■『白ゆき姫殺人事件』(2014)
原作:湊かなえ 監督:中村義洋 劇中曲:芹沢ブラザーズ
出演:井上真央、綾野剛、菜々緒、金子ノブアキ、小野恵令奈、谷村美月、染谷将太、貫地谷しほり、生瀬勝久 ほか
湊かなえさんが原作ということで借りてみた。
・ドラマのマイベスト
現在、大河ドラマ『花燃ゆ』で主役を張ってる井上真央ちゃんの別の顔が観れる。
いろんな役に挑戦している綾野剛さんが通しで出ていてお得だったv
今作のメインテーマは、犯人探しよりも「ネット炎上」。
誰だか素性の分からない不特定多数のハンドルネームで、
テレビの安っぽいワイドショー番組の釣りに乗っかって、
いろいろな憶測、主観を書き込むことで、日々のストレス解消をしている現代の闇。
以前はおばちゃんの井戸端会議の範囲だったが、ネット上では世界中にタイムリーで広がり、半永久的に残ってしまう。
それでも、ついつい首を突っ込みたくなるのは、人間の習性なんだろうか?
▼story(ネタバレ注意
しぐれ谷の山奥で、めった刺しにされた上、焼死体で発見された美人OL三木典子。
ワイドショー番組のディレクターで派遣社員・赤星雄治は、「RED-STAR」というハンドルネームで
グルメレポをつぶやくしか能のない男だったが、女友だちの狩野里沙子から電話がきて、「私、被害者と知り合いなの」と言われ、
電話をしながらつぶやき続ける。それに反応するネット住民たち。
化粧品メーカーの新人社員・狩野のパートナー(仕事を教える先輩)が三木。
死亡推定時刻の先週金曜日は、社内の女性社員マヤマの送別会で、三木は風邪気味だからと一次会で帰った。
「犯人は城野美姫じゃないかと思う」
城野は目立たない社員。
彼女も同じく一次会で早退し、東京行きの特急に乗るために階段を猛ダッシュするところを同僚が見たという。
翌日から「母が危篤だ」とウソをついて会社を休んでいる。
「城野さんは、篠山係長と付き合っていたが、三木にとられたのが動機かも」
篠山「付き合ってなんかいませんよ!」
疲れていた篠山に、城野が一方的に手づくり弁当を作ってきた。篠山は三木と付き合っていたという。
狩野の同僚・満島栄美の証言。
「しょっちゅう盗難事件が社内で起きていた。城野さんがやったと思う。
三木さんが大事にしていた芹沢ブラザーズのヴァイオリニストの5000円もするボールペンも盗まれて大騒ぎになった」
カキコミ「芹沢ブラザーズのマサヤは、(事件当日の)ライヴ前、誰かに突き落とされて大怪我をしたんです」
ワイドショーでは、再現シーンもつくって、いかにもありがちな憶測だらけの番組を流して、視聴率を取り、赤星は初めて褒められるが、
自宅に帰ると、ネット上では「城野が犯人だ」「こんな所でつぶやいてるのはおかしい」と自分も叩かれる。
何気になじんでる生瀬さんw
前谷みのり(城野の大学の同級生)の証言。
「城野さんは優しい人です。篠山さんのことを聞いて「まずは3日間、胃袋をつかむ」作戦をアドバイスしたのもみのり。
「篠山さんとは本当に付き合っていました」と怒りの抗議文を書く。
中学時代の同級生の証言。
「サッカー部の男子生徒が蹴った雑巾が城野さんの頭にのってしまい、呪いをかけられて、その後事故に遭ったんです!」
地元住民の証言。
「呪いの儀式をしていて、明神様を祀っている森ごと焼いちゃったんですよ」
城野の母「やさしい娘です」、父は土下座して謝った。
谷村夕子(小学校時代の親友・ひきこもり)の証言。
「私は小学校時代、1番の美人と呼ばれていたが、アカネという可愛い女子にイジメられ“タコ”とあだ名をつけられた。
ミキちゃんとは愛読書の『赤毛のアン』から、アンとダイアナと呼び合い、雑誌に載っていた呪いの儀式をしていたら、
火が燃え移って森ごと焼いてしまい、それから親同士がモメて、会えなくなってしまった。
人の記憶ってのは捏造される。人は自分の都合のいいようにしか記憶を語らねぇ。大切なことを見逃すな、RED-STAR!」
ワイドショーOA2回目を見て、赤星の同僚・長谷川は「コレって、みんなホントのことゆってるんですかね?」とつぶやく。
「私は私が分からない」
ホテルのテレビで三木の死を知り、自分がネット上で犯人扱いされているのを見て、城野は手記を書いてから、自殺を図ろうとする。
「辛い時は想像の世界に入る。アンみたいに」
「大人になっても、結局アカネみたいな女が得するんだ」と言ったユウコに、城野は「大人になってもイイことあるよ」と慰めた。
三木はアカネに似ているところがあった。
しぐれ谷でのキャンプで「一番キレイなのは、幼なじみのユウコ」と言ったのを聞かれてからイジメが始まった。
城野が芹沢ブラザーズのファンだと知った三木は、ボールペンを自慢し、マサヤと付き合っているとも言った。
「お前が辛い時、頭の中で想像したことは、誰にも奪うことはできない」
原作:湊かなえ 監督:中村義洋 劇中曲:芹沢ブラザーズ
出演:井上真央、綾野剛、菜々緒、金子ノブアキ、小野恵令奈、谷村美月、染谷将太、貫地谷しほり、生瀬勝久 ほか
湊かなえさんが原作ということで借りてみた。
・ドラマのマイベスト
現在、大河ドラマ『花燃ゆ』で主役を張ってる井上真央ちゃんの別の顔が観れる。
いろんな役に挑戦している綾野剛さんが通しで出ていてお得だったv
今作のメインテーマは、犯人探しよりも「ネット炎上」。
誰だか素性の分からない不特定多数のハンドルネームで、
テレビの安っぽいワイドショー番組の釣りに乗っかって、
いろいろな憶測、主観を書き込むことで、日々のストレス解消をしている現代の闇。
以前はおばちゃんの井戸端会議の範囲だったが、ネット上では世界中にタイムリーで広がり、半永久的に残ってしまう。
それでも、ついつい首を突っ込みたくなるのは、人間の習性なんだろうか?
