■NHKスペシャル「新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~」
Tレグ細胞/数回注射するだけで改善が見られた新薬
動物アレルギー
食物アレルギー
「これから3~5年以内には、はっきりとした予防法が見つかる。
Tレグ細胞をコントロールできれば、多くのアレルギー疾患の完治が可能」(専門家)
アレルギーの発症率は1960年から急増/アレルギーの原因となる物質
●アレルギーがとても少ないアーミッシュの生活@オハイオ州
基本、自給自足で牧畜が盛ん
ドイツ人女性博士が現地で大規模な調査をした。10才前後の子どもに聞き取り調査+血液採取
「アーミッシュは人口が少ないため、親族同士が結婚することが多いので、
遺伝子が関係しているのではと考えたが、特別な遺伝子は見つからなかった」
子どもの頃から家畜とのふれあいが多いヒトのほうがアレルギー疾患が少ないと判明
攻撃細胞が入ると、それに対するTレグ細胞が作られることが分かった
●Tレグ細胞を発見したのは日本人
「攻撃する細胞(免疫細胞)と、攻撃を止める細胞(Tレグ細胞)があると分かった」
「家畜が出す細菌を子どもの頃に吸い込むと、免疫が刺激されてTレグが増える。
Tレグはアレルギーにも有効。Tレグが一番増えるのは3歳くらいまで」
●まだアレルギーになっていない子どもの予防について
父親がピーナツ+大豆アレルギーのため、母親は徹底的に原因食品を避けたが、子どももアレルギーを発症した。
医療指針では、原因食品を避けるべきと発表したが、その後も食品アレルギーは増加したため改訂し、医師も混乱した。
「子どもたちが非常に早い段階で敢えてピーナツを食べることによって、
ピーナツアレルギーを予防できることが分かった」と学会で発表された。これまでとは真逆。
ここでも虐待されているネズミさんたち/涙
「食物のたんぱく質に定期的にさらされると、それぞれの食品ごと(卵など)に専門のTレグが作られると考えられる」
「風邪になったら、Tレグは風邪のウイルスを選んで攻撃する」
離乳食はなるべくいろいろなものを食べさせたほうがよい
注意:あくまで予防の話なので、今、発症している方には絶対食べさせないこと!
●アレルギーになる原因は、遺伝より環境要因が大きい~清潔すぎる環境は免疫を弱くする
アレルギーになるきっかけは遺伝子+環境で発症しやすい
ポールが8ヶ月の時
「スキンケアのためにクリームを塗るようアドバイスされた。
おかげで2~3歳の頃に湿疹はおさまったが、同時にアレルギーを発症した」(母親)
原因は「ピーナツオイル」
「普通は害のない食物たんぱく質が、湿疹のある子どもの皮膚から体内に入るとアレルギーの原因となる」
●皮膚&腸の違い
腸は元々、さまざまな異物が入るから、Tレグもたくさんいるが、
皮膚はバリアで保護されている。異物が入ると過剰に反応が出てしまう。
花粉等が皮膚、気道などの炎症部分から侵入する場合もある。
→スキンケアで早い段階で湿疹を治すこと。
肌荒れがあると、免疫細胞が腕を伸ばして臨戦態勢で待ち構え、異物が侵入すると、それを他の細胞に伝える
「炎症などで皮膚のバリアが壊れた場所から食物たんぱく質が侵入すると、
体はこれを寄生虫のような外敵と勘違いしてしまう。それを拒否しようとしてアレルギーを発症する」
*************アレルギーは治るのか?!
●舌下免疫療法
花粉の入った液体を舌の裏側に垂らす
わざわざ密室の室内にスギ花粉を投入して3時間過ごす実験@千葉大学/怖
2年間の実験で7割が改善した(花粉専門Tレグが増加)。3割はまったく効果なし(体質による)。
「舌下免疫療法の効果には限界がある。治療期間も長い」(専門家)
●毎日1食、花粉成分の入った特別なご飯を食べるだけ
アレルギーを起こす原因は花粉内のたんぱく質。Tレグのみを取り出して米に入れた
50人に臨床試験を行い、2ヶ月食べて、Tレグが増加した。その効果が続くかは不明。5年後に市販か?
