入しづらい。
そういった複合的な理由で、だんだんと地域の患者さんが離れてしまった」
全国に同じようなネットワークがあることが確認された。
[ゲストの話]
アメリカ人からすると、日本はすごく羨ましい国。アメリカには国保がない。出産して1億円請求されるケースもある/驚
女性コラムニスト:
「就活している20代女性で100社以上受けて、どれも落ち、生保を受けているという。
女子会で集まると、“健康”と“保険”の話ばっかりですよ」
専門家:
「ぐるぐるには良い面もある。1人暮らしの人は、孤独で病気になる可能性が高く、寿命も短いという統計がある。
ぐるぐる移動することで、適応反応がおきて、体が丈夫になる可能性もある。
『稲作文化セオリー』がなくなれば、コミュニティの崩壊につながる」
厚生労働省は詳しい調査を継続中。
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年間100億円くらい、軍備ならポンと出してるんじゃないのかな
政治屋の無駄遣いを減らすとか(クルマ代、会議のたびに出される水、高級料理屋での談話、選挙の広告代、事務所の運営費etc...