▼story(ネタバレ注意
しぐれ谷の山奥で、めった刺しにされた上、焼死体で発見された美人OL三木典子。
ワイドショー番組のディレクターで派遣社員・赤星雄治は、「RED-STAR」というハンドルネームで
グルメレポをつぶやくしか能のない男だったが、女友だちの狩野里沙子から電話がきて、「私、被害者と知り合いなの」と言われ、
電話をしながらつぶやき続ける。それに反応するネット住民たち。
化粧品メーカーの新人社員・狩野のパートナー(仕事を教える先輩)が三木。
死亡推定時刻の先週金曜日は、社内の女性社員マヤマの送別会で、三木は風邪気味だからと一次会で帰った。
「犯人は城野美姫じゃないかと思う」
城野は目立たない社員。
彼女も同じく一次会で早退し、東京行きの特急に乗るために階段を猛ダッシュするところを同僚が見たという。
翌日から「母が危篤だ」とウソをついて会社を休んでいる。
「城野さんは、篠山係長と付き合っていたが、三木にとられたのが動機かも」
篠山「付き合ってなんかいませんよ!」
疲れていた篠山に、城野が一方的に手づくり弁当を作ってきた。篠山は三木と付き合っていたという。
狩野の同僚・満島栄美の証言。
「しょっちゅう盗難事件が社内で起きていた。城野さんがやったと思う。
三木さんが大事にしていた芹沢ブラザーズのヴァイオリニストの5000円もするボールペンも盗まれて大騒ぎになった」
カキコミ「芹沢ブラザーズのマサヤは、(事件当日の)ライヴ前、誰かに突き落とされて大怪我をしたんです」
ワイドショーでは、再現シーンもつくって、いかにもありがちな憶測だらけの番組を流して、視聴率を取り、赤星は初めて褒められるが、
自宅に帰ると、ネット上では「城野が犯人だ」「こんな所でつぶやいてるのはおかしい」と自分も叩かれる。
何気になじんでる生瀬さんw
前谷みのり(城野の大学の同級生)の証言。
「城野さんは優しい人です。篠山さんのことを聞いて「まずは3日間、胃袋をつかむ」作戦をアドバイスしたのもみのり。
「篠山さんとは本当に付き合っていました」と怒りの抗議文を書く。
中学時代の同級生の証言。
「サッカー部の男子生徒が蹴った雑巾が城野さんの頭にのってしまい、呪いをかけられて、その後事故に遭ったんです!」
地元住民の証言。
「呪いの儀式をしていて、明神様を祀っている森ごと焼いちゃったんですよ」
城野の母「やさしい娘です」、父は土下座して謝った。
谷村夕子(小学校時代の親友・ひきこもり)の証言。
「私は小学校時代、1番の美人と呼ばれていたが、アカネという可愛い女子にイジメられ“タコ”とあだ名をつけられた。
ミキちゃんとは愛読書の『赤毛のアン』から、アンとダイアナと呼び合い、雑誌に載っていた呪いの儀式をしていたら、
火が燃え移って森ごと焼いてしまい、それから親同士がモメて、会えなくなってしまった。
人の記憶ってのは捏造される。人は自分の都合のいいようにしか記憶を語らねぇ。大切なことを見逃すな、RED-STAR!」
ワイドショーOA2回目を見て、赤星の同僚・長谷川は「コレって、みんなホントのことゆってるんですかね?」とつぶやく。
「私は私が分からない」
ホテルのテレビで三木の死を知り、自分がネット上で犯人扱いされているのを見て、城野は手記を書いてから、自殺を図ろうとする。
「辛い時は想像の世界に入る。アンみたいに」
「大人になっても、結局アカネみたいな女が得するんだ」と言ったユウコに、城野は「大人になってもイイことあるよ」と慰めた。
三木はアカネに似ているところがあった。
しぐれ谷でのキャンプで「一番キレイなのは、幼なじみのユウコ」と言ったのを聞かれてからイジメが始まった。
城野が芹沢ブラザーズのファンだと知った三木は、ボールペンを自慢し、マサヤと付き合っているとも言った。
「お前が辛い時、頭の中で想像したことは、誰にも奪うことはできない」