まとめると、まずは「舌下免疫療法(保険対象)」などを試してみて、その後の治療法を待つ。
猫アレルギーには注射が有効。今年からダニの研究も始まるそうな。
Tレグ細胞/数回注射するだけで改善が見られた新薬
動物アレルギー
食物アレルギー
「これから3~5年以内には、はっきりとした予防法が見つかる。
Tレグ細胞をコントロールできれば、多くのアレルギー疾患の完治が可能」(専門家)
アレルギーの発症率は1960年から急増/アレルギーの原因となる物質
●アレルギーがとても少ないアーミッシュの生活@オハイオ州
基本、自給自足で牧畜が盛ん
ドイツ人女性博士が現地で大規模な調査をした。10才前後の子どもに聞き取り調査+血液採取
「アーミッシュは人口が少ないため、親族同士が結婚することが多いので、
遺伝子が関係しているのではと考えたが、特別な遺伝子は見つからなかった」
子どもの頃から家畜とのふれあいが多いヒトのほうがアレルギー疾患が少ないと判明
攻撃細胞が入ると、それに対するTレグ細胞が作られることが分かった
●Tレグ細胞を発見したのは日本人
「攻撃する細胞(免疫細胞)と、攻撃を止める細胞(Tレグ細胞)があると分かった」
「家畜が出す細菌を子どもの頃に吸い込むと、免疫が刺激されてTレグが増える。
Tレグはアレルギーにも有効。Tレグが一番増えるのは3歳くらいまで」
●まだアレルギーになっていない子どもの予防について
父親がピーナツ+大豆アレルギーのため、母親は徹底的に原因食品を避けたが、子どももアレルギーを発症した。
医療指針では、原因食品を避けるべきと発表したが、その後も食品アレルギーは増加したため改訂し、医師も混乱した。
「子どもたちが非常に早い段階で敢えてピーナツを食べることによって、
ピーナツアレルギーを予防できることが分かった」と学会で発表された。これまでとは真逆。
ここでも虐待されているネズミさんたち/涙
「食物のたんぱく質に定期的にさらされると、それぞれの食品ごと(卵など)に専門のTレグが作られると考えられる」
「風邪になったら、Tレグは風邪のウイルスを選んで攻撃する」
離乳食はなるべくいろいろなものを食べさせたほうがよい
注意:あくまで予防の話なので、今、発症している方には絶対食べさせないこと!
●アレルギーになる原因は、遺伝より環境要因が大きい~清潔すぎる環境は免疫を弱くする
アレルギーになるきっかけは遺伝子+環境で発症しやすい
ポールが8ヶ月の時
「スキンケアのためにクリームを塗るようアドバイスされた。
おかげで2~3歳の頃に湿疹はおさまったが、同時にアレルギーを発症した」(母親)
原因は「ピーナツオイル」
「普通は害のない食物たんぱく質が、湿疹のある子どもの皮膚から体内に入るとアレルギーの原因となる」
●皮膚&腸の違い
腸は元々、さまざまな異物が入るから、Tレグもたくさんいるが、
皮膚はバリアで保護されている。異物が入ると過剰に反応が出てしまう。
花粉等が皮膚、気道などの炎症部分から侵入する場合もある。
→スキンケアで早い段階で湿疹を治すこと。
肌荒れがあると、免疫細胞が腕を伸ばして臨戦態勢で待ち構え、異物が侵入すると、それを他の細胞に伝える
「炎症などで皮膚のバリアが壊れた場所から食物たんぱく質が侵入すると、
体はこれを寄生虫のような外敵と勘違いしてしまう。それを拒否しようとしてアレルギーを発症する」
*************アレルギーは治るのか?!
●舌下免疫療法
花粉の入った液体を舌の裏側に垂らす
わざわざ密室の室内にスギ花粉を投入して3時間過ごす実験@千葉大学/怖
2年間の実験で7割が改善した(花粉専門Tレグが増加)。3割はまったく効果なし(体質による)。
「舌下免疫療法の効果には限界がある。治療期間も長い」(専門家)
●毎日1食、花粉成分の入った特別なご飯を食べるだけ
アレルギーを起こす原因は花粉内のたんぱく質。Tレグのみを取り出して米に入れた
50人に臨床試験を行い、2ヶ月食べて、Tレグが増加した。その効果が続くかは不明。5年後に市販か?
まとめると、まずは「舌下免疫療法(保険対象)」などを試してみて、その後の治療法を待つ。
猫アレルギーには注射が有効。今年からダニの研究も始まるそうな。