『ミッション：8ミニッツ』（2011）

■『ミッション：8ミニッツ』（2011）
監督：ダンカン・ジョーンズ
出演：ジェイク・ジレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト　ほか

だいぶ前にどこかのＤＶＤの予告編集で見かけて、その後、観たいと思いつつもタイトルを思い出せずにいたのが、
ツイッタの大地くんのつぶやきで今作と判明。
今読んでる本と完全にリンクして、まさに完璧なタイミングで観れたことに感謝。

『月に囚われた男』を撮った監督か。て、デヴィッド・ボウイの息子だった。忘れてた！
初作も２作目もこの完成度の高さ。親子で宇宙人なんだな。

ジェイク・ジレンホールは、『ドニー・ダーコ』ですっかり気に入って、その後も注目している俳優
こうゆう作品でこそ本領発揮。神経衰弱したような痩せ方も役作りか？


▼story
シカゴ行きの列車に乗った男ショーンは、実はスティーヴンス大尉。
朝に起こった列車爆発テロが大都市で再び起こるのを阻止すべく
軍が最新のプログラムを試して、爆発が起こる８分前に記憶を戻して、
犯人割り出しと爆弾のありかを発見するよう指示される。

スティーヴンスは、ショーンの恋人クリスティーナに次第に惹かれ、彼女を助けるが、
このシステムを開発した博士は「過去は変えられない。どうせ皆死んでいるんだから、しらみ潰しに探せ！」と命令する。
スティーヴンスは、この過去の幻影の中で、自分が２ヶ月前に戦闘で死んでいたことを知る。
死後８分間保持できる記憶の中では自由に動き回れるスティーヴンスは、あることを試みる。。



変わったデザインの２階建て列車だな。携帯も見慣れないもの。近未来的って設定なのか？
「タイムトラベル」じゃなくて、「再割り当て」とかゆってた。凄いアイデア/驚
しかし、死人の記憶を操作するなんて気味が悪い

「あと１分しかないとしたら、君ならどうする？」
「最後の１秒まで大事にするわ」

たとえば、時間が過去→未来への１本の線ではなく、同時に存在していたならば？
たとえば、記憶や世界がエネルギーのような変幻自在なものだとしたら？
「わたしはこうありたい」と思う現実は自由に創造できるはず。自分の信念ひとつで。

これはＳＦではなく、科学だ。
それも、その謎の一部はアインシュタインの時代からすでに解明されている。
タイムトラベルも、宇宙や生命の神秘も、近い“未来”にはまったく謎ではなくなるだろう。
でも、その世界にはもうこんな悲惨な爆弾テロなんか存在しないんだ。